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2015年2月27日(金)

ガンホー最新作はスタミナも課金もなし! 19万語収録の文字パズル『モジポップン』レビュー

文:たけのこ

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントが本日2月26日に配信を開始したiOS/Android用アプリ『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』は、“しりとり”感覚で文字をつなげて言葉を作るパズルゲームです。

 プレイヤーは、さまざまなミッションをクリアして先を進み、幻の情熱大陸を目指すことになります。未だに幼い頃の冒険心を忘れないライター・たけのこが早速海に繰り出して来たので、その冒険記(レビュー)をお届けします!

『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』

 本作は、TV番組“情熱大陸”の取材がきっかけで誕生しました。制作には番組スタッフとゲーム開発スタッフに加え、作品の肝である“言葉”の監修に国語辞書『大辞林』を出版する三省堂も参加しています。

 制作現場の様子や、本作ができあがるまでの制作過程は3月1日23時からMBS/TBS系列内放送の“情熱大陸”で放送されるとのことです。1年間に及ぶ開発の末に完成したゲームと聞き、遊び心と冒険心が沸き立ってきたのでさっそくゲームの感想をお届けします!

■文字をつなげて言葉を作る! 知識と偶然で突き進もう!!

 幻の情熱大陸を目指して出発したプレイヤーは、“情熱のかけら・レクシス”と呼ばれる謎の宝石を10個集めることに。レクシスは、各エリアのボスを倒すことで入手できます。ボスを目指していざ出発!

 ボスの元へたどり着くためには、その前に9つのステージで“スター”を集めなければなりません。加えて、新たなエリアを開くためには一定数以上の“スター”が必要となります。

『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
▲こちらは船長のワタナカ。彼の指示で、レクシスを集めることになります。
『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
▲本作にはスタミナや行動力といった概念がないので、遊びたい時に好きなだけ遊ぶことができます! おまけに課金要素は一切なし!!
『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
▲あと10個スターを集めないと、次のエリアへの道は開かれないようです。

 お宝を求めて潜水を開始すると、文字をかたどった泡が出現します。プレイヤーはこの文字をタップして言葉を作ることで、海底に向かって潜水していきます。文字をタップできる回数は左上のハートの数だけなので、残りハートに注意しながら進みましょう。

 タップされた文字は丸い円状の泡の中に移動するので、それを利用して2文字から6文字で構成される言葉を作成していきましょう。本作には19万もの言葉が登録されているため、大体の言葉を認識してくれます。実際にあるかわからない言葉が浮かんでも、とりあえず作成してみてもいいかもしれませんね。

 例えば、“ネ”という文字があったら“ネコ”や“ネジ”という言葉が浮かぶプレイヤーが多いと思います。しかし、言葉を思いついても続ける文字が画面にないことが……。そんな時は、悩むより前に画面の文字をタップしましょう。とりあえず作成した言葉が、実在していた! なんていうことが多いですよ。

 筆者の場合は、“ニ”という文字で始まる言葉を作る際に“ニク”という言葉を作成したかったのですが、その時“ク”という文字がその場になく、とりあえずこれだ! と思った文字が“ヨ”でした。ただ、“ニヨ”という言葉は聞いたことがなかったので失敗かと思いましたが、見事言葉が認識されたんですよ! ちなみに“ニヨ(によ)”というのは“軽く注意をうながす意味を表す”とのことでした。

『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
▲筆者は無難に、簡単な2文字言葉ばかり作ってしまいました。5文字や6文字の言葉成立が成立すると、ハートが回復していくようです。

 偶然できあがった知らない言葉の意味は、ステージ攻略後のリザルト画面やメニュー画面で調べることができるので、新たな知識を身につけられます。本作は、プレイヤーがこうして新たな言葉を発見することも想定して作られているのです。しかも、辞書データの監修は、三省堂の辞書出版部により手掛けられ、日本最大級の中型国語辞典『大辞林』より、2文字以上6文字以内の単語を約19万語収録しています。

 新しい言葉を知ったらその場で意味を確認できることは、素晴らしいと思いました。ゲームをしながら言葉の勉強ができるなんて、ゲームが大好きな筆者にはピッタリのアプリ。19万の言葉を制覇するまではやめられない!

