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2015年9月17日(木)

TGSで試遊できる『サイバーダンガンロンパVR 学級裁判』体験レポ! VRでおしおきターイム!【TGS2015】

文:まさん

 スパイク・チュンソフトが、本日から開催の東京ゲームショウ2015にて公開中の“PlayStation VR(旧名称:Project Morpheus)”対応技術デモ・コンテンツ『サイバーダンガンロンパVR 学級裁判』

 これは、株式会社スパイク・チュンソフトがPSP専用ソフトウェアとして発売した『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』および、続編との同梱版となるPS Vita用ソフト『ダンガンロンパ1・2 Reload』のゲーム内で起きた殺人事件の犯人を暴く“学級裁判”を舞台に、VRの世界を体感できる技術デモンストレーション・コンテンツです。

『サイバーダンガンロンパVR 学級裁判』

 うぷぷぷぷ……アーッハッハッハー! というわけで、全国の『ダンガンロンパ』ファンのみなさん、こんにちは、電撃PSライターのまさんです。今回は、スパイク・チュンソフトさんにお邪魔して、TGS2015で展示されるVRデモ『サイバーダンガンロンパVR 学級裁判』をひと足早く体験してきました!

 じつはこのデモ、ソニー・コンピュータエンタテインメント香港が、2015年7月24日(金)~28日(火)に香港で開催した“Ani-Com & Games Hong Kong 2015”に出展されていたらしく、個人的にも気になっていたんですよ。というわけで『ダンガンロンパ』の世界がVRで再現される……ドキドキって期待感たっぷりで、さっそく遊んできました。

 ちなみに、文中でPlayStation VRを装着してプレイしている女性の姿が写っていますが、当然ながらボクではありません。『絶対絶望少女』だったら一瞬で殺されてそうな醜いオッサンのプレイが写ってもしょうがないので、美人の編集さんにお願いして遊んでいるところを撮らせていただきました。あしからず。

上下左右、背後まで作り込まれた学級裁判の風景。逃げ場はどこにもない!

 そんなわけで実際にプレイ開始。いきなり、ヘッドマウントディスプレイを通して広がる陰鬱な学級裁判の風景に感動。ああ、もうここは『ダンガンロンパ』の世界なんだな……と思っていると、モノクマから自分が苗木誠君であることや、学級裁判でクロ(犯人)を指摘しないとおしおきされるということが明かされます。

 自分が苗木君って言われると気恥ずかしくて「それは違うよ」と言いたくなりますが、VRでおしおきなんて想像しただけで怖すぎ! と言っても、今回の裁判自体は初代の『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』CHAPTER4の内容が下敷きになっているようです。それなら、犯人もトリックもわかってるし問題ないですね(死亡フラグ)。

『サイバーダンガンロンパVR 学級裁判』
▲PlayStation VRをかぶった状態。外からはまったくそう見えませんが、かぶっている人の視界は完全に『ダンガンロンパ』。

 落ち着いて辺りを見回してみると、コレはスゴイ……。朝日奈さんや霧切さんが立体的になって左右に立っています。っていうか、朝日奈さんがカワイイ! 場面的に怒っているのでこちらをキッとにらんでいるのですが、顔が近くて、こう、思わず頭をなでたくなりますね。バッドエンドなルートに行きたくなってしまう……このVRだとないけど。

『サイバーダンガンロンパVR 学級裁判』
▲基本的にみんな中央を見ていますが、霧切さんや朝日奈さんのほうに視点を移すと、こちらをにらんでくれます。チラチラ見てはにらまれて、またチラチラ見て……デモが進まない!

 そんなアホなことばかりしていてもしょうがないので、学級裁判を進めていきましょう。学級裁判では、DUALSHOCK 4(ワイヤレスコントローラ)のR2ボタンを押して矛盾にコトダマをぶつけていくのですが、ここは元の作品のまま……ではありません!

 なんというか、すごく立体的なんですよ。キャラクターがバンバン動くし、発言がバンバン物理的に飛び交うんです。物理的に。自分が不利になる“発言”を葉隠君が画面の外に放り投げたり、朝日奈さんが画面中央に乱入してきて発言を踏みつけたりと、いい意味でなんじゃこりゃ! まさに『ダンガンロンパ』的なムチャクチャな裁判ですよ!!

 十神君が指でスッと発言を投げつけてくるシーンなんて、まるでSF映画の世界。矛盾した発言はカンタンにわかるのですが、この裁判シーンがカッコよくて思わず1ループするまで見入ってしまいました。

 なにせ、あまりにもボーッと見ていたので、スパイク・チュンソフトの人が、もしかして操作方法をわかっていないのかな、と勘違いして説明してくれたほどです。いや、違うんですよ。わかってるけど、これは最後まで見たくなるんです!

 本当に立体的で感動するのですが、実際にVRで発言が飛び交うところを見ないと、スゴさをお伝えできないのが非常にもどかしいです。この調子でシリーズ全部を移植してくれたら、PlayStation VRごと買っちゃいますよ。

『サイバーダンガンロンパVR 学級裁判』
▲「論破!」これ、自然と自分の拳にも力が入ります。

 まあ、見ていても仕方がないのでサクサクっと正解を指摘しましょう。すると、突然モノクマが自分におしおきをすると言い出しました。

 は? ちょっと待ってよ、え? VRデモだからお仕置きしちゃう!? 混乱するボクを置き去りにしたまま、突然画面はおしおきに……。あ、あ、コレはヤバイ! 背中をグッと押される奇妙な感覚を味わいながら、座席が目の前のプレス機へと運ばれていく感覚。おしおきの疑似体験って、ちょっと待ってくださいよ。

 上を見るとプレス機がガシーンガシーンと落ちてくるのがわかりきっているので、つい下を見る自分。目の前でモノクマがペシャンコになる演出。恐る恐る上を向いたところでつぶされて終了になりました。

 いやー、すごかった。VRデモはいろいろ体験したのですが、これはゲームの世界がそのまま出てきている感じで本当に欲しくなります。……おしおきは怖すぎるのでやめてほしいけど! あとで聞いたところによると、おしおきシーンはみんな怖くて下を向いちゃうそうですが、つぶされる瞬間まで上を見ていると、目の前ギリギリまでプレス機が迫って迫力があるそうですよ。もし、体験できる機会があったら上を……見るのはオススメしません。本当に怖いから。

 今回、技術デモという形で遊ばせてもらった『サイバーダンガンロンパVR 学級裁判』。終わってみれば、ヒザはガクガク。汗はダラダラと短時間ですが夢中になれる作品でした。

 みなさんも、TGS2015で体験できる機会があったら、ぜひ体験してみてください。そして、スパイク・チュンソフトさん。どうか技術デモと言わず、製品版も出してください。お願いします!!

■東京ゲームショウ2015 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2015年9月17日~18日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2015年9月19日~20日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

※画面は開発中のものです。
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