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2015年8月21日(金)

『戦の海賊』先行レビュー。火の海や空の島など7つの海で繰り広げられる海賊船団バトルがアツイ!

文:ライターM

 8月20日に東京・恵比寿において、セガゲームスの新作スマートフォン用アプリ『戦の海賊(センノカイゾク)』のメディア向け先行体験会が開催されました。その模様とレビューをお届けします。

『戦の海賊』

 『戦の海賊』は、伝説の秘宝を手に入れるため、海賊船団を率いて大航海へと繰り出すiOS/Android向けの海洋冒険バトル。プレイヤーは、さまざまな船や仲間の海賊を組み合わせて自分だけの海賊船団を作り、リアルタイム海戦に挑みむことになります。

 体験会では、菊池正義プロデューサーと奥田禎ディレクターが登壇し、本作の魅力を紹介しました。

『戦の海賊』
▲菊池正義プロデューサー。『戦の海賊』は、菊池プロデューサー自身がスマホで遊びたいゲームを形にしたものとのこと。
『戦の海賊』
▲1年半をかけてじっくりと作り込むことができたと語る奥田禎ディレクター。「ライトユーザーにもコアゲーマーにも満足してもらえるゲームになったと自負している」と話していました。

■ 『戦の海賊』プロローグ ■

 名もなき小さな海賊団は、囚われの王女と出会い、伝説の海賊の秘宝と歴史の謎を追う。

 そこは“7つの大海”を航海しながら、自由に生きる海賊たちの世界。海賊たちには、ある歌が歌い継がれている。

 今ではメロディだけが残り、歌詞が失われた“伝説の海賊の歌”。その歌詞には、“伝説の海賊ゼス”の旅路と秘宝“大船団旗”の行方が秘められているという。それは伝説にすぎないという者もいれば、歴史の真実だという者もいる。

 失われた歌詞を受け継ぐ王女リティスとの出会い。海の自由をかけた大航海がはじまる。

ゲームのポイントはバトル、シミュレーション、ストーリーの3つ

 さまざまな“海賊体験”が詰まった『戦の海賊』。菊池プロデューサーは、自分の海賊船団を愛着をもって大きくしていくこと、そして海賊船団同士が激突するダイナミックなバトル、この2つにこだわりをもって作っていると語っていました。

 本作を構成する要素は、大きく分けて3つ。1つ目は、リアルタイムで繰り広げられる海賊船団バトル。2つ目は、自分の海賊のアジトを作っていくシミュレーション要素。3つ目は、海洋冒険の醍醐味が楽しめるストーリー。これらを軸に、ゲームが進んでいきます。

『戦の海賊』

【1】大海原で繰り広げられる“海賊船団バトル”

 編成とスキルと砲撃が戦局を左右する、リアルタイム海戦。船と海賊の組み合わせで、戦い方が大きく変化します。船団バトル以外に、竜などのモンスターと戦ったり敵の砦を攻め落としたりといった要素も用意されているそうです。

『戦の海賊』
『戦の海賊』

【2】さまざまな船や海賊で作る“俺の海賊団”

 船を造り、海賊たちを育て上げるシミュレーションパート。ゴールドを使ってアジトを大きくしていきます。酒場で仲間にした海賊は、キャラ固有のストーリーも用意されています。

『戦の海賊』
『戦の海賊』

【3】伝説の秘宝を追う“海洋冒険ストーリー”

 本作では、自由を賭けて7つの大海を旅する海賊たちの冒険活劇が描かれます。登場キャラクターのボイスには、井上和彦さんや銀河万丈さん、藤原啓治さん、速水奨さん、藤村歩さんといった豪華声優陣を起用。魅力的で個性的なキャラクターたちが紡ぐ、海洋冒険ロマンが楽しめます。

『戦の海賊』

 この他に、攻城戦や宝探しといったやり込み要素も用意されており、プレイ方法は多岐にわたるとのこと。それでは、本作のプレイレビューをお届けします!

『戦の海賊』プレイレビューをお届け

■予想外のボリュームに圧倒されて……

 海賊と聞いて思い浮かぶのは某ハリウッドスターとか、手足が伸びるゴムの人とかですよね。こんなことを書くと「世代的にはハー●ックだろ」などと突っ込まれそうなライターMが、『戦の海賊』の先行体験会にお邪魔してきました。

 イメージイラストを見た時は、ノスタルジックなコンシューマーゲームかと誤解した筆者ですが、ボリューム的な意味では当たらずとも遠からず。とにかくやれることが多すぎて、スマホアプリのレベルを超えているというのが第一印象です。

 詳しいシステムや流れについては後日改めて紹介するとして、今回はゲームの軸となる要素に絞って簡単なインプレッションをお届けします。

■海賊船団バトルがアツイ!

 メインとなるのは、自分だけの海賊船団を率いてのリアルタイムバトルです。基本はオートで進行するので、プレイヤーはスキルの発動や砲撃を指示するだけというお手軽さ。

 戦闘準備画面では敵船団の詳細も確認可能で、“おまかせ”を選べば相性のいいメンバーを選んで自動的に船団を組んでくれます。慣れてきたら後列(母船1隻)、中列(砲撃・支援の最大3隻)、前列(白兵戦メインの最大3隻)と役割ごとに細かく設定するのがオススメ。ちなみに、敵は海賊だけでなく、時には伝説の魔物と戦うことも……。

 今回は最高レベルの海賊がそろったデータを使わせていただけたので、諸々お任せにしたあげく、無謀にも難易度最高の海域に突貫です。結果は……まさかの全滅(笑)。

 よくよく確認してみると、船長のレベルは高くても“船員(子分)”がまったく配備されていないという、某RPGで言うところの「武器は装備しないとダメなんじゃよ?」状態。船員にも細かなステータス補正が設定されていて、練度を高めた船員を乗せれば、レア度の低い海賊でもかなり活躍させられるようです。

『戦の海賊』

■自分だけの海賊団をカスタマイズ

 冒険の拠点となるのは、“アジト”というよりもほとんど街。港には海賊船団の船が停泊して、酒場や訓練所から果ては寺院や温泉、市場など、物語を進めていくとどんどん発展していきます。

 ここで海賊や船員を募ったり、船の強化&改造といった細かなカスタマイズを楽しめます。最初は2隻の帆船しかない貧相な海賊ですが、ゲームが進んで数十隻の大船団が停泊している様は圧巻♪

 酒場では海賊や船員と出会えるガチャを回せます。なかでも、海賊と出会える10連ガチャは必見。船上に謎の一団が現れて、一斉にローブを脱ぎ捨てるという演出は無駄にカッコよくて病みつきになります(笑)。本作に登場する海賊には豪華声優陣が起用されており、彼らを中心とした王道の海洋冒険ストーリーが楽しめます。

『戦の海賊』

 他にも、商船を派遣して、海賊団の義賊的な行為に賛同する支援者から資金や食料を調達したりと、海賊の運営(!?)は大忙し。手軽さはあるものの細部までやり込めるゲーム設計で、本腰を入れて遊び始めたらやめどきがわからなくなるタイプの注目作です。

『戦の海賊』
『戦の海賊』
『戦の海賊』
『戦の海賊』

(C)SEGA

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