2015年5月22日(金)
スクウェア・エニックスは、6月23日に発売する『ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド』に関する新情報を公開した。
新情報は、5月18日よりフランス・ナントにて開催されているヨーロッパメディアツアーから放送された“第21回プロデューサーレターLIVE”にて公開され、『蒼天のイシュガルド』のメインテーマ『Dragonsong』とトレーラームービーが流された他、実装される新IDの内部映像、そして実機による新ジョブのアクションなどがお披露目された。
ここでは『プロデューサーレターLIVE』にて公開された情報をまとめてお届けする。
クルザスにある大審門を抜けた先にあるのが、プレイヤーが最初に到達する街・イシュガルド。イシュガルドには下層と上層があり、スラム的な一角もあるのが下層、貴族たちが住むのが上層、というのは前回も明らかになっている。なお、イシュガルドには新ジョブ3種類のギルドもあるとのこと。
▲プレイヤーが最初に訪れる街・イシュガルド。マーケットボードなども設置されており、パッチ3.0の拠点ともなる。 |
『蒼天のイシュガルド』の象徴でもある要素がフライングマウント。このフライングマウントを各フィールドで使うには、フィールド内にある風脈を探し出し、それらをすべて発見すると飛べるようになる。
▲フライングマウントの移動が前提となるため、エリア1つ1つが『新生』よりも広い。 |
本作に登場するチョコボはイシュガルドが原産となっており、フィールド上には野生のチョコボ(襲ってくる!)がいることも。また、フィールド上のモンスターは『新生』までのモンスターよりも強化されており、同じレベルで2匹に絡まれたら全力で倒しにいかないとやられてしまうほどだとか。
▲レベル52のワイルドチョコボがアクティブでうろついている! |
ラストに新たな蛮神である“ラーヴァナ”とのバトルフィールドが公開された。戦う様子は見られなかったが、“真ラーヴァナ討滅戦”ということでメインクエストで戦うのではないだろうか。また、バトルフィールド内はレベルシンクされており、レベルは54ほど。
プロデューサーレターLIVEの後半では、パッチ3.0からの各ジョブの調整方針や新アクションなどが紹介された。
▲ナイト |
レイジ・オブ・ハルオーネ一辺倒だった攻撃アクションに新たな派生が追加。ライオットソードとサベッジブレードのそれぞれから派生するアクションが追加された。これにより敵視を固定するまではハルオーネ、それ以降は他のアクションへと切り替えることができる。
その他、次の攻撃を確実にブロックするアクションなども追加され、守りと攻撃をバランスよく強化したジョブとなっている。
▲戦士 |
戦士はこれまでのDPS寄りのタンクというポジションをさらに強化。明確に攻守をスイッチさせて、バトルに挑むことになる。また、自己回復をするアクションも追加される。
デストロイヤー:アバンドンというスタックが最大5までたまるアタッカースタンス。ディフェンダーに切り替えると、アバンドンのスタックはラースへとそのまま切り替わる。このアバンドンを消費して行う攻撃もあるとのこと。
原初の直感:敵の攻撃を正面から受けた時に必ず受け流す。しかし、それ以外の方向からはクリティカルになってしまう。
▲暗黒騎士 |
MPを使用して敵視を稼ぎ、パーティの盾となる暗黒騎士。そんな暗黒騎士の気になる新ジョブのアディショナルも公開。暗黒騎士のアディショナルは剣術士と斧術士の一部アクションとなる。ダークダンスやダークアーツ、ダークパッセンジャーといった中二的な名前を持つアクション・スキルが多いとか。リビングデッドというアクションは戦士のホルムギャングと同様の効果を持つとのこと。
暗黒:MPを徐々に消費しつつ、ダメージアップを図るアクション。MPの回復をするために他者からの支援を受けることはできない。ただし、暗黒騎士の各種WSでMPを回復させることができるため、いかに暗黒を保っていくかが鍵かも?
