ちょっぴり危険なイケメン兄弟たちと、刺激的な日常＆恋が楽しめるRejetのシチュエーションCD『オオカミ君ち。』。3月25日に最終巻となる『（非）日常系CD「オオカミ君ち。」VOL.6 ルキア』が発売された。ここでは、電撃Girl’sStyle4月号に掲載された、インタビューの完全版を掲載！　キュートな外見とは裏腹に独特過ぎる感性を持つ・大神流樹亜（ルキア）を演じた梶 裕貴さんに聴きどころをたっぷりと語っていただいた。

――担当されたキャラクターのビジュアル、設定はいかがでしたか？

　実は、最初にルキアのイラストと資料をいただいたときは、キツい性格でちょっと嫌味な男の子なのかなと思いました。ですが、実際に台本を読んで演じてみると全然そんなことはなくて。複雑な生い立ちのせいか、やや影はありますが、普通の子なんだなと印象が変わりました。自分の中で、彼に対してのイメージアップができてよかったです（笑）。

　ルキアと僕は“テンション感”が似ているなと感じていて……。基本的にルキアはローテンションで、僕も普段それほどテンションが高い方ではないので、無理なく演じられたように思います。ただ彼よりは、僕の方が周りの空気に合わせて振る舞いを変えているとは思いますが…（笑）。

――兄弟たちがたくさん出てくるお話ですが、ご自身の兄弟エピソード、憧れなどありますか？

　僕は九つ下に妹がいまして、実は収録の数日前に二十歳の誕生日を迎えたばかりなんです。なので、今は「めでたいなぁ」という気持ちでいっぱいです。歳が離れているので、どちらかというと、兄妹というよりも「かわいらしいね～」なんてかわいがる“親戚のお兄さんと姪っ子”のような心持ちですけど（笑）。

　周りに兄弟のいる友だちが多かったせいか、昔はお姉ちゃんがほしかったんです。友だちとは、夕方のチャイムが鳴ったら別れないといけなかったので、家に帰ってからも遊び続けられる友達がうらやましかったですね。九つ下だと、面倒を見ることはできても一緒に遊ぶことってあまりできなかったので……。

　自分が兄という立場だったせいか、現場で先輩たちにかわいがっていただけるのはとてもうれしいです。ですが、現場でも少しづつ後輩が増え「先輩としてどうあるべきか」、「どうなりたいか」という新たな目標が見えてきたので、意外と、兄としての立場も楽しいのかなと思い始めてきました（笑）。

――お昼は普通の高校生、夜は赤ずきんちゃん相手にお散歩するオオカミ兄弟ですが、ご自身が思われる、ご自身のギャップはありますか？

　僕自身はあまりギャップがない方だと思うんですけど、人から驚かれるのは“人見知り”と“恥ずかしがり屋”の部分でしょうか。別に隠しているわけでも、外と内で変化させようと思っているわけでもないんですけれど（笑）。実は、ステージイベントなど、ものすごく緊張しているんでね。ありがたいことに、立たせていただく機会も多いですが、未だに慣れないですね。きっとこれから先もずっと緊張し続けるんだろうなぁ……（笑）。

――楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。

　とても印象的なタイトルなので、みなさんもどういう世界観・設定なんだろうと気になったんじゃないかなと思います。実際に作品に触れてみたら、オオカミではなく、人間の男の子だったので僕も驚きましたが（笑）。

　お話は、ヒロインとオオカミのような一面を持つ少年たちとの甘酸っぱい物語になっています。僕の演じたルキアの代名詞に“ツンツン”とか“病んでる”というものがありますが、あまりキツめには描かれていないので、苦手意識を持たずに聴いていただけるとうれしいです。彼のギャップを満喫しつつ、ぜひ本編を楽しんでください。ルキア編を、どうぞよろしくお願いいたします。

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