2015年7月3日(金)
バンダイナムコエンターテインメントは、3DS用ソフト『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD(プロジェクト クロスゾーン2:ブレイブニューワールド)』の発売日を11月12日に決定し、登場キャラクターやバトルシステムの新情報を公開した。
本作は、クロスオーバー・シミュレーションRPG『プロジェクト クロスゾーン』の第2弾。バンダイナムコエンターテインメント、カプコン、セガゲームス、セガ・インタラクティブの4社を代表する人気キャラクターが集結し、作品の枠を超えてともに戦うストーリーが展開する。今作では、新たな作品・キャラクターが登場する他、バトル演出やゲームシステムが進化するという。また主人公は、『ナムコ クロス カプコン』で主役だった有栖零児(ありすれいじ)と小牟(シャオムゥ)の2人になる。
●動画:『プロジェクト クロスゾーン2』第1弾PV
■登場作品一覧
【カプコン】
『バイオハザード リベレーションズ』
★『バイオハザード6』
『ストリートファイター』シリーズ
『デビル メイ クライ』シリーズ
『ロックマンX』シリーズ
★『逆転裁判』シリーズ
★『ストライダー飛竜』シリーズ
『ヴァンパイア』シリーズ
【セガゲームス/セガ・インタラクティブ】
★『龍が如く OF THE END』
『バーチャファイター』シリーズ
『サクラ大戦』シリーズ
★『Shinobi』
『スペースチャンネル5』シリーズ
★『ベア・ナックル』シリーズ
【バンダイナムコエンターテインメント】
★『GOD EATER 2』
★『ソウルキャリバーV』
『テイルズ オブ ヴェスペリア』
『鉄拳』シリーズ
『.hack//』
★『.hack//G.U.』
『ナムコ クロス カプコン』
★『サモンナイト3』
『ワルキューレの冒険』シリーズ
※★が付いているのは新規登場作品。
●ストーリーあらすじ
……東京、渋谷。
続発する超常現象により“閉鎖都市指定”を受け、無人となったこの街で……
かつて、二つの“組織”同士の戦いがあった。
“逢魔(おうま)”と“森羅(しんら)”。
“逢魔”は“ゆらぎ”と呼ばれる空間の歪み……
時空を越え、異世界とこの世界をつなぐ“門”を開こうとした。
そして“森羅”は、世界を混沌へと導くその“計画”を阻止しようとした。
特務機関“森羅”。
悪霊、鬼、天狗……古来より、人の世に害をなす異界の存在と戦い続けてきた組織。
幾度かの戦いの後、一時の平穏を取り戻した世界に突如として現れた“金色の鎖”。
物語は新たに……この街から始まろうとしていた。
なお、本作は通常版の他に、さまざまな特典の付属した限定版『オリジナルゲームサウンドエディション』が同時発売されることも決定した。初回封入特典も明らかにされたので、これらの情報も掲載していく。
先述の通り、本作の主人公は『ナムコ クロス カプコン』から参戦する有栖零児と小牟の2人になる。この2人が主人公になるということで、今作では“森羅”と“逢魔”の戦いが描かれていく。本日の記事では、“森羅”に所属する有栖零児と小牟、そして新キャラクターの“裏嶋千鶴(うらしまちづる)”を紹介する。
なお、先日米国で開催された“E3 2015”では、『ヴァンパイア』シリーズから“フェリシア”、『スペースチャンネル5』シリーズから“うらら”、『ワルキューレの冒険』シリーズから“ワルキューレ”が参戦することも発表されている。そちらのキャラクターたちについては、6月19日の記事を参照してほしい。
有栖零児 声優:井上和彦
タイプ:ペアユニット(零児&小牟)
「そいつは重畳。俺がやるべきことは、いつも変わらん」
超常現象や怪異と戦う日本政府の特務機関“森羅”のエージェント。父親の形見である武器“護業”を手に、異世界に通じる扉“ゆらぎ”が引き起こす事件に挑む。
小牟 声優:南央美
タイプ:ペアユニット(零児&小牟)
「永遠の765歳! お呼びとあらば、即参上!」
零児の先輩エージェントで、さまざまな戦闘技術を伝授した師匠的な存在。その正体は、仙狐と呼ばれる老いた狐の妖怪。アニメやゲーム、インターネットが大好きな、オタク趣味の持ち主でもある。
