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2015年6月9日(火)

『バイオハザード0』で描かれるは“洋館事件”の始まり! HDリマスターで最適化された画像を比較

文:kbj

 カプコンは2016年初頭に発売するPS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC用ソフト『バイオハザード0 HDリマスター』の情報を公開した。

『バイオハザード0 HDリマスター』
『バイオハザード0 HDリマスター』

 本作は、2002年に同社からゲームキューブ用ソフトとして発売された『バイオハザード0』を、HDリマスターしたもの。『バイオハザード』で舞台となった“洋館事件”の直前が描かれている。主人公はS.T.A.R.S.の新人であるレベッカ・チェンバースと、死刑判決を受けて移送中の元海兵隊少尉のビリー・コーエンだ。

 本作の画像や概要、物語が公開された。2人で生き延びるために尽力する“パートナーザッピング”についても明らかになった。

【動画】『バイオハザード0 HDリマスター』1stトレーラー

■すべての出発点“洋館事件”……さらにその始まりが描かれる『バイオハザード0』

 2002年3月、第1作『バイオハザード』のリメイク作品として『biohazard』が発売された。さまざまなアイデアと驚異的なグラフィックで再構築された『biohazard』はその圧倒的な“恐怖”から第1作を凌ぐほどの高い評価を受けた。

 そして同年11月、完全新作として発売されたのがオリジナル版『biohazard 0(バイオハザード0)』だ。

 『biohazard』と対を成すかのようなストーリーに加え、プリレンダリングと呼ばれる技術を用いたグラフィックは、さらに精緻さを極め、その時代の他作品を圧倒する恐怖体験をプレイヤーにもたらした。加えて、2人の主人公を交互に切り替えることにより謎を解き明かしていく新たな遊びにも挑戦し、その後のシリーズ作品にも大きな影響を与えた一作となった。

 そして2016年、『biohazard 0』は新たな技術で『biohazard 0 HD REMASTER(バイオハザード0 HDリマスター)』として現代によみがえる。当時の水準を凌駕したグラフィックはさらに高精細化され、今の時代も色褪せることなく、新たな恐怖の感情を呼び起こす。さらに現代のプレイ環境に合わせ、ワイド画面への対応やアレンジ操作の搭載なども行われている。

 シリーズの出発点である“洋館事件”。そして、その始まりが描かれる『biohazard 0 HD REMASTER』。秘められた恐怖と謎はあなた自身の眼で確かめてほしい。

■物語

『バイオハザード0 HDリマスター』

 1998年、アメリカ合衆国中西部ラクーンシティ郊外で多発する猟奇殺人事件。その事件の調査のため、ラクーン市警所属の特殊部隊S.T.A.R.S.“ブラヴォーチーム”が派遣された。

 新人隊員のレベッカ・チェンバースを含めた6名は、調査対象地域であるアークレイ山地へヘリで向かうが、その上空で突然のエンジン停止。パイロットの懸命の操縦で死者を出すことなく不時着に成功するが、ヘリは大破してしまう。

『バイオハザード0 HDリマスター』 『バイオハザード0 HDリマスター』

 そこで隊員たちが発見したのは、横転した軍用車両と、死亡した軍人、そして残された死刑囚の移送指示書。そこに記されていたのは、“ビリー・コーエン”少尉の名前であった。隊長であるエンリコの指示により、散開して周辺の捜索を開始するブラヴォーチーム。レベッカは1人、生い茂る木々がより闇を深くする森の中を捜索し、停車した列車を発見する。

 人の気配が感じられない車内へ、慎重に歩を進めるレベッカ。そして、レベッカは列車に足を踏み入れる。そこが悪夢への入り口とも知らずに……

■登場キャラクター

●レベッカ・チェンバース

『バイオハザード0 HDリマスター』

 18歳で大学の修士課程を優秀な成績で卒業するほどの秀才で、その才能が認められ精鋭揃いのS.T.A.R.S.メンバーに抜擢される。同チームでは衛生を担当。化学関係の知識はずば抜けており、ハーブの調合だけではなく、化学薬品の精製も行う。

 行動派で多少のことでは動じない性格だが、経験が浅い分、異常な状況に驚き躊躇するなど、未熟な面を見せることもある。

●ビリー・コーエン

『バイオハザード0 HDリマスター』

 元アメリカ海兵隊少尉。作戦中に一般人を虐殺した罪状により、第一級殺人犯として死刑宣告を受けた死刑囚。移送中の事故により自由の身になるが、レベッカとともに死者が蠢く列車に乗り合わせたことにより、悪夢へと巻き込まれていく。

 口数が少なく近寄りがたい雰囲気を持っているが、人一倍正義感は強いようであり、レベッカが罪状とのギャップに戸惑う場面も見られる。元軍人であり多くの武器の扱いに長けている。

■2人だから生き延びられる“パートナーザッピング”

『バイオハザード0 HDリマスター』

 『バイオハザード0』を象徴するゲームシステムが“パートナーザッピング”だ。プレイヤーは能力の異なる主人公の操作をリアルタイムに切り替えながらゲームを進めることになる。

 物語を進めると2人でないと解き明かせない謎も登場し、1人で道をひらくことができなくなる。そして、時にはぐれ、1人きりになってしまう状況もある。その時に襲いくる焦燥感、孤独感こそが、本作がもたらす恐怖の真骨頂と言えるだろう。

