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2015年12月12日(土)

【電撃PS】『マインクラフト』連載・第12回。建築3番勝負・第1戦“巨大ロボ”対決!【電撃工務店連載】

文:電撃PlayStation

 電撃PSスタッフによる『Minecraft(マインクラフト)』攻略班“電撃工務店”。その活動記録を、電撃PS誌面上にて毎号連載中です。

『Minecraft(マインクラフト)』

 今回は“電撃工務店”のメンバーによる連載企画・第12回(『電撃PS Vol.602』掲載ぶん)について、記事内容を全文掲載の形でお届けします。

前回のあらすじ
“新入社員ケンジの登場で電撃工務店に波乱が起きる”

 唐突に電撃工務店に加入したケンジ。だまされやすい性格ゆえに、こむろっくの「電撃工務店のメンバーは悪いやつら」というウソにだまされてしまう。そしてこむろっくはケンジとともにこむろっく帝国(仮)を建国し、Bros&ハタハタチームに建築勝負を挑むのだった。

→前回(連載企画・第11回)の全文掲載はこちら

『Minecraft(マインクラフト)』
▲ケンジへとウソを吹き込むこむろっく。それを信じたケンジは電撃工務店が悪の組織と思い込む。
『Minecraft(マインクラフト)』
▲電撃工務店へと反旗をひるがえす、こむろっくとケンジ。乗っ取り計画は成功するのか!?

【『マインクラフト』電撃工務店 連載 バックナンバー 】

第1回 / 第2回 / 第3回 / 第4回&第5回 / 第6回 / 第7回 / 第8回 / 第9回 / 第10回
第11回

【電撃工務店 メンバー紹介】
『Minecraft(マインクラフト)』

建築3番勝負で白黒を決める!

 前回から始まったクリエイティブ対決。その勝敗を決めるため、編集長が建築3番勝負を提案する!

電撃工務店VS.こむろっく帝国の戦いを編集長が直々にジャッジ!

電撃PS編集長:その戦いちょっと待ったー!

Bros:おお編集長! ガツッとこむろっくに言ってやってください。最悪クビにするとかでも……。

ハタハタ:ポリタンランドの建築もストップするッス。

電撃PS編集長:おもしろいからガンガンやりあっちゃえ! 勝ったチームには、今後の電撃工務店の任務を取り仕切ることができる権利を与えよう。

こむろっく:ゆる編集長からのお墨付きが出たでゲス。

ケンジ:ごわすごわす!

Bros:そんな無茶苦茶な!

電撃PS編集長:ちなみに、前回の勝敗は引き分けだったのでノーカウントね。今回から、3名体制のジャッジで建築3番勝負を行い、勝敗を決めようじゃないか。

ハタハタ:前回作ったものの意味がなくなったッス!

こむろっく:これからが本番ということでゲスね。こむろっく帝国(仮)の真価を見せてやるでゲス。

電撃PS編集長:えーと……、そのこむろっく帝国(仮)って何? とくに(仮)の部分は意味があるの?

ケンジ:悪の電撃工務店を倒したとき、(仮)が取れて正式にこむろっく帝国になるのでごわす。

ophion:なんかめんどくさいことになってきたので、僕はポリタンランド建設に戻っていいですか?

電撃PS編集長:ダメ! ophionも審査員の1人だから。俺だけだと『マイクラ』わからないことが多い(汗)。

Bros:ヤバイ。この人ハズレの審査員だ!

電撃PS編集長:小手先の技術はophion+その他1名がジャッジすればいい。俺が重視するのはパッションだ! あ、パッションって“情熱”って意味ね。

『Minecraft(マインクラフト)』
▲電撃工務店の内部分裂を悪化させる編集長。ケンカしたあとは夕日をバックに友情が芽生えるものと勘違いしている。

ケンジ:おお……! 勉強になったでごわす。

ハタハタ:えーと、審査員3名で勝敗を決めるのはわかったッスけど、今回は何を作ればいいッスか?

電撃PS編集長:それはあれだ。何かデカイものがいいな。

ophion:もうちょっと具体性がないと……。

こむろっく“巨大ロボット”とかどうでゲスか?

電撃PS編集長:それそれ! 俺が言いたかったのは! 

Bros:えっ? ロボットの知識がないから何を作っていいのかまったくわからない!

