2015年6月15日(月)
『よるのないくに』で描かれる少女の愛とドラマ、その始まりを紹介。主人公がスケスケ衣装を着ている訳も判明
コーエーテクモゲームスは、8月27日に発売するPS4/PS3/PS Vita用ソフト『よるのないくに』の新情報を公開した。
『よるのないくに』は、『アトリエ』シリーズや『サージュ・コンチェルト』などを手掛ける同社のガスト長野開発部が、“美少女×従魔(セルヴァン)×RPG”をテーマに制作している完全新作RPG。物語の主人公は、自らの血で契約した従魔を使役する“アーナス”という名の少女で、邪妖と呼ばれる魔物たちが跋扈(ばっこ)する世界において、親友の少女“リュリーティス”のために戦うストーリーが展開する。アーナスとリュリーティスの葛藤や絆など、2人の少女を中心としたドラマに注目したい作品だ。
▲アーナス(左)とリュリーティス(右)。キャラクターデザインは、四々九氏が担当している。 |
本日の記事では、その2人の少女のドラマを楽しむうえで知っておきたい序盤の展開や人間関係、2人がそれぞれに抱く想いなどを紹介する。さらに、大型邪妖とのバトルや成長システムなど、ゲームシステムに関する情報をお伝えしていく。
■2人の再会、そして動き始めた物語。ドラマの始まりを紹介
ゲームを始めると、ルースワール島に赴任したアーナスは、親しい旧友であるリュリーティスと再会を果たすことになる。以下に、2人を中心とした物語がどのように始まり、2人を取り巻くキャラクターたちはどんな存在なのか、2人がどのような生活を送るようになるのかを紹介する。
再会と安堵 |
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▲再会を喜ぶ2人。リュリーティスの変わらない優しさに、自然と顔つきが優しくなるアーナスがいた。 |
大型邪妖襲来! |
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▲しかしながら、突如、2人の前に大型邪妖が現れ、リュリーティスをさらっていく。アーナスはリュリーティスを探し、ホテルへたどり着く。 |
すべてを知るホテル“エンデ” |
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▲教皇庁に協力しているホテル“エンデ”では、既にリュリーティスの居場所を特定しており、アーナスに捜索するよう命が下る。 |
大型邪妖との戦いの中で |
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▲ホテルで得た情報をもとに、リュリーティスを発見したアーナス。立ちはだかった大型邪妖との戦いの中、アーナスは見知らぬ異世界で目覚める。 |
目覚め、そして新たな力 |
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▲アーナスは、異世界で血の力に目覚める。血の力を“武器”に変えるという新たな力を得て、彼女は再び大型邪妖に挑む。 |
目覚めた“血の力”で大型邪妖を倒し、アーナスはリュリーティスの救出に成功する。しかし、リュリーティスが“聖女”に選ばれたことを知り、アーナスはショックを受ける。
聖女とは、人々の夜を脅かす邪妖の元凶“夜の君”を、自分の命と引き換えに封じる存在である。そしてアーナスの任務とは、リュリーティスが聖女の役割を全うできるように、つまり生贄となるその日まで護衛することなのだ。この瞬間から、それぞれの思いと思惑が交錯し始める――というのが、2人のドラマの始まりになる。
ゲーム開始直後のこの大きな出来事を終えると、ホテルの中で繰り広げられる日常と、邪妖と戦う非日常を、運命の日まで繰り返していくことになる。
告白と苦悩 |
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▲ホテルに戻ったリュリーティスは、自分が聖女に選ばれたこと、その役目を成し遂げるつもりであることをアーナスに告げる。そしてこの時から、彼女の苦悩が始まる。 |
暗躍する教皇庁 |
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▲教皇庁から、聖女を守り、夜の王の生贄とすることを命じられるアーナス。手紙や電話で指示を出し、決して姿を見せない教皇庁に、アーナスは振り回されることになる。 |
新たにはじまった日常 |
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▲聖女になることを決めた次の日から、リュリーティスは、ホテルでウェイトレスとして働き始める。生贄となるその日まで、新たな日常生活が送る。 |
邪妖に立ち向かう非日常 |
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▲リュリーティスを守るために、アーナスは数々の邪妖と戦うことになる。特に大型邪妖との戦いは、物語が進むごとに激しさを増していく。 |
▲ホテルでウェイトレスとして働くリュリーティスをイメージしたビジュアル。 |
2人の少女の想いはどのように重なり、あるいは時としてどうすれ違うのだろうか? そして、少女たちの葛藤や強さはどのように描かれるのか? 非常に展開が気になる『よるのないくに』のストーリーを想像するうえでヒントとなるかもしれない、登場キャラクターの想いや立場を紹介する。
アーナスの想い |
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▲聖女の役割を遂げることは死を意味する。リュリーティスに聖女をやめさせたいアーナスだが、まったく聞く耳を貸してもらえず苛立ちが募る。 |
リュリーティスの想い |
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▲聖女になることを選択したリュリーティス。しかし、それはすべてアーナスのためなのだ。 |
サイモンの思惑 |
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▲ホテル“エンデ”の支配人として、教皇庁に協力しているサイモン。アーナスに対し、仕事以上に親身になってくれるのだが……彼の本当の思惑は? |
クリストフォロスの思惑 |
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▲純血の妖魔であるクリストフォロス。彼女は、半妖のアーナスに興味を持ち、時には協力してくれる。その真意は、いつ明らかになるのだろうか? |
黒猫とアーナス |
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▲リュリーティスが見つけた黒猫も、少女2人を取り巻く存在となる。アーナスの行く先々で現れ、手助けともイタズラとも取れる仕草を見せる。 |
■大型邪妖との死闘!
