2015年5月21日(木)

『なないろリンカネーション』がPS Vitaで登場。追加シナリオとすめらぎ琥珀さん描き下ろしCGを収録

文:たけのこ

 シルキーズプラスアルファは、PS Vita用ソフト『なないろリンカネーション』を9月17日に発売します。価格は通常版が6,800円+税、初回限定版が8,800円+税、ダウンロード版が6,000円+税。

『なないろリンカネーション』

 本作は、2014年にPCで発売され“萌えゲーアワード2014”にて準大賞を受賞した同名ADVに、追加要素を加えた移植版。原作の原画家・すめらぎ琥珀さん描き下ろし新規CGやシナリオライター・かずきふみさん書き下ろし新規シナリオなどが、新たに追加されています。

【追加要素】
・原作の原画家・すめらぎ琥珀さん描き下ろし新規CG
・原作のシナリオライター・かずきふみさん書き下ろしシナリオ
・本編では語られていない、土方由美ルート、伏見梓ルート、伊予ルートのエピソード
・タッチスクリーン、PS Vita TV対応

ストーリー

 大学3年生の夏。加賀見真は、亡くなった祖父から譲り受けた家に移り住み、かねてからの念願だった1人暮らしを始める――はずだった。

 祖父の家にやってきた真を出迎えたのは座敷わらしの少女と、自らを鬼と称する女性。彼女らは鏡に映らず、自分以外の人間の目には映らない不可思議な存在だった。

 真は知る。自身が“霊視”という特別な力を持つことと、祖父から受け継いだのは土地と家だけではなかったことを。

 鬼を従え、町に彷徨う霊魂を現世から解き放ち、常世へと送ること。

 それが代々受け継がれ、祖父から託された加賀見家の“お役目”であった。あまりに突然すぎて理解が追いつかない真であったが、実際にお役目を果たしていくことで、少しずつ加賀見家当主としての自覚が芽生えていく。

 そしてこの小さな町の平和を揺るがす、とある事件に巻き込まれていくのであった。

『なないろリンカネーション』
『なないろリンカネーション』
『なないろリンカネーション』
『なないろリンカネーション』

■登場キャラクター

●滝川琴莉(たきがわことり)

『なないろリンカネーション』

 付近の学園に通う少女。真に助けてもらったことがきっかけで、お役目を手伝うようになる。

 不完全ながら霊視の力を持っており、真が視ているモノを琴莉も視ることができる他、そばにいる霊の存在を感じることができるという、真にはない力も持っている。

 とても明るく快活な性格で笑顔が絶えないが、まっすぐすぎて時折周りがびっくりしてしまうような行動をとることも。真を兄のように慕っており、つねに身を案じている。


●土方由美(ひじかたゆみ)

『なないろリンカネーション』

 真と同じ大学に通い、学年も同じ3年生。大学以前からの知り合いではあるようだが、真との関係はどこかよそよそしくぎこちない。

 気が強そうに見えるが実際には奥手でかなりの人見知りで、喫茶店でアルバイトをしているも接客態度は少し硬め。

 霊感が一切ないため真との間に認識のズレを生んでしまうが、本人は真との関係を改善したいと思っている様子。


●伏見梓(ふしみあずさ)

『なないろリンカネーション』

 お役目を通して知り合った新米刑事。加賀見家は少なくとも先代から警察と協力関係にあり、警察から依頼を受けそれを解決することで報酬を得ている。

 梓は加賀見家への依頼――霊関係の事件を専門に取り扱う、“刑事十三課”に所属。真と会うまでは霊の存在を信じていなかったため、窓際部署に飛ばされたとかなり腐っていた。

 経験が浅いながらも洞察力が鋭く有能な刑事だが、少々愚痴っぽいのが玉に瑕。


●伊予(いよ)

『なないろリンカネーション』

 見た目はあどけないよ少女だが、その正体は長い年月を生きる座敷わらし。お役目に不慣れな真をその豊富な知識でサポートする。

 座敷わらしの特性から加賀見家に福を呼ぶ存在ではあるが性格がねじくれており、他人(特に真)をおちょくる天才。

 また重度のゲーマーで、食事時以外は自室に引きこもっている。主にネトゲを好み、もちろんトップクラスの廃人である。


●桔梗(ききょう)

『なないろリンカネーション』

 先代である真の祖父に仕えていた鬼。本来、鬼は死を迎えた主と共に常世へと赴くが、桔梗は真のサポートをするために加賀見家に留まっている。

 鬼は人の目には見えず人知を超えた不可思議な力を持つが、桔梗は特別な個体で特殊能力を持たない。姿も人と見分けがつかないが、怒ると……?


●葵(あおい)

『なないろリンカネーション』

 真のためだけに生みだされた最初の鬼。桔梗と同様に角はなく、代わりに猫耳と尻尾が生えている。

 人や物に宿る思念を読み取るという特殊な力を有しお役目で大いに活躍する……のだが、猫らしく天真爛漫でわがままな性格をしており、主を主と思わない言動をとるため、たびたび真を困らせる。


●芙蓉(ふよう)

『なないろリンカネーション』

 真のためだけに生みだされた2番目の鬼。桔梗に似た容姿をしており、性格もとてもよく似ている。

 家事に長けた鬼であり、買い物などに不都合がないよう芙蓉は例外的に霊視の力を持たない者でも普通に視ることができるが、その影響で、葵のような特殊な力は持っていない。

 容姿が似ていることもあり、やはり芙蓉も怒ると……?


●アイリス

『なないろリンカネーション』

 真のためだけに生みだされた3番目の鬼。他の2人と違い洋服を身に纏っており、いつもぬいぐるみの“ウーパくん”を抱いている。

 テレパシー能力を持っており、複数の相手と言葉を声に出すことなく会話が可能。あまり範囲は広くないが、遠くにいる人物にもテレパシーは届く。

 その能力のためか本人は肉声で喋るのがとても苦手で、普通に話そうとすると激しくどもってしまう。

※画像は開発中のものです。

データ

関連サイト