『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
▲すべての言葉は辞書のように登録され、それぞれの意味を調べられますよ。

 また、言葉を連続して作ると“チェーン”になったり“コンボ”になったりします。

『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
▲“ウミ”、“ミキ”、“キシ”といったように“しりとり”感覚で言葉が連続すれば“チェーン”状態になります。
『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
▲黄色くなっている文字が“トイシ”となっていますが、このトイシの中に“イシ”が入っているのはわかりますか? このように、1つの言葉の中にもう1つ言葉がある状態を“コンボ”といいます。

 どちらもボーナスが付いて潜水速度が上がるので、なるべく連続した言葉を作っていくことをオススメします。入手できるスターの数は宝箱入手時の残りハート数と潜水距離で決まるので、ハートを温存しつつ距離を稼ぎたい人はチェーンとコンボをうまく利用しましょう。

 画面中央あたりに表示されているお題のようなものに気が付いた人がいると思います。これはそのステージで宝箱を開ける“鍵”を手に入れるためのミッション。宝箱は鍵がないと開きませんからね! ステージでは潜水しながらこのようなミッションをクリアしないと、スターを入手できないのです。ミッションをよく確認して、早々に達成しておきましょう。

『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
▲ミッションを達成しつつチェーンやコンボを狙っていけば、早くクリアすることができます!

 ボスステージでは、海底にある宝箱にボスよりも早くたどり着く必要があります。ボスとの競争に勝利し、レクシスを手に入れましょう!

『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
▲どちらが先に海底まで辿りつくのか、大型のサメと競争です。絶対に負けられません!
『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
▲ボスに勝つと“情熱のかけら・レクシス”が手に入ります。美しく光り輝くレクシスは、全部で10個あるようです。

■ポップでかわいいキャラクターたちに注目!

 潜水中に体力がなくなったり、うまくチェーンやコンボがつながっていたのにあと1文字が足りなくて途切れてしまいそうになったりすることがあります。そんなときはポップでとってもかわいらしいキャラクターたちが、プレイヤーを助けてくれます!

 例えば、プレイヤーの横にいる犬。この犬は“パッション”という名前で、ただ横にいるだけでなくプレイヤーの手助けもしてくれる利口な犬なんです。プレイ画面一番下の真ん中にある骨ボタンに気が付いていたでしょうか?

 この骨は言葉を作っていくとたまるスキルゲージになります。パッションはこのゲージがたまると、必要になる文字をちゃんと持ってきてくれます。この時、ゲージが満タンでなくてもパッションに文字を探しにいってもらえますが、必要な文字を持ってきてくれるとは限らないので注意しましょう。

『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
▲ランダムで出現するアイテム“骨付き肉”をタップすると、スキルゲージが満タンになります!

 他にも、チュートリアルで操作方法を丁寧に教えてくれるカメ“フレッド”や潜水速度を上げてくれるヒトデ“ブースターフィッシュ”、ハートを回復してくれる“クリオネコ”など、さまざまなキャラクターが登場します。筆者はまだ確認できていませんが、人魚もいるようです。

 ボスもそうですけど、キャラクターイラストが本当にかわいらしいですよね! モジポップンというタイトルだけあって、全体的にポップテイストなデザインになっています。

『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
▲ブースターフィッシュは小躍りしながらプレイヤーを応援してくれます。こちらも骨付き肉と同様ランダムで出現するので、出てきたら即タップしましょう。
『モジポップン~100の海と情熱の大陸~』
▲こちらは筆者お気に入りの“ハリセンボン”。彼をタップすると周囲の文字が弾けて消えて、新たな文字が浮かんできます。使用したい文字がない時は彼をタップして、新たな文字の出現に期待してもいいかも。

■遊びながら楽しく言葉を学びたい人にはオススメのアプリ!

 いかがでしたか? 本作は、かわいらしいイラストから子ども向けのアプリだと思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。日常生活では知り得ない言葉が多く登場するので、大人が遊んでも勉強になること間違いなしです!

 こんなに楽しく遊びながら、自分の知らない言葉を発見できるアプリは他にはないと思います。ぜひダウンロードして、言葉の勉強とともに幻の情熱大陸の謎を解き明かしてください。

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