零児&小牟の通常技“二丁・銃の型” |
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零児&小牟必殺技“真羅万象・天地” |
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●ユニットのタイプについて
本作に登場するユニット(キャラクター)は、零児や小牟のようなペアユニットの他、ペアユニットと組み合わせができるソロユニットも存在する。以下に、2種のユニットの違いを簡単に説明する。
ペアユニット:本作の味方ユニットは、キャラクター2人1組で構成された“ペアユニット”という形でマップ上に登場し、移動や攻撃などの行動を行う。戦力の基本になるユニットだ。
ソロユニット:ペアユニットと組み合わせることで、戦術の幅が広がるユニット。ペアユニットに組み合わせておくと、戦闘時に呼び出して攻撃させたり、ソロユニットが持つスキルを使用できたりする。
裏嶋千鶴 声優:國府田マリ子
「ちょっと、ロマンがないんじゃないの? 若いのに」
特務機関“森羅”の装備課課長で、通称“博士”。森羅で使用する武器の管理を行うほか、開発やメンテナンスも担当している。落ち着いた性格だが、マイペースで変わり者。倒置法を多用したしゃべり方をする。
▲博士、というのは自分から呼ばせているこだわりの名称らしい。実際、森羅の装備開発で大きな実績はあるようだが、なぜその呼び名にこだわるのだろうか? |
▲自慢の車両に関心が薄い零児と小牟へ、ムキになって食ってかかる裏嶋。 |
●“森羅”装備課が誇る局地用特務車両“龍亀一號”
本作では、零児たちの移動型拠点として局地用特務車両“龍亀一號(りゅうきいちごう)”が存在する。本車両は“森羅”が所有し、開発に携わった裏嶋自らがドライバーを務めるという。内部には充実した居住スペースが存在し、裏嶋の趣味によりゲームコーナーや温泉といった娯楽施設まで備えられている。
▲龍亀一號には、無理せず50名の隊員が搭乗できるらしい。 |
なお、通常は車両形態で移動するが、飛行形態に変形して空路を進むこともできる。物語中でこの設定がどのように生かされるのか、熱い展開に期待したい。
▲龍亀一號(車両形態) |
▲龍亀一號(飛行形態) |
SRPGである本作の戦闘は、まず“フィールドマップ”上でユニットを移動させた後、攻撃範囲内の敵に仕掛けると“バトルシーン”に突入して、敵との2Dバトルが展開する。バトルシーン中は、スライドパッド/十字ボタンとAボタンの組み合わせで“通常技”と呼ばれるペアユニット固有の技を次々と繰り出すことができる。
▲さまざまな登場作品の世界観を再現したフィールドマップに、敵味方のキャラクターが配置される。マップ上には、プレイヤーへ有利または不利に働くギミックや、破壊できるオブジェクトなどもある。 |
▲バトルシーンでは、スライドパッド/十字ボタンとAボタンの組み合わせで“通常技”を3回まで繰り出せる。操作自体はシンプルだが、さまざまなシステムを活用するほど、有利にバトルを進められる。 |
通常技は1回のバトルシーンにつき3回まで出すことができ、空中に浮かせた敵にタイミングよく次の攻撃をヒットさせると、攻撃がつながってコンボとなり、ヒット数がどんどん加算されていく。また、サポートアタックやソロアタック、必殺技など、さまざまなシステムを活用することにより、より奥深い戦術の幅を広げたバトルを楽しむことが可能だ。
●時には強力な通常技を温存するのも手
1回のバトルシーンで使用しなかった通常技は“チャージ状態”となり、次のバトルシーンでXPがたまりやすくなったり、クリティカル時のダメージが上がったりする。そのため、強敵とのバトルに備えて、あえて特定の通常技をためておく戦法なども存在する。
▲チャージ状態の通常攻撃は、画面下部に、技と対応した十字ボタンのアイコンが表示される。 |
▲チャージ状態の“二刀・一迅&白虎砲”を繰り出したため、アイコンが1つ消えた。チャージ状態の通常技にはボーナスがあるため、次のバトルシーンを考えた思考が必要になってくる。 |
●マップ上で隣接するペアユニットが攻撃に参加!
