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2015年7月10日(金)

【電撃PS】インディーを手掛ける4人が語らう“INDIE★STAR”コラム4回分をまとめ読み【後編】

文:電撃PlayStation

 電撃PlayStationにて好評連載中のコラム“INDIE★STAR”。本コラムは『PixelJunk』シリーズでおなじみのキュー・ゲームスの伊藤氏ら、インディーにかかわる4人のメンバーが、その熱い想いを語っていくというもの。

 ここでは前編に引き続き、これまで誌面にて掲載されたコラムをまとめてお届け! 7月11日と12日の2日間、京都で行われる日本最大規模のインディーゲームの祭典“BitSummit 2015”の見どころなどを紹介しているので、来場予定の人たちは、予習もかねてぜひ読んでおこう。

→前編の内容はこちら

“INDIE★STAR”を企てる者たち

『INDIE★STAR』 『INDIE★STAR』
▲伊藤雅哉(いとうまさや):有限会社キュー・ゲームス プロデューサー。『PixelJunk』シリーズや『The Tomorrow Children(トゥモローチルドレン)』『Nom Nom Galaxy』を担当。▲村上雅彦(むらかみまさひこ):株式会社VITEI リードアーティスト。アメリカの芸大を卒業後、フリーのゲームアーティストへ。2009年にVITEIに参加。2014年『Modern Zombie Taxi Driver』でBitSummit大賞を受賞。
『INDIE★STAR』 『INDIE★STAR』
▲安浪宗彦(やすなみむねひこ):株式会社アクセスゲームズ プロデューサー。フリーのゲームプランナーを経てアクセスゲームズに参画。『D4:Dark Dreams Don’t Die』の立ち上げをキッカケにクラスチェンジ。▲堀川和良(ほりかわかずよし):株式会社オーツー リードプランナー。テーブルトークRPGやボードゲームを愛するゲームプランナー兼シナリオライター。『peakvox』というレーベルで、オリジナル作品開発にも携わる。

“INDIE★STAR”連載第3回(電撃PlayStation Vol.593掲載)

『INDIE★STAR』

■BitSummitへ集う、すげぇタイトル達!

 高まる外気と共に気持ちも昂ぶっている昨今。皆様、いかがお過ごしでしょうか? 再びの登場となります株式会社オーツーの堀川でございます。

 現在、鋭意準備中のBitSummitですが、日本インディペンデント・ゲーム協会(JIGA)のメンバーが中心となり、様々な協力のもと、ええ仕上がりになりつつあります。前回以上のインディーの星々様より応募を頂き、海外のプロを含めた厳正な審査の結果、約80のチームに参加いただくことになりました! 年々クオリティも上がり、審査も大変苦労しておりましたが、祭典に相応しい顔ぶれになったと自負しております。

 さて。連載第3回目となる今回は、ご応募いただいた中からピックアップをして皆様にご紹介させていただきたいと思います。

 まずは、PlayStation 4(欧米)とSteamで、正式版がリリースされたQ‐Gamesの『Nom Nom Galaxy』。降り立った惑星で発見した材料を使ってスープを作り、ロケットで輸送してスープ企業として銀河スープ市場の独占を目指すゲーム。労働者の悲哀と資本主義社会の厳しさをスパイスにサンドボックスゲームとタワーディフェンスゲームの要素を混ざった美味しいスープに仕上がっています。

 アーリーアクセスとしてファンの方とともに、コミュニティの活気の中で制作された本作はインディーならではのものづくりの形。PixelJunkシリーズ渾身の1作は今後の発展にも期待しか持てません!

『INDIE★STAR』

 そして海外からの注目タイトルは、Yacht ClubGamesの『Shovel Knight』。シャベルを武器に戦う騎士が、行方不明の恋人を救い出すために邪悪なエンチャントレスに立ち向かう、8ビット時代への愛と情熱がいっぱいに詰まった横スクロールアクションゲームです。

 傑出したジャンプアクション、現代の技術を駆使した美しいグラフィック、多重スクロールを活かした奥行きのある背景、卓越したゲームデザインから織りなされる巧妙なボス戦、ジェイク・カウフマン氏および『ロックマン』シリーズで楽曲を担当した松前真奈美氏の手による魅力あふれるBGM、ユーモアあふれるノリノリの展開などなど、心に響くゲームを愛する皆様に贈る、とっておきの1作です!

