2015年6月29日(月)
コーエーテクモゲームスは、8月27日に発売するPS4/PS3/PS Vita用ソフト『よるのないくに』の新情報を公開した。
『よるのないくに』は、『アトリエ』シリーズや『サージュ・コンチェルト』などを手掛ける同社のガスト長野開発部が、“美少女×従魔(セルヴァン)×RPG”をテーマに制作している完全新作RPG。邪妖と呼ばれる魔物たちが人々の夜を脅かす世界で、従魔を使役する“アーナス”という名の少女が、人々のため自らを犠牲にする道を選んだ少女“リュリーティス”のために戦う物語が描かれていく。アーナスとリュリーティスの葛藤や絆など、2人の少女を中心としたドラマに注目したい作品だ。
本日の記事では、新たな登場人物である“コーリン”と“有角教授(あるかどきょうじゅ)”の情報、バトルに関連した続報をお届けする。
聖騎士としてアーナスの先輩であり、言動も行動も凜とした女性であるコーリン。彼女とは対象に、怪しい言動が目立つ有角教授。共通しているのはアーナスと深いかかわりを持つ、ということであり、2人とアーナスの関係がどのように描かれ変移していくのか、以下のプロフィールやゲーム画面を見て、想像を膨らませてほしい。
コーリン 声優:佐倉綾音
「やっと騎士らしい顔つきになったわね。
さあ、君の本気を見せてちょうだい」
▲コーリンのイラスト。 |
▲コーリンのCGモデル。 |
~強さと優しさを兼ね備えた聖騎士~
長く聖騎士として活動している熟練の騎士。アーナスの先輩にあたり、出会ってからはさまざまな忠告をアーナスに行う。見た目通り誠実で高潔さにあふれているが、時折、悲しい表情を見せる。美術館によく出没しているが、理由は不明。
▲アーナスへ忠告をするとともに、その覚悟を試すかのような様子もうかがえるコーリン。熟練の聖騎士として、現実を見る厳しさも持ち合わせているようだ。厳しい立場に立たされているアーナスに、感情に流されるだけではない強さを望んでいるのかもしれない。 |
有角教授 声優:松岡禎丞
「あれは純粋な研究欲です。私の崇高な研究を
あなたの汚れた目で見ないでいただきたい!」
▲有角教授のイラスト。 |
▲有角教授のCGモデル。 |
~若き暴走研究家~
ホテル“エンデ”にやってきた青年。本人は妖魔研究者であると言っているが、言動が怪しく、アーナスは不信感を覚えている模様。爽やかな容姿とは裏腹に、研究対象としてアーナスをよく追いかけ回している姿が目撃されている。
▲妖魔研究者が自称だけでないとするならば、半妖のアーナスには、少なからず影響のある存在となるかもしれない有角教授。彼とアーナスの会話は、思いの外、重要なものになるかも? |
アーナスは、異世界で“血の力”に目覚め、血を武器に変えて戦えるようになる。血の力から生まれた武器にはさまざまな形態があり、使用できる武器は彼女の成長に応じて増えていく。また本作では、武器をチェンジするとアーナス自身の攻撃アクションが変化するだけでなく、従魔に対する付与能力も変わるのが特徴だ。
▲血の力による武器を手にし、従魔たちを使役するアーナスのイメージビジュアル。 |
以前の記事で紹介した剣・銃・戦鎚といった武器に続き、本日は、“短剣”と“長剣”という2種の武器について特徴を紹介する。
●素早い攻撃でチェイン数を稼ぎやすい“短剣”
短剣の最たる特徴は、その攻撃の素早さにある。手数が多く、相手に反撃のスキを与えることなく連撃をくり出せる。短剣で戦っている間は、その特徴を生かした“ブリードヒット”という能力が従魔に付与される。
▲短剣で戦うアーナス。素早い攻撃でチェイン数を稼ぎやすいため、変身ゲージをためやすい武器でもありそうだ。 |
ブリードヒット |
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▲本作には、徐々にHPが減っていく“出血状態”が存在する。相手をこの出血状態にする攻撃が“ブリードヒット”で、短剣装備時は、従魔がブリードヒットを放つようになる。 |
●広範囲の敵をまとめて攻撃できる“長剣”
長剣は、リーチが長く、広範囲の敵をまとめて攻撃できる武器。しかも、倒した敵の血を吸い、それを力に変えて攻撃できる。従魔には、“オフェンシブ・モード”という攻撃的な能力を付与する。
▲長剣は、血を吸うほどダメージが上昇する。アーナスを操作して、積極的に攻撃したい人向けの武器と言えるかもしれない。 |
オフェンシブ・モード |
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▲長剣装備時は、従魔が本能に目覚め、敵を倒すまで強力な技をくり出し続ける。従魔が倒した邪妖の血も長剣が吸うため、さらなる攻撃力アップが期待できる。 |
バトルで変身ゲージをMAXまでため、アーナスの“血の力”を覚醒させると、アーナス自身が“変身”し、大幅なパワーアップを遂げることができる。以前の記事で述べた通り、変身した際の姿は従魔の編成によって変わり、フォームごとに異なる能力を発揮できる。