敵ユニットに攻撃を仕掛ける際、操作中のユニットの周囲8マスに味方ユニットが存在すると、そのペアユニットをバトルに呼び出して“サポートアタック”を行える。サポートアタックを発動させると、ペアユニットによる同時攻撃が可能となり、浮かせた敵を落下させないようにコンボをつなげたり、敵ボスユニットの厚いブロックを打ち破ったり、さまざまな支援を期待できる。
▲サポートアタックを使用すると、前作でも好評だったダブルカットインが挿入される。上下画面がある3DSならではの演出だ。 |
▲サポートアタックが発動すれば、操作中のペアユニットに加え、隣接したペアユニットも登場し、同時攻撃ができる。 |
なお、隣接している味方ペアユニットは、そのユニットが行動前/行動終了後などの状況に関わらず、戦闘に登場させられる。隣接しているペアユニットが複数いる場合は、その中から登場させたいユニットを選択することが可能だ。
●ソロユニットによる“ソロアタック”で戦闘を有利に
インターミッションでは、“ペアユニット”に対し、任意の“ソロユニット”を組み合わせることができる。これにより、各ユニットは3人1組(ないし4人1組)で行動し、ソロユニットがペアユニットのステータスに影響を与えるだけでなく、スキル効果を発動したり、バトル前後の掛け合いに参加したりしてくれる。
▲ユニット設定画面で、ペアユニットにソロユニットをセットできる。前述のさまざまなメリットが発生するので、組み合わせを考えるのも楽しみの1つだ。 |
バトルでの最も大きなメリットは、バトルシーン中に任意のタイミングでソロユニットを呼び出し、攻撃に参加させる“ソロアタック”だ。ソロアタックを発動すれば、ソロユニットごとに設定された強力な技を繰り出し、ペアユニットを支援してくれる。また、敵キャラクターに対して同時に通常技とソロアタックを当てると、“クロスヒット”が発生し、敵を空中に固定することができる。敵を空中に固定できれば、より技を当てやすく、XPゲージも大幅に上昇するなど、さまざまな恩恵が受けられる。
▲同時に攻撃を当て、“クロスヒット”が発生! |
▲ソロアタックとサポートアタックが合わされば、多数のキャラクターが入り乱れるバトルでより爽快感を味わえる。 |
●新要素“クロスブレイク”で強力な一撃を!
ペアユニットとソロユニットの攻撃が同時にヒットすると発生する“クロスヒット”。このクロスヒット中に、吹き飛ばし攻撃など一部の強力な攻撃をヒットさせると、“クロスブレイク”と呼ばれる状態になり、強制的にクロスヒットが終了する。ただしこの時、敵に与えるダメージが倍加するなど、“クロスブレイク”による大きな効果を見込める。
▲さらに戦術を広げる“クロスブレイク”。ブレイクに使う技をチャージ状態にしておけば、より効果が増すだろう。 |
●XPゲージを使って必殺技を放て!!
通常技やサポートアタック、ソロアタックなどを駆使し、敵に攻撃を続けると、画面右下に表示されている“XP(クロスポイント)ゲージ”が上昇する。このゲージは最大150%まで上昇し、XPゲージを使用することで、さまざまな行動を取ることができる。
例えば、バトルシーン中であれば、ペアユニットの持つ強力な“必殺技”を放つことができる。必殺技は、迫力のアニメーションカットインが挿入されるのに加え、ボスキャラクターにも大きなダメージを与えられるため、ここぞという時の切り札として重宝するだろう。さらに、フィールドマップ上で複数の敵を同時に攻撃する“複数技”も存在し、どの場面でXPゲージを消費するかが、勝敗を左右する要素になってくる。
●新要素“ミラージュキャンセル”でより奥深く
本作には、新要素の“ミラージュキャンセル”が搭載されている。これは、バトルシーンで通常技を発動させている際にBボタンを押すと即時に攻撃を中断し、ペアユニット以外がスロー演出になるため、次の攻撃で“クリティカルヒット”を狙いやすくなるシステムだ。
▲静止画ではわかりにくいが、ミラージュキャンセルが発動すると、自ユニット以外はスローモーションになる。 |
▲通常技をキャンセルしてすぐに次の技に移れるので、コンボの幅が広がるはず。バトルに慣れてきたら試してみよう。 |
またこの時、発動中の通常技を強制的にキャンセルして初期位置に戻り、すぐに別の通常技を繰り出すことが可能になる。“ミラージュキャンセル”の発動にはXPゲージを使用するものの、ミラージュキャンセルを通常技の特定のタイミング“キャンセルポイント”で発動させるとXPゲージを回復できる。
タイミングが合わないとXPゲージもダメージ量も減少することになり、成功すればXPゲージもダメージ量も増加するため、バトルに慣れた人向けの操作になるが、上手く活用すれば戦闘をより有利に導ける。前作をプレイした人や、タイミングアクションに自信のある人は、積極的に狙ってみては?
