2015年8月13日(木)
サイバーエージェントとCygamesが共同開発するiOS/Android/ブラウザ用RPG『プリンセスコネクト!(プリコネ)』。本作に出演する声優のインタビューをお届けします。
第2回は、サムライやニンジャに憧れるフランス人のプリンセス、二ノン・ジュベールを演じる佐藤聡美さんに、収録時の思い出や二ノンの印象についてうかがいました。
▲声優の佐藤聡美さん。 |
▲サムライやニンジャに憧れるフランス人留学生のニノン。プリンセスナイトである主人公のことを“ショーグン”と呼び、「~デス」や「~デース」という特徴的な語尾を使う。 |
――初めてニノン・ジュベールを見た時は、どのような感想をお持ちになりましたか?
最初に、日本人じゃないんだ、と思いました(笑)。『プリンセスコネクト』というゲームタイトルだけ先にうかがっていたので、勝手にフリフリのドレスを着たお姫様をイメージしていたのですが、着物っぽい衣装のフランスからの留学生だと知ってビックリしました。
設定を見て、日本語がカタコトのキャラクターを思い浮かべていたらその通りで、どうやって演じようかと悩んでしまいましたね。
最近はカタコトのキャラクターが増えているみたいですから、どんな風に差別化するかも大切ですし、キャラクター性も大事にしないといけません。大変なキャラクターを任されてしまった、というのが正直な感想でした。
――最初は、難しいキャラクターだと思われたのですね。
そうですね。最近はお嬢様系のおとなしい子を演じる機会が多かったので、そういうキャラクターなのかしら、と勝手に想像していたら真逆だったので(笑)。
元気で日本文化が大好きな猪突猛進の留学生ということがわかって、普段とは違ったプレッシャーを感じました。
――では実際に演じてみて、ニノンのことをどのように感じましたか?
日本語を勘違いして覚えていたり、セリフにビックリマークが多かったりして、本当に元気な子なんだなと思いました。
それと、誰に対してもあっけらかんとして接する裏表のない性格で、そこから素直ないい子だというのも伺えましたね。
これらを踏まえつつ、彼女のフランス人という部分も大事にしようと思ったのですが、フランス語の発音ってとても特殊で、すべてのセリフに入れるのは難しいと思いました。
なので、お侍さんが実在すると信じている勘違い系の留学生という設定を踏まえつつ、イントネーションやアクセントを自分なりに工夫して演じてみました。
それと、私の勝手な想像なんですけど、外国の方は明るくて、リアクションや声も大きい印象があります。ニノンもそんなイメージで演じていたら、だんだん楽しくなってきちゃいましたね。
ずっとそのイントネーションでやっていたので、家に帰ってからもニノン語のようなアクセントになったりしたので、自分にとってもある意味、影響力のある役だと思います。
――ニノンと佐藤さんご自身で、似ているところはありましたか?
なんにでも興味を示したり、好奇心旺盛がったりするのが、わりと近いのかなと思います。
好きなことに一生懸命なところも似ていると思いますが、ニノンの誰とでも仲よくなれて、真っ直ぐなところは本当にうらやましいですね。
――佐藤さんは、今好きなことや熱中していることはありますか?
仕事はもちろんですが、趣味ではロゼット(リボンなどで作った勲章型のアクセサリー)にハマっています。今はロゼットを自分で作るために、いろいろ道具をそろえているところですね。
あとは、樹脂を型に入れてパーツと合わせてアクセサリーにする“UVレジン”もやっています。そういう工作とか物作りが好きで、一回やろうと思ったら手芸店とかに行って、ありとあらゆるものをそろえたりしていますね。
本屋でよく手芸とか、趣味の本を読んだりするのですが、そこでたまたまロゼットとUVレジンの本を読んで、やってみたいと思ったのがきっかけですね。
――ニノンを演じる中で印象に残ったことはありますか?
演じているうちにすごくテンションが上がるキャラクターだったので、汗をかきながら収録したことを覚えています。あと滑舌の甘さやイントネーションなどを自分でこだわりつつ、結構苦労したのですが、後から考えるとそれもいい思い出になったと思います(笑)。
それとニノンはプレイヤーのことを“ショーグン”と呼ぶのですが、それがとてもカワイイんですよ。ショーグンと呼ばれることはあまりないと思うので、呼ばれるプレイヤーさんは新鮮なんじゃないかと思います。
――ニノンのような女の子に、佐藤さんがぜひ教えたいという日本文化はありますか?
