2015年5月5日(火)

『ハッカドール』ステージレポート。1~3号の声優によるライブの他、アニメ化への意気込みも!

文:イトヤン

 5月3日~6日に渡って、徳島県徳島市で開催中の“マチ★アソビ Vol.14”。ここでは、5月3日に新町橋東公園ステージで開催された“ハッカドール マチ★アソビ スペシャルステージ”の模様と、イベント後に行われたキャストのミニインタビューをお届けする。

 なお、今回のステージでは速報のとおり、iOS/Androidアプリ『ハッカドール』のTVアニメ化も発表されているので、そちらもチェックしてほしい。

『ハッカドール』
▲写真左より、進行を務めたDeNAの岡村直哉さん、ハッカドール1号役の高木美佑さん、ハッカドール2号役の奥野香耶さん、ハッカドール3号役の山下七海さん。

■女性声優たちの演技合戦! “なると金時”をゲットしたのは!?

 『ハッカドール』はアニメやゲームなど、俗に言うオタクコンテンツのニュースを閲覧できる“君にシンクロするニュースアプリ”。アプリでは、記事を読むことで得られるポイントを使って、キャラクターと会話ができるミニゲーム“ハッカトーク!”も楽しめる。

 ステージには、ハッカドール1号役の高木美佑さん、ハッカドール2号役の奥野香耶さん、ハッカドール3号役の山下七海さんが登場し、大勢の観客の前でトークを繰り広げた。

 前回の“マチ★アソビ”にも参加している3人だけに(山下さんは徳島県出身)、話題は“徳島あるある”からスタート。なお、進行役の“おかむー”こと、DeNAの岡村直哉さんによると、このステージはニコ生で放送中のバラエティ番組“ハッカちゃんねる”のスタイルをなぞっているとのことだった。

 同番組は、無理難題に声優が挑戦する“凶悪なバラエティコーナー”も見どころの1つとなっているのだが、、“マチ★アソビ”のステージでもムチャぶりに挑戦する彼女たちの姿を見ることができた。

『ハッカドール』

 ステージでは、3人がそれぞれダーツの的に向かってボールを投げ、命中した色に応じたお題の演技を行うことに。ところがなんと全員が的を外してしまい、罰ゲームとして各自に用意されていた“さらに難しいお題”に挑戦するはめに。

 高木さんは“性転換手術を受けて母と再会する(元)息子”、山下さんは“101回目のお見合いにすべてをかける女性”と、それぞれムチャ振りなお題を与えられて四苦八苦。

 そんな中、奥野さんは“飼い主に高級ネコ缶を求める猫”というお題に対して、「飼い主役はお客さんがいいニャン」と、観客に向かって萌え萌えのにゃんこ演技を披露した。

 これには観客も大喜びで、拍手喝采を受けた奥野さんは、賞品として徳島名産のサツマイモ“なると金時”を手に入れていた。

『ハッカドール』
▲高木さん、奥野さんに続き、山下さんもダーツの的を外してしまったため、ダーツの色に応じて用意されていたお題は、すべて無駄になってしまった。
『ハッカドール』
『ハッカドール』
▲愛らしい猫の演技で観客のハートをガッチリつかんだ奥野さんは、大量の“なると金時”をゲット! 東京に持って帰るのが大変そう?

■TVアニメ化の発表で、ステージと客席が一緒になって“バンザイ!”で祝福

 トークの後は、重大発表のコーナーに。まずは高木さんから、“マチ★アソビ”の会場で初めて『ハッカドール』のTシャツとタオルマフラーの販売が告知された。

続いて奥野さんからは、『ハッカドール』のWeb版がイベント当日の5月3日にリリースされたと発表された。ちなみに、アプリ版が1日3回の配信なのに対し、Web版はブラウザで開いておけばリアルタイムにニュースが更新されていくとのこと。

『ハッカドール』
▲“マチ★アソビ”限定商品として用意されたTシャツとタオルマフラーは、『ハッカドール』初のオリジナルグッズとのことだ。

 山下さんからは、8月14日~16日に開催される“コミックマーケット88”の企業ブースに、『ハッカドール』の出展が決定したと発表された。そして最後に3人で、『ハッカドール』のTVアニメ化決定の発表が行われると、会場を埋め尽くしていた観客から一斉に「バンザイ!」の声が挙がり、盛り上がりは最高潮に達した。

『ハッカドール』
『ハッカドール』
▲『ハッカドール』のTVアニメ化が発表されると、観客の中には飛び上がって喜ぶ人も。ステージと客席が一緒になって、「バンザイ!」で嬉しさを共有していた。

 TVアニメは『ハッカドール THE・あにめ~しょん』というタイトルで、2015年10月よりTOKYO MX/BS11の『ULTRA SUPER ANIME TIME -ウルトラスーパーアニメタイム-』の枠内で放映されるショートアニメになるという。

 ここで司会の岡村さんから「アニメ化への意気込みを各キャラの声で聞かせてほしい」との指示が。

 3号の山下さんは「ハッカドール、最高だよ~」、2号の奥野さんは「見ないと電気ショックを与えま~す」、そして1号の高木さんは「いい作品にするために、精一杯がんばります!」と、各キャラの特徴をとらえたセリフを披露し、観客から大きな拍手を受けていた。

