2015年7月15日(水)
バンダイは、創通、サンライズによる『機動戦士ガンダム』シリーズテレビアニメーション最新作『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』を発表した。放送はMBS・TBS系列の全国28局ネットにて10月4日より毎週日曜17:00から。
本作は、昨年35周年を迎えた『機動戦士ガンダム』シリーズの長い歴史の中で、どの作品よりも主人公の少年たちの絆や挫折、成長といった人間ドラマに焦点をしぼり、少年たちの物語としての魅力と、それにともなって変化を遂げてゆく“ガンダム”の姿を描く新世代のガンダムだ。
本日7月15日に行われた発表会では、本作に登場するガンダムの内部フレームは共通であることなどが語られた。
【ストーリー】
かつて“厄祭戦”と呼ばれる大きな戦争があった。その戦争が終結してから約300年。地球圏はそれまでの統治機構を失い、新しい支配体系をもって新たな世界が構築されていた。かりそめの平和が訪れる一方で、地球から離れた火星圏では、新たな戦いの火種が生まれつつあった。
主人公の少年である“三日月・オーガス”が所属する民間警備会社“クリュセ・ガード・セキュリティ”(CGS)は、地球のイチ勢力の統治下にある火星都市クリュセを独立させようとする少女“クーデリア・藍那・バーンスタイン”の護衛任務を受ける。
しかし、反乱の芽を摘み取ろうとする武力組織“ギャラルホルン”の襲撃を受けたCGSは、三日月ら子どもたちを囮にして撤退を始めてしまう。少年たちのリーダー“オルガ・イツカ”はこれを機に自分たちを虐げてきた大人たちに反旗をひるがえしてクーデターを決意。
オルガに“ギャラルホルン”の撃退をたくされた三日月は、CGSの動力炉として仕様されていた“厄祭戦”時代のモビルスーツ“ガンダム・バルバトス”を用いて戦いに挑む。
火星の民間警備会社CGSに所属する少年。おおらかな性格で、あまり細かいことを気にしないが、仲間のためならば、いかなる犠牲もいとわない。CGSの中でも機動兵器の操縦技術に長け、ガンダム・バルバトスのパイロットを任せられる。
▲三日月・オーガス |
CGSの少年たちのリーダー的存在。リーダーシップに優れ、少年たちからの信頼も厚く、本人もそれに応えようと努力している。特に三日月とは幼少のころから一緒で、兄弟以上の信頼関係を築いている。少年たちが虐げられることなく暮らせるようになるため、CGSへのクーデターを決意する。
▲オルガ・イツカ |
オルガを支える参謀的なポジションの少年。読書が趣味で穏やかな性格。祖母と年の離れた双子の妹の生活費を稼ぐためにCGSに志願し、入隊した。就学経験があり、少年たちの中では珍しく読み書きができる。
▲ビスケット・グリフォン |
CGS所属の少年の1人で、オルガが入隊するまでは少年たちのリーダー的存在だった。身体能力に優れ頭もよいが、思慮が浅い部分があるため、カリスマ性は低い。年少組がオルガになつくのが気に入らず、たびたびオルガに反発する。
▲ユージン・セブンスターク |
300年前の“厄祭戦”に用いられていたガンダムフレームの1機で、長い間CGSの動力炉として使用されていたモビルスーツ。“ギャラルホルン”の襲撃にあったCGSの少年たちが急遽機動させ、三日月が乗り込んだ。“厄祭戦”から長い年月が経っているため、装甲は劣化し、本来の性能は発揮できない。
▲ガンダム・バルバトス |
世界を監視する武力組織“ギャラルホルン”が建造した最新鋭のモビルスーツ。豊富な兵装を持ち、戦況に応じて武器、装備を換装することができる。
▲グレイズ |
監督……長井龍雪
シリーズ構成……岡田麿里
キャラクターデザイン原案……伊藤悠
キャラクターデザイン……千葉道徳
メカデザイン……鷲尾直広、海老川兼武、形部一平、寺岡賢司、篠原保
美術……草薙
音楽……横山克
(C)創通・サンライズ・MBS