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2015年5月29日(金)

ドタバタRPG『ひめがみ絵巻』最速レビュー! かわいい神様を指揮して戦おう!!

文:リューヤ

 キュートで味のあるビジュアルと、豪華声優陣の起用で注目を集めている、AimingのiOS/Android用アプリ『ひめがみ絵巻』。5月20日に事前登録受付が始まったばかりの最新作ですが、β版をひと足お先に遊んでわかった本作の魅力とプレイの感想をお伝えしたいと思います!

『ひめがみ絵巻』

 古くは『聖闘士星矢』のアテナから、最近では『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のヘスティアまで、魅力的な神様キャラクターの虜になる人は後を絶ちません。今回ご紹介する『ひめがみ絵巻』は、そんな信仰心(?)にあふれる方たちに注目していただきたいRPGです。

 プレイヤーは、日本、中国、インドの神話に登場する神様――“姫神”たちを率いて、乱れた“世界の秩序”を正すための戦いに乗り出すことになります。登場する姫神の数は総勢100人以上! それぞれの姫神には、小倉唯さんや石原夏織さん、日高里菜さんといった声優が声を当てており、フルボイスでゲームが楽しめるのも魅力の1つとなっています。

『ひめがみ絵巻』
▲戦闘時に攻撃したり、メイン画面でタップしたりすると、姫神たちのかわいいボイスが♪ 耳が幸せになるので、声優ファンにもオススメです!

■神々の世界の崩壊を防ぐためのユルユルな大冒険が始まる……!?

 本作は、数多くの神々が住む“森羅万象の世界”への入り口である、“森羅万象の書”を手にした青年の物語です。本を開いた主人公は気が付くと、サッパリ知らない場所にいて、目の前にはバニーガールのような姿をした白ウサギの少女がいました。シラトと名乗る彼女によれば、この森羅万象の世界は秩序のバランスが崩れかかっていて、このままだと崩壊するかもしれないのだとか。それを聞いた主人公は、彼女たち姫神の力を借りて元の世界に戻るためにも、姫神たちを指揮してさまざまな騒動を解決し、世界の秩序を取り戻す戦いに身を投じることにしたのですが……。

『ひめがみ絵巻』
▲森羅万象の世界で主人公が最初に出会った姫神・シラト。公式Twitterでも彼女があれこれしゃべっていますので、興味のある方は覗いてみましょう。

 これだけ読むとシリアスなストーリーに見えますが、実際のシナリオのテイストはコメディタッチのドタバタ調。チュートリアルの案内役となるシラトでさえ、「この森羅万象の世界で一番可愛いうさぎであるわたしが戦闘をお教えしましょう。えへん」だの、「これで分かりましたよねっ。じゃあ、わたしはこれでー。おやつおやつ……」だのと口走るのですから、緊迫感は欠片もありません(笑)。ツッコミ役として登場する太公望とシラトとの掛け合いは、見ているだけで楽しくなりますよ!

『ひめがみ絵巻』
▲見よ、このグダグダっぷり。いい加減すぎるぞシラト! 断じてチュートリアルで口走っていいセリフではないと思うのですが、この後も彼女のテンションは変わりませんでした。
『ひめがみ絵巻』
▲適当すぎるシラトを太公望がバッサリ。この人だけが頼りだなーと思っていたら、後のシナリオでお供の四不象(美少女)や宿敵の申公豹(やっぱり美少女)との三角関係に巻き込まれていました。このゲーム、ラブコメRPGだったのか……?

 また、最初の仲間に選べる3人の姫神も非常に個性的。天竺(インド)出身のシヴァは笑顔を絶やさず破壊活動に励むロリっ娘で、蓬莱(中国)の太上老君はいつも気だるげな怠け者、高天原(日本)の天照大神は引き籠り癖のある高飛車娘と、神話のエピソードをうまく萌え要素に転じています。なお、今回のプレイでは開放できませんでしたが、姫神1人1人の魅力を掘り下げる“姫神物語”というコンテンツも用意されている模様。お気に入りの姫神ができたら、個別シナリオの早期開放を狙って集中的に育ててみるのもいいかもしれませんね。

『ひめがみ絵巻』
▲最初に選べる3人の姫神の1人・シヴァ(声優:日高里菜さん)。尖ったパラメータの持ち主で、攻撃はズバ抜けていますが防御がイマイチ。破壊を司る神だからでしょうか?
『ひめがみ絵巻』
▲『封神演義』などでおなじみの太上老君(声優:石原夏織さん)。HPは3人の中でもっとも高く、攻撃と防御のバランスも取れていて使いやすそうです。シナリオにも早いうちから出てきましたが、太公望に「クソ老婆」呼ばわりされていました(笑)。
『ひめがみ絵巻』
▲筆者が選んだ姫神はこちらの天照大神(声優:小倉唯さん)。解説文に反して、防御に優れているから打たれ強そうと思って選びましたが、ランク1では能力値の差もそこまで感じられなかったので、見た目の好みで選んでしまっても大丈夫そうです。

■強い姫神が欲しければ小判召喚をお試しあれ!