 ラスベガスで行われた『The Game Awards』でBest Indie Gameを受賞したほか、全世界で70もの賞を獲得した本作。日本版は有限会社ハチノヨンのパブリッシングでローカライズが進行中ですので、皆さん刮目してお待ちください。

『INDIE★STAR』

 Friend & Foeの『Vane』。AAAタイトルを手掛けた経験豊富な開発者達のインディースタジオが贈る本作は半端ない空気感と圧倒的な雰囲気にあふれるオープンワールドアドベンチャー。少数精鋭でインディーの大海原へ漕ぎだした5人が贈る“謎に満ちた世界を

 探索するシングルプレイゲーム”はまだ多くの謎に包まれていますが、何はともあれティーザートレイラーを御覧ください。スゴイから。

『INDIE★STAR』

●Vane ‐ TGS Teaser 2014

 最後に、手前味噌ではありますが、弊社オーツーの『peakvox GOCCO OF WAR』。Steam Greenlightを通過し発売に向けて鋭意開発中の本作はBitSummitで初のお披露目。

 数十のユーザーが交流できるロビー広場から、気の合う人とパーティを組んで共闘クエストに出かけるポップシューター。材料を集めてコスチュームをつくったり、武器を作って遊ぶこともできる、ポップでかわいい安心表現のアクション&シューターです。PlayStation@Homeで『peakvox Monster』を楽しんでいただいていた方も楽しめる仕掛けもあります。世界へ向けて新たな挑戦が始まります!

『INDIE★STAR』

 まだまだたくさんの注目タイトルがありますが、今回はここまで。兎にも角にもカウントダウン開始の昨今。次回はBitSummit直前。熱いスピリットはさらに激しく、訪れる気温の高まりとともにBitSummitの気運も高まっています。会場では数々のイベントを企画しており、そちらも是非楽しみにしていてください!


“INDIE★STAR”連載第4回(電撃PlayStation Vol.594掲載)

『INDIE★STAR』

■7月11日・12日、ついにBitSummit開催だよ!

 南の方からどんどん梅雨明け中ですね。いよいよ夏本番! ワクワクが止まらない株式会社アクセスゲームズの安浪です。

 さて、みなさん。いよいよBitSummit 2015が開催されますよ! 運営委員会のみなさんはもちろん、出展するゲームクリエイターのみなさんも準備の大詰めで熱い日々を過していることでしょう。今回も出展タイトルをご紹介します。

 まずは、株式会社VITEIから届いた新しいタイトルの情報です。前回のBitSummitでOculus Riftのタイトル『MODERNZOMBIE TAXI DRIVER』で大賞を受賞したチームViteiBackroomが、新作『Fractures(フラクチャーズ)』を出展予定。

 エレメントが失われた世界から、それぞれのエレメントを司る神に祈りを捧げる事で出現するポータル(世界の傷)を通り複数の世界を行き来しながら、謎を解いていくアクションパズル。出展するデモ版では、失われた世界・土・水・火・空という5つの世界を体験可能。絵本のようにアーティスティックでアブストラクトな世界で、謎を解いた先に何が起こるのか・・・・・・。ワオ! 気になりますねー。ぜひ会場で一緒に体験しましょう。

『INDIE★STAR』

 株式会社アクセスゲームズからは『D4:Dark Dreams Don’t Die ‐Season One‐』を出展予定。前回のBitSummit 2014ではXbox One専用タイトルとして映像での出展でしたが、その後の2014年9月にはXboxOne版がリリースされ、今年6月にはPC版がSteam、PLAYISM、GOG.com、Humble Storeにて配信開始となりました。

 プレイヤーは、数奇な運命を抱えた男の物語をゲームを通して体験出来ます。男の名はデイビッド・ヤング。2年前、妻を何者かに殺害され、自らも額に銃弾を受けて記憶を失ってしまう。その事件、唯一の手がかりは、彼女の最後の言葉「“D”を探して……(Look for D)」だけだった……。

 全世界130万ダウンロードを記録したミステリーアドベンチャーゲーム。このPC版をプレイアブルで出展予定。みなさんぜひ遊びに来て体験してくださいね!

