2015年8月1日(土)
『艦これアーケード』の戦闘はブラウザ版とどう違う? アクション性のある艦隊指揮に注目
去る7月24日、セガのプライベートショウにて『艦これアーケード』を含む新作アーケードゲームの展示発表会が催されました。
ブラウザ版『艦これ』の夏イベに向けて備蓄中のライターMが、2月のJAEPO(ジャパン アミューズメント エキスポ)発表バージョンとの違いを踏まえて簡単なレポートをお届けします。
2月バージョンがどのような仕様だったのか、参考までに2015年2月に開催された“JAEPO2015”でのレビュー記事もあわせてご覧ください。
なお、以下の解説はあくまでも“開発途中のバージョン”であり、さらに改良される可能性があることをご了承ください。
海戦を楽しめる戦闘システムに進化。各種武装の用途も紹介
見た目はあまり変化がないようにも思えますが、戦闘システムはがっつりと海戦を楽しめる戦術重視の仕様に変更されました。特に大きな変更点は以下の通りです。
旧:画面下部の行動順ゲージに従い、ブラウザ版の戦闘システムを再現していた。
↓
新:行動順ゲージが廃止され、制限時間内であれば自由に艦隊行動が可能。
イメージ的にはまさに艦隊同士の殴り合い(とはいえ、ぐーパンチとか大井っちのようなドロップキックはありませんよ?)。
深海棲艦の動きに合わせた艦隊指揮で丁字有利を狙ったり、戦速を調節して敵の砲撃を回避しつつ、各種兵装のゲージや残弾を確認しながら次々と攻撃を発令するといった感じで、かなりアクション寄りの戦闘となっています。
●各種兵装の使用感は?
主砲:発令ボタンで発動後、砲撃演出に移行。
副砲:演出の割り込みがなく、発令ボタン連打で連射可能。
雷撃:画面タッチで弾着地点を設定後、発令ボタンで発射。
航空攻撃:標的設定後、発令ボタンで発動。艦載機発艦&爆雷演出等に移行。
▲反航形態では深海棲艦を正面に捉えるため、副砲がいい具合にヒットします。 |
主砲に残弾設定はないようですが、砲撃後は一定時間使用できなくなります(再装填中?)。副砲はちくちくと削るようにダメージを与えたり、深海棲艦の進路を牽制して魚雷の着弾地点に追い込むといった使い方もできます。
各種兵装はブラウザ版と同じく、艦娘たちの各スロットに設定しておく必要があります。たとえば対空機銃や副砲を一門も載せず、空母や航空戦艦を組み込まない場合は副砲や航空攻撃といったボタンそのものが表示されないようです。
ほかにも、深海棲艦がある特定の状態になった時にタイミングよく砲撃を行うことで“カットイン演出を伴うクリティカル”が発生するなど、本作の戦闘にはさまざまな仕掛けが用意されています。
▲夾叉弾着による命中アップや刻々と変化する交戦形態、あるタイミングを表す深海棲艦の合図など、画面内の情報密度は高め。 |
海域には深海棲艦の部隊が複数出現!
2月のバージョンと同じく海域は白く覆われていて、艦娘を中心に一定距離が視認できるようになっています。
艦隊に索敵機を搭載した艦娘がいれば、目的地を設定して索敵を行うことも可能。索敵によって深海棲艦を発見した際は、遠距離からの航空攻撃もできました。逆に、深海棲艦が放つ索敵機と遭遇することも……。
また、海域マップを索敵した際、深海棲艦の部隊を複数確認。主力部隊を発見する前に挟撃されて、消耗を強いられるといったシチュエーションも予想されます。
▲師匠の瑞雲も大活躍! |
その他の細かな仕様は?
その他、細々と気になった点もチェックしておきましょう。
・入渠について
ブラウザ版と異なり、艦娘を入渠させると“資材を一定量消費して即座に修理完了”。修復バケツを使用すると、資材を消費することなく修理を行えます。ちなみに資材はブラウザ版と同じく時間経過による自然回復の他、GP購入時のボーナスでも増える模様。
・カードの重複について
本作では最大36枚まで艦娘のカードを読み込み可能で、同じ艦娘のカードを複数枚読み込ませるとステータスが強化されます。一定枚数以上重ねると、改を超えることもあるようです。
・陣形について
砲撃など演出時以外はいつでも陣形を変更できます。陣形の効果などは明かされていませんが、潜水艦に対して単横陣など、深海棲艦の編成にあわせてこまめに変えていきたいですね。
・艦娘の疲労について
ブラウザ版とは少々設定が異なり、艦娘の戦速に応じて変化します。第五戦速や一杯では回避が有利になるぶん負荷もかかり、疲労度が蓄積されて命中などステータスダウンの原因に……。
・執務室について
このプレイ時には実装されていませんでしたが、模様替えも予定されているようです。なお、カメラアングルは360度ぐるっと回り込むことが可能で、普段見られない艦娘たちの艤装を全方位からじっくりと鑑賞できます。
▲操舵輪をぐるっと回すとアングルも回転。 |
『艦これアーケード』以外のタイトルもチェック!
当日はセガの新作発表会ということで、プライズゲームやメダルゲーム、プリントシールなどの筐体も出展されていました。『艦これアーケード』に並ぶ大型ゲームタイトルとしては、『マリオ&ソニック AT リオオリンピックTM -アーケード エディション(仮称)』に注目。
こちらは『マリオ&ソニック』シリーズ最新作で、Wii Uとニンテンドー3DSで発売が予定されている同タイトルのアーケード版です。
筐体には足踏みを感知するフットセンサーと左右2本のレバーが用意されていて、全身を使って走る、投げる、飛ぶといった操作を体感できます(当日は猛暑日だったため、プレイヤーが文字通り汗を流していたのが印象的)。
今回公開されていたのは、100m走、やり投、ハンマー投、アーチェリーの4種目。最大4人同時プレイが可能ということで、家族連れやカップルも必見です。
※画面は開発中のもの。
(C)SEGA (C)2014「艦これ」連合艦隊司令部
(C)2015 DMM.com POWERCHORD STUDIO / C2 / KADOKAWA All Rights Reserved.
TM IOC/RIO2016/USOC 36USC220506. Copyright (C) 2016 International Olympic Committee ("IOC"). All rights reserved. SUPER MARIO characters (C) NINTENDO. Trademarks are property of their respective owners. SONIC THE HEDGEHOG characters (C) SEGA. SEGA, the SEGA logo and Sonic The Hedgehog are either registered trademarks or trademarks of SEGA Holdings Co., Ltd. or its affiliates.
データ
- ▼『艦これアーケード』
- ■メーカー:セガ
- ■対応機種:AC
- ■稼働開始日:2015年秋予定