2015年10月15日(木)
日本一ソフトウェアは、PS Vita用ソフト『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』を2016年1月28日に発売する。価格は限定版が7,980円+税、通常版が5,980円+税、DL版が4,762円+税。
この記事では、本作の概要や登場人物、戦闘システムなどを紹介する。
本作は1人称視点でMAPを進んでいく、探索型のダンジョンRPG。プレイヤーは魔女“ドロニア”が所有する“1冊の本”となり、彼女の命に従って、伝説の地下迷宮の攻略へと乗り出す。プレイヤーが引き連れるのは“人”でもなく“動物”でもない、魔女が作りだした“人形兵”たち。
物言わぬ彼らと1冊の本からなる特異な集団“魔女ノ旅団”が迷宮に挑む時、怪しげな都を舞台に摩訶不思議な物語が幕を開ける。
ディレクターは、『魔女と百騎兵』の開発を行った泉達也さん、キャラクターデザインは『魔界戦記ディスガイア』シリーズでおなじみの原田たけひとさん、音楽は『魔界戦記ディスガイア』シリーズの佐藤天平さんが担当する。
【ストーリー】
――ここではないどこか。
幽かに魔法が存在する不思議な世界、テネスの物語。そこにある怪しげな都“ルフラン”市――。
寂れた辺境の街と揶揄される、その忘れられた街には前人未到の“地下迷宮”があった。いつ、誰が作ったものかはわからない。
世界を統べる財宝があるとも、不死の秘宝があるとも、世界を滅ぼす魔王がいるとも伝えられているが、その真偽は何ひとつわからない。
わかっていることは、迷宮の中には強い“呪いの瘴気”で満ちており、“人”は半時と生きていられないことくらい。
しかし、ある時そこに1人の“魔女”がやってきて、迷宮の探索に名乗りをあげた。魔女の名は“バーバ・ヤーガ”。
街の人々がいぶかしむ中、探索に乗り出す魔女の手には“迷宮探索唯一の生き残り”といわれる男が残した伝説の書物“妖路歴程(ようろれきてい)”が握られていたのだった……。
宮廷魔女であるドロニア(自称:バーバ・ヤーガ)や彼女の世話をする弟子のルカ、そして唯一の地下迷宮生還者が記したという書物が物語に登場する。
▲画像左:ドロニア、画像右:ルカ。 |
「――前人未到の地下迷宮の謎を解き明かし、さらには未知なる魔法の品を持ち帰る……で、ございますね?」
黒い装束に身を包んだ黒髪と美貌を持つ魔女。王に仕える宮廷魔女で、その赤と青の目の色から夕闇の魔女と呼ばれており、自らを“バーバ・ヤーガ”と名乗っている。
片足は義足のため、いつも杖をついている。街では魔女であることを隠すため、人形劇の一座の座長を装っている。
「うわぁうわぁ~。みてください、ドロニア様! 蟹さんです! 蟹さんがいますよ!」
夕闇の魔女ドロニアの弟子で一緒に旅をしている。元気で明るく、泣いたり笑ったりと表情がくるくる変わる。師匠であるドロニアの身の回りの世話を行っており、幼いながらも炊事、洗濯、掃除にお使いとなんでもこなす。人形劇では広場に集まった子どもたちにお菓子を配るのが仕事。
地下迷宮の唯一の生還者であり、迷宮の奥底まで踏破、その秘密を解き明かしたと伝えられる男が残した伝説の書物。迷宮からの帰還後に憑かれたように書きあげたと言われており、その名を“妖路歴程(ようろれきてい)”と言う。
呪われた書物とも呼ばれているが、その後の所在が不明となったため、その真偽のほどは定かではない。
また、プレイヤーの魂が封じられているプレイヤーの分身でもある。自分で動くことができず、いつも魔女の弟子に持ってもらっている。意思の表明はできるが、しゃべったり感情を示すことはない。
本作の舞台となるルフラン市や数々の挑戦者を闇に葬ってきた地下迷宮などを中心に物語が描かれる。
物語の舞台となる辺境の都市。王都から西の山脈を3つ越えたところに位置する忘れ去られた街で、他の都市との交流がほとんどない。一時期は、地下迷宮の噂を聞きつけた者たちの来訪が後を絶たないこともあったが、今ではあまりの難攻不落ぶりに訪れるものもいなくなっているという。