ニノンは、私よりも日本文化に詳しそうだな、という印象ですね。日本好きな海外の方は、日本人より知識が豊富だったりするので、逆に教わることになりそうな気がします(笑)。
そう考えると、ニノンと京都あたりを一緒にめぐりつつ、ここで何があったとか、これは誰々のお墓だとか……あと、お城に行って、ここには忍者がいたとか、一緒に学んでいきたいですね。
――ニノンみたいな女の子が佐藤さんの近くにいたら、どんな関係になると思いますか?
ニノンがいろいろとやらかすボケ役っぽい感じなので、私は「ニノン、それは違うよ~」みたいなツッコミ役になると思います。
あと、ニノンが楽しそうだったら「そうだね~」って聞き役になるとか。ニノンが楽しんでいるところに、水を差したくないですからね(笑)。なんというか、元気でカワイイ妹みたいな感じです。
それとニノンって、お父さんがシェフをやっているので、舌が肥えていると思うんですよ(笑)。なので、日本とフランスのいいとこ取りの料理を作ってもらいたいですね。
――佐藤さんご自身はお料理をされますか?
最近するようになりましたね。お友だちとお料理教室にちょくちょく通っています。もともと得意ではなかったのですが、毎日の栄養とかを考えて、時間がある時は自炊をするようにしています。
――ニノンに振る舞うなら、どんな料理にしますか?
まずお米は、玄米や雑穀米にしますね。白米は食べたことがあると思うので。あとは定番の肉じゃがやカレーライス、卵焼きとかでしょうか。
あ、お弁当も作ってあげたいですね。キャラ弁とかも喜んでくれそうです。それとお寺の精進料理とか、日本ならではの料理を食べさせてあげたいですね。
――ニノンは忍法開発が趣味ですが、佐藤さんが習得してみたい忍法はありますか?
なんでしょう……。すごく速く移動できるとかでしょうか。あとは風呂敷で空を飛ぶとかも楽しそうですね。分身は……自分が増えても収拾がつかなくなって大変そうです。
どんな忍法がいいのか想像できないので、ニノンに日常生活で使えそうな忍法を開発してもらって、それを教えてもらいたいですね。あっ、人ごみでじょうずに人を避ける忍法とか便利かもしれません!
――佐藤さんがネットゲームを始めるとしたら、どのようなキャラクターを演じてみたいですか?
女の子のキャラクターで、髪の毛とか身長は比較的自分に近い姿にすると思います。目の色や顔はその時の気分で変わると思いますが、名前は自分と同じものにしますね。ネットだからと、いつもの自分とは違った姿にするよりも、自分に似ているほうが感情移入もしやすいですから。
――ゲームの世界でやってみたい職業はありますか?
剣も魔法も使えるバランス型の職業でしょうか。人と一緒にプレイするのはなかなかないと思いますので、最初は自力で進めて、強くなったら声をかけてもらうと。そして、パーティに入ってから、剣と魔法のどちらにするかを考えて、最終的にバランス型にすると思います。
――佐藤さんが演じたニノンを楽しみにしている『プリコネ』ユーザーに向けてメッセージをお願いします。
ニノンを演じる際、私も最初は戸惑いましたが、演じてみると愛らしくて個性あふれるキャラクターでした。子犬のようなニノンちゃんを連れてゲームを楽しんでいただき、ゆくゆくはニノンと一緒に天下統一を果たしていただければと思います。
ニノンは“ショーグン”のことが大好きなので、ぜひぜひニノンのことをかわいがって、不思議なイントネーションのしゃべり方が移るぐらいボイスも聴いて、『プリンセスコネクト!』を楽しんでいただければと思います。
今回のインタビューに応じていただいた佐藤聡美さんから、読者プレゼントとして直筆のサイン色紙をいただきました。こちらを抽選で3名様にプレゼントしますので、ご希望の方は以下のフォームからご応募ください。締め切りは8月20日23:59です。
『プリンセスコネクト!』と『グランブルーファンタジー』のコラボレーションキャンペーンが8月5日より実施中。
期間中は、ログインや友だち招待によって『グラブル』の人気キャラクター・ジーナが『プリコネ』でもらえる他、ジータの声優を担当する金元寿子さんのサイン入り色紙が当たるTwitterキャンペーンなども行われている。
(C)CyberAgent, Inc. All Rights Reserved.
データ