2015年12月18日(金)

“洲崎西 SUPER LIVE”の笑いに満ちあふれた模様をレポ。豚リスナーもほおを染めるおだやかじゃない展開も!?

文:てけおん

 12月6日、埼玉にある大宮ソニックシティにて開催されたライブイベント“洲崎西 SUPER LIVE”。その模様をレポートしていく。

“洲崎西 SUPER LIVE”

 “洲崎西 SUPER LIVE”は、アニメ化もはたしたラジオ番組『洲崎西』のパーソナリティを務める洲崎綾さん&西明日香さんによるライブイベント。ステージ上にはひときわ目を引く“十字架にはりつけにされた豚”が鎮座しており、ライブ前から筆者をふくむ多くの“豚リスナー(『洲崎西』のリスナーのこと)”から、「今日は一体どんな目にあわされるのだろうか」という、大きな期待と少しのドキドキ感が入り混じった空気が会場に流れていた。

 2人のイメージカラーである緑とオレンジのペンライト(※洲崎さん&西さんいわく「にんじん畑見たい」)で満たされた会場の中、最初に2人が歌ったのは『Start Line』と『ホップ・ステップ・ジャンプ!』の2曲。開幕からものすごい歓声が客席から巻き起こっていたが、曲の途中で挿入されるMC(おしゃべり)パートでの盛り上がりも大きく感じられるのが『洲崎西』らしいところ。

 「ヘルニアになりかけながら練習しました(西さん)」「20代後半なのに●KBみたいな恰好を……(洲崎さん)」など、ラジオと同じくあけすけなトークで客席を沸かせるなど、『洲崎西』らしさが全開となっていた。

 だいたい2曲ごとにMCパートが入る構成のセットリストとなっており、4曲目にしっとりとした『My Way』を選曲したことについては「疲れた体を休めるためのセトリになっています(洲崎)」と話して笑いを誘っていた。

 ここのMCパートでは、これまでのライブの思い出について話すことに。開幕と同時に流された映像が今までの『洲崎西』の歴史を振り返るような構成になっており、洲崎さんたちも感動したとのこと。しかし、映像を作った方(『Smile☆Revolution』のPVも制作した方)によると、“カワイイダサい”をイメージしたものなのだとか。洲崎さんからそのことを知らされた西さんは「はぁ~!?」と、抗議の声を上げていた。

 6曲目の『永遠のプリズム』では、2人が歌っている中で、ステージ中央では着々とトークパートの準備が進む。そのことに対して客席からは少しの笑いと「ついにトークの時間が来る!」という期待がわき起こりつつも、左右のステージ張り出しで懸命に歌う2人にアツい声援が送られていた。

 そしていよいよトークパートへ。ここでは2015年の『洲崎西』を振り返りつつ、番組側が制作したクイズに2人が答えていく形に。クイズに正解するごとに、“次回DJCDのロケ地決めダーツ”で使えるダーツが増えていくとあって、2人のやる気も満々だった。こちらのコーナーで出題されたのは、下記の8問。ライブに行けなかったという人も、2人の気持ちになってクイズに挑戦してもらいたい。(※クイズの答えは記事の最後に掲載)

問1:第121回放送より。2人が“SEASIDE LIVE FES 2015”で披露したいといった振り付けは?
問2:第98回放送より。お見合いパーティに登録しようとした西さんが使った偽名は?
問3:第80回放送より。とあるアニメ作品の打ち上げで箱根に行った洲崎さんは、皆にどんな体型だと言われた?
問4:第123回放送より。“じょぶとれ”のコーナーで対義語を答えるクイズに挑戦した西さん。“陥没”という問題になんと答えた?
問5:第93回放送より。「新しい職場で高校時代の彼女と再会して気まずい」というリスナーに、洲崎さんはなんと言って話しかければいいといったでしょう?
問6:第81回放送より。“SEASIDE LIVE FES 2014”についてトークした際、2人が「カッコよかった!」と絶賛した田村睦心さんの髪型を、西さんはなんと表現した?
問7:第85回放送より。“西さん爆誕祭”で、洲崎さんが西さんへのお祝いメールを読んでいた時に起きたハプニングとは?
問8:第101回放送より。『洲崎西』がアニメ化することを受けて、洲崎さんが提案したアニメのタイトルは?

