大帝國劇場を舞台に、美しく踊り舞う歌劇団“帝國スタア”の偶像（アイドル）との恋を楽しめる『大正偶像浪漫「帝國スタア」キネマトグラフ』。劇場の壱番星にして看板スタアである聖四朗を演じた櫻井孝宏さんにインタビュー！　電撃Girl’sStyle5月号に掲載されたインタビューの完全版をお届け。

――久しぶりの聖四朗との再会になりますが、演じられたご感想はいかがでしょうか？

　主人公に対して心を開いたというか、精神的に楽になったといいますか、だいぶ柔らかくなった印象です。前作までの張りつめた怖い部分は、随分となくなりましたね。

――シナリオを読んで成長を感じた部分は？

　ヒロインと出会えたことで、成長できました。また前作の関東大震災の発生で、荒廃した街と彼の心情が重なる表現がありましたが、本作で街が復興していくのにあわせて、彼も内面を素直に出せるようになります。今まで自分のことをよく思えていなかったしんどい気持ちが和らいで、徐々に受け入れられるようになりましたね。

――印象に残っているシーンはありますか？

　今回は全体的に甘いです。大きなトラブルはありませんが、心が通い合ったからこその事件が起きます。素直に気持ちを伝えれば解決するような、子どもっぽい事件ですけどね。彼は主人公のことばかり考えてしまって自分が見えなくなってしまいます。相手への気持ちが強すぎて、自分を覆い隠してしまうといいますか……。

――本作は帝國スタアとの恋が描かれます。ご自身が憧れるスタアはいますか？

　憧れているわけではありませんが、SMAPの木村拓哉さんはスターだなというイメージがありますね。

――読者にメッセージをお願いします。

　前作のような傷つけあう関係性ではなくなったので、作品の印象がかなり変わるんじゃないかなと思います。彼らなりの問題がたくさんあって、それを2人で解決していく姿は微笑ましく感じていただけるのではないでしょうか。彼の気持ちの変化や物語の展開を楽しんでいただけたら、うれしいです。よろしくお願いします。

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