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2015年11月1日(日)

ランボルギーニでドリフト! モーターショーで『ドリスピ』プロデューサーにインタビュー

文:Z佐藤

 10月29日~11月8日にかけて、東京ビッグサイトで開催中の日本最大の自動車展示会“第44回 東京モーターショー2015”。

 バンダイナムコエンターテインメントが初協賛した本イベントには、40以上の国と地域で配信中のiOS/Android用アプリ『ドリフトスピリッツ』を体験できるブースが設置。11月より登場する新車、カウンタックLP400(ランボルギーニ)に触れることができました。

『ドリフトスピリッツ』

 『ドリフトスピリッツ』は日本をはじめ、アメリカ、イギリス、フランス、香港、台湾、ブラジルなど、40以上の国と地域で配信されている人気タイトル。

 画面にタッチするだけの簡単な操作で、誰でも迫力のある爽快ドリフトを楽しめる手軽さが本作の大きな特徴です。

 ゲームに登場する車は日本車を中心とした人気の40車種。憧れの車や過去に乗っていた思い出の車、現在の愛車といった形で好きな車でのドリフトを楽しんだり、ゲーム中に入手できるパーツで自分好みの車をカスタマイズできるのも魅力的です。

 11月中旬には2周年イベントが実施予定など、新企画や追加要素が大きな注目を集めている本作。本記事では、プレイレポートとプロデューサーである泉智久氏へのインタビューの模様をお届けします!

『ドリフトスピリッツ』

カウンタックLP400(ランボルギーニ)でドリフト走行ができる日がやって来た!

 車好きなら誰もが憧れるであろう名車、カウンタックLP400(ランボルギーニ)。しかし、このマシンでドリフト走行するなんて、普通考えられませんよね。

 だってタイヤが擦り減ったら困りますし、もしガチーンと激突させたなら“板金7万円コース”ではとてもじゃないけど済まないだろうし……。

 そんなことを思った皆さんに朗報です! なんと11月中旬に実施予定の2周年イベントで、カウンタックLP400(ランボルギーニ)やチャレンジャーSRT8(ダッジ)といった世界の名車が参戦することになりました。

『ドリフトスピリッツ』
▲カウンタックLP400(ランボルギーニ)

 しかも正式配信に先駆け、今回のモーターショーでその走りを体験することができますので、ぜひともバンダイナムコエンターテインメントブースに足を運び、思う存分にカウンタックでドリフトしまくっていただきたいものです。

 なお、実際にプレイした感触としては、ものスゴク速くてドリフトの開始&終了ラインを見落としそうになるほど。華麗に疾走する姿に、思わず見入ってしまいました。ちなみに操作をミスしてもガードレールに激突したりはしませんので心配はいりません(笑)。

『ドリフトスピリッツ』

 ブースには座席シートが設置されており、実際に車に乗っているかのような感覚でゲームを楽しめました。ぜひブースに足を運んで、ノリノリでドリフトを決めてほしいですね。とても爽快な気分になりますよ!

今後は外国車もより充実させていく予定です!

『ドリフトスピリッツ』
▲『ドリフトスピリッツ』のプロデューサー、泉智久氏。

――改めて『ドリフトスピリッツ』のコンセプトや見どころなどをお聞かせください。

 本作は、“操作が複雑になりがちなドライブゲームをいかに手軽に楽しめるものにするか?”というところからスタートしました。

 そこで操作の問題を解決するため、そして、よりカジュアルなお客さんにも遊んでいただけるようにと“ワンタッチで楽しめる”という部分を突き詰めて考えていきました。

 その発想をもとに、まっすぐ走る部分は自動走行に、カーブをワンタッチでドリフト走行ができるようにという形にして“いつでも、どこでも、誰でも手軽に楽しめる”という新感覚のドライブゲームに仕上げていった形になります。

――斬新な操作性が特徴的な本作ですが、要素の取捨選択は難しかったのではないですか?

