2015年5月28日(木)
こんにちは、藍井エイルです。この『藍井エイルのゲームは遊びじゃない。』は、私が個人的に興味のあるゲームに挑戦し、感想をお届けしていくコーナーです。「軽い気持ちで遊んだら火傷してしまう!」、そんなハードなゲームをプレイしたいと思います。
第34回は、セガゲームスさんから5月28日に発売される3DSソフト『初音ミク Project mirai でらっくす』です! 初音ミクの楽曲は私も好きで、カラオケで歌ったりもしていますし、なんとなく親近感が沸くんですよね(笑)。リズムゲームをプレイするのは久しぶりなので、がんばります!
“ねんどろいど”の初音ミクたちが大活躍するリズムゲーム『Project mirai』シリーズの最新作。前作の『初音ミク Project mirai 2』に、さまざまな新要素が追加されている。
本作では、新オープニングテーマ“はじめまして地球人さん”を加えた全48曲すべてが、“ねんどろいど”のミクたちが出演するPVで収録されている。また、マイルームでのコミュニケーションも充実。新ミニゲームの“ミックリバーシ”でミクたちと対戦できる他、110着以上のコスチュームを自由に着せ替えて、ミクたちがくつろいでいる姿を楽しめる。
▲初音ミクとその仲間たちが歌って踊るリズムゲームは、ボタンモードとタッチモードの2種類の操作で、すべての曲を楽しめる。 |
▲マイルームで気ままにくつろいでいるキャラクターの様子を観察するだけでなく、おやつをあげたりしてコミュニケーションを取ることも可能だ。 |
セガゲームスでPRを担当されている舞浜たろうさんの説明を受けながら、早速リズムゲームにチャレンジします。
と、その前に。2.5頭身の初音ミクが、ものすご~くかわいいんですよ!!! フィギュアでおなじみの“ねんどろいど”のデザインを公式に採用しているそうで、その愛らしさにも納得です。じつは私、学生のころはこういう赤ちゃんっぽいクリっとした感じに憧れていたんですよね。それもあって、楽しさもひとしおですねー!
たくさんの収録楽曲の中から、最初に選んだのは“マトリョシカ”。今ではちょっと懐かしい時期の楽曲を、よく聴いたり歌ったりしていたんですよね。この曲は、前作ではオリジナルのPVを3Dで収録していたそうなのですが、今作ではねんどろいどの初音ミクとGUMIが歌って踊る新しいPVが制作されたということです。
▲私が最初に選んだ曲は“マトリョシカ”。難易度は中くらいの“ホドヨク”ですが、テンポが速い曲なので大丈夫かなぁ……。 |
▲“マトリョシカ” Music&Lyrics by ハチ |
プレイの前に操作モードと難易度を選べます。まずは操作を“ボタンモード”、難易度は真ん中の“ホドヨク”を選んでプレイ開始! ボタンを押すタイミングがメロディーラインとシンクロしているので、自分が歌うような感覚で押していくと、大きなミスもなく気持ちよくプレイできました。最後まで完走できて、最終結果はBランク。初めてのプレイにしてはまずまずですよね!?
