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2015年10月12日(月)

『FGO』に植田佳奈さん演じる新キャラ登場決定。アニメ『Fate/stay night [UBW]』最終話ロンドン編の裏話も

文:イトヤン

 10月10日~12日にかけて、徳島県徳島市で開催されている“マチ★アソビ Vol.15”クライマックスラン。ここでは10月11日に眉山林間ステージで開催された、“Fate Talk Stage”の模様をお届けします。

“Fate Talk Stage”
▲“Fate Talk Stage”の会場となった眉山林間ステージは、徳島市街にそびえる眉山の山頂にあります。

 このイベントは、TVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』と、iOS/Android用RPG『Fate/Grand Order(フェイト/グランドオーダー)』について、ゲストが語り合うというものです。

 また、このステージの後半では、『FGO』のハロウィン限定イベント“歌うカボチャ城の冒険~マッドパーティー2015~”の開催が発表されました。

『Fate/stay night [UBW]』のラストは、キャスト陣も知らなかった!?

 本ステージは朝の10時からスタート。しかも眉山の山頂という、交通アクセスが限られた場所で行われているにもかかわらず、ステージ前の広場が満員の観客で埋め尽くされていました。

 これにはゲストとして登壇した、遠坂凛役の植田佳奈さんとアーチャー役の諏訪部順一さんも、非常に驚いていたようです。

 イベントの前半では、アニメ『Fate/stay night [UBW]』を植田さんと諏訪部さんが振り返ることに。

 前日の10日に同じ会場で発表された“ニュータイプアニメアワード 2014-2015”では、『Fate/stay night [UBW]』が、作品賞(TV放送作品)の第1位となったのを皮切りに、監督賞、主題歌賞の第1位など多数の賞を受賞。ゲストのお2人も登壇したとのことでした。

 お2人は作品を応援してくれたファンの皆さんに、改めて感謝の言葉を語っていました。

 ただ諏訪部さんとしては、男性キャラクター賞でアーチャーが3位となったことが、やや気になっている様子でした(笑)。

“Fate Talk Stage”

 続いては、先日発売された『Fate/stay night [UBW]』のBlu-ray Disc Box IIの話題に。こちらのボックスには、TV未放送部分も含めたオリジナルエディションが収録されているのですが、特にアーチャーのセリフには、TV未放送の部分が多いとのこと。

“Fate Talk Stage”
▲武内崇さん描き下ろしのBOXイラスト(彩色:こやまひろかずさん)を使ったポスター。

 これについて諏訪部さんは、収録の段階で通常のTV放送よりも明らかに長いと感じていたそうで、いったいどうするのだろうと思っていただけに、こういった形で世の中に出るのは嬉しいと語っていました。

 また、Blu-ray Disc Box IIには特典としてドラマCDも同梱されていますが、こちらの内容は、アニメ本編から2年後の凛や士郎を描く“ロンドン編”の新作ストーリー。

 ロンドン編は、TVの最終話でもエピローグとして描かれましたが、植田さんによると「今回のTVではどんなエンディングになるかは教えられていなかった」とのこと。最終話のアフレコ台本の表紙に描かれていたイラストを見て、初めてロンドン編が映像化されることを知ったそうです。

 さらにBlu-ray Disc Box IIには、原作ゲームでのアナザーエンディングをアニメ化した新作短編映像“Sunny Day”も収録されています。

 こちらはセイバーが現界に留まるというある意味“ハッピーエンド”とも言える内容のため、植田さんもこのエンディングが映像化されたことを喜んでいました。

 『Fate』シリーズは今後、『Fate/stay naight』の最終シナリオとなる『Heaven's Feel』の劇場アニメ化が発表されています。ここでゲストのお2人に対して「それ以外にどんな展開を期待しますか?」との質問がありました。

 植田さんは、『Fate/stay night』の続編となるゲーム『Fate/hollow ataraxia』をアニメ化してほしい、と回答。ただ、『hollow』は物語がさまざまな内容に分岐するため、アニメのシナリオにするのは大変なのでは、とも語っていました。

 諏訪部さんは「歴史や伝説の英雄を召喚するというサーヴァントのシステムは、今後もいろいろな展開ができそう」と述べたうえで、自分としては過去の美少女たちを召喚してアイドルユニットをプロデュースしたい、というジョークで会場の笑いを誘っていました。

『FGO』に植田佳奈さん演じる新キャラが登場! 公開10連ガチャにもチャレンジ!

 イベントの後半は、スマートフォン用RPG『Fate/Grand Order』(以下、『FGO』)に関するトークに。ちなみに『FGO』としてステージイベントを開催するのは、この“マチ★アソビ Vol.15”が初なのだそうです。

“Fate Talk Stage”

 ここで植田さん、諏訪部さんに加え、新たなゲストとして『FGO』でマシュ・キリエライト役を演じている種田梨沙さんが登場。

 壇上から観客のみなさんに、『FGO』をプレイしているか質問したところ、ほとんどの人の手が挙がり、本作の人気の高さが改めて証明されていました。

 諏訪部さんが演じているエミヤを入手している人も意外と多かったのですが、これは一時期、キャンペーンで入手可能だったということも理由の1つであるようです。

 ところが植田さんはプレイに出遅れたためにキャンペーンで入手できず、いまだにエミヤを持っていないそうで、自分(凛)のサーヴァントを持っていないことを悔しがっていました。

 種田さんが演じているマシュはストーリーの展開上、必ず入手できるのですが、種田さんはプレイヤーの皆さんがマシュをずっとパーティーに加えているのか気になっているそうです。壇上から聞いてみたところ、会場では比較的多くの人が手を挙げたため、種田さんもホッとしたようでした。

 ちなみに種田さんは、マシュをはじめ4人のサーヴァントの声を演じているのですが、その中でも特に、“清姫”を演じるのが難しかったとのこと。ちなみに植田さんは、種田さんが演じている4キャラをすべて入手しているそうです。

 諏訪部さんはエミヤ以外にジークフリートも演じていますが、『FGO』のプレイヤーの間では、ジークフリートの「すまない」というセリフが話題になっています。これについて諏訪部さんは、セイバークラスなのに気弱な性格というところが、自分の演じているキャラらしいと語っていました。

 ゲーム中のボイスに関する話題が続いたところで、新たな情報が明らかになりました。植田さんも先日、『FGO』のためにボイスの収録を行ったそうです。

 どんなキャラを演じたのかはまだ秘密とのことですが、熱心なゲームファンで『FGO』もやりこんでいる植田さんとしては、それぞれのセリフがゲームのどんな場面で使われるかということを意識しながら、収録に臨んでいたそうです。

 そしてステージでは、ゲストが観客の目の前で『FGO』の10連ガチャにチャレンジするという、特別企画を実施。

 植田さんは凛が描かれた星5の概念礼装“フォーマルクラフト”を見事に引き当てるという強運ぶりを発揮して、会場から喝采を浴びていました。

 ステージのラストでは、最初に紹介したように『FGO』の新たな期間限定イベントも発表されるなど、非常に盛りだくさんの内容となりました。朝早くから詰めかけていた大勢のファンのみなさんも、ステージ終了時には壇上の3人に温かい拍手を送り、大盛況のままステージが閉幕しました。

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