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2015年7月18日(土)

『ブレイブルー』の新キャラ・ナオト&ヒビキをレビュー。血剣と打撃のコンビ技や変幻自在の分身攻撃に注目

文:AO

 本日7月18日~20日にかけて、アークシステムワークスのアーケード用対戦格闘ゲーム『BLAZBLUE CENTRALFICTION (ブレイブルー セントラルフィクション)』のロケテストが、東京にあるゲームセンターの秋葉原Heyで行われています。

『BLAZBLUE CENTRALFICTION』

 本作は、主人公・ラグナの最終章を描くシリーズの集大成的な作品。キャラクターのメインビジュアルは新たに描き下ろされ、新キャラクターや新システムの追加、さらにはユーザーインタフェース(UI)の改良など、あらゆる面でパワーアップしています。

 今回のレポートでは前作から変化したシステム周りの変更や新キャラクターの“ナオト=クロガネ”、“ヒビキ=コハク”のプレイレポートをお届け。別の記事では開発チームへのミニインタビューも掲載していますので、あわせてチェックしてほしいと思います!

 なお、本記事はロケテスト版にもとづいて執筆したため、製品版とは内容が異なる場合があります。

アクティブな攻めが勝利のカギ? 新システム“エクシードアクセル”&“アクティブフロウ”を使いこなせ!

 本作で追加された新システムは“エクシードアクセル”と“アクティブフロウ”の2つです。

●エクシードアクセル(オーバドライブ中に【A】+【B】+【C】+【D】)

 オーバードライブ中にキャラ固有の強力なアクションを繰り出します。アクティブフロウの発動中は、性能が大幅に強化されます。

『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
▲エクシードアクセルは超必殺技のような存在で、全キャラクターに固有のモーションが用意されています。

●アクティブフロウ(アクティブな行動を行うと自動発動)

 “攻撃をヒットさせる”、“ヒートゲージを使う”といった積極的な行動を行うとバーストアイコンが点滅し自動的に発動します。発動中は、攻撃力アップやバーストゲージ回復速度アップなどの恩恵を受けられます。

『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
▲アクティブフロウが発動するとキャラクターが光り、オーバードライブアイコンが点灯。回復中はカウント表示となり、10で全回復になります。

 見たところ、ゲームデザインが攻め重視にシフトした印象を受けますね。エクシードアクセルについては「オーバードライブ版のディスト―ションドライブとどう違うの?」と思う人もいるかもしれませんが、こちらはヒートゲージを消費せずに強力な必殺技を出すことができます!

 ワンコマンドで発動可能+無敵時間があることもあり、とっさに出せる反撃手段として役立ちました。さらに、アクティブフロウ発動時であれば、強化版ディスト―ションドライブ並のダメージを与えられますよ!

 また、アクティブフロウ中のバーストゲージの回復速度も印象に残りました。対戦相手の方が残り50カウントぐらいの段階で2回目のオーバードライブを使っていたので、うまくアクティブフロウを維持し続けられれば1ラウンドに3回はオーバードライブできるかも?

 ちなみに本作では、オーバードライブアイコンが回復状態に入ると“1、2、3……”と残り回復時間がカウントで表示されるようになったので、過去作よりもオーバードライブの回復がわかりやすくなっています。

 アクティブフロウとエクシードアクセルの登場で、これまで以上にオーバドライブの存在が重要になりそうですね!

血剣と打撃のコンビネーション! ナオト=クロガネの使用感をレビュー

●ナオト=クロガネ

『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
▲ドライブ能力は“ブラッドエッジ”。血で作り出した武器で攻撃します。

 ナオト=クロガネは、シリーズのスピンオフ小説『BLOODEDGE EXPERIENCE』からの参戦者。別世界の人間である彼が、どのような経緯で本編と関わるのかも気になるところです!

 性能的には“THE・スタンダート”を象徴したようなキャラクター。移動速度が速く、通常攻撃の挙動にクセがないので、操作感はラグナやジンに近い印象を受けました。突進技や無敵技、中段の→+【A】、攻め継続の→+【B】、対空のしゃがみ【C】など、便利な攻撃手段も豊富に用意されています。

 格闘攻撃が主体であるためリーチは短めですが、ドライブ能力を使った技の攻撃範囲が広く、それを使えば中~遠距離もカバーできます。また、彼には“ダッシュ中に必殺技orディストーションドライブを入力すると、アクションが強化される”能力も存在。

 突進しながら裏回りする技もあるので、突き詰めることでかなり深い戦略も練れそうです。初級者から上級者までオススメのキャラクターかと思います!

『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
▲ダッシュから必殺技を出すと、ナオトの体に青い残像が残ります。
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
▲ドライブ攻撃では血の剣を作り出し、相手を攻撃します。ドライブ攻撃はすべてタメることができ、タメると通常ガード不能(バリアガードは可能)+よろけ効果が付加されます。タメ攻撃ではヒット時にダッシュで接近してコンボを決められました!