『バイオハザード0 HDリマスター』
▲ハーブの調合が行えるレベッカと、体力に優れて扱える武器の種類が多いビリー。この他にも2人の主人公にはさまざまな特徴がある。特徴を理解して使い分けることが生き残る為の第1歩だ。
『バイオハザード0 HDリマスター』
▲限られた弾薬やハーブは分け合うことが重要だ。本作ではアイテムを床に“置く”ことができる。持ちきれないアイテムを置くのはもちろん、別行動中のパートナーにアイテムを渡す時にも有効だ。

■序盤の紹介

『バイオハザード0 HDリマスター』

 ラクーンシティ郊外のアークレイ山の調査から一転、停車していた黄道特急車両内を調査することとなったレベッカ。しかし、その車両内は生ける屍=ゾンビで溢れる地獄だった。

 迫るゾンビの包囲網を掻い潜った先でレベッカは手配中の死刑囚、ビリーと出会う。市警特殊部隊隊員と脱走中の死刑囚……協力できるはずがない2人の生命懸けの脱出行が始まる。

『バイオハザード0 HDリマスター』 『バイオハザード0 HDリマスター』
▲ゾンビ……t-ウィルスにおかされよみがえった死者。人間だったころの記憶のほぼ失われ、知能も大きく低下しており、本能のおもむくままに人肉を求めて人を襲う。生前を思わせるのは、彼らがまとう衣服ぐらいだ。
『バイオハザード0 HDリマスター』
▲ビリーと遭遇したレベッカ。ビリーは民間人を多数殺害した罪状で死刑が宣告されている囚人だ。
『バイオハザード0 HDリマスター』
▲列車内に存在しているのは、何か生物の卵だろうか?
『バイオハザード0 HDリマスター』
▲レベッカとビリーは列車を脱出するまでの期限付きで協力することに。

■グラフィックのHD化

 グラフィックのHD化はシンプルなアップスケーリングには止まらない。もとの画像を引き伸ばすのではなく、新たに高解像度化されたテクスチャーを用意するなど、手間を惜しまない作業を積み重ねているという。

 比較ショットを見ればわかるように、単純に解像度を上げただけではないことが見て取れるだろう。 “プレイヤーの記憶にあるオリジナル版”を凌駕する仕上がりを目指しているというので期待しておこう。

『バイオハザード0 HDリマスター』
▲オリジナル版
『バイオハザード0 HDリマスター』
▲HDリマスター版

■プレイ環境のHD化

 HD化を施しているのはグラフィックだけではない。ゲームプレイそのものも、 現代のプレイ環境にふさわしい物へとパワーアップを遂げている。

『バイオハザード0 HDリマスター』
▲16:9表示
『バイオハザード0 HDリマスター』
▲4:3表示

 4:3のモニターで遊ぶことを前提に制作されたオリジナル版だが、本作では16:9の画面比率で楽しむことが可能。単純に上下をカットしただけのトリミングでなく、上下に視点が移動することにより、オリジナル版のプレイ画面に描かれた情報量を余さず味わうことができる。もちろん、オリジナル版同様の4:3比率のゲーム画面にも、随時切換えることが可能だ。

 オリジナル版では2chステレオで収録されていたサウンドは、5.1ch化に加えて、より高品位なビットレートで収録し、サウンドもHD化が図られている。さらにはダイナミックレンジをコントロールするサウンドコンフィグが追加されており、プレイヤーの環境に適したバランスでの再生が可能となっている。

 クラシックな『バイオハザード』では上下で前進/後進、左右でそれぞれの方向にターンするといった特徴的な操作が標準だった。今作ではオリジナル版同様の操作に加えて、入力したキーの方向へダイレクトにキャラクターが動くアレンジ操作も収録。初めてシリーズに触れるプレイヤーも、操作に戸惑うことなく楽しめる。

■開発チームより制作にあたってのメッセージ

 昨年に発売した『biohazard HD REMASTER』は皆さまの大きなご支持をいただき、旧作品のHD化作品としては異例と言えるヒット作品となりました。そのことが私たちに大きな力を与えてくれました、多くのプレイヤー様からいただいていた要望、

「HD化された『biohazard 0』をプレイしたい」

にようやくお応えすることができるのです。

 オリジナル版『biohazard 0』は『biohazard』と同年の2002年に発売された作品です。『バイオハザード』世界の出発点である“洋館事件”、さらにその始まりを描くこの作品は、『biohazard』からさらに洗練されたプリレンダ技術による“美しく、そして恐ろしい”グラフィックに加えて、ゲームシステムの面でも2人の主人公をリアルタイムに切り替えてゲームプレイを楽しむ“パートナーザッピング”を始め、さまざまな要素にチャレンジした野心作であり、バイオハザード史に欠かせない一篇となりました。

 今回のHD化にあたっては『biohazard HD REMASTER』と同様に“原作の空気感を大切に”することはもちろん、さらに美しく、更に楽しめるHD化を目指して参ります。

 『biohazard 0 HD REMASTER』続報にご期待ください。

(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

データ

▼『バイオハザード0 HDリマスター』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS4
■ジャンル:アクションADV
■発売日:2016年初頭
■希望小売価格:未定
▼『バイオハザード0 HDリマスター』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS3
■ジャンル:アクションADV
■発売日:2016年初頭
■希望小売価格:未定
▼『バイオハザード0 HDリマスター』
■メーカー:カプコン
■対応機種:Xbox One
■ジャンル:アクションADV
■発売日:2016年初頭
■希望小売価格:未定
▼『バイオハザード0 HDリマスター』
■メーカー:カプコン
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:アクションADV
■発売日:2016年初頭
■希望小売価格:未定
▼『バイオハザード0 HDリマスター』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PC
■ジャンル:アクションADV
■発売日:2016年初頭
■希望小売価格:未定

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