2015年12月3日(木)

『まどマギ』新作映像やシャフト作品原画展示など大盛況の“MADOGATARI展”東京会場が開催終了

文:そみん

 『魔法少女まどか☆マギカ』や『<物語>シリーズ』など、数々のアニメーションの制作に携わってきたシャフトの40周年を記念して開催されている“~シャフト40周年記念~MADOGATARI展”の東京開催(会場:アーツ千代田3331)が、12月2日をもって終了しました。

“~シャフト40周年記念~MADOGATARI展”

 東京会場は前売販売のみで入場券が完売となり、6日間の開催期間で15,000人が来場しました。

 この展覧会が初出となる『魔法少女まどか☆マギカ』の新作へとつながるコンセプトムービーの上映や劇団イヌカレープロデュースによる立体造形、『<物語>シリーズ』の西尾維新さん書き下ろし短編小説を元に制作した映像展示やプロジェクター3台を使用した特別映像上映も行われました。

“~シャフト40周年記念~MADOGATARI展”
▲東京会場の入場待機列。

 さらに『魔法少女まどか☆マギカ』と『<物語>シリーズ』のキャラクターがコラボした会場限定オリジナルマナー映像、シャフト40年の歩みを体感できる原画や制作資料の展示、会場限定のイベントオリジナルグッズ販売なども行われました。

“~シャフト40周年記念~MADOGATARI展”
▲エントランス風景。

 このMADOGATARI展は、今後、12月22日~27日に大阪(会場:ハービスHALL)、そして2016年2月9日~14日に札幌(会場:サッポロファクトリーホール)で順次開催されます。大阪・札幌会場は、展示内容が東京会場とは一部異なるとのこと。

 各会場の前売入場券は、それぞれローソンチケットにて、大阪会場分は発売中、札幌会場分は12月5日~13日に二次抽選先行販売の受付が実施されます。

“~シャフト40周年記念~MADOGATARI展”
▲会場入口では『魔法少女まどか☆マギカ』と『<物語>シリーズ』のキャラクターによる会場限定オリジナルマナー映像が上映。展覧会場内でのマナーをおなじみのキャラクターたちがTVゲームの世界で楽しく解説しています。

▼オリジナルマナー映像制作スタッフ(敬称略)
・Director:篠田利隆(アマナ異次元)×UKYO Inaba
・Illustrator:RIKI
・Music:塩田信之
・Producer:滝沢明日香(アマナ異次元)・中井いづみ(アマナ)

“~シャフト40周年記念~MADOGATARI展”
▲シンボルゾーンの写真。
“~シャフト40周年記念~MADOGATARI展”
▲『<物語>シリーズ』のゾーン。
“~シャフト40周年記念~MADOGATARI展”
▲アーカイブゾーン。
“~シャフト40周年記念~MADOGATARI展”
▲『魔法少女まどか☆マギカ』ゾーン。
“~シャフト40周年記念~MADOGATARI展”
▲『魔法少女まどか☆マギカ』コンセプトムービーより。

乃木坂46からのコメントも到着

 東京会場には『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』のTV-CMでコラボした乃木坂46のメンバーが来場。松村沙友理さん、井上小百合さん、佐々木琴子さんからのコメントをお届けします。

“~シャフト40周年記念~MADOGATARI展”

――展示をご覧頂いた感想はいかがでしたか?

井上:小さいころからアニメを見ていたので、MADOGATARI展に来ることができてうれしいです。

 キャラクターの指先の動きだったり、影の付け方だったり、ひとコマひとコマ、思いが込められてるんだな、と思いました。

 映像の表現方法とか、もっと知りたくなりましたし、アニメのよさをこの機会を通じて皆さんにもぜひ知ってほしいです。

 また、展示エリアでは、劇団イヌカレーさんの展示は世界観が独特で、私たちが考え浮かばないことをされているのですごいなと思いました。

松村:小さいころからアニメが本当に好きで、当時見ていた作品の展示があったり、裏側を見られたりしたので、感動しました!

 見ていた作品がたくさんのスタッフさんの努力でなりたっているんだな、というのが知れてうれしかったです。

 完成された映像と、そのもとになったコンテや原画が展示されたコーナーでは、自分がなんとなく見ていたシーンが、実は細部までこだわり抜いて作られていたことに感動しました。

佐々木:率直にかわいかったです! シャフトさんの表現がすごい好きで、原画とかたくさん見られて幸せでした!

 『<物語>シリーズ』が気になって見に来ていたのですが、他の作品の展示も魅力的で、この機会にシャフトさんの別作品も楽しんでみようと思いました!

――大阪・札幌に来場する皆さんにメッセージをお願いします。

井上:何気なく見ていた映像でも、すごく多くのスタッフさんが作っているものなんだな、と思ってすごく感動しましたし、もっと作品を好きになりました。

 ぜひご来場いただいてたくさんの方に、シャフトさんの素敵な作品を知ってほしいなと思います。

佐々木:私は『<物語>シリーズ』がすごい好きなのですが、シリーズが長く続いているので1話とかすごい懐かしいな、と思いながら今回の展示を見させていただきました。

 原画などを見ると、もう一度見てみようかなという思いが強くなりますので、ぜひ展示を見てから、もう一度アニメも楽しんでいただければと思います。

松村:今まで見ていた作品の展示を見て、自分のその当時の感情を思い出すことができました。

 アニメ好きな方にとって、シャフトさんは必ずかかわりがあるスタジオだと思うので皆さんここにきて、ぜひ作品への熱い思いを思い出していただければと思います。

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