2015年12月17日(木)
日本一ソフトウェアは、2016年3月17日に発売するPS Vita用ソフト『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』の新情報を公開した。
本作は1人称視点でMAPを進んでいく、探索型のダンジョンRPG。プレイヤーは魔女“ドロニア”が所有する“1冊の本”となり、彼女の命に従って、伝説の地下迷宮の攻略へと乗り出す。プレイヤーが引き連れるのは“人”でもなく“動物”でもない、魔女が作りだした“人形兵”たち。
この記事では、プレイヤーの分身となる伝説の書物や地下迷宮で出会う謎の青年の他、人形兵の新たな職業などを紹介する。
正式名“妖路歴程(ようろれきてい)”。かつて地下迷宮に挑み、その奥底から帰還した男が書き残したとされる伝説の書物。呪われた書物とも呼ばれており、長い間、その所在が不明となっていた。
いずこから入手したのか、魔女“ドロニア”の手によって、辺境の街・ルフラン市へと持ち込まれることになった。
本来はただの“曰くつきの書物”であったが、ドロニアたちが街に到着する少し前、突如“何者かの魂”が書物に宿り、意思を持つ書物へと変貌。
臙脂色の装丁が施されていた表紙には、目や口と思われる部位が発現し、意思とともにさまざまな動きを取るようになった。
「……僕を舐めるなよ、魔女ドロニア。これが最後の警告だ。今すぐ地下迷宮の調査はやめろ」
腰に刀剣をたずさえた銀髪の青年。ドロニアたちがルフラン市にある地下迷宮を調査することを快く思っておらず、対立することになる。刀剣術を得意とする武闘派。
魔女によって作り出された人形兵たちは、それぞれが得意とする戦闘方法などを持つ。本稿で紹介するのは、マージナルメイズとマッドラプター。
ドナムと呼ばれる術を得意とするファセット(人形兵のタイプ)で、カヴンに1人でもいれば、威力や消費量に補正がつくスキルを有する。
▲メイル型 |
▲フィメイル型 |
また“蝕台”と呼ばれる得意武器には焔、泥、霧の魔撃属性(攻撃属性)が付加している場合が多く、前衛後衛どちらでも活躍が期待できる万能型人形兵。
百花弓と呼ばれる魔撃属性“焔、泥、霧”の攻撃を撃ちだす武器を操り、戦場を駆け抜ける狩人。後衛で身を隠しつつ、敵に大ダメージを与えることを得意とする。
▲メイル型 |
▲フィメイル型 |
打たれ弱いため前衛には向かないが、後衛から確実に敵をしとめる後衛型アタッカーのファセット。
迷宮にはカヴンと呼ばれる複数の人形兵で構成された兵団を率いて挑む。カヴンは最大5つを同時に引き連れることができる。所属する人形兵の数や能力に応じて戦力が変化する。
魔女の馬車小屋(拠点)でいくつもの人形兵を作成し、迷宮に出撃させるさまざまなカヴンを編成していこう。
カヴンの編成には、何体かの人形兵と“カヴン結魂書”と呼ばれる人形兵の登録書(アイテム)が必要になる。
カヴン結魂書にはカヴンに登録できる人形兵の数や配置場所、配置によって生まれる特殊効果などが記載されており、編成するカヴンの特徴を決定付ける。
カヴン結魂書は、さまざまな種類が存在し、ゲーム進行をはじめ、迷宮の敵ドロップや宝箱から入手可能だ。
カヴンに所属する人形兵は、配置によって“アタッカー”と“サポーター”に分かれる。アタッカーは直接戦闘に参加し、敵の撃破にあたる。
サポーターは後方支援を担当し、カヴンの強化・補助を担当する。カヴン結魂書の内容次第では、アタッカーには最大3人、サポーターには最大5人の人形兵が配置でき、合計8人がカヴンに所属できる最大人数となる。
カヴンには、それぞれ配置に応じて発動する効果が存在する。アタッカー位置には攻撃にかかわる効果が、サポーター位置には支援・補助にかかわる効果が多く設定されており、中には厳しい“配置条件”が設定されているものもある。
カヴンによっては所属可能数が少なくても、配置効果が非常に高くアタッカー1人のカヴンが他のカヴンの性能を上回る……ということもある。
戦闘では最大5つのカヴンを指揮して敵と攻防を繰り広げる。カヴンの組み合わせ次第では、最大40人(カヴンの数×所属最大数)ものキャラクターが戦闘に関与でき、プレイヤーはそれぞれのカヴンに的確な指示を飛ばし、敵の殲滅にあたる。
プレイヤーは基本的に“カヴン単位”で指示を行い、“攻撃”をはじめとするさまざまな戦闘行動を指揮していく。すべてのカヴンに指示が行きわたると戦闘が開始される。
攻撃時はカヴンごとに、所属するアタッカーたちが一丸となって総攻撃を仕掛ける。敵へのダメージは個々のキャラクターの装備や能力、配置による特殊効果によって変動する。
カヴン単位で発動可能な特殊技。複数の敵に大ダメージを与えるものから、状態異常、能力強化、治癒効果といった多彩なドナムが存在する。ドナムは“カヴン”が習得し、戦闘を繰り返し“カヴン”が成長していくことで新たなドナムが使用可能になる。
ドナムの中には“味方を戦闘不能にする”、“敵に止めを刺す”など、代償や特定の行動を発動条件とする特殊なものもある。
味方が通常攻撃を行った際、続けて別の味方が通常攻撃を実行していると、その直前に行動した味方と“共振”することがある。“共振”が起きると味方の攻撃が強化され、敵へのダメージが大きく上昇する。
敵に攻撃した際、“クリティカル”が発生すると敵の部位のいずれかが“破壊(ロスト)”される。これを“クリティカルゴア”と呼び、部位をロストした敵は能力を大きく低下させる。
“クリティカル”の発生にはカヴンの能力をはじめとしたさまざまな要素がかかわっており、なるべく発生を狙い戦いを有利にする……というのも戦略として重要になる。なお、クリティカルゴアは味方にも発生する。
人形兵であるキャラクターたちは手足を失っても戦い続けることができる。拠点に戻れば、失った部位が頭部だろうが手足だろうが、魔女が代わりの部位を付け、修復してくれる。
戦闘に参加しているカヴンは、互いに“前衛”と“後衛”に別れることでフォーメーション・“陣形”を組んで戦える。陣形にはいくつかの“型”が存在し、型に応じてさまざまな効果が発動する。
すべてのカヴンを前衛に配置した“攻撃特化”型の陣形や左右両端のみを前衛とした“挟撃型”、他にも1つのカヴンを後衛にして守るように戦う“護衛”型といった陣形が存在。
『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』では、パッケージ版の発売に向けてさまざまな特典を同梱した『限定版』と、早期に購入することで手に入る“初回生産特典”が用意されている。
・オリジナルタロットカード(22枚入)
登場するキャラクターが描かれたタロットカード。
・オリジナルサウンドトラック CD2枚組(音楽:佐藤天平)
ゲーム内のさまざまな楽曲が収録されたサウンドトラックCD。
・豪華三方背BOX
・PS Vita用オリジナルテーマ
パッケージやキャラクターイラストを使用したオリジナルテーマを予定。
※限定版、初回生産特典は数に限りがある。
※同梱物、特典の情報はともに製作中のもの。内容が予告なく変更になる場合がある。
※画像はイメージ。
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