 2人とも真剣に答えていたのだが、問4では、会場の全員と一緒に答えを言った西さんが「帰りたい……」、問3や問5では洲崎さん&西さんが「(会場に)親が来てんだよ!!」と問題を用意したスタッフに、ラジオでもお馴染みの激昂ぶりを見せ、観客をおおいに笑わせていた。

 そんな中で2人は全問正解し、ダーツを8本ゲット! よろこび勇んでロケ地決定ダーツに挑戦する。グアムに行きたい2人は、客席に「グ・ア・ム!」コールを要求。その声援を背中に受けて、先ほどのクイズ以上に真剣な表情で、回転するボードに狙いを定めていた。

 途中、洲崎さんがボードを回す前にダーツを放つという掟破りの技を繰り出すも、あえなく失敗……。結果として、次回DJCDのロケ地は熊本に決定したのだった。

 ここで2人は一度ステージをおり、着替えの時間に。その間は、事前に収録しておいた“じょぶとれ”のスペシャルバージョンが流された。ここで2人がチャレンジしたのは、交互にサイコロを振って、出た目の数だけ風船に串を刺していき、割ったほうが負けるというゲーム。

 1の目がよく出る洲崎さんに対して、3の目ばかりを出す西さん。「明日香が割る気がしてるから怖くない(洲崎さん)」という確信に満ちた言葉の通り、西さんが敗れた。そして罰ゲームの“度胸が足りなくてすみまセンブリ(とても苦いお茶)”を飲まされ、悲鳴を上げる西さんの姿がモニターに映され、会場には大きな笑いが起きていた。

 7曲目の『Dear My Boy』とともに、フリフリとした大変かわいらしい衣装に身を包んで戻ってきた2人。モニター演出を巧みに使って、歌詞にもあるように“恋の魔法”を観客にかけていた。

“洲崎西 SUPER LIVE”

 続く『Believing』は、とてもきれいな遠距離恋愛の歌。歌詞が覚えられずに悩んでいた洲崎さんは、西さんのアドバイスで洲崎さんはかつて自身が演じた役のことを思い出しながら歌ったそうだ。

 ここで、ラジオ『BELOVED MEMORIES』のパーソナリティにして、ラジオ『洲崎西』の中でさんざん洲崎さんと西さんのおしゃべりの標的になっている田丸篤志さんが会場に来ていることを洲崎さんが暴露! しかも田丸さんがスポットライトで照らされるという事態に、会場はおおいに盛り上がった。

 2時間半にわたり、笑いを届けてくれたライブも終盤に。2人の歌声をバンドによる生演奏が盛り上げる、とてもクオリティの高いライブだった。『Dear My Boy』ではモニターと振り付けを組み合わせたり、12曲目の『タイムマシン』では2人が観客に振り付けを指導して一緒に踊ったりと楽しい演出が盛りだくさんで、あっという間に終わってしまった。

 最後のアンコールでは、豚リスナーがほおを染めるような2人の“ビジネス的濃厚接触”も飛び出し、会場の豚リスナーを絶頂させた“洲崎西 SUPER LIVE”。

 しかし、洲崎さんいわく「『洲崎西』の魅力はライブよりもラジオ!」とのこと。現在豚リスナーである皆さんはもちろんのこと、2人のファンだけどまだラジオを聞いたことがない人も、ぜひチェックしてもらいたい。

“洲崎西 SUPER LIVE”

 また、“洲崎西公式Twitterアカウント(@suzakinishi)”では、番組の最新情報がひんぱんにつぶやかれているので、こちらにも注目しておこう。

洲崎西 SUPER LIVEセットリスト

Start Line
Hop Step Jump
Destination
My Way
ドラマみたいなLIFEしたい
永遠のプリズム

トークコーナー&映像

Dear My Boy
Believing
心に仮面系女子
YELL
弱虫コンプレックス
タイムマシン
Happy New World

Smile☆Revolution

【アンコール】

AUNG
夢色キャンディー

2015年『洲崎西』振り返りクイズの答え

問1の答え:ランバダ
問2の答え:東明日香
問3の答え:中学生の女の子がそのまま育った体型
問4の答え:乳首
問5の答え:あの時のベッドでの君はすごかったよ
問6の答え:超スタイリッシュなワカメちゃん
問7の答え:メールにご飯粒がついていた(※ご飯粒は洲崎さんが美味しくいただきました)
問8の答え:あっちゃんぺっちゃんのワンダーランド(※略称は『あぺワン!』)

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