 彼女たち姫神の入手方法については、戦闘で勝つとドロップする他、召喚(ガチャ)でも手に入ります。この召喚には3つの種類があり、それぞれゲーム内通貨の霊貨、出撃時にフレンドを助っ人にすることなどで獲得できる絆ポイント、そして小判を消費して姫神を呼び出すというものです。

『ひめがみ絵巻』
▲最初の小判召喚でゲットした天照大神。ランク5ですので、最初に選んだ天照大神とは比べ物にならないほどパラメータが高いですね。スキルがなかなか強力なのもいい感じです。

 実際にガチャを回してみた感想ですが、即戦力になりそうな姫神がゲットできそうなのが小判召喚で、そこそこ強力な姫神も手に入りました。どうやら、この小判召喚が一般的に言うレアガチャに相当するようですね。霊貨召喚はノーマルガチャらしく、弱い姫神しかゲットできませんでしたが、この方法でしか手に入らない姫神もいるそうです。絆ポイントでの召喚は試せなかったのですが、レアな姫神も出るとのことでしたので、引く際には期待してもいいのではないでしょうか。

『ひめがみ絵巻』
▲一方こちらは、霊貨召喚で手に入れた魔物の獅子。ランク4なので当たりの部類なのですが……ランク1の姫神よりもパラメータが低いだとぉ!? どうやら魔物は、姫神よりも実力が大分劣るようですね。

 こうして手に入れた姫神には、それぞれランクが設定されています。ランクは全10段階で、当然高ければ高いほど姫神のパラメータも優れています。しかし、ランクが低い姫神だからといって、まったく役に立たないわけではありません。すべての姫神は、最高ランクまで成長させることができるのです。じっくり育てないといけないため時間はかかりますが、言い方を変えればお気に入りの姫神と末永く遊ぶことができるということ。愛着がわくこと間違いなしです!

『ひめがみ絵巻』
▲姫神のランクアップ機能が開放されるのは、プレイヤーのランクが5になってから。姫神のランクが高いとレベルの上限も上がるため、より強い姫神を育てたければランクアップは必須なのです。

 それでも、姫神の所持数上限に引っかかるなどしてユニットを処分したくなる場合もあります。そんなときは経験値に変換したり、売却して霊貨の足しにすることが可能です。戦闘や霊貨召喚で入手したザコの魔物などは、姫神に比べるとどうしても実力が見劣りしますから、せめて主力の姫神を育てるのに貢献してもらいましょう。

『ひめがみ絵巻』
▲戦闘で入手した魔物を経験値に変換。我が姫神たちを育てる糧となれー! ちなみに、霊貨ではなく小判を使ってユニットを経験値に変換すると、得られる経験値がグッと増えるようです。

■ただ見ているだけでもOK♪ 賑やかで楽しいバトルシステムをチェック!

 さて、ここからは本作のバトルシステムをご紹介しましょう。本作では、手持ちの姫神3人+他プレイヤーから借りる助っ人の姫神1人の4人パーティーを編成し、シナリオやイベントで起こるさまざまな事件を解決するために敵と戦うことになります。戦闘画面では、デフォルメされた姫神たちがかわいい掛け声とともに技を繰り出す、賑やかな“わちゃわちゃバトル”が繰り広げられます。

『ひめがみ絵巻』
▲戦闘画面では、敵味方の姫神たちがかわいらしいSDキャラに。掛け声とも相まって、見ているだけでつい和んでしまいそう……?

 実際にプレイした感想としては、戦闘はオートでサクサク進行するので非常に楽でした。プレイヤーがやることといえば、姫神の前衛・後衛の配置入れ替え、メインスキル発動の指示、そして攻撃時にドロップするオーブをタッチやスワイプして拾う程度。正直なところ、何もせず見ているだけでも問題ないくらいでした。

『ひめがみ絵巻』
▲画面上の“×2”に注目! プレイヤーのランクが5になると、戦闘の進行スピードを倍速に上げられるのです。弱い敵との戦闘もこれならサクサク片付きますので、時間がかからなくて快適です。

 もっとも、そんなに簡単に進むのはゲーム序盤だからこそ。一見するとやることが少なくシンプルに見えますが、実は結構奥深い戦闘システムとなっているのです。例えば姫神の配置入れ替えについてですが、姫神は前衛と後衛のポジションが違えば、使用可能なスキルも変わってきます。そのため、敵の特性や戦況を見極めながら、適切なタイミングで配置を入れ替えることが重要となってくるのです。ゲームを進めれば、姫神のスキルを考慮してチームを組むなど、じっくりと戦略を練らなければ攻略できないステージも多数出てくるとのこと。サクサク進められる反面、歯ごたえも十分な戦いが楽しめそうです。

『ひめがみ絵巻』
▲ユニットには剣や盾のマークで表される職業があり、各職業の強弱関係は3すくみの状態になっていますので、そのことも考慮に入れて配置を入れ替えましょう。この戦いなら、剣は盾に強いので、後衛の刑天剣姫を前衛の太上老君と入れ替えるのがベスト!

