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2015年4月14日(火)

『LoV3 Chain-Gene』のパラメータ表記修正一覧を公開! フレイヤやキング・ソロモンなどが対象に!!

文:電撃ARCADE編集部

 スクウェア・エニックスが贈るオンラインマルチ対戦型トレーディングカードゲーム『ロード オブ ヴァーミリオン III』(以下『LoV3』)。電撃紅蓮隊がお届けするコラム記事第63回では、4月27日から稼動する『Chain-Gene』でパラメータ表記が修正される使い魔をすべて掲載します。なお『Chain-Gene』のその他の情報についてはこちらの記事をご覧ください。

 さらに、今回は“ヴァーミリオンフェスティバル2 紅蓮勢力戦争最終決戦”にも参加されたランカーのたつをさんに、エラッタについてのコメントをいただきました。ランカー視点での鋭い考察も必見です!

『ロード オブ ヴァーミリオンIII Chain-Gene』

 なお、電撃紅蓮隊とはアーケードゲーム雑誌“電撃ARCADEゲーム”や電撃オンラインの『LoV3』記事を担当している、電撃の『LoV3』担当チームのことです。

※カード画像が掲載されているカードは『Chain-Gene』(Ver.3.3)で引き続き排出されます。カード画像が掲載されていないカードは『Chain-Gene』(Ver.3.3)では排出されません。


●ロッシュ

『ロード オブ ヴァーミリオンIII Chain-Gene』
▲Illust:吉村 正人

【パラメータの変更】ATK25、DEF35⇒ATK20、DEF30

●ジェヴォーダン

『ロード オブ ヴァーミリオンIII Chain-Gene』
▲Illust:タナカケルビン

【パラメータの変更】ATK50、DEF30⇒ATK40、DEF30

●グリンブルスティ

『ロード オブ ヴァーミリオンIII Chain-Gene』
▲Illust:吉村 正人

【パラメータの変更】ATK20、DEF40⇒ATK25、DEF25

●タロス

【パラメータの変更】ATK40、DEF60⇒ATK40、DEF50

●ビルヒーゲル

『ロード オブ ヴァーミリオンIII Chain-Gene』
▲Illust:加藤 さやか

【パラメータの変更】ATK80、DEF40⇒ATK70、DEF40

●ギュルギュル

【ジョブの変更】アタッカー⇒マジシャン

●ナイトメア

『ロード オブ ヴァーミリオンIII Chain-Gene』
▲Illust:タナカケルビン

【パラメータの変更】ATK30、DEF30⇒ATK30、DEF20

 まずカードゲーム用語で“バニラ”と呼ばれる、アビリティを持たない代わりに能力値が高めに設定されている使い魔の修正についてです。ロッシュ、ジェヴォーダン、グリンブルスティ、タロス、ビルヒーゲル、ナイトメアは弱体化されました。これは開幕からマナをためることなく敵タワーへ攻め込む戦法(通称:開幕凸、バニラ凸)へのけん制なのかなと思います。

 不死、人獣、神族のうち、2種族でデッキを組んだら10コストバニラディフェンダー×2。守護者デッキではルナ、タロス。人獣単ならば白虎、ジェヴォーダン。そして魔種単ならばビルヒーゲルが、開幕から敵タワーを荒らしに行って隣の後続にあとを託す。先手を取ることが大きなアドバンテージになる『LoV3』では非常に有効な戦法だと思います。

 ジョブが変更されたギュルギュルも、タイプ“大戦士”のレネゲイド、イポスと組んで同じような戦法ができていたので、他のバニラと一緒に修正という感じでしょうか。

 確かにこれらの戦法に対処できるようになるのは、なかなか時間がかかりました。開幕で勝負を決めることもできるほどに強力な戦法だったと思います。でも、個人的には“その戦法が強いから”ではなく、単純に“バニラの能力値がよすぎたから修正した”のではないかなと思っています(笑)。

 むしろ以前ターラカがエラッタされた時、一緒に修正してもよかったんじゃないかな、と。プレイヤーの皆さんは現能力値でも開幕凸への対処に慣れつつあるので、数値の下がったビルヒーゲル、タロス、ジェヴォーダンを次のバージョンで使うのは少し厳しいはず。

 10コストバニラに関しては、どれも十分硬かったのでそもそも敵に狙われづらい。そのため大事なのはATKでした。よって、ロッシュは弱体化ですが、ナイトメアは据え置き、グリンブルスティは上方ですらあるなと思います。これは、人獣に新しい強力な10コストが追加されて、不死は普通で、神族は微妙とかそういうこと? ……ってのは勘繰りすぎですかね(笑)。


●獏

『ロード オブ ヴァーミリオンIII Chain-Gene』
▲Illust:タナカケルビン

【パラメータの変更】ATK10、DEF5⇒ATK10、DEF10

●愛染明王

『ロード オブ ヴァーミリオンIII Chain-Gene』
▲Illust:伊藤 暢達

【パラメータの変更】ATK10、DEF5⇒ATK10、DEF10

 エースサポート持ちの10コストである獏と愛染明王は「トライブサポートでいいよね」となることが多すぎたので妥当かなと。ただ、正直な話これでも使う状況は限られるんじゃないかな……。もちろん出番がまったくない、とは思わないですが。