ルフラン市、西区の中央広場にある井戸の底に存在するという噂の迷宮。さまざまな財宝が眠ると言われているが真偽のほどは定かではない。また、地下は強い瘴気に満ちており、公式に挑んだ者だけでもすでに568人の命が地下迷宮で失われており、唯一の生存者を含めて、すべての人間がすでに死亡している。
魔女が作りだす“人形兵”。その人形兵で構成された集団である“カヴン”が複数集まったものを“魔女ノ旅団”と呼ぶ。人形兵は、魔法生物(マナニア)であり、魔力が豊富な地下空間でのみ人の姿になれる。
魔女によって作り出された人形兵たちは、それぞれが得意とする戦闘方法などを持つようだ。
アステル(星)の力を信仰する騎士。手に持った“古塔槍(ことうそう)”と呼ばれる両手武器で、一撃必殺の攻撃を繰り出す。攻守のバランスに優れた粘り強い戦いが得意。機動力にはやや欠けるが、最前線での活躍が期待できる屈指のアタッカー。
▲メイル型 |
▲フィメイル型 |
東の国の戦闘技術を習得した戦いのプロフェッショナル。“刀剣”を操ることを得意としており、素早い動きと二刀流で手数をかせぐ。また、敵から狙われにくい隠伏能力もあるため、近接~中距離のポジションで真価を発揮する。ただし、耐久力は低め。
▲メイル型 |
▲フィメイル型 |
プレイヤーは魔女“ドロニア”が所有する伝説の書物“妖路歴程”となり、彼女の命を受けて迷宮の攻略に挑む。プレイヤーが引き連れるのは魔女が作りだした無数の人形兵たち。人形兵はそれぞれに異なる戦闘能力を持ち、書物であるプレイヤー(直接の攻撃力を持たない)の代わりに、迷宮内での戦闘を行う。
本作では“カヴン”と呼ばれるキャラクター集団を率いて迷宮探索を行う。カヴンは複数のキャラクター(人形兵)で構成され、所属するキャラクターやカヴンごとの特性により、さまざまな能力を有する。
迷宮探索に連れていけるカヴンは最大5つ。敵との戦闘は複数のカヴンの攻防によって展開する。
探索の舞台となる迷宮は、プレイヤーの1人称視点で進む3Dダンジョンだ。MAP上の敵はすべて“視覚化”されており、敵のシンボルとの接触により戦闘が開始される。
視界から得られる情報をフルに利用することで、時に強力な敵との遭遇を避け、迷宮の奥にある高レアリティのアイテムのみ奪取してくる……といった冒険もできる。
戦闘は複数のカヴンを同時に指揮し、それぞれのカヴンが敵に攻撃を仕掛けることで展開していく。カヴンに所属するアタッカーたちによる総攻撃をはじめ、カヴン単位で発動する特殊技やカヴン同士が組む陣形を駆使し、敵の撃破にあたる。
また、カヴンごとに戦闘に直接参加できるキャラクターは最大3人だが、カヴンによっては最大8人のキャラクターが何らかの形で戦闘に関与できる。カヴンの数5×8人――最大40人のキャラクターが戦闘に参加する集団戦、それが魔女ノ旅団の戦い方だ。
▲カヴンを1人1人にした少人数パーティでの戦闘も可能。 |
▲魔女“ドロニア”が所有する馬車(小屋)を拠点に、迷宮探索は行われる。 |
▲迷宮の内部の様子は階層によって異なる。 |
▲迷宮の壁は破壊し、新たな道を作ることもできる。 |
▲自由な発想で迷宮を進んでいく。 |
『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』では、パッケージ版の発売に向けてさまざまな特典を同梱した『限定版』と、早期に購入することで手に入る“初回生産特典”が用意されている。
・オリジナルタロットカード(22枚入)
登場するキャラクターが描かれたタロットカード。
・オリジナルサウンドトラック CD2枚組(音楽:佐藤天平)
ゲーム内のさまざまな楽曲が収録されたサウンドトラックCD。
・豪華三方背BOX
・PS Vita用オリジナルテーマ
パッケージやキャラクターイラストを使用したオリジナルテーマを予定。
※限定版、初回生産特典は数に限りがある。
※同梱物、特典の情報はともに製作中のもの。内容が予告なく変更になる場合がある。
※画像はイメージ。
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