『INDIE★STAR』

 そして、有限会社キュー・ゲームスから新情報。PS4でこの秋配信予定の期待の新作『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』の出展が決定しました!

 冷戦当時の社会主義国家をモチーフにした世界観が特徴的な本作。“カスケード型ボクセルコーンレイトレーシング”と呼ばれる独自の照明表現で描写されるグラフィックは新時代の到来を予感させます。

 先日キューさんにお邪魔して遊ばせてもらったんですが、照明はピクサーの映画より数多く計算していると聞きました。リアルタイムでですよ! すごい! このクオリティの世界で思うがまま自由に遊べる奇跡。このかわいい人形のようなキャラクターを動かしているだけでほんと楽しいんです。クローズドαテスト版に参加できなくて悔しい思いをした人も多いでしょう。ぜひ会場にお越しあれ!

『INDIE★STAR』

 この他にも会場には世界中から集まった約80もの新進気鋭のインディーゲームが所狭しと並びます。ゲームだけでおなかいっぱいになること間違いなしですが、イベントもいろいろと準備してますよー。

 個人的には前回、前々回のBitSummitでもステキなゲームミュージックを演奏してくれた「サカモト教授」のライブが楽しみ! 彼の音楽を聴くと、ゲーム作ってて良かったって初心に帰れるんですよねー。ゲーム愛が満ちあふれる空間で、ゲーム愛あふれる音楽を全身に響く大音響で聴くこの贅沢ったら! ここでしかない感動があります。ぜひみなさんもご一緒に!

 ステージトークも楽しみですね。あの、チェコのAmanita Designがやってくる! 彼らは『Machinarium(マシナリウム)』でIndependent Games FestivalのExcellence in Visual Art他、数多くの賞を受賞していますね。

 他にも、美しいだまし絵のような世界観が印象的な大ヒットパズルゲーム『Monument Valley(モニュメント・バレー)』を開発したustwoも登壇。アップルデザイン賞2014の勝者が何を語ってくれるのか必聴ですね。世界で評価されているスタジオのみなさんにお会いできるなんて、めっちゃ楽しみです。

 他、絶対に見逃せない、未だかつてない、斬新かつ壮大な注目のイベント企画を本誌の読者だけにこっそりお教えしちゃいましょう。そのイベントは……「スタンプラリー」です!(ズコーッ。ここ、関西人はこけるとこね)。

 ルールはいたって簡単、会場内のブースを回って手元の台紙にスタンプを集めたらステキな景品が当る抽選にチャレンジ出来るぜ! というもの。スポンサー様提供の豪華賞品の他、出展者が用意するここでしか手に入らない激レアグッズも当りますよ。

 一定個数スタンプを集めたら本イベント限定の缶バッチがもらえます。缶バッチはその場ですぐ身につけましょう。すると、帰りの満員電車で目の前の女の子も缶バッチを付けてて「あ、BitSummit、行かれてたんですね。どのゲームが良かったです?」って声をかけられるじゃないですか! ああ青春ってすばらしい。広げよう、ゲームの輪! 

 なんだか本番直前で変なテンションになっていますが、こんな熱気にあふれたゲームイベントはそうそうないぜってことお約束します。それではみなさん、会場でお会いしましょう!


 以上、“INDIE★STAR”連載第3回、第4回をお届けしました。インディーゲームの祭典“BitSummit 2015”は明日7月11日から2日間、京都のみやこめっせで開催です。ぜひ会場に足を運んで楽しんできてください!

データ

▼『電撃PlayStation Vol.594』
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2015年7月9日
■定価:657円+税
 
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