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2015年8月21日(金)

相坂優歌さんインタビュー第1弾。女性声優なら一度はツンデレヒロインをやってみたい!?

文:滑川けいと

 セガゲームスが配信するスマートフォン用アプリ『アンジュ・ヴィエルジュ ~第2風紀委員 ガールズバトル~』。本作に日向美海役で出演する声優・相坂優歌さんにスポットを当てた、インタビュー連載企画の第1弾をお届けします。

 『アンジュ・ヴィエルジュ』は、“エクシード”という異能力に目覚めた少女たち“プログレス”たちが生活する巨大洋上学園都市“青蘭学園”を中心にしたストーリーが展開するトレーディング・カードゲーム。『アンジュ・ヴィエルジュ ~第2風紀委員 ガールズバトル~』は、このトレーディング・カードゲームの世界観をベースに、異能に目覚めた少女たちとともに戦うiOS/Android向けのガールズバトルRPGです。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

 本作に日向美海役で出演する、現在人気急上昇中の声優・相坂優歌さんに、全3回にわたってお話を伺います。1回目となる今回は、相坂さんの人柄やプライベートにググッと注目。記事の最後には、直筆サイン色紙の読者プレゼントもご用意していますので、ぜひご覧ください!

●相坂優歌さんプロフィール

 アプトプロ所属。『アンジュ・ヴィエルジュ ~第2風紀委員 ガールズバトル~』や『甘城ブリリアントパーク』、『桜Trick』など数々のアニメやゲームで活躍中。『ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~』では、メインヒロインのソフィーの声を担当する。今もっとも注目されている女性声優の1人。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

湿気がないと生きていけない!?

――声優を目指したきっかけを教えてください。

 子どもの頃に見た『カードキャプターさくら』で初めてアニメに興味を持ちまして。それからいろいろなアニメ雑誌を読むようになったんです。絵が好きだったので、最初は漫画家もいいなと思って絵を描いていた時期もありました。でも物語を生み出すより、物語に対して一素材として演技をしたほうが自分に向いているかもと思ったのが、声優を目指すようになったきっかけです。

――何かを演じたりすることが好きだったんですか?

 小学校から高校までずっと放送委員会に入っていて、委員長もしていたんです。なので、元々声を出すのが好きなんだと思います。演じるというより、声で何かを表現するというのが好きですね。

――これまで演じられた作品の中で、印象深かったことは何でしょうか。

 アニメ『桜Trick』です。野田コトネちゃんを演じさせていただいたのですが、私女の子同士の物語に興味があって、初出演のアニメでその念願が叶ったのはすごくうれしかったです。

 あと、ツンデレヒロインをやってみたいなという憧れがあったので、『俺、ツインテールになります。』というアニメの津辺愛香ちゃんを演じたのも印象深いですね。

――声優のお仕事をされていて、感動したことや苦労したエピソードを教えてください。

 他の役者さんの演技を見ると、毎回感動しますね。どの現場に行ってもそれは変わりません。苦労という点では商売道具が喉なので、いつでもベストコンディションを保てるように気を遣っています。本当に些細なことで壊れてしまうので、ケアが大変です。

――喉のコンディションを保つために心がけていることは?

 湿気ですね。湿気がないと生きていけないです(笑)。湿っていればいるほどうれしいので、乾燥しているなと思ったらすぐにマスクをします。夏場はエアコンがないとひからびてしまうんですが、以前つけっぱなしで寝ていたら見事に夏風邪をひいてしまって……。鼻にも影響が出てしまって、それからずっと気をつけるようにしています。マスクは偉大です!

『アンジュ・ヴィエルジュ』

人見知りだからこそ、当たって砕けろ!

――客観的に見て、自分はどのような人間だと思いますか。

 感情で動きやすいですね。「これ!」と思ったらすぐに動いてしまうので、理論派ではないと思います。「おいおい、落ち着けよ」という相坂優歌が、脳内にあまりいないみたいなんですよ(笑)。

 自分の感覚を一番信じているところがあって、血が騒ぐとすぐに動いてしまいます。それで後悔することもたくさんあるのですが、それでできなかった、言えなかったともやもやするほうが嫌なんです。もうどんどん当たって砕けろー! という感じですね。私、結構人見知りで、「あの時言えなかったな……」という後悔が多いからかもしれません。なので、思ったことは正直に言うようにしています。

――周りの人からはどんな人だと言われることが多いですか?

