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2015年9月18日(金)

【電撃の旅団冒険録】『FF14』דPlayStation VR”!! TGSで遊べる“VRタイタン討伐戦”をレポ【TGS2015】

文:電撃PlayStation

 現在開催中の東京ゲームショウ2015にて、なんと『ファイナルファンタジーXIV』がバーチャルリアリティ化!

『ファイナルファンタジーXIV』

 今話題沸騰の“PlayStation VR(旧名称:Project Morpheus)”で『FFXIV』が遊べる……! ということで、電撃の旅団員“Mag”が昨日17日にさっそくプレイしてきました!

『ファイナルファンタジーXIV』
※“PlayStation VR”を体験できる場所は、ソニー・コンピュータエンタテインメントのエリア内に設営された専用のブース内となります。

 今回は、その4人でプレイする“PlayStation VR”対応技術デモコンテンツ『ファイナルファンタジーXIV: VRタイタン討伐戦』を遊んだ際の感想を、『FFXIV』ブースの雰囲気とともにお伝えいたします。

ドキドキしながらSCEブースへ! “PlayStation VR”といざ対面

 ソニー・コンピュータエンタテインメントのエリア内、照明が抑えられた一角に並ぶ小さなブースの数々。その1つ1つに、未来を感じる新たな世代の息吹が……といった導入はさておいて、まずは“PlayStation VR”(以下“PS VR”)版『FFXIV』の基本仕様を解説いたします。

『ファイナルファンタジーXIV』

・戦う相手は“PS VR”版特別仕様(弱め)の蛮神タイタン
・プレイヤーは4人1組
・試遊時間は1グループ15分
・ブース1Fはナイト役(“PS VR”装着)&竜騎士役(“PS VR”なし)、
 ブース2Fは黒魔道士役(“PS VR”装着)&白魔道士役(“PS VR”なし)
・プレイヤーは、1回タイタンに挑むたびに“PS VR”ありとなしのキャラを交代する
・各キャラクターのアクションは2種類ずつ
 (1種類だけ連打していても問題なくクリアできる難易度)
・“PS VR”着用者は主観視点で固定

 ……とまぁ、このような仕様です。また、キャラクターが敵に近づくと自動でターゲット可能だったり、抜刀状態であればR2ボタンやL2ボタンを押さずにアクションが使用可能だったりと、各種特別仕様も施されていました。

 さらに、タイタン戦のステージから崖下に落ちても、通常と違って戦闘不能にならず、そのままぴょいんと跳ね上がって元の場所に復帰できるようです。つまりは、純粋に“PlayStation VRの迫力”を体験できるような心配りがなされた仕様ということですね。

『ファイナルファンタジーXIV』 『ファイナルファンタジーXIV』

 上の画像はブース内の様子。“PS VR”はモニターとなるゴーグルに加えてバンドで頭全体を覆うため相応の大きさがあるのですが、額と後頭部をしっかり固定して用いるからか、思ったより首に負担はかからず、疲れにくいようです。このあたりもちゃんと考慮されているんですね。

 なお“PS VR”の着脱はコンパニオンのおねえさんが手伝ってくれます。一見するとおねえさんとの距離が近くてうれしい状況のようですが……“VR”着用者は視界すべてがゲーム画面となりますので、この状況を認識できません。残念。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲あ、ちなみに、上の画像の着用者はMagではありません。

“飛び出る”じゃないんです。“いる”んです

 ゲーム自体は、ハウジングエリアのとあるSサイズ家屋内部からスタート。屋内には修理屋のミコッテも配置されており、もちろん近くに寄ることもできます。

 “バーチャルリアリティ”って、映画館の3Dメガネで見るような“飛び出る”感覚なのかなぁ……と思っていたのですが、違うんですね。思わず「おお」と声が出るほどに“いる”、“ある”っていう感覚になるんです。

『ファイナルファンタジーXIV』
※画像は、PS VR『FFXIV』画面ではなく、通常の『FFXIV』画面を撮影したイメージ画像です。

 なお、ゲームの操作は通常のプレイ時とほぼ同様。ですが、通常は右スティックなどで行うカメラ操作は、すべて実際に首を上下左右に振ることで行うようでした。右方向を見たければ右を見て……という具合です。さすがに上下に激しくぶんぶん動かしていると酔う感覚がありますので、ご注意ください(個人差はあると思います)。

