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2015年9月30日(水)

歌でわかる『グリモア』の裏世界。キャラソン第1弾・智花役の石原夏織さんを直撃

文:ゴロー

 アプリボットが運営するiOS/Android用アプリ『グリモア~私立グリモワール魔法学園~』のキャラクターソングプロジェクトが発表されました。

『グリモア』

 現在のグリモアの世界観が表世界であることに対し、キャラクターソングはまったく違う結末を迎える裏世界がテーマに。裏世界で人類が衰退してゆく70年を曲にのせ、それぞれのキャラクターの視点で語っていくものになるそうです。

●動画:『グリモア』キャラソンプロジェクト ティザームービー

 キャラクターソング第1弾を飾るのは、本作の看板キャラクターでもある南智花。歌い手はもちろん、ゲーム内で声を演じている石原夏織さんです。楽曲のお披露目は10月中旬を予定しており、他のヒロインたちの楽曲も続々とリリースしていくとのこと。

 この記事では石原夏織さんに歌ってみた感想などをうかがっています。記事後半にはサイン色紙のプレゼントもありますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

『グリモア』
▲『グリモア』の看板キャラクターでもある南智花。
『グリモア』
▲南智花を演じる声優の石原夏織さん。

石原夏織さんインタビュー。智花の情念をささやくような歌に

――キャラクターソングのオファーを受けてから、智花の楽曲をどのようにイメージされましたか?

 智花にはいろいろな一面があると思いますが、一番最初に演じた時のイメージがすごく明るくて、元気な子だったので、明るい曲をイメージしました。

『グリモア』

――実際は、智花の情念をささやくように歌った曲でしたが、初めて聴いた時は率直にどう思われましたか?

 「なんてこった!」と思いました(笑)。意外すぎて……。

 このタイプの曲をあまり歌ったことがなく、どうやって歌ったらいいのかわからなくて心配になりました。

 でも2日間ぐらい集中して練習したら歌い方にも慣れてきて、「これなら歌える!」と思い、やっと安心してスタジオに行けるようになりました。

『グリモア』

――難易度の高い曲ということで、かなり曲を聴き込んだのではないでしょうか?

 私、普段はあまり曲を聴き込まないようにしているんです。キャラクターソングは自分のイメージだけじゃないと思いますので、“ある程度自分のモノにしたら、今度は現場の皆さんと固めていく”というやり方をしてきました。

 でも、今回はそれじゃダメだと思ったので、しっかりと聴いて全体の雰囲気をつかんでからスタジオに入りました。私としてはすごく珍しいケースだと思います。

――この楽曲を聴いて智花のイメージは変わりましたか?

 智花は明るい部分と暗い部分の二面性があるので、今回の歌は暗い部分に重きを置いているんだなと思いました。だから、イメージは特に変わっていません。

『グリモア』

――歌詞の中で印象深いフレーズはありますか?

 “おでかけしよう”というフレーズです。歌詞の中に2回出てくるのですが、今までに歌ってきた曲の中では、こういう直接的なセリフが出てくることがほぼありませんでした。不思議だなと思いつつ、どうやって歌ったらいいのか、ちょっと悩みましたね。

――キャラクターソングを歌ううえで気を付けていることはありますか?

 キャラソンだからといって、ガチガチに声を作ることにこだわらないようにしています。なぜかと言いますと、そのキャラクター自身の特徴は歌詞や曲で表現されていると思うからです。

 今回のケースでいうと、智花はハイトーンで作っていたキャラクターなので、下のほうの音が少し歌いづらくなっています。そこを無理にキャラの声を意識して歌うよりも、自分の声に近くなってもいいから気持ちをちゃんと出したほうがいい、と思って歌いました。

『グリモア』

――収録時に印象的なエピソードはありましたか?

 歌の前にセリフの収録がありまして、セリフを言って智花を思い出してから歌の収録に入っていくという流れが、すごく印象に残っています。最初にセリフを言うことで、キャラクターのイメージがスッと入ってくるので、とてもいいやり方だなって思いました。

 あと印象に残っていることと言えば、綿密に行われた打ち合わせです(笑)。皆さんで集まって歌詞の意味なども細かく見ていくのは初めてだったので、最初はビックリしました。でも、おかげで曲のイメージが固まってすごく歌いやすくなりましたね。

『グリモア』

――具体的にどういったことを打ち合わせされたのでしょうか?

 曲の世界観についてです。これまでの『グリモア』は“表の世界”の物語でしたが、実は“裏の世界”があり、今回の楽曲は“裏の世界”をテーマにしているという説明を受けました。さらに、歌詞の内容から智花の心情を読み解いていく、といったこともじっくり話し合いました。

――曲の中にラップが含まれていましたが、そこは苦労されましたか?

 しっかりと練習をしてから収録に臨んだので、その点では歌いやすかったと思います。強いていうと、Bパートの“みみ”という歌詞のテンポが速くてついていけなかったことですね。他にも難しそうな部分はいっぱいあったのに、まさかここで手こずるとは(笑)。

――石原さんにとって新しい挑戦が多かったようですね。

 もうすべてが新しい挑戦でした(笑)。最初はテンポがすごく速いのに、Dパートになるとめちゃくちゃスローになって、1曲の中でリズムが結構変わります。こういうのって……ミュージカルみたいな感じって言ったらいいんでしょうかね。

 何もかもが初めての体験でしたが、挑戦してみると意外にできるもんだな、と。自分に対して新しい発見がありました。

『グリモア』

――この楽曲はどんな時に聴いてほしいですか?

 何かに落ち込んでいる時ですね。私の場合、落ち込んでいる時に明るい曲を聴くと少し疲れてしまうこともありますが、この曲ならやさしく寄り添ってもらえる感じがして癒されるのではないかと。

 後半は部分的に明るくなるフレーズもありますので、そこで気持ちを上げてもらって、がんばってもらえたらいいなと思います。

――最後に智花のキャラソンを楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いします。

 『グリモア』のキャラソンシリーズで智花が1曲目になりますが、皆さんはどのような曲をイメージされているのでしょうか? 私の予想だと、明るい曲だと思っている方が多いと思います。

 でも、実際は暗い感じの曲なので、聴いていただいた時にビックリされるかもしれません。歌詞の内容をじっくりと考えながら聴いてもらえると、より智花の心情が伝わってくると思いますので、ぜひ歌詞にも注目して聴いてくださいね♪

『グリモア』

石原夏織さんのサイン色紙を3名様にプレゼント!

 『グリモア』で南智花を演じる石原夏織さんのサイン色紙を抽選で3名様にプレゼントします。ご希望の方は、下のフォームより必要事項を記入のうえ応募してください。締め切りは2015年10月9日23:59

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