グリッドスタンス:タンクモードに変更するアクション。永続アクションとなり、忠義の盾やディフェンダーなどと同様の効果。
また、ナイトや戦士も含むタンク全体の効果として、ディフェンダーや忠義の盾の使用時に命中の補正がかかるようになる。
▲モンク |
これまで、疾風迅雷をいかに保つかがDPSの分かれ目となっていたモンクだが、ボスなどの攻撃フェーズの切り替え中では、どうしても疾風迅雷が切れてDPSが下がってしまっていた。そこで、新たに“闘気”と呼ばれるスキルを搭載。闘気は最大5までスタックし、5スタック時に非常に強い攻撃力のアクションが使える。
その他、効果をそのままで型だけ次に移行させる技や、疾風迅雷が3までたまっている時に消費して撃つアクションなどもある。
▲竜騎士 |
竜騎士は“蒼の竜血”というスキルが追加。このモードの最中のみフルスラストおよび桜華狂咲のコンボから派生する技が使えるようになる。また、蒼の竜血を消費して撃つ技もある。さらに、ジャンプ後の硬化時間の調整も行われる。
▲忍者 |
これまで風遁をかけ続けるのを重視されていた忍術だが、コンボ中に風遁を延長させる効果がついたことで、合間に他の術を唱えることができるようになった。また、方向指定が必要な技が追加される他、味方や自分の敵視を調整する技も追加される。
▲吟遊詩人 |
常に移動しながら攻撃ができていた詩人だが、立ち止まって使用するアクションが追加されたことで、ややテクニカルに。
旅神のメヌエット:この歌の最中。オートアタックがなくなってチャージして弓をうつ状態になる。チャージ中は移動するとチャージが切れる。つまり、DPSは上がるが、移動しながら弓がうてなくなる。MPは消費されず、他の歌と同時に使うことができる。
サイドワインダー:物理攻撃。DoTが入っているとダメージアップ。
▲機工士 |
ジョブとしてできることは詩人に近いが、やり方そのものはまるっきり異なる。特殊弾をリロードして、さまざまな効果を持つ弾を撃つ専用のシステムがある。リロードすると5つ装填され、それを消費してWSを放つ。移動中にリロードすることでより効率的に。緊急時に1発だけリロードするクイックリロードもある。その他、時限爆弾などを付与するスキルも。
機工士の特徴であるタレットは、オートアタックの他に範囲にいる味方に効果を及ぼすスキルもある。
▲黒魔道士 |
黒魔道士は、さまざまなアクションがレベル60に向けて追加され、レベル60になった時点でスキル回しがガラリと変わるジョブに調整されている。主なアクションは以下の通り。
黒魔紋:陣のような模様が出て、枠内に入ると自身にヘイストが15%かかる。効果は術者のみで、枠から出ると消えてしまう。立ち位置が非常に重要なアクション。
激成魔:ファイアやサンダーなどの効果アップ(Proc)が100%になる。
エノキアン:エノキアンの効果中にアストラルファイアやアンブラルブリザードになると、それぞれファイジャとブリザジャが使える。これらの魔法でエノキアンの効果時間を更新できるが、アストラルファイアとアンブラルブリザードの時間は延長しない。
▲召喚士 |
エーテルフローを使用する範囲攻撃や、召喚獣の力を自身に憑依させる“トランス・バハムート”というアクションが追加される。通常時にバハムートエーテルをスタックさせて、このトランス・バハムートを使う形に。なお、期待されていたエギの追加はなくなった。エギを追加するよりも本体の機能を増やす調整になっているとのこと。ただ、エギの見た目を変える調整は予定されている。
トライディザスター:バイオ、バイオラ、ミアズマを一度にかけるアクション。これまでトライディザスターという名称だったアクションは、トライバインドという名称に変更される。
▲白魔道士 |
もともとピュアヒーラーという立ち位置なので、ヒール能力をアップさせるとともに足りなかった能力を補う調整が行われる。攻撃魔法としてはストンガとエアロガが追加される。
アサイラム:範囲にヒールフィールドを発生させる。 アサイズ:魔法攻撃と回復を一緒に行う。
なお、白魔道士の特性としたあったプロテスの魔法防御アップは、学者および占星術師にも適用されるようになった。
▲学者 |
単純に強化というよりも、使いどころを選ぶアクションが追加されている。ボス戦以外ではあまり変わったと感じるところは少ないかもしれないとのこと。新たな策として自身を中心に範囲を回復させる策が追加される。
展開戦術:対象に付与したアイ・フォー・アイと鼓舞を周囲に拡散させる。
応急戦術:鼓舞をバリアからヒールにスイッチさせる
転化:フェアリーを魔力に変えるアクション
▲占星術師 |
白寄りのヒーラースタンスと学者寄りのバリアスタンスの2つを持っている。このスタンスによって各種スキルとアクションの効果が変わる。どちらかのスタンスで慣れてから、もう一方のスタンスをやるほうがわかりやすい。ヤ・シュトラのようなバリアを張る技は占星術師にある。
ヒーラー以外にカードでバッファーをかける能力を持っている。ここは使ってもらわないとなかなか難しい。6種類のカードをひくことで効果を発揮できる。攻撃力アップやヘイスト、被ダメージダウンなどの効果がある。引いたカードに“ロイヤルロード”というアクションを使うと、次に引いたカードの能力をアップさせられる。引いたカードを1枚だけ手元に持っておく“キープ”、カードを引き直す“シャッフル”などがある。
引いたカードをどう使うか、というのもおもしろさの要素となっている。
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