<必殺技 PICK UP!>

・バニシングファング(↓\→+【B】)
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』

 ラグナの“ヘルズファング”に似た突進攻撃。3回まで追加攻撃が可能で、コンボの締めに最適です。最後の追加攻撃を“バニシングファング・レイド(↓\→+【C】)”に派生させると、アッパーで相手を浮かせて、空中コンボを決められます。

 ただし“バニシングファング・レイド”は、相手がしゃがみ状態じゃないとコンボがつながらないのかなと思いました。

・インフェルノクルセイダー(↓\→+【C】or【D】)
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』

 ラグナの“インフェルノディバイダー”を彷彿(ほうふつ)とさせる無敵技。↓+【C】の追加入力で相手を地面にたたきつけてダウンさせます。

・スラッシュカイド(↓/←+【D】)
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』

 前進しつつ回転斬りを放つ必殺技。通常だとヒットしてもダウンを奪えませんが、ダッシュ中に出すことでダウン効果がつきました。

・シフトスウェー(↓/←+【A】)
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』

 相手の攻撃を回避する技。↓↑+【A】の追加入力で派生攻撃を出せます。ダッシュ中に出すと相手の後方へ裏回ることができるので、ガード崩しに役立ちそうです。

・ディヴァインリーパー(→\↓/←→+【D】)
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』

 ナオトのディスト―ションドライブ。密着して放つことで威力と演出がパワーアップします。“デッドスパイク”によく似た衝撃波を繰り出していますが、本家との関係も気になるところですね。

変幻自在の分身攻撃! ヒビキのバトルスタイルに迫る!

●ヒビキ=コハク

『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
▲ドライブ能力は“ダブルチェイス”。分身を作り出して攻撃します。

 前作『BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA(ブレイブルー クロノファンタズマ)』で活躍したヒビキが、本作にてプレイアブル化! 黒騎士カグラの側近だけあり、やはり彼も相当な実力者のようです。まぁ、ストーリーモードであのジン兄様が気配に気づけなかった描写もありましたからね!

 プレイしてみてのヒビキの印象は、手数の多いスピードタイプということ。最大の特徴は自身の分身を作り出すドライブ攻撃で、これは立ち【D】やしゃがみ【D】で自らの分身を撃ち出すというもの。

 普通に使うとただの飛び道具ですが、そこから分身の方向にレバーを入力するとヒビキ本体が分身の位置に移動します。分身後に接近するかしないかの駆け引きを作れるので、攻めのアクセントとして役立ってくれました。

 立ち、しゃがみ、空中のすべてに追加【B】のリボルバーアクションがあるのも彼の特徴。手数の多いリボルバーアクションで相手の行動を制限しつつ、さまざまな行動に派生する“嶄翔脚”や相手の後方に裏回る“飛斬衝・廻”でガードを揺さぶっていけます。

 無敵技の“双翼旋”もあるので、防御面もなかなかのもの。派生技が多く、一見操作が難しそうに見えますが、基本的な動き(通常攻撃、ダッシュなど)はスタンダートなので、それなりに扱いやすいキャラクターだと思います。

『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
▲立ち【D】は地上、ジャンプ【D】は空中から分身を飛ばして攻撃します。なお、分身が攻撃を受けてもヒビキはダメージを受けないのでご安心を。

<必殺技 PICK UP!>

・飛斬衝(↓/←+【C】)
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』

 高速の突進斬り。リボルバーアクションから安定してつながるので、コンボの締めに迷ったコレで!

・飛斬衝 廻(↓/←+【D】)
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』

 相手の後方に裏回りして攻撃。飛斬衝と突進モーションが似ているので、使い分けて幻惑させたいところです。

・嶄翔脚(↓\→+【A】)
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
・嶄翔脚~尖羽or裂爪or鶚砕きor禍討ち(↓\→+【A】~【A】or【B】or【C】or【D】)
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』

 前方にジャンプして着地。ジャンプ中に派生入力が可能で、【A】派生は空中から広範囲にクナイの飛び道具、【B】派生は鋭いジャンプ攻撃、【C】派生は空中投げ、【D】派生はカウンター技を繰り出します。

 嶄翔脚を見てから対空してくる相手には【D】派生で迎撃、ジャンプで逃げる相手には【C】派生など、相手のクセを読んで使いたいですね。【B】派生のヒット後は、相手が大きく浮くのを確認しました。

・双翼旋(→↓\+【C】)
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』

 安心と信頼の無敵技。対空はもちろん、攻められたときの切り返し手段としても重宝するはず。

・尖嘴刃(空中で↓/←+【A】)
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』

 空中から鋭い急降下キックを放ちます。空中コンボの締めや、相手の対空タイミングをずらすときに役立ちそうです。

・番舞『朧鳳』(→\↓/←→+【C】)
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』

 ヒビキのディスト―ションドライブ。高速移動で相手を斬り裂き大ダメージを与えます!


 例によって取材の終了時間がきたので、ロケテのレポートはここまで。時間があれば、他のキャラクターの新技も調べたかったのですが……無念です!

 ちなみに18日のロケテストは体験会形式になっていて、ゲームの試遊以外にもグッズ販売やニコニコ動画の公開生放送、パネルの展示なども行われていました。

 加えて、本作の公式サイトではアンケートも実施中ですので、こちらにもぜひお答え頂ければと思います。ロケテストは19日、20日も実施されますので、ぜひ足を運んでプレイしましょう!

『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』
『BLAZBLUE CENTRALFICTION』

(C) ARC SYSTEM WORKS

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