2015年12月25日(金)
“とりもどそう。ボクたちのRPG”をスローガンとして、スクウェア・エニックスが2016年2月18日に発売するPS4/PS Vita用RPG『いけにえと雪のセツナ』。
本作はスクウェア・エニックスが設立した日本発のRPG専門スタジオ“Tokyo RPG Factory”の第1弾タイトル。純国産RPGが隆盛を極めた1990年代。今でも記憶に残る当時のRPGのプレイフィールを追及し、“記憶に残る物語”、“記憶に残るゲーム体験を”の理念のもとに開発が進められています。
今回は、新たに公開されたキャラクター2名のプロフィールをはじめ、パーティメンバーの能力などを紹介。先行プレイした触り心地をもとに、10点満点でのキャラ別レビューもお届けします。
加えて、本作の世界観を肌で感じていただけるように、バトルBGMのひとつを電撃オンラインで先行公開! ひと足先に、本作の世界観をBGMから感じとってください。
『いけにえと雪のセツナ』のBGMは、ピアノをメインに曲作りが行われています。タイトルにもある“雪のセツナ”というフレーズを彷彿とさせるような繊細な楽曲が魅力です。
今回記事で聴けるのは、数あるバトルBGMの中の1曲となっています。おそらくはカホンとベースをバックにしており、アップテンポで小気味のよいピアノがメインの旋律を飾ります。公式サイトで楽しめる儚げなテーマとは一転、雪原を駆け抜けるような疾走感を覚えました。
ゲームでもBGMは特に印象に残りやすい要素であり、プレイ後に聴くと「あ、この曲はあそこで流れていたなあ」なんて、その作品の記憶を引き出してくれるトリガーみたいな存在だと思っています。特に感動した記憶との相性って、いいと思うんですよね。
『FFX』の『ザナルカンドにて』を聴くと「最後かもしれないだろ。だから、全部話しておきたいんだ」というティーダのセリフが脳内再生されますし、『FFIV』の『愛のテーマ』を聴くと暗黒騎士のセシルとローザの思い出がよみがえっちゃいます。
『クロノ・トリガー』の中世編フィールド音楽『風の憧憬』なんかも出だしを聴いただけで胸がグッと来ますし、『聖剣伝説』とか『ロマサガ』でも……って、キリがないのでこのへんで。
本作のBGMも、そんな記憶のトリガーになること間違いなしですので、ぜひお時間の許す限り聴いていただければ幸いです。
もし、このページを見た時の“BGMを流しますか?”の選択で“いいえ”と答えた人がいたら、今すぐ画面左下のほうに出ているBGMボタンをオンにして、本作の素晴らしい音楽を聴いてみてください!
5年後、10年後、『いけにえと雪のセツナ』の音楽を聴いただけでつい涙が出てしまう……。そんなことになっても、自分はまったく恥ずかしくないと断言しておきます!
ここ数年、インターネットで目にするようになった言葉に“エリクサー症候群”というものがあります。意味は諸説ありますが、おおむね“効果の高いアイテムをもったいないと温存するあまり、結局使いどころのないままことを終えてしまう”といったところでしょうか。
自然発生的なネット用語に思えて、明らかに“JRPGのあるある体験”から生まれた、日常生活にも応用の効きそうな言葉ですよね。
他にも、サブキャラを全員レベル99にしないと気が済まないとか、各種アイテムを表示限界までストックするなど、これらの病的なやり込みはJRPGならではの遊び方かもしれません。
そんなJRPG的なお約束を追体験できるであろう、注目のRPG『いけにえと雪のセツナ』。今回は、バトルをメインに体験させていただきました。コマンド入力式であるとか、ATBゲージを採用して独自の刹那システムも用意されているなど、基本的な部分は以前ご紹介しました。