 戦闘に勝つとアイテムや経験値、そしてパーティーに組み込める魔物や姫神などのユニットが手に入ります。この経験値については、プレイヤーのランクを上げるものと姫神のレベルを上げるものの2種類が存在します。プレイヤーのランクは経験値が一定に達すれば勝手に上がりますが、姫神のレベルはプレイヤーが経験値を割り振ってやらないと上がりません。つまり、お気に入りの姫神を入手した際に、戦闘に出す前に経験値を割り振って集中的に育てることも可能、というわけです。

『ひめがみ絵巻』
▲“獲得EXP”がプレイヤーのランクを上げるための経験値。そして“変換経験値”が姫神に割り振るための経験値となっています。

■他のプレイヤーとの交流が勝利の鍵となる――!?

 他のプレイヤーとの交流コンテンツが充実しているのも本作の特徴。例えば、フレンドに1日1回贈物をして好感度を上げると、戦闘時に助っ人として選んだ際に得られる絆ポイントが増えたりします。また、フレンドになったプレイヤーを訪問すると、出撃時に消費するスタミナを回復することができるのです。訪問と言ってもタップ一発で済みますし、回復するスタミナ量も微々たるものですが、チリも積もれば山となるのでフレンドが多いに越したことはなさそうですね。

『ひめがみ絵巻』
▲フレンド申請に応じてくれたプレイヤーには、訪問や贈物をすることが可能に! より強くなるために、毎日コツコツ交流を重ねていきたいものです。

 それらフレンドとの交流に加え、さらに重要となりそうなのがギルドシステム。本作では、プレイヤーのランクが10になると、プレイヤーのサークルとも言うべきギルドを設立することができるのです。ギルドを設立したり、あるいは他人のギルドに加入したりすると、アイテムの獲得や経験値を保存する溶炉の上限アップ、得られる霊貨の増額といったメリットが!

『ひめがみ絵巻』
▲ランクが10を超えたので、さっそく作ってみたギルドがこちら。このギルド工房の各機能を開放していくことによって、さまざまな恩恵が受けられるというわけです。

 また、ギルドにはレベルがあり、メンバーが特定のアイテムを納品することでレベルを上げることができます。レベルアップしてギルドが大きくなると、得られる恩恵も増えていくのでお得ですよ! また、ギルドメンバーと雑談したり、ゲームの攻略法を聞いたりするための掲示板も用意されていますので、ここで相談してメンバー一丸となり、ギルドをどんどん成長させていきましょう!

『ひめがみ絵巻』
▲ギルドメンバーとは、専用の掲示板でメッセージをやり取りすることができます。上の画像でもやっていますが、キャラ萌えトークがはかどりそうですね(笑)。

■サービス開始前にも協力が必要!? 事前登録キャンペーンに注目!

 姫神たちはビジュアルもボイスもかわいらしく、戦闘はスピード感があって爽快と、かなりの良作になりそうな『ひめがみ絵巻』。他プレイヤーとの交流&協力に重点が置かれているのも独特ですが、協力が重要なのはサービスが始まってからだけではありません。現在、公式サイトで開催中の事前登録キャンペーンでも、力を合わせることが必要なのです!

 本作は、iOS&Android版のサービス開始までに事前登録をしておくと、ゲーム開始時に小判5枚(レアガチャ1回分)が手に入ります。さらに、事前登録キャンペーンとして、事前登録を済ませた人の数に応じてさらなるプレゼントが贈られることになっているのです。

 5月29日時点での事前登録人数は8万人を突破! 5,000霊貨(ゲーム内通貨ガチャ5回分)と大量の経験値に変換できるキャラクター3体、姫神のランクアップに必須なアイテム10個、大量の霊貨に変換できるキャラクターがもらえることが確定しています。今後、登録人数が10万人になれば、追加で小判5枚がもらえるとのこと。本作に興味がわいた方は早めに事前登録を済ませて、さらなる特典ゲットのために友人を誘ってみてはいかがでしょうか。

●『ひめがみ絵巻』プロモーションビデオ

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