物語を進め、さまざまなステージに挑む中で、各ステージの最奥ではボスとなる“大型邪妖”がアーナスの前に立ちはだかる。強力な力を持つ大型邪妖とのバトルでは、従魔の使い方や編成が、勝敗を左右するカギになる。
▲待ち受ける大型邪妖たち。従魔との共闘が特徴である本作のバトルにおいて、編成を考えるうえでの戦略、従魔を使いこなす戦術、アーナス自身を操作するアクション性など、すべての要素が勝敗に結びつくバトルの醍醐味を味わえるだろう。 |
▲飛び出す針の山や無数の爆弾など、数々の仕掛けが施されている危険なステージも存在する。ステージのギミックを考慮した攻略法も必要になりそうだ。 |
▲従魔にはさまざまなタイプが存在し、単純にレベルだけで選んでも効果的な戦い方ができない場合がある。自分のプレイスタイルと従魔の編成が合っているのか、そういった戦略を考えるのも本作のおもしろさだ。 |
スムーズに勝てない場合は、相手の特性などを考えて従魔を選んだり、アーナスの役割を変えてみたり、大型邪妖との戦いを想定した従魔の編成を考えることも重要だ。ここでは、従魔の編成とアーナスの役割の組み合わせを、いくつか参考として紹介しよう。
●アーナスを剣とするスタイル
【編成例】サポートタイプ×3、ディフェンダータイプ×1
▲アーナスが真っ先に斬り込んでいく戦い方。アクションが得意な人にオススメで、接近戦による迫力あるバトルを楽しめる。従魔はサポートタイプを多めに編成し、アーナスの回復やサポートを充実させたい。 |
●従魔を盾とするスタイル
【編成例】ディフェンダータイプ×2、アタッカーorトリッキータイプ×2
▲ディフェンダータイプやアタッカータイプの従魔を前に出し、ボスと戦わせる戦い方。アーナスは後ろに回り、各従魔を援護する。アーナスは安全だが、前に立つ従魔が成長していないと勝つのは難しい。ワープ移動できるトリッキータイプは、ボスの攻撃を回避してくれることもある。 |
●バランスよく戦うスタイル
【編成例】サポートタイプ×2、ディフェンダータイプ×1、アタッカータイプ×1
▲アーナスが攻撃の主体になるものの、従魔の編成をバランスよくしたことで、立ち回りの幅が増え、対応できる状況が増えている。 |
●極端なスタイルを楽しむのもアリ!
【編成例】アタッカータイプ×4 or トリッキータイプ×4
▲全員で攻撃する非常に高火力な編成で、“やられる前にやれ!”という形の超攻撃型スタイル。特に決まった正解があるわけではないので、自分の好みや従魔の育ち具合に合わせて、極端な編成にするのもアリだ。 |
■従魔の成長と変化
従魔は、敵を倒した際に得られる経験値によって成長していく。レベルアップするとステータスが上昇する他、アビリティを覚えることもある。また、成長した従魔は、姿や大きさなどに変化が起きる場合もあるという。ちなみに、アーナスは経験値獲得による自動的なレベルアップとは別の形で成長するため、その詳細は後述する。
▲アーナスが連れている従魔は、ステージの終了後にまとめて経験値を取得する。 |
▲アビリティを覚える際は、選択によって従魔が戦闘で使用するスキルが変わる場合もある。よく説明を読んで、自分のバトルスタイルに合った選択をしよう。 |
▲成長により従魔が(上画面から下画面に)変化した例。姿や大きさだけでなく、“数が増える”といった変化もある。こういった変化が起きた際は、SPやステータスが大幅に上昇する。 |
●新たに2体の従魔を紹介!