▲本稿で紹介する新キャラのジュリオンです。何やら見覚えのある技ですが!? |
新たに明かされた要素としては、パーティメンバーそれぞれには、いわゆるジョブに相当する特徴づけが強めになされているということ。最大3名まで参加可能の戦闘では、キャラや装備などの組み合わせによって使える連携が変化します。
たとえば、敵の攻撃を特定の仲間に誘導できるキャラと、カウンター能力に秀でたキャラを組み合わせることで反撃仕様にすることも可能。
▲前回紹介したヨミはカウンター技を持っています。 |
また、仲間の攻撃に追撃可能な能力を持つキャラと、連続行動が可能な仲間を組み合わせて攻撃の回転率を上げるという手もアリです。
▲クオンは連続行動ができるようになる技を持っています。 |
さらには、複数の仲間が力を合わせることで放つ、強力無比な連携魔法なども用意されています。
▲3人の連携で放たれるギャラクシーの威力……気になります! |
このように、コマンド入力方式ながらもかなりテクニカルな戦い方が楽しめるため、好みや使い勝手、固有能力を優先するか、連携を優先するかなどが悩みどころになりそうです。
個々のキャラクターのより詳しい使い勝手や特徴については、のちほどキャラクターごとにレビューしていきますので、そちらもチェックしてみてください。
ちなみに、バトルのついでにちょっとダンジョンも探索してみたのですが、歴代のスクエニ作品に見受けられる“見えているけど今は取れない宝箱”もちらほら。鍵がかかっていたり、普通に移動すると届かない場所にあったり……。こういう、お約束のもどかしさもバッチリ(!?)な感じでしたよ!
新たに公開されたのは、2人の登場キャラクターとパーティのメンバーが持つ特徴的な能力、そして戦闘中の連携技です。
戦闘面にも注目が集まりますが、何やら事情を抱える2人のキャラクターも気になるところ。
▼『いけにえと雪のセツナ』ストーリー
その島には、古来より伝わる習わしがあった。
十年に一度いけにを捧げ、魔物の被害を抑制する。このいけにえの儀式により、島の平穏は保たれてきた。
ところが、次の儀式の年を待たずして、魔物の被害が急増し始めたのだ。
事態を重く見た島の人々は、例外であるものの再度いけにえを捧げることで魔物たちを集めようと考えた。
いけにえの名は“セツナ”。極めて高い魔力を持つ18歳の少女。いけにえの儀式が行われる“最果ての地”へ“セツナ”は護衛隊とともに旅立ってゆく――。
強大な魔力を持つ特殊な一族の少年。里の者に大切に育てられたキールは天真爛漫に育つも、外の世界への羨望から、家出同然に里を出るのでした。
どんな絶望的な状況でも希望を信じ、ポジティブにふるまうムードメーカでもあります。
旧王家の一族の血筋に連なる子孫。1つのことに執着し、己の信念は曲げることはない、一図というよりも頑固な性格をしています。
品位と高潔さをあわせ持つ騎士の鑑のような人物ですが、どこか謎めいた佇まいは、秘めたる過去を思わせます。
メンバー同士で連携して繰り出す強力な技、それが連携技です。2人のパーティキャラが特定の技を装備し、ATBゲージがたまっている状態で発動可能。
・ヒール:主人公×セツナ
パーティメンバーのHP・MPを回復します。
・エックス斬り:主人公×クオン
2人同時に高速ダッシュ攻撃を繰り出します。圧倒的な速度のためXの軌跡が見えるといいます。
・アイスガ斬り:主人公×ジュリオン
上位の水属性魔法と強力な斬撃を同時に敵に叩きこみます。
・ファイガ斬り:主人公×キール
強力な火属性魔法と斬撃で同時攻撃します。
・ドレイン斬り:主人公×キール
敵に大ダメージを与えつつ、HPを吸収します。
[CHECK]連携でも“刹那システム”が発動
連携技においても、技に追加効果を付与する“刹那システム”が発動可能です。