 人見知りだとはよく言われますね。一度仲よくなってしまうと楽しく話せるんですが、それまでが結構大変で。初対面の人の前だと静かになってしまいます。仲よくなった人からは、「最初は怒っているのかと思ったよ」ってよく言われますね(笑)。でも、本当は「どうしようかな、話しかけようかな」って思っているだけなんですよ!

 あとは、真っ直ぐだねと言われます。自分でもそうしようと心がけているんですけど、言いたいことは言うし、正直に生きようと思っているので。皆さんに、そういうところは真っ直ぐでいいんじゃないと思っていただけているみたいですね。

――相坂さんの尊敬する人を教えてください。

 私にいろいろ教えてくれてきた母ですね。すべてにおいて尊敬しています。常にちゃんとしていて、とてもキレイなんですよ。そして、何より生き方がブレないんです。一緒にいるとみんな笑顔になれる、太陽のような人ですね。尊敬していますし、憧れもあります。

 困った時は必ず母に相談するのですが、自分にないものを持っているから、自分の中でその発想はなかったというアドバイスをたくさんもらえるんです。そういう考え方ができる人ってすごいなと思うことがあるので、見習いたいですね。私自身かなり助けられていますし、母でよかったと思う時がたくさんあります。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

人々を明るく照らす声優を目指して

――最近ハマっていることはありますか?

 好きなアーティストがいて、その方たちの出しているCDやミュージックビデオを全部買い集めています。作品をズラッと並べて、それを見るのがまさに至福の時間です。

 そのアーティストは、曲を題材にしたショートムービーを映画監督に作ってもらっているんです。その映像を、映画館みたいに部屋を真っ暗にして観るのが好きです。今生きるパワーになっています!

 このアーティストに気づかせてもらったのですが、あまり着目されない感情こそ、それを素直に表現したら共感してくれる人がたくさんいるのではないかと思ったんです。なので、いろいろな感情を覚えておくために、その日思ったことや感じたことを全部ノートに書くようにしています。それこそ1つも逃さずに書くんですよ。本当に些細な感情を1つも逃さずにまとめて。これまで日記をつけてこなかったのですが、自分の考えたことに真っ直ぐに向き合うのは楽しいですね。

――声優の仕事をされるうえで、努力していることや心がけていることはありますか?

 最近はいろいろな作品に触れようと心がけています。自分の中の表現や語彙を増やすため、もっと作品に触れないとダメだなと思って。私は日常を描いた作品が好きなんですが、SFなどこれまであまり触れてこなかったものにも目を向けていこうと思いまして。いろいろなものを吸収して、成長していきたいですね。

 表現力も拡げていきたいですし、もっと共感してもらえるような表現をたくさんしていきたいです。自分の身に置き換えてリアルに表現できたらと思って今もお仕事をしているのですが、もっと表現力を養って、少しでも皆さんが元気になっていただけたらうれしいですね。

――今後、どのような声優を目指したいですか?

 多くの方が幸せな気持ちになるような表現ができればと思っています。私自身、さまざまな作品を通して、生きる活力をもらうことがたくさんありました。表現者として、そういう表現を発信していきたいなと思います。視聴者の方は、日々楽しく生きていらっしゃる方だけじゃないと思うんですよ。そういう方たちに楽しいと思っていただけたらうれしいですね。

 せっかく今表現者として立っているのなら、自分にしかできない繊細な心の動きなど共感してもらえるような表現をして、明日からまた頑張ろうと思ってもらえるようになりたいです。そのために日々、たくさん作品を吸収してどんなことができるかなと試行錯誤しているところです。ですので、これからももっと頑張ります!


 相坂さん直筆のサイン色紙を、抽選で1名にプレゼント! 以下の応募フォームからどしどしご応募ください。応募の締め切りは、2015年8月27日23:59です。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

 また、全3回のインタビューをすべてチェックしてくださった方を対象としたプレゼント企画も実施します! 各回で発表されるキーワードをすべて集め、インタビュー第3回の記事に設置する専用フォームからご応募ください。抽選で2名に相坂さんのサインが入ったお宝チェキをプレゼントします!

『アンジュ・ヴィエルジュ』

第1回キーワード「友達は」

 後日公開予定の、インタビュー第2回と第3回もお楽しみに!

(C)SEGA / Ange Project

データ

▼『アンジュ・ヴィエルジュ Drama&Songs 繋がる絆』
■発売元:グルーヴ
■販売元:KADOKAWA
■発売日:2015年7月19日 ※青蘭学園祭 中部大会で先行発売
■希望小売価格:3,500円(税込)
■特典:プロモーションカード、アプリシリアルコード

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