 弊社では、『リッジレーサー』シリーズや『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE』シリーズなど、多くのドライブゲームを開発してきたノウハウがあるのですが、やはり何をそぎ落とすべきかを決めるのは難航しましたね。

 開発当初は「この形で本当に大丈夫?」と何度も聞かれました(笑)。ドライブゲームをプレイする場合、ユーザー様としては、車を思い通りに操って気持ちよく走りたいという気持ちで始めるじゃないですか。

 そうしたなかで“車を操る”という部分を今のような形にすることは、非常に大きなチャレンジでした。実際に配信した後も「これってドライブゲームじゃなくて、タイミングを合わせるゲームじゃない?」という意見を目にしたりもしましたね。

 その一方で、「ドライブゲームは難しそうで敬遠していたけれど、これなら私にもできます」という意見や「こういう切り口もあったのか!」と気に入っていただけるユーザー様もたくさんいらっしゃったんです。

 こちらが提示したすべてを受け入れていただけたわけではないかもしれませんが、多くのユーザー様にこちらの意図を理解していただき、楽しんでもらえているのかなと思っています。

――ビジュアルやシステム部分で、こだわっているところはありますか?

 車については実車がベースになっていますので、ひと目見ただけで車種がわかるようにしっかりと再現していくことを心がけています。ただし、それをやり過ぎてしまうとデータが重くなり読み込み時間が長くなってしまうので、そのバランスには注意していますね。

『ドリフトスピリッツ』
▲登場する車種も非常に豊富。お気に入りの1台がきっと見つかるハズ!

 それからドライブゲームですと“自分好みに車をカスタマイズできる”という点も外せないポイントです。

 その点に関してもある程度制限はありますが、車同士、パーツ同士を合成して強化したり、新しいパーツを入手してチューンできたりといった形でも楽しんでいただけるようなアイデアを盛り込んでいます。

――実際のところ、不思議な感覚を受けるドライブゲームですよね。ハンドル操作をしていないのに本当にドリフト走行をしている気分になりました。

 ドリフト走行の“カーブでハンドルを切ってサイドブレーキを引いて車体を滑らせ、今度はハンドルを逆に切って走り抜ける”という複雑な操作が、画面にタッチするだけでこなせますからね。

 難しい操作は必要とせず、感覚だけで遊べるのが心地いい爽快感につながっているのではないかと思います。

『ドリフトスピリッツ』

 企画当初は画面にゲージを表示する形でしたが、それですと車を見ずにゲージだけに注目してしまうんです。爽快感が伝わりにくくなってしまいましたので、だったらカーブの直前にラインを表示して、車から目を離さずにドリフト走行できるようにしようと。

 そういった流れから現在の形になりました。

――今後はどういった展開を考えられていますか?

 10月のアップデートでチームという機能を搭載し、コミュニケーション部分を強化しました。本機能を利用した企画はどんどん立ち上げていきたいです。チーム同士で競い合ったり、メンバーと協力して何かを成し遂げるなどですね。

 これまでは個人での戦いのみでしたが、チームという形になることで、より多くのユーザー様と接点を作りながら楽しんでいただけるのではと思います。本来ならばもっと早い段階でやりたかったのですが、ようやく実装することができました。

 これからもしっかりと盛り上げていこうと考えています。新しい車種に関しても、11月中旬に実施予定のイベントからは外国車もピックアップしていく予定です。

 ただし、なんでも加えてしまうとゲームの毛色が変わってしまい、これまで遊んでいただいているユーザー様が離れてしまう可能性もあります。そこはユーザー様の反応ですとか、バランスを見ながら調整していこうと考えています。

――現在ゲームを楽しんでいる方々と車好きの方に向けて、メッセージをお願いします。

 現在遊んでいただいている皆さまのおかげで2周年を迎えることができました。本当にありがとうございます。

 ここからも、まだまだいろいろと企画を考えていますし、皆さんの期待に応えるためにいろいろなアイデアも出していますので、それらを実現させ、さらに盛り上げていきたい思っています。

 車好きの方に関しては、今回モーターショーに初出展ということで、日ごろゲームと接点のない方も数多く来場されていると思いますので、ぜひバンダイナムコエンターテインメントのブースにも立ち寄っていただきたいですね。

 従来のドライブゲームよりも敷居を下げた形の作品になっていますので、ぜひ遊んでいただき、車の楽しみ方の1つとして楽しんでいただければと思います。ぜひブースに遊びにきてください!

『ドリフトスピリッツ』
▲会場ではナビゲーターの奈美子がお出迎え! ぜひブースに足を運んでほしいと思います!

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