こむろっく:編集長命令は絶対でゲス(うまくBrosの苦手分野にできたでゲス)。見せてやるでゲスよ。俺が一番ガン○ムをうまく作れることを!

ophion:著作権的にヤバイものを作ったチームは、もちろん有無を言わさず負けになります。

ハタハタ:マジっすか!? ○ヴァ作ろうと思ったのに。

ophion:ところで編集長と自分以外の審査員はどうしましょう。誰かあてはあるんですか?

電撃PS編集長:無論だ。今回のゲスト審査員を紹介しよう。電撃PSライターのあんまさだ。

あんまさ:大抜擢ありがとうございます! ロボット大好きなので、厳しい審査でいきますよ。

ophion:なんであんまさが審査員なんですか?

電撃PS編集長:いやー、ちょうどそこにいたから。

あんまさ:そんな適当な理由で選ばないで!

ophion:まあ、ロボットと『マイクラ』の両方にくわしいので、審査員としては適切だと思います。

Bros:ロボットにくわしいのか……。通をうならせるロボットを作れるかどうかがカギだなあ。

こむろっく:あんまさ審査員。お近づきの1つにこれをプレゼントするでゲス。

あんまさ:これは最新のガ○プラ! いやー、欲しかったんだ。ありがとうございます!!

こむろっく:へへへ。判定の際もお願いするでゲス。

ケンジ:プレゼントを受け取ったからには義理を返す。それが男のケジメってヤツでごわす。

電撃PS編集長:おまえら、おおっぴらに審査員を買収するな!

ハタハタ:みなさん、ちゃんと作品で勝負するッスよ(汗)。読者さんもいい加減怒るッス!

ophion:あんまさは、そのガ○プラを返すように。

あんまさ:わかりました……。じゃあマジメに審査しますよ。その代わりにちゃんとしたものをよろしく!

電撃PS編集長:それじゃクリエイティブファイト! ゴー!!

それぞれのチームが建設するのは“2足歩行 VS. 4足歩行”のロボット!?

【Bros&ハタハタの建設現場】

Bros:ロボットロボット……。

ハタハタ:ヤバイ。親方がロボットアレルギーを起こしてるッス。なんでそんなにダメなんスか?

Bros:なんとなく。ロボットに興味を持ったことがないんだよね。全然イメージが湧かない……。

ハタハタ:定番の巨大ロボットは2足歩行タイプッス。なかには何体かのロボットが合体して、巨大ロボットに変形するものもあるッスよ。

Bros:それは聞いたことがある。でも、1体でも何を作ればいいのかわからないのに、複数のロボットを合体させるのは難しいなあ。

ハタハタ:ロボットと考えなければいいッスよ。それこそ『マイクラ』のスキンを再現した巨大ロボットとかもシンプルだけどアリっす。

Bros:それなら作れそう。ナイスアイデア!

ハタハタ:ロボットっぽい関節部分などは自分が組み上げるッス。親方は巨大スキン部分をお願いするッス。

Bros:見た目のインパクトを重視したほうがいい?

ハタハタ:合体ロボットは3体合体よりも4体合体といったように、数が増えたほうがインパクトあるッスよ。

Bros:じゃあ“頭・胴体・右腕・左腕・右足・左足”の“6体合体”を目指してみるよ。

『Minecraft(マインクラフト)』
▲合体ロボの建設をはじめるBros&ハタハタ。どうやら、各パーツは動物の巨大スキンがモチーフのようだ。

【こむろっく&ケンジの建設現場】

こむろっく:よし! この勝負もらったでゲス!

ケンジ:さすがこむろっくさん! もう何を作るのかが決まってるのでごわすね。

こむろっく:最初ガン○ムがダメ出しされたときはあせったでゲスけど、すぐに別案を出せるのがこむろっくが天才建築家と呼ばれる理由でゲスよ。

ケンジ:普通に巨大ロボットと考えると、やはり2足歩行でごわす。王道でいくでごわすか?

こむろっく:甘いでゲス! その考えでは、凡人のBrosとハタハタと同じでゲスよ(同じものを作ったら建築技術で負けそうでゲスし)。

ケンジ:なら足がキャタピラになっているタンク型のロボットとかでごわすか?

こむろっく:ふふふ……違うでゲス。我々が作るのは“4足歩行”の超巨大ロボットでゲス。

ケンジ:こ、これは! 圧倒的なデカさでごわす!!