▲連携技の発動タイミングにあわせてボタンを入力すると、追加効果を得ます。 |
▲もとより強力な連携技に、さらに追加ダメージを上乗せすることもできます。 |
3人の力を合わせることで圧倒的な威力を誇る究極の連携技が発動します。
・ギャラクシー:主人公×セツナ×キール
・グランドクロス:主人公×セツナ×クオン
・天地崩壊:セツナ×ヨミ×キール
それぞれのパーティメンバーには、いわゆるジョブに該当する特徴が設定されています。パーティ構成によって、戦い方が変化する王道RPGの楽しみを体験できます。
ケアルガやヘイストといった『ファイナルファンタジー』シリーズでおなじみの魔法も登場するので、なんとなく効果を予想できるものも多々あります。
まだバランスなどは調整中とのことですが、先行体験してみた感じでのキャラ別レビューもお届けします! ちなみに、点数はあくまで個人的な感想なので、おまけ程度で考えてくださいませ。
強力な物理攻撃技に加え、攻撃・回復魔法にサポート技まで使いこなすオールラウンダーです。
▲回転斬り:自ら回転しながらの斬撃。攻撃範囲も広く、HITした敵を吹っ飛ばします。 |
▲叫ぶ:咆哮をあげ、味方の全能力を上昇させます。 |
▲オーラ:対象の状態異常とHPを回復します。 |
▲輝跡:斬りあげるのと同時に光柱を発生させ、連続でダメージを与えます。 |
【ライターコメント】
物理攻撃寄りで、魔法も使えるクセのない万能タイプです。なんとなく主人公系って物理攻撃寄りのアタッカーの印象がありますが、ちゃんと魔法でも戦えます。しかも、攻撃だけでなく、回復や補助魔法まで使えるというのがポイント。完璧超人すぎませんか!?
実際のところ、なんでもこなせるオールラウンダーで、『ドラゴンクエスト』でいうところの勇者みたいな感じ。本作では主人公をパーティから外すこともできますが、あえて外す必要性は感じません。
通常攻撃は剣でなぎ払うようなイメージで、攻撃範囲は普通といった感じ。密集していると複数に攻撃できますが、そんなにバンバンと敵を巻き込める感じではなさそうです。
ちなみに本作の武器は基本的に、装備すると物理攻撃力も魔法攻撃力も同じくらい上がります。主人公は剣しか装備できませんが、ちゃんと魔法攻撃力も上がるわけです。そのため、バトル中にわざわざ装備を変えなくても、臨機応変に物理攻撃と魔法攻撃を使い分けることができるわけです。これ、地味に便利です。
そして想像以上に役立ったのが、味方の全能力をアップさせる“叫ぶ”。本作はアクティブタイムバトルなので、うまいタイミングで使えば能力アップ中に総攻撃ができますからね!
というわけで、いきなり1人目から10点満点中10点です! 仕方ないですよね。やっぱり主人公が弱いわけはありませんから。
回復魔法とサポート技を使いこなす守りの要。投擲武器や天属性の攻撃魔法も強力です。
▲ケアルガ:パーティ全員のHPを大きく回復。 |
▲誘導:敵の攻撃対象を選択したキャラクターに誘導します。 |
▲レボルヴ:攻撃対象にHITすると同時に高速回転する円月輪が連続してダメージを与えます。 |
▲サンダガ:天属性の攻撃魔法。強烈な雷が敵全体に降り注ぎます。 |
【ライターコメント】
セツナは魔法防御&回復寄りのキャラです。武器は投げて使う円月輪系で、遠距離の敵に攻撃できます。正直、セツナ自身は魔法系キャラなので物理攻撃の威力はイマイチですが、直線の敵に対して貫通するように攻撃できるので、複数の敵を巻き込みやすいメリットがあります。
無難に考えると攻撃魔法で戦うべきですが、“レボルヴ”のように必殺技みたいなものがあるのがうれしいところ。もしかしたらロマン系で、実際の製品版ではそこまで強くないのかもしれませんが、エフェクトは派手でかっこよかったです!
