2015年8月21日(金)

『東京ドラゴンストライク』は巨竜兵器をめぐる、竜族と人間とのバトルファンタジー【電撃文庫新作紹介】

文:電撃オンライン

 長田信織先生が執筆する電撃文庫『東京ドラゴンストライク』の紹介記事をお届けします。

『東京ドラゴンストライク』

物語の見どころ

機械の≪竜≫が東京を襲撃!!
この世界のどこかにある巨竜兵器“リヴィアサン”をめぐり
竜族と人間が攻防を繰り広げるバトルファンタジー!!

 戦場と化した東京、謎の巨竜兵器、自衛隊、異能力、美しい竜族の少女……。これらのキーワードにピンときたみなさんは、長田信織氏の描く『東京ドラゴンストライク』と相性がよいかもしれません!

 舞台は現代日本。高校1年生の結城景人は、5年前の旅客機失踪事件で唯一の生還者となって以来、マスコミの目を避けながら生きてきました。しかも、手で触れた機械や車を自分の思い通りに動かすことができる“馴化”という異能力を隠しながら。

 ある日のこと。池袋を訪れた景人は、空から降ってきた巨大な機械の≪竜≫に命を狙われます。その危機を救ってくれたのが、異世界・アーシュラからやってきた銀髪で角と尾が生えた少女・クウクルでした。

 煌竜族出身のクウクルがいうのは、景人を襲った機械の竜はセリオンといい、煌竜族が使える能力――機械を変形させて作った従者だということ。今回の襲撃事件の犯人は、煌竜族のニズレグという男。彼は世界征服のため、地球にあるという2万年前に失われた巨竜兵器“リヴィアサン”を探して出して我が物にしようとしているのだとか。

 機械を操る点では、煌竜族が操るセリオンと景人の“馴化”は似ているところがあります。

 この能力は5年前の失踪事件とも無関係ではないようなのですが……。日本防衛のため、宮内庁や自衛隊を巻き込んでニズレグと戦うことになった影人とクウクル。臨場感あふれるバトルアクションにこうご期待!

登場人物の見どころ

角と尻尾がはえた竜族の美少女・クウクルの
いじらしい姿に癒されること確実です!!

 危機迫る≪竜≫との戦いの中で、唯一の癒しとなるもの――それが煌竜族の血を引く美少女・クウクルです。彼女は異世界・アーシュラから、巨竜兵器を狙うニズレグを追って地球へやってきました。竜型にも変身できるのですが、ふだんは人型で過ごしています。

 景人にとっては大事な命の恩人です。瀕死の景人を助けるために献身的に世話をしてくれる描写もあり、くったくのない笑顔からも「天使のよう」という形容がぴったり♪ もちろん、仕草も愛らしいんですよ!! 地球の食事に不慣れな彼女は、景人に習ってお菓子を食べたり、ハンバーガーを食べたり。ちょっと食べるスピードが遅いようで、一生懸命にモグモグと口を動かす姿には、小動物のような愛らしさがあります。

 竜少女とのボーイ・ミーツ・ガールでもある本作は、クウクル抜きでは語れません。2人の出会いのドラマを堪能しつつ、物語中盤から登場する火竜族の少女・ティフォニアや内閣宮内庁のクールな役人・舞嶽舞唯との交流をお楽しみに!!

データ

▼『東京ドラゴンストライク』
■著者:長田信織
■イラスト:緒原博綺
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:KADOKAWA
■発売日:2015年8月8日
■価格:610円+税
 
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