『LoVA』に『聖剣伝説3』のホークアイとシャルロットが参戦！ 小野友樹さんと諸星すみれさんにインタビュー

文：葛城亮

　スクウェア・エニックスがサービス中のPC用マルチ対戦アクション『LORD of VERMILION ARENA』（以下、LoVA）。本作ではさまざまな作品とのコラボが行われていますが、『聖剣伝説3』とのコラボでは新たに“ホークアイ”と“シャルロット”が参戦！

　今回、都内某所にて行われたボイス収録の現場にお邪魔して、ホークアイを演じる声優・小野友樹さんと、シャルロット役の声優・諸星すみれさんにインタビューをお願いしました。『LoVA』に新たな使い魔として参戦するそれぞれのキャラクターについて、熱い気持ちを語っていただきましたので、ぜひチェックしてみてください。

大人になった今だからこそわかるホークアイの魅力――小野友樹さん

▲新使い魔となる『聖剣伝説3』のホークアイを演じる小野友樹さん。

――今回演じられた『聖剣伝説3』のホークアイについて、小野さんの印象を教えてください。

小野友樹さん（以下、小野）：自分が『聖剣伝説3』をプレイしていた中学生くらいの頃には、手に余るイケメンキャラクターという印象でしたね（笑）。当時は年齢的に、デュランのような熱血系のファイタータイプにあこがれがあったのですが、今の自分くらいの年齢になってみて、ようやくホークアイの持つ色気とか魅力の部分が理解できるようになってきました。そう考えると、こうしてあらためて演じさせていただくというのは感慨深いものがあります。

――ホークアイとご自分との間に、共通点のようなものはありますでしょうか？

小野：さすがにキザすぎて、素の自分とはほとんど共通点がありませんでしたね（笑）。特に「暇ならデートしないかい？」なんてセリフは「どの面下げて言うんだ」みたいな感じで……。ただ、「あきらめが悪いのが取り柄でね！」というセリフからは、ホークアイ自身が背負った過去や信念が感じられました。自分も声優業界で同じように信念を持ってお芝居させていただいているので、そういう部分は似ているかなと思いました。

――実際に『聖剣伝説3』をプレイされたことがあるということですが、最初に選んだパーティメンバーを教えてください。

小野：主人公はやっぱりデュランですね！　仲間にはケヴィンとシャルロットを、それぞれアタッカー＆ヒーラーとして入れていました。けれど、当時は年齢的にシャルロットを仲間に入れると友だちにからかわれたりもしました。

――これからもう一度『聖剣伝説3』をやり直すとしたら、どのキャラを選びますか？

小野：実はホークアイを操作したことがないので、やり直すとしたら主人公はホークアイ。残りの2人はリースとアンジェラですかね。「色男が率いるハーレムパーティ！」みたいな感じで（笑）。

――ホークアイが『LoVA』に新たな使い魔として登場するにあたって、小野さん自身が演技で気をつけた部分はありますか？

小野：“色男感”というのがホークアイに必要な、大切な要素だと思うんですが、自分の中にそれがあまりないので……。「こんな感じかな、こんな感じかな」って感じで演じましたね。あとは僕の場合、攻撃の掛け声が太くなりがちなので、声に軽やかな感じが出るように気をつけました。

――決め台詞ではなく、そういった部分に気をつかったというのは意外でした。ところで、クラスチェンジルートは光と闇、どちら推しですか？

小野：僕は断然、“闇⇒闇”ルートですね！

――なるほど（笑）。今回の収録で演じたセリフの中で、何か印象的なものはありましたか？

小野：生贄にささげる時の「仲間のためなんだろ？」というセリフには、仲間のために犠牲になっても悲壮感を表さない、ホークアイの人間性みたいなものが感じられるなと思いました。他には、死滅時のセリフで「カッコつかねえな……」と言いながら消えていくのが、最期までキザだな～と（笑）。