そして、敵の攻撃対象を任意で選ぶ“誘導”がなかなか便利です。本作にはタンク系の硬いキャラや、反撃を得意とするキャラもいるので、そういうメンバーとの相性がバツグンです。
個人的には物理で殴るのが好きなので、評価的にはあえて8点としておきます。とはいえ、防御や回復に特化しているので、安定した戦いをしたいなら絶対にセツナはパーティに欠かせないでしょうね。何よりヒロインなので、人情的には外したくない気も。悩みますねえ。
素早さを生かした攻撃に加え、行動順を管理する技も使いこなします。
▲ダッシュ斬り:攻撃対象に高速で突進しての斬撃。 |
▲ヘイスト:対象のATBゲージの増加速度を上昇させます。 |
▲天衣無縫:攻撃後ATBゲージがたまった状態で、すぐに次の行動が可能です。 |
▲みだれ斬り:高速の連続攻撃。 |
【ライターコメント】
素早さを生かした攻撃が特徴のクオン。ロール的なことを考えると、シーフや忍者といったイメージですね。
開発者の橋本さん的には、主人公とセツナとクオンの3人をワンセットとして“主人公格”として考えているそうで、そういう意味でも正統派で強い感じに仕上がっていました。
武器は攻撃範囲が狭い短刀で、通常攻撃は基本的に単体攻撃オンリーといった感じですが、素早く2回切り付ける=2回HITとなるところがポイント。こういう多段ヒット系の攻撃って、気持ちいいですよね! “みだれ斬り”なんてもう、爽快でした!
そんなアタッカー的な役割に加えて、ヘイストのように時魔道士的なサポートができるところも魅力です。中でも、すぐに次の行動ができる“天衣無縫”は、一歩間違うとバランスブレイカーになってしまいそうなほど便利な気が!
とはいえ、そこは橋本さんもしっかりと認識をしているようで、ハメ技的な使い方はできないように調整するとのこと。
なんだかんだアクティブタイムバトルとスピード系のキャラは相性がよいということで、今回触った感じでは限りなく10点に近い9点といったところ。ちょっと打点の低さが気になりましたが、製品版で他のキャラのサポートを受けると、評価がガラリと変わるかもしれませんね。
高い攻撃と防御力を誇る突出した物理アタッカー。カウンター技も使いこなします。
▲挑発:味方を遠ざけ、敵の攻撃を自分に集めます。 |
▲ジャンプ斬り:巨大な刀を地面に叩きつけ、広範囲に衝撃波を発生させる強烈な一撃。 |
▲竜巻斬り:竜巻を発生させるほどの斬撃で敵を自分の周囲に吸い寄せます。 |
▲倍返し:敵の魔法攻撃を威力倍増して跳ね返します。 |
【ライターコメント】
防御に秀でた、いわゆるタンク寄り(盾役)のキャラ。本作では貴重なおっさん枠です(笑)。なんだかもう、外見だけでプラス1点したくなっちゃいます。
武器は幅広い斬馬刀のようなもので、大きく振り回す分、主人公よりもやや攻撃範囲が広い印象。とはいえ、広範囲に攻撃したい時は“ジャンプ斬り”や“竜巻斬り”を使うほうが無難だと思いますけど。
さて、このヨミのどこがヤバイって、タンクでありながらカウンターも取れちゃうこと! 物理攻撃はもちろん、“倍返し”で魔法もはねかえせるのでヤバイです。自分で“挑発”するのもアリですが、セツナの“誘導”との相性がよすぎですね。
攻めてよし、守ってよしの優秀キャラだと感心していたら、さらに隠し球も持っています。どんだけ引き出しがあるの、このおっさん!?
その隠し玉とは、アイテム拡張の能力も持っていること。例えば回復アイテムを使う時、その対象を単体から複数に変えたりすることができるんです。「オレは回復魔法を使わない縛りプレイに挑戦するぜ!」なんてストイックな人にはもちろん、普通に魔法を封じてくる敵が多い場所などでも活躍できそうですね。
と、これだけ持ち上げておきつつ、私の評価はまさかの8点。いやあ、強いんですけど、ちょっと回りくどいんですよね(笑)。反撃ではなく、普通に攻撃して倒すほうが好きです。
ただ、じっくりと作戦を立てて戦う人にはもってこいのキャラですし、普通にアタッカーとしても優秀です。ゲームが発売されたら、ヨミを起点とした戦い方について盛り上がりそうな予感がしますね。
高位の呪文を使いこなす魔術師。強力な火属性の呪文で敵を薙ぎ払います。
▲ファイガ:巨大な火球で敵全体に大ダメージ。 |
▲エンファイア:対象の攻撃に火属性を付加します。 |
▲ドレイン:敵のHPを吸収します。 |
▲フレア:敵の防御を無視する強力な火属性魔法。 |
【ライターコメント】
完全に魔法に特化したキャラで火力も高め。橋本さんによると、MP的なものの消費が激しい分、やり方しだいでは最大火力を叩き出せるポテンシャルを秘めているとのことでした。
その反面、物理攻撃力はほぼ皆無で、打たれ弱さもメンバー随一。うーん、まさに魔法使い系キャラの見本みたいな感じですね(笑)。
武器は杖で、攻撃範囲は狭く、威力も低く、しかも敵に近付いて攻撃するタイプ。セツナが後衛から攻撃できることに対して、キールは通常攻撃をすると前衛に出ちゃうわけですね。えっ? メリットないじゃん!?