 こうして、ひと通り準備を済ませたところで“VRタイタン討伐戦”へ突入という流れですが、Magはそれまでに家屋内からハウジングエリアに出て好き勝手に歩き回り、スタッフさんに怒られました。良い子の皆様は決して真似しないでくださいね★(星空や流水の迫力がスゴかった、とだけお伝えいたします)

『ファイナルファンタジーXIV』
※通常の『FFXIV』画面を撮影したイメージ画像です。

 というわけでナイト役でいざ戦闘へ。通常、タンクはボスのターゲットを取りつつフィールド奥側へ向かい、ボスを追い越したところで反転してボスがフィールド外周へ向くようにする……という形で戦闘を開始します。

 が、前述のとおりカメラの視点を変えるには実際に首を動かすしかなく、したがって急な反転をするには体全体をくるっと回転させる必要があるわけで。さすがに人目が気になって椅子ごとぐるりと後ろを向くわけにはいきませんでした。とはいえ、それは些末事。とにかくタイタンの迫力がヤバいっす。デカい。踏まれる。

『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
※通常の『FFXIV』画面を撮影したイメージ画像です。

 コレ(タイタン)が、立体になって、“いる”。操作キャラが背の高い種族でないからか、主観視点で余計にデカく感じます。

 さらに、崖上からの落下も試してみました。事前にスタッフの方が「落下時に下方向を見ながらだと楽しいですよ」と言っていたのでその通りに。……おお、ジェットコースターのあの感覚。ひゅっ、っていうアレ。ゲームでこの感覚を味わえることって滅多にないと思います。

 そして……地面で跳ね飛んでフィールド上空へ。トランポリン的な爽快感に笑いが込み上げつつステージに落下。戦闘に復帰。その後はまじめに戦闘をこなし、クリアしたところで試遊終了となりました。

『ファイナルファンタジーXIV』
※通常の『FFXIV』画面を撮影したイメージ画像です。

 実装の可能性についてはまだ検討中とのことですが、本作のビジュアルや迫力を最大限味わうにはこれ以上のものはないはず。高難度バトルでの導入は現状一考の余地があるとは思いますが、パーティバトル以外の、例えばゴールドソーサーのチョコボレースなど、とにかく“臨場感”を楽しみたいコンテンツにピンポイントででも実装されたら、きっと楽しみ方の幅も大きく広がるだろうなと感じました。

 “PS VR”コーナーは相当な混雑が予想されますが、これから東京ゲームショウに赴く方々には、ぜひこの貴重な経験を味わってほしいと思います。『FFXIV』のプレイに慣れていて、久しく景観や敵そのものの迫力というものに目を向けていなかったな、と思い当たるあなたにこそ、ゼヒ。

『FFXIV』ブースでは、恒例の蛮神チャレンジでTシャツをゲット!

 『FFXIV』の本営であるスクウェア・エニックスのブースにも、もちろんお邪魔してきました。

『ファイナルファンタジーXIV』

 恒例の蛮神バトルチャレンジは、『蒼天のイシュガルド』からの新蛮神“ラーヴァナ”が相手となります。勝利すれば、“I Beat RAVANA”のTシャツをもらえるとあって、ビジネスデイにもかかわらず2時間待ちの列ができるほど大盛況でしたよ。

 ちなみに、Magの組の方々は皆様ラーヴァナ撃破済だったからか、とくに大きなミスもなく、あっさり勝利しました。リアルで「おめでとう!」「ありがとうございました!」と言い合える瞬間というのは、やはりいいものです。

 なお、17日は苦戦するパーティが予想以上に多かったため、18日以降はプレイアブルキャラクターのIL(アイテムレベル)が大幅アップするようです。具体的には、平均IL180だったのが、+20でIL200に。

 初心者の方々も安心して挑めるようになっておりますので、ぜひ皆様Tシャツを奪い取ってきてください!(一般日には、Tシャツに加えてステッカーももらえるとのことです)……ただし、混雑が予想されますので、お時間は十分に確保のうえでお願いいたします。

『ファイナルファンタジーXIV』
※画像は、PS VR『FFXIV』画面ではなく、9月17日にゲットした『FFXIV』関連のMagの戦利品です。

 次回は、9月25日に更新予定です! お楽しみに!

■東京ゲームショウ2015 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2015年9月17日~18日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2015年9月19日~20日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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データ

▼『電撃PlayStation Vol.598』
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2015年9月10日
■定価:694円+税
 
■『電撃PlayStation Vol.598』の購入はこちら
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