2015年6月23日(火)

『魔壊神トリリオン』は骨太戦略ゲームだった! 7月23日に発売が迫る本作の概要を総まとめ【前編】

文:電撃PlayStation

 7月23日の発売が迫るPS Vita『魔壊神トリリオン』。強敵・トリリオンのHP1兆を6人の魔王(ヒロイン)の死を前提に、想いをつないで削りきるというシステムで話題を集める本作だが、ついにプレイできる日を迎えることができる。

『魔壊神トリリオン』

 編集部に届いたサンプルROMをプレイしたところ、非常に練りこまれたゲームバランスに驚かされた。ただ何も考えずにプレイしていてはクリアできない。魔王の育成やトリリオンとの戦い、その1つ1つにおいて気の抜ける時間はないのだ。かといって、攻略困難というほどの無理ゲーでもない。育成RPGとして完成度の高い1本に仕上がっている。

『魔壊神トリリオン』
▲各パラメータに付随する修錬(トレーニングのようなもの)を行い、魔王(ヒロイン)を1人ずつ育成していく。疲労度やアイテムなどの要素もあるので、いろいろ考えたうえでコマンドを実行する必要がある。

 今回は、『トリリオン』のストーリー、ゲームの進行、ヒロインに焦点を当て、改めて本作の概要を紹介していく。

■衝撃の展開から幕を開ける物語

 本作の物語は平和な魔界に突如トリリオンが侵攻してくるところから始まる。迎撃に向かった主人公ゼアボロスの兄・アスタロスは殺され、その後戦いを挑んだゼアボロスも敗北してしまう……。

ゼアボロス
『魔壊神トリリオン』
▲本作の主人公。魔界を統べる三代目の大魔王。
アスタロス
『魔壊神トリリオン』
▲ゼアボロスの兄。知勇を兼ね備えた歴戦の勇士。

 死の間際にゼアボロスは謎の少女・ファウストの声を聞く。ゼアボロスは自分の魂と引き換えにファウストに蘇らせてもらい、トリリオン打倒へと動き出すのだった。

ファウスト
『魔壊神トリリオン』
▲ゼアボロスを蘇らせた少女。トリリオンを倒した暁には、ゼアボロスの魂をもらい受けると言うが……。

■トリリオンは休眠と進撃を繰り返す

 トリリオンは魔界最深部のコアを喰らうために進撃してくる。ただ、ある程度進撃すると休眠期間に入るため、魔界側はその期間に反撃の準備をしなければならない。ゼアボロスは生き返ったとはいえ、ツギハギ姿のため自ら戦うことができない。そのため。6人の魔王(ヒロイン)を育成し、トリリオンと戦わせることとなる。

 また、トリリオンは付近に強い瘴気を出している。この瘴気に触れると魔王といえども死んでしまう。瘴気をカットできる“覇王の指輪”は1つしかないため、プレイヤー(ゼアボロス)は、魔王を1人ずつ育成し、戦わせなければならない。

『魔壊神トリリオン』
▲トリリオンの休眠中が育成・強化パート、進撃中がバトルパートとなっている。

■死ぬ運命にある6人の魔王(ヒロイン)たち

 育成する魔王(ヒロイン)は6人。それぞれが高い能力を持つが、それでも1人でトリリオンを倒すことは不可能。彼女たちはトリリオンとの戦いに敗れる際、死に際にスキルを発動する。このスキルは、超大ダメージを与えるものや次回のトリリオン戦に影響を与えるものなどさまざま。長いスパンで戦略を立て、どれを使用するか選択する必要がある。

ルゥシェ
『魔壊神トリリオン』
▲ゼアボロスの姪。小さな頃から英才教育を受けてきたため、プライドが高く高飛車な性格。佐倉綾音さんが声を担当。
レヴィア
『魔壊神トリリオン』
▲ゼアボロスの幼なじみ。ふだんは大人の女性として振舞っているが、ゼアボロスと2人きりになると極度に甘える。今井麻美さんが声を担当。
フェゴール
『魔壊神トリリオン』
▲ゼアボロスの姉。極度の面倒くさがりで、いつも寝てばかりいる。田辺留依さんが声を担当。
マモン
『魔壊神トリリオン』
▲ゼアボロスの従妹。サバサバした性格で、自分勝手な風来坊。大西沙織さんが声を担当。
ペルペル
『魔壊神トリリオン』
▲ゼアボロスの姪で、ルゥシェの妹。無邪気で明るくちょっとおバカ。渕上舞さんが声を担当。
アシュメディア
『魔壊神トリリオン』
▲ゼアボロスの従姉。特殊な性癖を持ち、敵の命を奪う際の断末魔にカタルシスを得る。笹本菜津枝さんが声を担当。

 『トリリオン』紹介記事後編は近日公開予定。担当編集イチ推しの要素・ヒロイン育成システムと、ヒロインが命を賭して戦うトリリオン戦の魅力をお届けする。ぜひそちらもチェックしてほしい。

データ

▼『電撃PlayStation Vol.593』
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2015年6月25日
■定価:657円+税
 
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