2015年3月5日(木)
いろいろと犠牲にしている(?)下野紘さんに突撃!! 『SACRIFICE Vol.5 ユージン』インタビュー完全版
不思議な世界“SACRIFICE(サクリファイス)”で、6人の幼なじみととびきりピュアな初恋を体験できるシチュエーションCD『SACRIFICE』。シリーズ第5弾で撫乃ユージンを演じた下野紘さんの収録後インタビュー完全版をお届け!
――ユージンはどんなキャラクターでしたか?
最初はちょっとネガティブで、単純に甘えたがりなキャラクターかなと思っていたんです。でも今回ユージン編を収録させていただいて、彼の甘えたいという行動にもちゃんと理由があることがわかりました。詳しくは言えないのですが、彼は彼なりにいろいろ悩んでいることもあるので、ただの甘えたがりとはちょっと違います。見た目がすべてじゃないんだなと改めて思いましたし、どうして彼が黒魔術にこだわるのかというところが収録していて、なるほどなと思いました。
――『SACRIFICE』のストーリーや世界観についてどう思いましたか?
ひと言では言い表せない複雑な世界観だなと思いました。「SACRIFICE」には、政権ではないですけれど、そこにいるためのルールがあるので、一見ファンタジーな世界でありつつ、少し窮屈なイメージがありますね。そういう意味では怖い世界観なのかなと思いました。
――『SACRIFICE』は幼なじみたちとの再会が描かれますが、下野さん自身に幼なじみはいらしゃいますか?
最近はそんなに会えていませんが、幼なじみはいます。保育園時代からずっと一緒にいて、今でも連絡は取り合っています。親のつながりもありましたし、小学校は別でしたが塾が同じだったので、中学生ぐらいまでは一緒でした。そのときから僕は声優になりたいと言っていて、幼なじみは学校の先生になりたいと言っていたんですが、2人ともちゃんと夢を叶えましたね。小学校の先生になった幼なじみは、どういう経緯なのかわからないんですけれど南米に行って、現地の子どもたちに勉強を教えていたみたいです。今は戻ってきて、また学校の先生を続けています。
また、幼なじみの話ではないんですけれど、去年の1月くらいに久しぶりに中学校の友だちから連絡がきたことがあったんです。久しぶりに会わないかと言われて、卒業以来、会いました。それまで連絡も一切とっていなかったんですけれど、僕の妹と彼の妹が仲がよくて、そこから連絡をくれたみたいです。
――そのくらい久しぶりだと何から話せばいいのか悩みませんでしたか?
フリートークが苦手な昔の僕だったら(笑)、本当に何を話していいかわからなかったと思うんですけれど、2人ともいい大人ですし、近況とかいろいろ話しました。とてもなつかしかったですね。
――犠牲という意味の「SACRIFICE」ですが、下野さん自身が犠牲にしているものはありますか?
肉体的なものから精神的なものまで、いろいろと犠牲にしてはいるんですが、みんなが笑顔になってくれるなら……(笑)。本当のことを言うと、体調のことを気を付けなきゃなという意味も含めて少しお酒を控えているところです。
――『SACRIFICE』は、主人公が男の子たちからラブレターをもらうところからはじまりますが、手紙にまつわるエピソードはありますか?
昔は携帯すらなかった時代なので、連絡手段というと、やっぱり手紙でしたよね。こっそり友だちに何かを伝えたいときとかに手紙を使ったり……。でも今の時代だからこそ、手紙のようなめずらしくてアナログなものっていいなと思いますね。僕自身も、やっぱりファンレターをいただけるとうれしいです。
――最後に読者の方へメッセージをお願いします。
一見かわいい雰囲気で甘えたがりなユージンなんですが、彼のなかにもいろいろな過去や理由があって、見た目以上に複雑なバックボーンを背負っています。ドラマCDを聴いていただくと、みなさんが思っているイメージとは違ったユージンがいますよ。そういう新しい発見をしていただきつつ、『SACRIFICE』を応援していただけたらうれしいです。よろしくお願いします!
(C)2014 Rejet
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