▲ラインの上を進んでいく円が、ボタンと重なったらプッシュ! |
▲プレイで貯まった“ミラポ”は、ミクたちのコスチュームなどをゲットする際に使用できるそうです。 |
続いての曲は“ドレミファロンド”。難易度はさっきと同じですが、今度は“タッチモード”でプレイします。タッチモードではボタンを押すのとは違い、下画面の対応する色の部分をタッチしていく形になります。
▲さっきより難易度が低いので、今度は安心してプレイできそう! |
▲“ドレミファロンド” Music&Lyrics by 40mP |
リズムゲームをタッチペンでプレイするのは初めてでしたが、すごく新鮮な感覚でおもしろいです!!! ただタッチするだけじゃなくて、矢印の向きにスライドさせたり、円を描くようにぐるぐる回したり、操作にいろんなバリエーションがあるのも楽しいですよねー。
タッチ操作でも、最後まで無事に完走することができました。しかも結果はAランク! フルコンボを目指していましたが、さすがに初挑戦では無理でした(笑)。
▲“ホドヨク”の難易度では、赤と青の2色をタッチ。ただタッチする以外にも、矢印の向きにペンをスライドさせたりする操作もあります。 |
▲ラインが虹色になっているところでは、タッチしたペン先をグルグルと回転させます。これがすごく気持ちいいですよ! |
リズムゲームを2種類の操作で遊んだ後は、“マイルーム”にやってきました。ここでは初音ミクや鏡音リン・レン、巡音ルカといったキャラクターを“パートナー”に選んで、コミュニケーションすることができるんだそうです。
まずは“おきがえ”から。いろんなコスチュームを着替えさせることができ、なんとコスチュームは110種類以上も用意されているそうです。その中には“雪ミク”のコスチュームもありました。さっぽろ雪まつりの会場では、私もライブをやらせてもらったりしていますが、雪ミクはホントに大人気なんですよねー。
▲雪ミクはいつ見てもかわいいです♪ |
しかも“服だけチェンジ”という機能を使えば、ヘアスタイルと別のコスチュームを組み合わることもできちゃいます。そこで私は、“桜ミク”のヘアスタイルに“1925”の車掌さん風コスチュームを組み合わせてみました。“おきがえ”した直後にかわいい表情を見せてくれるのがいいですね。
▲こんな風に、雪ミクに別のコスチュームを着せられます。 |
▲衣装によってはカラーのカスタマイズもできるので、ネクタイの色を髪の色に合わせてみました。 |
ミクたち“パートナー”とのコミュニケーションは、他にもいろんな種類が用意されています。おやつを買ってあげたり、おこづかいをあげたり……。
特に私が気になったのは“おこづかい帳”です。ミクたちにおこづかいのミラポをあげると、それを何に使ったのか、記録を残してくれるんだそうです。ミクさんがおこづかいをどう使おうか悩んでる光景を想像したら、めちゃくちゃかわいくないですか!? なんだか自分に娘ができたような気持ちになっちゃいました(笑)。
▲おやつをあげると、ミクたちが楽しそうに食べたり飲んだりする様子を見守ることができます。ちなみにこの“ナゾジュース”を飲んだ後は、クラクラと目を回しました(笑)。 |
▲“おこづかい帳”を見てみると、かわいらしい使い道が記録されていました。アイテムやコスチュームを自分で買ってくることもあるそうですよ。 |
さらに“めざまし”を設定しておくと、ミクたちの歌声で起こしてくれる機能まであります。こうなるとホントにもう、一緒に暮らしているっていう感覚が味わえますよね。しかもこの時、自分のオリジナルのメロディを“マイフレーズ”として登録しておくと、それを「ラ・ラ・ラ」と歌ってくれるんです。
▲“めざまし”では、ミクたちのうたごえをアラームとして利用できます。 |
▲鍵盤で音階を弾くと、ミクがその通りにハミングしてくれます。この機能を使って、マイフレーズを自作することも可能です。 |
今回はこの機能を使って、“IGNITE”のサビを打ちこんでみました。かなり大雑把ではありますが、ぜひ動画で試聴してみてください! 誰でもできる簡単な操作で、ボカロPみたいな気分が味わえるのはうれしいですよね。
▲マイフレーズを設定。“IGNITE”のサビを入力してみました。 |
メロディの次はやっぱりダンス! ということで、“ダンススタジオ”では楽曲に合わせてダンスのコレオ(振り付け)を自作することができます。フレーズにしてもダンスにしても、誰でもできる簡単な操作で、元々の音声合成ソフトらしい楽しみ方ができるっていうのが、すごく楽しいなって思いました。ホントに盛りだくさんの作品ですよね。
▲“ダンススタジオ”では、2種類の方法でコレオを自作できます。“かんたんモード”では、曲に合わせて“ゲンキ”、“クール”といったフレーバーを選んでいくだけで、オリジナルのダンスが完成します。 |
▲一方“じっくりモード”では、曲のブロックごとにコレオカードを当てはめていくことで、思い通りの振り付けの組み合わせが可能です。 |
▲振り付けが完成したら、ステージを選んでミクたちが踊る姿を鑑賞できます。 |
さて、ミクたちとのコミュニケーションを一通り体験できたので、改めてリズムゲームに挑戦します。さっきは“ホドヨク”の難易度だったので、今度はいちばん難しい“トコトン”にチャレンジしてみます!!!
