2015年5月18日(月)
コーエーテクモゲームスは、PS4/PS3/PS Vita用ソフト『よるのないくに』を8月27日に発売する。本記事では、そのストーリーや主な登場キャラクター、基本的なゲームの内容などをお伝えする。
▲主人公と、彼女が使役する従魔(セルヴァン)を描いたメインビジュアル。 |
『よるのないくに』は、『アトリエ』シリーズや『サージュ・コンチェルト』などを手掛ける同社のガスト長野開発部が、“美少女×従魔(セルヴァン)×RPG”をテーマに制作している完全新作RPG。物語の主人公は、自らの血で契約した従魔を使役する“アーナス”という名の少女で、従魔を従え、邪妖と呼ばれる魔物たちが跋扈(ばっこ)する世界を生き抜き、親友の少女“リュリーティス”のために戦うストーリーが展開する。アーナスとリュリーティスの葛藤や絆など、2人の少女を中心としたドラマに注目したい作品だ。
▲左がアーナスで、右がリュリーティス。2人がどのような人物で、どのような立場なのかは後述する。 |
●『よるのないくに』ストーリー
かつて在った、人にあらざる者──。
妖魔の長、夜の君と呼ばれたそれとの戦いは人類の勝利で終りを迎えた。
しかし、夜の君はその散り際に汚れた血を撒き散らし禍根を残す。その青き血を浴びたものは姿と性質を変え、邪妖と呼ばれる存在に転じ、人々から夜の世界を奪うモノとなる。
以来、この地は光差す時間はヒトが活動し、闇に染まる時間は邪妖が蠢(うごめ)く、決して眠ることのない“よるのないくに”となった。
青き血を浴び、“吸血”という呪われた能力を得た少女は、“よるのないくに”でヒトのために生き、夜の生贄となる1人の少女のために戦っていく。
地図に存在することのない“よるのないくに”。これはそこに生き、戦い、その後誰にも語られることなく、歴史の狭間に散った2人の少女の愛の物語。
その真実の愛にもとづく物語は、何よりも悲しく、月よりも美しい──。
▲物語の中心となる2人の少女、アーナス(左)とリュリーティス(右)を描いたメインビジュアル。 |
▲世界観を描いたイメージボード。少女が自分の胸を剣で貫いており、夜の生贄となる姿を描いたものと思われる。翼の形が左右で違う点など、意味深な描写が多く見られるが……。 |
▲邪妖の活動時間とされる夜。ダークファンタジー的な雰囲気が漂っているものの、物語の舞台となるルースワール島は、“近代と幻想が交錯する”世界観を持つらしい。 |
▲非常に幻想的な風景が描かれている。高度な技術により建てられた巨大な施設のようにも見えるが、何を意味する場所なのだろうか? |
本日の記事では、物語の中心となる2人の少女――主人公の“アーナス”と、彼女が守りたいと願う聖女“リュリーティス”を紹介する。なお、キャラクターデザインは、イラストレーターの四々九さんが担当している。
アーナス 声優:M・A・O
「リュリーティス……この世界ごと、君を守ってみせる」
~邪妖を倒す力を持つ半妖の少女~
教皇庁に仕える聖騎士。かつて、妖魔の王の1人である“夜の君”の血に触れてしまい、半分妖魔、半分人間の“半妖”と呼ばれる存在となった。半妖の力からなる吸血の能力と、自らの血から成す魔剣で邪妖との戦いに臨む。一見して物静かで落ち着いた少女だが、内に強い情熱を秘めている。
リュリーティス 声優:五十嵐裕美
「さよなら、わたしのアーナスさま……」
~心優しい新たな聖女~
今代の聖女に選ばれた、心優しい少女。自分の命と引き換えに、“夜の君”を封じることを運命付けられている。アーナスとは、寄宿舎にいたころからの親友である。教皇庁の思惑などもある程度把握しているが、聖女としての運命を受け入れている。愛称は“リュリュ”。
●惹かれ合う2人、重ねる想い
ここまで、ストーリーのあらすじや、アーナスとリュリーティスのプロフィールを読んで、過酷な宿命を背負った2人の少女の関係がどのように描かれ、そして2人のドラマがどのように展開するのか、気になっているのではないだろうか?
以下に、寄宿舎以来となる再会のエピソードを簡単に記したものや、イベントシーンのスクリーンショットを掲載するので、ストーリーのヒントとして参照し、いろいろと想像を膨らませてほしい。
自らの命を捧げ、夜の君を封じる役目を担う“聖女”。
聖女を邪妖から守り、夜の君のもとへ贈り届ける“聖騎士”。
アーナスは、新たに派遣された任地・ルースワール島で、親友であるリュリーティスとの再会を果たす。寄宿舎で別れて以来の再会に、喜びを隠せない2人。
しかし、2人の出逢いは偶然ではなかった。聖騎士と聖女。その現実が、2人の絆を引き裂こうとする。アーナスは親友の命を守るのか、聖女の命を夜の君へ捧げるのか。葛藤する少女たちに、刻一刻と運命の選択が迫っていく。
アーナスは、従魔と呼ばれる使い魔と契約しており、戦闘では彼らを召喚しながら戦うことができる。従魔には、本能のまま攻撃し続けるタイプや回復に秀でたタイプなど、さまざまな種類が存在。どのタイプの従魔を連れていくかで、バトルのスタイルが大きく変わる。以下に、戦闘シーンなどの画像とあわせて、その一部を紹介しよう。
▲従魔は、“依代”と呼ばれるアイテムを使って契約できる。どのような従魔たちと契約できるのかは、今後の続報で紹介していく。 |
▲戦闘シーンの画像。どうやら、十字キーを押すことで従魔に指示を出せるようだ。また、画面右下に表示された従魔のアイコンには、○×△□のボタンが割り振られている。 |
▲アタッカータイプの従魔。アーナスの命令に従い、邪妖をせん滅すべく攻撃し続ける血気盛んなタイプだ。 |
▲サポートタイプの従魔。体力や状態異常の回復、ステータス上昇など、後方支援を得意とする。 |
▲従魔は、アーナスと一緒に戦い続けることで成長し、成長に応じてさらなる個性が出てくる。たくさんの従魔をまんべんなく育てるか、お気に入りの1体をじっくり心ゆくまで育てるか、そういった遊びの幅があるのも本作の特徴だ。 |
【従魔のイラスト】
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
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