こむろっく:ロボットといえば、まずは大きさで圧倒するのがセオリーでゲス。

ケンジ:勉強になるでごわす。しかし、これだけ大きいと制作にも時間がかかりそうでごわすね。

こむろっく:そのとおりでゲス。というわけで、ケンジはさっそく建設に取り掛かるでゲス!

ケンジ:えっ! こむろっくさんは!?

こむろっく:上の人間が指示を出して現場が忠実に再現するのがこむろっく帝国(仮)の理念でゲス。それが現代的な建設で&合理的な思考でゲスよ。あと、何よりもケンジのことを信頼してるでゲス(にっこり)。

ケンジ:うおおおお! そこまで評価してくれるとは、おいどん涙が止まらんでごわす!! このケンジ、こむろっく帝国(仮)にふさわしいものを作るでごわす!

こむろっく:(ケンジが単純で助かるでゲス。ラクできてえらそうにできるのは最高でゲスね!)

そびえ立つ巨大ロボット
『Minecraft(マインクラフト)』
▲ケンジが1人で組み上げていく巨大ロボットを見上げるこむろっく。今にも動き出しそうな迫力と圧倒的なサイズに満足して勝利を確信する。肝心の胴体部分を確認せずに……。

クリエイト3番勝負・第1戦【お題:巨大ロボット】

Bros&ハタハタチームの作品
『マイクラ』合体ロボット“ブロスライガー”ここにあり!
『Minecraft(マインクラフト)』
▲『マイクラ』で使用可能な各種スキンを再現した合体ロボ。体の各所に9種のスキンの顔が組み込まれている。

< 注目ポイント >

【Point 1】頭部と胴体はガラッと変える
『Minecraft(マインクラフト)』
▲胴体には雄々しいライオンを使い、頭部は愛くるしいチキンを使用。全身の1番目立つ場所にギャップがあるパーツを使ったことで、より印象的なフォルムに仕上がっている。
【Point 2】両足はピッチピッチ!
『Minecraft(マインクラフト)』
▲両足はサメとイルカの魚類で統一。顔だけでなく胴体と尾ビレまで再現しているのが特徴だ。この巨体で尾ビレを使って歩くことを想像したら意外とかわいいかもしれない。
【Point 3】水鉄砲が出そうな左腕
『Minecraft(マインクラフト)』
▲エンダーマンの肩から象の顔がつながっている左腕。牙と鼻を大きく見せることで象らしさをアピールしている。鼻からは強烈な水鉄砲を撃てそうだ!
【Point 4】かわいさと威力を備える
『Minecraft(マインクラフト)』
▲『マイクラ』ではおなじみのクリーパーにパンダの顔がつながった右腕。クリーパーの爆発により、パンダの顔が飛び出るロケットパンチが切り札だ!

Bros:こちらが完成した“超合体ブロスライガー”だ!

ハタハタ:なんで6体合体って言っていたのに、股間部分を増やして7体合体にしたッスか! しかも、股間にあるのが僕と同じ顔のスキンってどういうことッスか!!

Bros:えっ? 見た目のインパクトが大事って言っていたから。ちょうど股間部分に余裕があったし。

ハタハタ:ほかのスキンでもよかったじゃないッスか!

電撃PS編集長:おぉ、でかいな。でも、なんで股間がハタハタなの?

ophion:目立つ部分だけに減点ポイントですね。股間にハタハタなんてわいせつ物ちんれつ罪でしょう。

あんまさ:全体のテーマは悪くないのに惜しいですね。

Bros:ヤバイ! 股間のハタハタが大不評だ!!

ハタハタ:勝手に人の顔を股間に配置した親方のせいッス!

ophion:足のチョイスはおもしろいですね。左足のイルカ、右足のサメは、尾ビレがつま先みたいになっています。

あんまさ:スキンの顔を再現しただけでなく、全身像をうまくロボットのパーツに組み込んでいるのがポイント高いです。

電撃PS編集長:腕のパンダはロケットパンチ、ゾウは鼻から砲撃ができそうなので、攻撃性能も兼ね備えているのかな?

ophion:股間のハタハタは余計でしたが、うまく7体合体できているのが好印象ですよね。

Bros:いやいや、横からも見てください。

電撃PS編集長:あっ! 右肩がエンダーマンで、左肩がクリーパー!

ophion:これは……! 9体合体ロボット!!

あんまさ:これで股間をつぶせたらなあ……。

ハタハタ:股間のことは忘れてほしいッス!

電撃PS編集長:Brosが使っている“Chiken in a Suit”の頭も違和感あるけどな。ライオンを頭にしたほうがよかったのでは?