そこで選んだ楽曲は“ロミオとシンデレラ”。この曲もよくカラオケで歌ってたんですよねー。この曲では、オリジナル版の初音ミクだけでなく、鏡音リンや巡音ルカをボーカルとして選ぶこともできます。こうした“ボーカルチェンジシステム”が用意されているのは一部の曲だけだそうですが、曲の雰囲気がガラッと変わるので楽しいですよね。
▲“ロミオとシンデレラ” Music&Lyrics by doriko |
▲今回はデフォルト設定ですが、ボーカルチェンジの際にはPV内のコスチュームも選択できますよ。 |
今回はタッチモードでプレイします。難易度が“ホドヨク”では、タッチする色が赤と青の2色でしたが、“トコトン”だと黄色が加わって3色になります。さすがに最高難度となると手に汗を握るプレイでしたが、それでもなんとか無事クリア! これも楽曲を知っていたおかげかな?
▲ミスすると下画面のLIFEゲージが減っていくのですが、成功すると回復します。 |
続けてボタンモードで、“千本桜”と“PIANO*GIRL”の2曲にチャレンジしました。ボタンモードでは、“ホドヨク”から十字キーとボタンの同時押しが登場するのですが、“トコトン”では曲中に登場する同時押しの数が増えているそうです。
“PIANO*GIRL”は今回初めて聴いた曲だったのですが、どうやら私もゲームに慣れてきたみたいで、ところどころミスしながらも、なんとか無事に最後まで完走できました。
操作が2種類用意されていると、普通はどちらか一方がやりにくかったりすると思うんですけど、このゲームではタッチモードとボタンモードのどちらもスムーズに遊ぶことができたのがスゴイと思いました。両方を極めてみたいっていう絶妙なゲームバランスになっているので、1つの楽曲で2倍楽しめますよね!!!
▲“千本桜” Music&Lyrics by 黒うさP(WhiteFlame) |
▲人気曲の“千本桜”は、疾走する列車の上でミクが踊るという大迫力のPVになっています。 |
▲“PIANO*GIRL” Music&Lyrics by OSTER project |
▲“PIANO*GIRL”はシリーズ第1作から収録されている楽曲ですが、今回初めて“ねんどろいど”のミクたちが歌って踊るPVになったとか。 |
▲曲の終盤でミスしたりもしましたが、なんとかランクAクリアできました!!! |
いちばん難しい“トコトン”をクリアした私に、舞浜たろうさんが教えてくれたのですが、今作ではアイテムを使うことで、リズムゲームをより易しくしたり、逆にもっと難しくすることもできるんだそうです。自分で難易度が調節できるので、さらにやり込みがいがありますね!