▲従魔の編成画面。各従魔には、変身形態を示すアイコンが一番下に表示される。同じアイコンが一定以上そろっていれば、表示されたアイコンと同じ姿へ変身できるシステムだ。 |
ここでは、アーナスの代表的な変身形態である“デモンフォーム”と、新たな変身形態“ラビットフォーム”のそれぞれについて、特徴を紹介していく。
●デモンフォーム
6月1日の記事で、変身の概要について紹介したフォーム。燃え盛る炎を操り、近距離から遠距離までの幅広い範囲の邪妖を焼き尽くす。
▲デモンフォーム最大の特徴は、その攻撃範囲の広さ。変身による能力アップも相まって、邪妖に囲まれてピンチに陥ったとしても、デモンフォームの力で一気に戦況を覆せるはず。 |
▲デモンフォーム時は、遠方まで届く火柱や、周囲の敵すべてを覆うほどの炎などで、多数の邪妖を巻き込んで攻撃できる。特殊なアクションが多い変身形態のなかでも、デモンフォームはバランスのとれた攻撃が可能で、非常に重宝するだろう。 |
●ラビットフォーム
ラビットフォームは、接近戦や肉弾戦を得意とする。スピーディかつ軽やかな身のこなしにより、邪妖の群れを攪乱(かくらん)するような戦い方ができる。
▲ラビットフォームのイラスト。 |
▲ラビットフォームのCGモデル。 |
▲とてもかわいらしいデザインのラビットフォーム。バトル性能としては、その速さを生かして先制攻撃するのに向いている。また、アーナスが敵を引きつけながら駆け回り、その間に従魔で攻撃させるといった戦法も有効だ。 |
▲ラビットフォーム時は、従魔の移動速度もアップする。アーナスと従魔のスピードを生かした共闘で、邪妖を思いのまま翻弄(ほんろう)しよう。 |
▲飛び蹴りや突進など、獣のような野性味あふれるアクションが、ラビットフォームには用意されている。 |
従魔自身の戦い方や、アーナスの変身への影響、アーナスの武器との組み合わせなど、戦術の幅に大きく関係してくる従魔たち。バトルの大きな要素となる従魔の中から、本日の記事では、追従タイプの“トイ・センチネル”、アタッカータイプの“ウォルフ”と“ブレーダーソウル”という3体を紹介する。
追従タイプ
トイ・センチネル
▲本物の兵士のようにアーナスに従う従魔。アーナスを第一と考え、命令ひとつで敵に突っ込んでいく。 |
アタッカータイプ
ウォルフ
▲素早い動きで敵を追い込む従魔。突進や空中からのきりもみ攻撃などの激しい技を得意とする。また、マヒ攻撃で敵の動きを封じることも可能。性格は、非常に理知的。 |
アタッカータイプ
ブレーダーソウル
▲敵にどんどん向かっていくタイプの従魔。手数が多く、反撃を許さない。小さいながらも、無骨な性格をしている。 |
従魔の編成による戦い方の変化や、たくさんの武器を扱えるアーナス自身のアクションの豊富さなど、多数の要素が絡み合い、非常に奥深いものとなっている『よるのないくに』のバトル。そんな本作のバトルを存分に楽しめる“闘技場”が、アーナスの拠点とするホテル“エンデ”の地下に存在するという。
▲闘技場があるのは、なんとホテル“エンデ”の地下99階らしい。明らかに普通の建築物ではない、ホテル“エンデ”にまつわる謎(なぞ)も気になるところだ。 |
闘技場には、特殊なバトルを楽しめる“課題”がいくつも用意されており、クリアすると報酬を獲得できる。制限時間があったり、使える技が限定されたり、課題によって条件はさまざまで、バラエティに富んだバトルをプレイできるやり込み要素となっている。
▲闘技場で課題をクリアすれば、それに応じた報酬を得られる。報酬の中には、闘技場でしか入手できないアイテムも存在するとのことだ。 |
闘技場で挑める課題にはどんなものがあるのか、その例として、以下に3つの課題を紹介する。
巨大邪妖大決戦! |
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▲巨大従魔を使役し、巨大邪妖に挑む課題。体躯の大きいモノ同士が争う、ダイナミックなバトルを楽しめる。巨大邪妖の攻撃に巻き込まれないように立ち回り、スキを突いて攻撃しよう。 |
チェイン競争狂想曲 |
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▲無数に出現する敵を倒し続け、時間内に一定数のチェイン数に到達することを目指す課題。増え続ける敵に、どう応戦するかがポイントだ。 |
半透明迷路に挑む |
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▲半透明の壁に仕切られたマップ内で、邪妖を倒しながら進んでいく課題。制限時間内にすべての敵を倒すには、従魔とのコンビネーションが重要となる。 |
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