――今回のシングルの聴きどころやオススメポイントをお願いします。

　僕が『剣が君』で歌わせていただいた曲は、これで 4曲目になります。今回も九十九丸役の小野さんとのデュエットソングということだったんですが、以前歌わせていただいた「鼓動」や「軌跡」とはまた違った疾走感がありとても力強い印象でした。今回も集中して高いモチベーションでレコーディングできました。僕が小野さんより先のレコーディングになったのですが、いまからできあがりを楽しみにしています。仕上がった曲から、2人のチームワークを感じていただければうれしいです。

――初めて楽曲を聴いた時の感想、そして歌詞やメロディーで好きな部分を教えてください。

　初めて楽曲を聴いたとき、僕がソロで歌った「面影草」に良い意味で方向性が近いという印象で、螢として馴染みやすい曲だなと思いました。今までの楽曲は、比較的和楽器を使った曲が多かったんですが、この曲はロックを全面に押し出した曲だったので、螢の中にある「勢い」に通じるものを感じました。

　惹かれた歌詞は「一朶（いちだ）」という花に関する単語です。なかなか普段使わない単語ですけれど、趣がありますね 。“花のひと枝”という意味で、好きなフレーズです！　口にすると『剣が君』のストーリーを鮮明に思い出すので、さまざまなエピソードやエンディングを頭に浮かべながら歌いました。

　また「銀竹（ぎんちく）」という単語も印象的でした。“銀のように硬くするどい竹のような雨がふる”のを表した言葉らしいです。めったに使わない言葉が歌詞に多いので、読んでいても魅力的な曲だと思いました。

――ミニドラマで螢はどのように描かれていましたか？

　今回のミニドラマは、主人公との仲が発展する途中の初々しい螢が描かれています。彼が真剣に起こした行動の結果や、常に本気の螢を感じて頂けたらうれしいです。絶対に裏切らない彼の強さが作中では安心感をあたえてくれています。螢を演じるのは約1年ぶりのことなので、新鮮な気持ちで彼にまた会えた気がして楽しかったです。

――今回ドラマで主人公に剣の稽古をするお話になっていますが、ご自身が以前や最近習ったことについてのエピソードがあれば教えてください。

　最近お仕事で和のこころを習いました。今まで殺陣や着付けなどで触れることもあったのですが、またそういった機会に恵まれたのはうれしく思いました。習っている最中ひとつひとつの動作に意味があって、その動きが無駄なく洗練されているのがとても美しいと感じました。どれをとっても短時間で身に付けるのはむずかしいことでしたが、楽しみながら体験させていただきました。

――読者のみなさんへメッセージをお願いします。

　皆様が『剣が君』を応援してくださって、またこうして螢に会うことができたことを非常に幸せに思います。以前からファンでいてくださった方、『剣が君 for V』で初めてプレイされた方だけでなく、この CDから『剣が君』の世界に触れようと考えている方も、新鮮な気持ちでこの CDを楽しんでいただければうれしいです。ぜひこれからも応援をよろしくお願いします！

(C)2013-2015 Rejet

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