▲アイテムを使うと、お手本を見ることができたり、1ミスでゲームオーバーになったりとさまざまな設定ができます。 |
▲ボタンの色やサイズを変更したり、押した時の音を変えたり、操作カスタマイズも充実しています。 |
本作にはリズムゲーム以外にも、ミクたちとミニゲームを遊ぶことができるんです。そのうち今作で初登場したのが“ミックリバーシ”です。じつは私、小さいころに父親から「脳を鍛えるんだ」って言われて、ひたすらリバーシと将棋を遊んでいたことがあるんです(笑)。だからリバーシはわりと得意なんですよ。
このゲームではミクたちと対戦することになるので、真剣に悩んでいる様子を見ていると、負かすのがちょっと可哀想な気持ちになったりもしちゃいます。ゲームに勝つと手に入る“ミラポ”で、新しいコスチュームを手に入れたりもできるので、「これもあなたのためなんだよ!」って言い聞かせることにしましたけど(笑)。
▲盤面をじっと眺めて、真剣に考えているミク。頭をひねって悩んでいる様子が、もうホントにかわいいんですよ!!! |
▲大差をつけてミクさんに勝利。ちょうど39個で勝ったので、自分でもビックリしました! |
続いては、前作から引き続き登場の“ぷよぷよ39!”です。ミクたちで『ぷよぷよ』を遊べるっていうのは、さすがセガさんですよねー! しかも3DS本体とこのゲームのソフトが2つずつあれば、2人で対戦できるっていうのもスゴイです。
『ぷよぷよ』も遊んでた時期があったので、好きなゲームなんです。“ぷよ”の積み方を見た舞浜たろうさんからは「うまいですね!」って言われましたけど、自分ではまだまだだと思うのでもっとうまくなりたいな。このゲームでは3連鎖以上を決めると、パートナーに選んだキャラが自分のコーディネートした衣装で登場してくれるので、すごくやりがいがありますね。
▲色の違うぷよを挟み込んで、連鎖の準備は完了。リズムゲームの楽曲をBGMとして選ぶことができるのも楽しいです。 |
▲3連鎖以上を決めると、自分のコーディネートしたミクが出てきて、ウインクしてくれます。 |
リズムゲームって、いつでも好きな時に好きな曲を遊べる気軽さが、すごく楽しいと思うんです。このゲームは操作のスタイルも難易度も自分の好みに調節できて、自分にピッタリの遊び方を見つけられるのがうれしいですね。
そしてなんといっても、ねんどろいどのミクさんがホントにかわいいんですよ!!! あの姿で歌って踊って、笑ったり目を回したりと、いろんな表情を見せてくれるんです。
その姿を見ていると、なんだかほかほかとした気持ちになってきて、ゲームでこんな気持ちになれるのってなかなかないので新鮮でした。ずっと手元に置いて、ミクさんたちと一緒にいたいって思わせてくれる、そんな作品だと思います。
以上、藍井エイルでした。次回もお楽しみに♪ したっけ!
大ヒットシングル『IGNITE』『ツナガルオモイ』『GENESIS』『ラピスラズリ』に加え、配信リリースした『シンシアの光』などを収録した藍井エイルさんの最新アルバム『D’AZUR』が6月24日に販売開始!
ニューシングル『ラピスラズリ』をリリースして快進撃を続ける藍井エイルさんが、11月2日に念願の日本武道館ワンマンライブを決行! モバイルファンクラブでは4月28日よりチケット先行予約受付スタート。一般発売は9月12日となっている。
アーティスト。北海道札幌市出身。♀。AB型。11月30日生まれの射手座。
幼少のころより歌うことが大好きで、高校時代はバンドを組み、ボーカルを担当。趣味はゲーム(特にオンラインゲーム)。
2011年10月 1stシングル『MEMORIA』
(TVアニメ『Fate/Zero』ED)
2012年4月 1stトリビュートアルバム『Prayer』
2012年9月 2ndシングル『AURORA』
(TVアニメ『機動戦士ガンダムAGE』三世代編OP)
2012年11月 3rdシングル『INNOCENCE』
(TVアニメ『ソードアート・オンライン』フェアリィ・ダンス編OP)
2013年1月 1stフルアルバム『BLAU』
2013年6月 4thシングル『コバルト・スカイ』
2013年11月 5thシングル『シリウス』
(TVアニメ『キルラキル KILL la KILL』OP、
PS3『ドラッグ オン ドラグーン3』テーマソング『クロイウタ』収録)
2014年1月 6thシングル『虹の音』
(TVアニメ『ソードアート・オンライン』Extra Edition』テーマソング)
2014年1月 2ndアルバム『AUBE』
2014年8月 7thシングル『IGNITE』
(TVアニメ『ソードアート・オンラインII』OP)
2014年11月 8thシングル『ツナガルオモイ』
2015年2月 9thシングル『GENESIS』
(TVアニメ『アルドノア・ゼロ』第2クールED)
2015年4月 10thシングル『ラピスラズリ』
(TVアニメ『アルスラーン戦記』ED)
2015年6月発売予定 3rdアルバム『D’AZUR』
(C) SEGA
(C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
GUMI(Megpoid) (C) INTERNET Co., Ltd.
デザイン協力:ねんどろいど
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