通常版の初回生産分と限定版には、初回封入特典として、チャレンジステージとスペシャル3DSテーマを入手できるダウンロード番号が用意されている。特典の概要は以下の通りだ。
●チャレンジステージ “10年前”の女
チャレンジステージは、さまざまな敵キャラクターが登場し、それらを次々に倒していく内容となっている。また、チャレンジステージをクリアすると、ゲーム内アイテム“黒のホットパンツ”を入手できる。果たしてどんな性能を持つアイテムなのか、実際に入手して確かめよう。
●スペシャル3DSテーマ
HOMEメニューを着せ替えできるスペシャル3DSテーマは、本作のメインビジュアルを使用したデザインとなっている。
▲画像はハメコミ合成したもの。イメージであるため、実際のものとは異なる場合がある。 |
限定版のソフトは、原作ゲームやそのアニメで使用されたオリジナルサウンドを実装した“オリジナルゲームサウンドエディション”となる。その他にも、3DS用ダウンロードソフト『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説 with シャオムゥ』のダウンロード番号が付属するなど、豪華特典が用意されている。価格は9,980円+税で、通常版と異なり、パッケージ版のみ販売される。
●特典(1):ゲームソフト“オリジナルゲームサウンドエディション”
通常版に収録されている楽曲を、“原作ゲームやアニメの楽曲”に切り替えられる機能を搭載したバージョンのソフト。本作のオリジナル楽曲を除き、60曲以上の原作サウンドをBGMとして設定できる。
■【収録曲の一部】
<カプコン>
・『ストリートファイター』シリーズより
♪恋しさと せつなさと 心強さと
・『デビル メイ クライ』シリーズより
♪ULTRA VIOLET
・『逆転裁判』シリーズより
♪成歩堂龍一 ~異議あり! 2001
<セガゲームス/セガ・インタラクティブ>
・『龍が如く』より
♪Funk Goes On
・『バーチャファイター』シリーズより
♪愛がたりないぜ
・『サクラ大戦』シリーズより
♪檄!帝国華撃団
<バンダイナムコエンターテインメント>
・『GOD EATER 2』より
♪F.A.T.E.
・『テイルズ オブ ヴェスペリア』より
♪鐘を鳴らして
・『サモンナイト3』より
♪太陽が呼んでいる
●特典(2):『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説 with シャオムゥ』のダウンロード番号
『ナムコアンソロジー2』に収録されたアレンジ版『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』に、森羅のエージェント“小牟”が参戦した特別バージョン。プレイヤーキャラクターとしてワルキューレに加え、シャオムゥを選択できる他、3DSに合わせてインターフェースなどが最適化されている。
▲下2枚の画像が、小牟を操作しているシーン。『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』を遊んだ人でも、違った感覚でプレイできるのでは? |
●特典(3):川野琢嗣さん描き下ろし“ナムコ クロス カプコン10thアニバーサリー仕様”3方背パッケージ
『ナムコ クロス カプコン』のキャラクターイラストを担当した川野琢嗣さん(バンダイナムコスタジオ)による、描き下ろしイラストを使った3方背パッケージ。再び主人公として活躍する2人が描かれたデザインだ。
●特典(4):“ナムコ クロス カプコン10thアニバーサリー仕様”スペシャル3DSテーマをダウンロードできるダウンロード番号
初回封入特典とは異なるデザインの、“ナムコ クロス カプコン10thアニバーサリー仕様”スペシャル3DSテーマを入手できるダウンロード番号。限定版にも初回特典は付いてくるので、どちらのテーマを使用するか悩むかも?
▲画像はハメコミ合成したもの。イメージであるため、実際のものとは異なる場合がある。 |
通常版と限定版のそれぞれについて、オリジナルマグカップ1個とスペシャルセレクションサウンドトラックCD1枚の付いた特装版が、イーカプコン、セガストア、ララビットマーケットで販売される。マグカップのデザインは販売サイトによって異なり、サントラCDはゲーム内で使用されるアレンジ楽曲を厳選して収録した内容になる。
なお、各マグカップには、『ギャラガ』や『ゼビウス』のドット絵を手掛けた“小野 Mr.Dotman 浩”氏の制作したドット絵が使用される。価格は、通常版パッケージの特装版が9,640円+税、限定版パッケージの特装版が12,980円+税だ。
●特装版のセット内容
・『プロジェクト クロスゾーン2』通常版または限定版
・『プロジェクト クロスゾーン2』オリジナルマグカップ(※)
・『プロジェクト クロスゾーン2』スペシャルセレクションサウンドトラックCD
※マグカップのデザインは、販売サイトによって異なる。
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