 ステージのラストは、『ハッカドール』のテーマ曲『First Heart Beat』を3人で歌って踊るミニライブが行われた。この曲をフルコーラスで披露するのは今回が初めてとのことだが、3人は歌とダンスで息のあったパフォーマンスを見せつけ、観客を魅了した。

 それに対して観客もホットなリアクションで応えるなど、会場全体が一体感に包まれた最高のステージになっていた。

『ハッカドール』
『ハッカドール』
『ハッカドール』

 今回のイベントの模様は、5月にニコ生で放送される“ハッカちゃんねる”で放映予定とのことなので、現地に行けなかった人は楽しみにしてほしい。

■ハッカドールの3人に、TVアニメ化への意気込みを直撃!

 イベント終了後は、ステージに出演したキャスト3名へのインタビューが行われた。アニメ化への意気込みなども語られたので、ぜひチェックしてひみてほしい。

――今日のステージを終えられた感想は?

高木:『ハッカドール』という作品がどんどん大きくなっていくのをお客さんと一緒に見ながら歩んでいけるのが、とても幸せだなと感じました。野外ライブも、とても気持ちよかったです。

奥野:今日はピンクや紫と、『ハッカドール』にちなんだ色で皆様が応援してくれているのを見て、自分がまた新たな場所に来たんだなっていうのを実感しました。今日のステージも『First Heart Beat』を歌えて楽しかったです。

山下:いつもは“ハッカちゃんねる”のカメラの前でいろんな演技をやっているんですけど、今回初めて、お客さんの前で演じてみて、皆さん、こんな温かい目で見守ってくれてるんだって安心しました(笑)。

――TVアニメ化に向けての意気込みをお聞かせください?

高木:お話を事前に聞いた時もすごくうれしかったのですが、今日発表した時に会場の皆さんも一緒にいっぱい喜んでくださったので、「愛されている作品なんだなぁ」というのを改めて実感しました。

奥野:マンガや小説といった原作がないオリジナルの作品なので、どんな話になるのかまったく想像もつかなくて、本当に楽しみです。

山下:最初に『ハッカドール』のお仕事をいただいた時はPVの収録で、それで終わるのかなと思っていたら、どんどんとステップを踏んで作品が大きくなって。動くハッカドールちゃんたちを、早く見てみたいですね。

――ご自身が演じる、それぞれのキャラクターに対する印象は?

高木:1号ちゃんはすごく明るくてマジメで元気にやってるんだけど、ちょっとおバカなんです。2号と3号に振り回されてワタワタしてるところが可愛いなと思いながら、いつも演じています。

奥野:2号は全体的な雰囲気がすごく女性らしいのですが、弱い人を「よしよし」となだめる一方で電気ショックを与えるなど、様々な表情を見せてくれます。いろんな魅力を持った女性だなと思いますね。

山下:3号は無気力系ロリで、いつもだらだら~っとしてるところが、自分と似てるなと思います(笑)。PVを収録した後に“男の娘”だと判明してビックリしたんですけど、あんまり男の娘に偏りすぎないように演じています。

『ハッカドール』

――TVアニメのメインビジュアルを見た感想は?

高木:この1号のポーズがとても好きです! 絶対領域を見せつけていくスタイルが可愛いなぁ。

山下:私は3号の服の、片方の肩が垂れているのがすごく好きなんです。セクシーですよね。

奥野:2号もよりもセクシーになったような気がするよね。

山下:セクシー路線でいくんですかね?(笑)

――“ハッカちゃんねる”のMCを務めている“うえしゃま”こと上田麗奈さんは、今日もステージの横でずっと見ていましたが、彼女はアニメ化についてどんな反応を?

高木:「おめでとー」って、温かい目で応援してくれました。

山下:今日のイベントもすごく楽しみにしてくれていたみたいで、マネージャーさんにも自分から「見に行きたいんです」って言ってくれたそうで、うれしかったです。

奥野:3人で『First Heart Beat』の歌詞を歌うって伝えた時に、「がんばってね!」って応援してくれました。

――アニメで演じてみたいストーリーは? 

山下:3号はアプリでも1号と2号によくちょっかいを出しているので、アニメでは1号と2号にイタズラを仕掛けて、結局、自分が「ごめんなさい」って謝るようなエピソードを見てみたいですね。

高木:1号はいつもがんばってるのに報われないんです。ですので1話ぐらいは何か、彼女が報われるエピソードがほしいですね。

奥野:2号は包容力があるというか、1号と3号に対していつもニコニコしていて優しいのですが、たまには怒って電気ショックを与えまくるとか(笑)。そういうエピソードがあったらおもしろそうですね。

――最後に3人を代表して、ハッカドール1号役の高木さんからメッセージをお願いします。

高木:これまでの作品では他の方に頼ることも多かったのですが、今回は1号として作品を引っ張っていけたらと思っています。

 皆さんの期待に応えられるようないい作品にしていくようにがんばりますので、これからも応援よろしくお願いします!

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