6月1日の記事に続き、新たに2体の従魔を紹介する。今回は、2体ともサポートタイプの従魔だ。ちなみに、妖精のような姿をしたノ―ミードは、アーナスを「ご主人様」と呼んでくれるらしい。
ラウネー |
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▲味方を回復させる回復のスペシャリスト。反面、打たれ弱く、すぐに倒されてしまう。素直な性格(?)なので、本能のままに行動してしまうことも。 |
ノ―ミード |
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▲回復とサポートに長けた従魔。アーナスのことを「ご主人様」と呼び、主従関係以上にアーナスのことを気にかけてくれる。戦闘では、アーナスをすぐサポートできるよう彼女の近くにいる。 |
■リュリーティスとうりふたつの姿をした“ヨルドの巫女”とは?
最初の大型邪妖との戦いにおいて、異世界で血の力に目覚めたアーナス。その後は、自由に異世界へ行けるようになる。異世界では、リュリーティスとそっくりな姿をした“魔剣ヨルドの番人(巫女)”と名乗る女性と出会うことになり、彼女とさまざまな会話を交わすことができる。
▲リュリーティスによく似たヨルドの巫女。彼女の言葉からは、さまざまなことがわかる。 |
ヨルドの巫女との会話では、その回答によって物語が大きく変化することもあるという。まさに、アーナスにとっては自身の運命を変える存在となる“ヨルドの巫女”。彼女はいったい何者なのだろうか……?
▲ヨルドの巫女のCGモデル。あまりにもリュリーティスと似ているが、彼女や“聖女”という存在とはどのような関係があるのだろうか? |
▲“!”マークが表示されている場所は、魔剣ヨルドへ血を奉納するための祭壇。血を奉納するたびにヨルドの力は増すようだが、現在は誰もその魔剣を扱うことができない。 |
▲ヨルドの巫女からは、さまざまなことを教えてもらうことができる。彼女との会話は……物語に大きな変化をもたらすかもしれないので、慎重に答えよう。 |
●血の奉納とアーナスの成長
アーナスは、この異世界で“血の奉納(デスダン)”を行うことにより、自身を成長させることができる。魔剣ヨルドに奉納する血(Blood)は、敵を倒した際に獲得可能だ。なお、血の奉納を行ってレベルアップすると、ステータスの成長と同時に、スキルを覚えることもある。
▲血の奉納をしているところ。血の奉納を続けることで、魔剣ヨルドに少しずつ変化が起きるらしい。 |
▲なお、アーナスが着ているあまりにも布地が少なく、生地が透けている衣装は、血の奉納を行うための正装だという。 |
▲血の奉納によるレベルアップの画面。レベルには上限があるようだが、これはストーリーの進捗によって解放されるのだろうか? |
▲スキルは、バトルに直接関連したものだけでなく、“装備枠増加”や“デッキグループ数増加”といったものもあるようだ。 |
▲マントのような部分の生地は、前を覆うために使ったほうがよかったのでは……そんな野暮なツッコミをしてしまいそうな“血の奉納”時の正装。とはいえ、非常に清らかな雰囲気が漂っており、異世界の不思議な空気感に似合っている。 |
■『プレミアムボックス』の特典を紹介
通常版と同時発売される限定版の『プレミアムボックス』。その特典のデザインが公開されたので、以下に掲載する。
▲特典アイテムをすべて並べた際のイメージ。実物を並べたわけではないので、実際のものとは大きさやデザインが異なる場合もある。 |
●『よるのないくに』オフィシャルビジュアルブック
本作のキャラクターデザインを担当する四々九氏が描いた美麗なイラストを、1冊にまとめたビジュアルブック。
▲表紙のイメージ。 |
●『よるのないくに』オリジナルサウンドトラック(2枚組)
ゲーム内で使用される楽曲+ボーナストラックを含む全74曲を収録したサウンドトラックCD。アーナス(声優:M・A・O)やリュリーティス(声優:五十嵐裕美)が歌うボーカル曲も収録される。
▲ジャケットのイメージ。 |
▲CDのレーベルのイメージ。 |
●特製アーナス3Dカード
アーナスが立体的に映る特殊な3Dカード。実際にどのように映るのかは、見てからのお楽しみ!
▲3Dカードのイメージ。 |
●特大アーナスおふろ▼ポスター
※▼はハートマーク
血の奉納をする時のアーナスは、そのままお一緒に風呂へ入れそうだ……そんな煩悩(?)を具現化してしまったアイテム。お風呂用のポスターには、“血の奉納”時の正装をしたアーナスが描かれており、一緒にお風呂に入れる気分になれるはずっ!
▲ポスターのイメージ。 |
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
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