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2015年7月29日(水)

『F1 2015』をシリーズ担当ライターがレビュー! クオリティは“まるで実写”から“まさに実写”へ

文:電撃PlayStation

 7年ぶりに復帰するホンダ(マクラーレン・ホンダ)や23年ぶりに開催されるメキシコ・グランプリなど、大きな盛り上がりを見せているモータースポーツの最高峰“F1”の2015年シーズン。

 その公式ライセンスタイトルとして、徹底したリアリティで熱いレースが楽しめることで名高い『F1』シリーズの最新作『F1 2015』が、7月30日にPS4とXbox Oneでいよいよ発売になります。

『F1 2015』

 今回はUBIソフトさんにお邪魔して、発売直前となる本作をプレイさせてもらう機会を得たので、そのプレイレポートをシリーズの担当ライターであるヒビキタケルがお届けします。

『F1 2015』
▲新たに開発されたEG03 エンジンにより、これまで以上に美しいF1の世界が満喫できるタイトルに仕上がっています。

グラフィックは“まるで実写”から“まさに実写”の世界へ

 体験プレイではPS4版で遊ばせてもらったのですが、まず驚いたのがグラフィック。前作のPS3版『F1 2014』の映像でも「まるで実写!」なんて思っていたのですが、今回はさらに細部まで描き込みがハンパない!

 ドライバー視点でのヘルメットに降りかかる雨粒、マシンに写り込む看板や風景、エンジン部分の熱で空気がゆらめいているところなど、かなり本物に近いです。

 ほかにもタイヤにダメージが入ると振動で視点がブレて表示されたり、フロントをぶつけたときに風切り音が違って聞こえるなど、細かいところをあげればキリがないのですが、そういうところに気づくたびに、ニヤニヤが止まりません(笑)。

 映像のクオリティは前作の“まるで実写”から“まさに実写”の世界に突入したといえるでしょう。

 グラフィックがリアルになっていくと、ちょっとしたことが違っているだけで違和感を覚えたりするものですが、本作はそういうスキを感じさせません。没入感は間違いなくシリーズ史上最高です。

 また、シリーズでおなじみ、時間を巻き戻してやり直せる“フラッシュバック”機能の演出にも変化が。これまでのシリーズでは、使用後にゲーム的な演出が入っていたのですが、本作ではまるでTV中継のリプレイのようなものに変わっていました。こういう小さなこだわりの数々が“F1の世界”への没入感を高めているんですねえ。

『F1 2015』
▲シリーズでおなじみの要素ではありますが、コクピット視点でのハンドルの形状や計器もバッチリ再現。スタッフの姿も、これまで以上にリアルになったチームスタッフの動きにも注目です。
『F1 2015』
▲視点によってはヘルメットについた雨粒のせいで視界が悪くなります。タイヤの水しぶきやテールランプが路面に反射する様子も。
『F1 2015』
▲ドライバーたちの顔の再現度もかなりのもの! ちなみにレースで3位以内に入ると表彰台でのシャンパンファイトも見られます。

カジュアルにも本格的にも遊べる“アシスト機能”が便利!

 ここまでグラフィックがリアルになってくると「操作がかなり難しいのでは?」と思われる人も多いでしょう。結論からいうと、簡単操作も本格操作も両方選べます。

 本作の操作は“ビギナー”から“エリート”まで、5段階のアシスト設定を行うことができるんです。“ビギナー”に設定していれば、ハンドル操作とアクセル、ブレーキのみでいいので、あまりレースゲームを遊んだことがない人でも十分楽しめる難易度になります。アシスト機能を上げていけば、そのぶん上級者向けになっていきます。

 アシスト機能にはあらかじめ設定されているもののほか、“カスタム”で自分好みに調整も可能。自分の腕前が上達してきたら、徐々にアシスト機能を調整していくのがオススメです。

『F1 2015』
▲初心者から上級者までレースが楽しめる“アシスト機能”。別の設定でマシンへのダメージをオフにする要素もあります。

●激ムズの“プロシーズンモード”は、テクニックの上達が最も実感できる!