という素直な疑問を橋本さんにぶつけたところ、「はい。キールは魔法使い系なので、あえて通常攻撃にメリットは持たせていません。その分、杖は他の武器と違って、物理攻撃力があまり上がらない分、魔法攻撃力が大きく上がります。なので、魔法攻撃に特化して使ってもらえればと思います」とのこと。
なるほど! そういうバランスになっているんですね。納得しました!
ちなみに攻撃魔法だけでなく、敵の耐性を下げるなど、弱体化もできます。本作はボス敵相手にも状態異常系の攻撃が効くようなバランス調整をしているとのことなので、うまくハマれば便利そうですね。
個人的には物理アタッカーが好みなので、ちょっと低めの8点としておきますが、最大火力がすごいそうなので、最終的な評価は上がるかも。あくまで私見ですが、強力な連携技を使えるような気がしたので、そういう意味でも化けるかもしれません!
槍による立体的な攻撃を得意とするアタッカー。水属性の呪文も使いこなします。
▲ジャンプ:天高くジャンプし、敵の真上から落下し大ダメージを与えます。 |
▲バーサク:闘争本能を暴走させ、攻撃力を限界まで引き上げます。その代償として防御力は低下。 |
▲凍結槍:高速で槍を投げダメージを与えるとともに、対象を凍結状態にします。 |
▲アイス:水属性の攻撃魔法。 |
【ライターコメント】
ジュリオンは“攻撃は最大の防御!”を具現化したようなキャラで、かなり好みです! 魔法系はそこまでではなく、物理攻撃のほうが得意な印象を受けました。
イラスト的にもかなりツボ。プロフィールでは明言されていませんが、女性ですよね? こういう高潔な女性騎士って好物です。
さておき、通常攻撃は槍で突くようなイメージで、攻撃範囲は広いというか、前方に長め。敵が密集していると、いい感じに貫いてくれます。
イラストを見た時はナイトでタンクの印象を受けましたが、スキルの中に“ジャンプ”の文字が! ええ、もしかしなくても竜騎士タイプのキャラでした。“ジャンプ”すると画面外に跳んでいき、少しすると落ちてくるアレです(笑)。
もちろん、皆さんがご想像するように、“ジャンプ”中に敵の強力な全体攻撃が来て、ダメージを受けずにラッキーということもあれば、回復魔法で全体攻撃をしようとしたら“ジャンプ”で効果が及ばず残念ということもあります。いやあ、“ジャンプ”ってロマンがあって楽しいですよね!
そしてもう1つ、ジュリオンを語るうえで忘れてはいけないことがあります。それは追撃系のスキルを持っていること! 例えば、仲間の物理攻撃をトリガーとして、ジュリオンも攻撃を繰り出すわけです。ジュリオン自体は行動速度が遅い印象を受けますが、うまく使えばガンガン追撃をしてお得というわけですね!
クオンの“天衣無縫”と並んで、こちらもバランスブレイカーになりうるスキルですが、最終的にどんな調整になるのか楽しみですね。
かなり自分好みのアタッカーということで、点数的には10点をつけたいところですが、基本的には物理攻撃系の一芸に秀でたタイプなので、汎用性に欠けるところがネック。泣く泣く9点にしておこうと思います。
こうして6キャラ全員のレビューをして振り返ってみると、やっぱり主人公はめっちゃ便利なので、10点をつけて間違いじゃなかった気がします!
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