――最後に、電撃オンラインの読者へメッセージをお願いします。

小野：今回は『聖剣伝説3』とのコラボということで、満を持して初めてホークアイに声が付くわけなんですが、僕がその大役をいただけて大変光栄です。すでに『聖剣伝説3』をプレイされたことがある皆さんには、ぜひ『LoVA』に登場するホークアイを使い魔として使っていただいて、僕がどのような感じで演じているのか聞いていただけたらと思います。

　また今回は、ホークアイ以外にもプレイヤー用のキャラクターボイスをいくつか担当していますので、そちらもチェックしていただけるとうれしいです。

泣き虫な自分と似ているところに感情移入――諸星すみれさん

▲『聖剣伝説3』のシャルロットを独特な演技で表現した諸星すみれさん。

――今回演じられた『聖剣伝説3』のシャルロットというキャラクターについて、諸星さんの印象を教えてください。

諸星すみれさん（以下、諸星）：年齢が15歳ということで私とほとんど変わらないんですが、見た目が15歳には見えないくらい小さな女の子だったり、言葉づかいがすごく赤ちゃんぽかったりして、不思議なキャラクターだなと思いました。

　お仕事の話をいただいた時から、とてもおもしろそうだなと思っていたんですけれど、それを今日この場で、自分のイメージ通りに表現できて楽しかったです。

――シャルロットの言葉づかいの特徴として、語尾の「～でち！」というのがありますが、これについてはどう思われましたか？

諸星：「～でち！」は初めて言いました（笑）。他にも「あんたしゃん」とか、シャルロットらしさを感じさせるセリフがたくさんあったので、これをどれだけかわいらしく、ナチュラルに聞いていただけるように気をつけました。

――そういった特徴的な言い回し以外の部分で、演技に気を使ったところはありますか？

諸星：収録現場では、「ふえぇぇぇん！」などの泣き声をあざとく、わざとらしくやってくださいという指示がありました。それ以外だと、「どーんとまかせるでち！」とか「せいちょー」とか、単語の音をのばす部分は「自分でもやり過ぎかな？」って思うくらいにやってみたりしました。

――今回の収録で一番楽しかった、印象的な台詞があれば教えてください。

諸星：シャルロットの台詞は全部ひらがなで台本に書かれていて、どれも見ていてかわいいし、声に出すと楽しくて全部お気に入りです（笑）。あとは共通収録台詞の部分で、「ロード オブ ヴァーミリオン、参戦（しゃんしぇん）！」とか、「聖剣伝説3（しゅりー）」みたいに、シャルロットらしさを出してタイトルコールを演じさせてもらったので、ぜひそこも聞いていただきたいです。

――初めてシャルロットを演じてみて、自分と共通する部分はありましたでしょうか？

諸星：泣き虫なところ（笑）。私もたまに、ちょっと大人っぽくしてみたいとか、お母さんに生意気言ってみたりするんですけど、あとになって「言い過ぎたな」って後悔してちょっと泣いてしまったりするので。実は臆病なところとかも似てるかな……って思います。

――最後に、電撃オンラインの読者へメッセージをお願いします。

諸星：今回のコラボで、『聖剣伝説3』のシャルロットという役を演じさせていただいて本当にうれしいです。皆さんのイメージに合うかどうかはわかりませんが、シャルロット独特のかわいらしい台詞もいっぱい録らせていただいたので、私が演じるシャルロットを『LoVA』で楽しんでいただけたらなと思います。

小野友樹さんの直筆サイン色紙を抽選で2名様にプレゼント！

　筆者も、20年前の発売当時に『聖剣伝説3』を遊んだクチです。何週クリアしたか覚えてないくらい……。でも今回収録に立ち会わせていただいて、小野さんと諸星さんの演技がホークアイとシャルロットのイメージにぴったりで、本当に驚きました！　『LoVA』へ実装されたあかつきには、ぜひ皆さんにも聞いていただきたいと思います！

　また、今回のインタビューに答えていただいた小野さんから、読者プレゼントとしてホークアイの名前入りで直筆サイン色紙をいただきました！　こちらを抽選で2名様にプレゼントしますので、希望する方は以下のフォームからご応募ください！　締め切りは8月28日23：59です。

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