 本作では実在するF1レーサーとなって2015年のシーズン全19戦を戦い抜く“チャンピオンシップシーズン”と、F1レースの過酷さとリアルさを再現したハードコアプレイヤー向けの“プロシーズンモード”を搭載。

 今回のプレイでは“プロシーズンモード”を集中的に遊ばせてもらいました。このモードではアシスト機能がすべてオフの状態で、画面にコースレイアウトが表示されず、敵AIの挙動も最高レベルという、まさしく“開発サイドからの挑戦”ともいえる超高難易度モード。

 実際に走ってみると、コースに出た瞬間にタイヤのグリップが全然違うんです。タイヤが温まっていないからグリップがない状態なんですね。

 なるほど、と思いつつマシンをフラフラさせながら、なんとかストレートでギアチェンジしつつ加速していくと、いつの間にかコーナーが目前に!

 あわてて急ブレーキ&急ハンドル! マシンが回転して、そのままフェンスに激突! フリー走行開始からおよそ30秒でクラッシュです。これはシリーズを通してプレイしてきた担当ライターとして相当はずかしい……(苦笑)。

 うーん、これまで自分がいかにダイナミックレーシングライン(コースのラインやブレーキをかけるポイントなどを教えてくれる)に頼ってきたか、ということでしょうね……。あと、コースマップが見られないのも地味に痛いです。

『F1 2015』
▲画面上に表示される緑色のラインがダイナミックレーシングライン。これがあるとないとで、こんなに違いが出るとは……。

 そこからはとりあえず無難に走ろうとするのですが、これがもう“生まれたての小鹿が走っている”ような、ホントにひどい走りでして……。

 次々とコースアウトと激突を繰り返し、そのたびにフロントノーズを破壊して無線で「ピットに戻れ!」といわれる始末。しばらくは1周回るたびにピットに戻ってましたね。

 それでも少しずつマシンの挙動を理解し、コーナーをクリアできるようになっていくのが純粋に楽しいんです。自分の腕前の上達が「コースアウトせずにコーナーを曲がれた!」とか「マシンが壊れてなかった!」という、ある意味とても低いレベルで実感できるのがいいのかもしれません(笑)。

 そのあとアシスト機能がついた状態でレースをしたら、思った以上に走りやすくて二度ビックリ!

 このモードはシリーズ作をプレイしていて、腕に自信がある人はぜひトライしてみてほしいです。個人的にはPS4版でSHARE配信をして、徐々にうまくなっていく様子をみんなで見守るのも楽しそうだなぁ、と(笑)。

2014年シーズンの全データも収録

 個人的にうれしかったのが、本作では2015年シーズンだけでなく、2014年シーズンのデータもリマスター収録されているということ。

 これは“MY F1”で切り替えることができました。2014年シーズンといえば、小林可夢偉がケータハムで走っていましたから、彼を使ってF1のチャンピオンを目指したいという人も多いはず!

 それ以外にも2014年から2015年にかけてはフェルナンド・アロンソやセバスチャン・ベッテルなどの大物ドライバーの移籍や、マルシャの復活などチームの変更もあったので、両シーズンで遊べるというのは豪華でいいですよね。

『F1 2015』
▲2014年シーズンと2015年シーズンではマシンのデザインも変化。同じチームで走って乗り心地を比べてみるのもアリです。

現実のF1と一緒に楽しむ遊び方も

 今回は時間がなくてあまり触れられませんでしたが、オンライン対戦にも対応していて、対戦待ち中に別のモードをプレイできるのも好感触。待っている間、手持ちぶさたにならずに済みます。

 1時間ほどのプレイでしたが、PS4とXbox Oneで初の『F1』シリーズということで、ユーザーが期待しているレベルの内容はかなりクリアできていると思います。

 また、いつもはシーズン終盤に発売になるのですが、本作はシーズン中盤で発売されるという点もうれしいところ。今後のマシンのバージョンアップなども対応予定なので、より現実に近いゲーム体験が楽しめそうです。

 個人的にはレース開幕前に同じコースを走って難所をチェックしたり、ラップタイムを競ってみたりしたいですね。レースゲームとしてのクオリティの高さはもちろん、実際のF1と同じ時間軸で楽しめるという意味では、F1ファンにとって絶対買いの1本でしょう。

『F1 2015』
▲体験プレイでは最後に鈴鹿サーキットを走ってみました。好きなサーキットを思う存分走れるのもうれしいですねー。

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