●ブリュンヒルデ

【パラメータの変更】ATK30、DEF60⇒ATK40、DEF50

 神族の30コストディフェンダーの荒らし要員として、ヤニワニとのトランスで一時代を築いたブリュンヒルデ。実際のプレイ感としては、ブリュンヒルデのDEFが10下がっても影響は少ないと思うのですが、ガーディアンスタイルにした時のDEFが19変わるのは使っている人からすると大きいのかもしれません。

 ただ、ATKが10上がっているので下方修正とは言い切れません。ブリュンヒルデはスマッシュをきっちり決めれば、スパクリ(スーパークリティカル)を入れた相手はDEF20まで(つまりほとんどの10コスト使い魔を)その次の攻撃で死滅させることができます。“トライブサポートA”を使うとさらに強力になるので、ATKが10上がって今まで以上に10コスト使い魔にプレッシャーを与えられるでしょう。


●マキリ

【召喚コストの変更】コスト20⇒コスト10
【パラメータの変更】ATK20、DEF20⇒ATK5、DEF10

 マキリは20コストだったことと、キマやハルフゥの恩恵を双方が受けられるということがあり、トランスする相手がほぼヴィヴィアン一択になっていたが故のエラッタかなと思います。

 キマ、ハルフゥと組んだ場合においては能力値が下がっただけの弱体化。ですが、他種族や他のトランス使い魔と組みやすくなったという意味では、強化されていますね。あと、地味にマナモンがとりやすいですよね(笑)。ディフェンダーやアタッカーと組んで距離感を狂わせる立ち回りもおもしろそうです。


●フレイヤ

『ロード オブ ヴァーミリオンIII Chain-Gene』
▲Illust:米っち

【召喚コストの変更】コスト50⇒コスト60
【パラメータの変更】ATK80、DEF70⇒ATK100、DEF70

 今回一番大きな変化があるのはフレイヤだと思います。ディフェンダーの50コストと60コストは、スマッシュのスロウアタックの効果にかなり大きな差があり、大型とのぶつかり合いで与えるプレッシャーが段違いです。

 また、ATKが100になったことで、トランスをして超覚醒をすると、ATKは230に届きます。ATK230というのは、DEF35までの10コストをスパクリですべて葬れる値。これにより“キルアップD”の効果が今までとは段違いで受けやすくなるため、神族の60コストとして新たな選択肢に食い込んでくるのではと予想しています。


●キング・ソロモン

『ロード オブ ヴァーミリオンIII Chain-Gene』
▲Illust:かわすみ

【パラメータの変更】ATK100、DEF100⇒ATK110、DEF110
【覚醒アビリティの削除】テンションダウンWを削除

 キング・ソロモンはURらしくかなり尖った性能です。自ユニットが死滅すると能力値が下がっていくため、タイプデッキ以上に自使い魔に注意しなくてはならない。なのでアルカナストーン破壊やタワー制圧などで仕事をしにくいという欠点があります。それに加えて90コストと少し遅めな完成でありながら“キルアップW”を所持しているため、積極的に敵使い魔を撃破しなくてはならないという活躍が難しい使い魔でした。

 今回の修正で多少扱いやすくなったと思いますが、“キルアップW”後者の問題は解決していないので、そこをどうにかしないとまだまだ選択しにくい使い魔だと思います。難しいぶん、育ったキング・ソロモンは化け物みたいな戦闘力を誇りますが(笑)。


●太山府君

【召喚アビリティの削除】レンジダウンを削除
【超覚醒アビリティの変更】トリプルアップ⇒サクリレンジT

 太山府君もキング・ソロモン同様にUR特有のクセのある使い魔です。射程が短く、シュータースタイルにできず、さらにスプレッドショットも使えません。マジシャンなのにアタッカーのような扱い方をしなくてはならない代わりに移動速度が速く、最終的な能力値はトップレベルという使い魔でした。

 今回で変わった点をまとめると、最終的に受けるアビリティ効果は変わらないけれど、召喚・覚醒時にはレンジダウンがつかない、といった感じです。リザレクションでの運用を考えると扱いやすくはなったと思います。スロウアタックの仕様変更により、今は生存率がかなり高いので、対アタッカーの対処法さえ考えることができたら強力な使い魔です。


●ギルドパクトの体現者、ジェイス

『ロード オブ ヴァーミリオンIII Chain-Gene』

【アーツの使用コスト変更】コスト30⇒コスト20

 アーツ“送還”は“範囲内にいるターゲット中の敵ユニット1体をゲートに戻す”という破格の効果を持っています。しかし『LoV3』というゲームでは“30コストマジシャン”という存在がかなり難しいんですよね。現状、アタッカーの入っていないデッキはほぼ不死絡みのみです。他の種族はアタッカーを調達しやすいですし、移動速度が速くて荒らしに一番向いているため、ほぼデッキに組み込まれるので。

 マジシャンはアタッカーに非常に弱いため、アタッカーが多い現在の環境では、必然的に使われにくくなります。サマエルや実験兵器7号などもかなり優秀ですが、同様の理由であまり見かけません。ということで、主力2枚で成り立つデッキや、マジシャンが弱めの3ジョブデッキなどで採用するのが一番いいかなと。そういったデッキで最後にジェイスを召喚して相手を分断するなど、今後も活躍の場は十二分にありそうです。


 以上、エラッタされた使い魔の感想を語らせていただきました。エラッタやバランス調整に加え、新規使い魔75体の追加で環境がガラッと変わるであろう『LoV3 Chain-Gene』の稼働が、今から待ち遠しいです!

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