Bros:そこはこだわりなので。でも、ハタハタを股間に持ってくるのは失敗だったと反省。ハタハタという響きが減点になっている気もするので、ここは羊のスキンということで。

ophion:あー、それならギリギリ許せますね。

ハタハタ:自分を減点ポイントにするのはやめろッス! そもそも親方が目立たせようとして悪ノリしたのが問題ッスよ!!

Bros:むう……、ロボットって難しいな(汗)。でも、どのぐらいのスキンを盛り込めるか、作っていて楽しかったよ。

あんまさ:『マイクラ』っぽいロボットに仕上がっているので、アイデアとしてはよかったんですけど、ちょっと建築者の自己主張が強かったのがマイナスでしたね。

ophion:『マイクラ』のスキンを再現するだけで大部分を作れるので、誰でもマネしやすいのも◎でした。

電撃PS編集長:でも股間だけはマネしちゃダメよ!

ハタハタ:もうほっといてほしいッス(泣)。


こむろっく&ケンジチームの作品
“原案:こむろっく/建築:ケンジ”の分業体制が作り出したものは!?
『Minecraft(マインクラフト)』
▲地上にいるものを踏みつぶして歩くパワフルなロボット。と思いきや、胴体部分はかわいいウサギがモチーフに!?

< 注目ポイント >

【Point 1】今にも歩き出しそう!
『Minecraft(マインクラフト)』
▲4本の足はそれぞれ同じ形にせず、右後ろ足をかたむけた。次の一歩を踏み出す前の状態を演出することで、巨体が動き出すかのように見える。
【Point 2】心優しい寒冷地対策
『Minecraft(マインクラフト)』
▲雪原に建設された“こむろっくウォーカー”が寒そうと思ったケンジは、首もとにそっと赤いマフラーを巻く。優しさでできた防寒具で心が温まる。
【Point 3】足を動かすための駆動部
『Minecraft(マインクラフト)』
▲1歩1歩踏み出すための関節部分も作成。傾斜のある地形でも対応できるようにしてある。また、巨体を支えられるように、全体のバランスにも細心の注意をはらった。
【Point 4】ブースターで高速移動!?
『Minecraft(マインクラフト)』
▲胴体の下には巨大なブースターが設置。起動すると飛行形態となり足部分が切り離される。こむろっくウォーカーの足が破壊されたとき、胴体部分の緊急脱出装置として役立つ?

電撃PS編集長:あれ? こむろっく&ケンジチームの建設現場に来てみたけど足しか見えない。このロボットは未完成?

こむろっく:そんなわけないでゲス! ちゃんと見上げてみるでゲスよ。これぞこむろっく帝国(仮)を世に知らしめる超巨大ロボット“こむろっくウォーカー”でゲス!!

ophion:おお……この足はよくできている!

あんまさ:足の関節部分がロボットらしくて高ポイントです。

こむろっく:おまえら、足以外もちゃんと見るでゲス!

電撃PS編集長:足が長すぎて、見上げるだけだと全身がまったく見えない。このロボットって胴体部分はどうなっているの?

ケンジ:ちょっと離れてから見るでごわす。顔や胴体は、こむろっくさんがスキンで使っているウサギをモチーフにして、老若男女に受けるようにかわいらしく仕上げたでごわすよ。

こむろっく:どええええ! 迫力を出すって言っていたのに、なんでかわいらしくしちゃってるんでゲスか!?

ケンジ:……え? 設計図には“胴体部分はこむろっくを象徴するものに”としか書いていなかったでごわすよ?

こむろっく:いやいや! 足部分が重厚感ある作りなのに、胴体部分がかわいいウサギだったら違和感ありまくりでゲス!

電撃PS編集長:というか、なんでこむろっくは完成するまで胴体部分がどうなっているかを知らないんだよ!

こむろっく:ギクッ! そ、それはでゲスね……。

ケンジ:こむろっくさんは設計図を自分に託し、現場作業をすべて任せてくれたでごわす。そして完成後は、下から見上げただけでゴーサインを出してくれたでごわす。

ophion:つまり、こむろっくはおおざっぱなアイデアだけ出してケンジに建築を丸投げし、完成したあとのチェックすらおこたっていたということですね。

電撃PS編集長:こむろっくの存在だけで激しく減点だな。

ケンジ:胴体部分のチャームポイントは、首に巻いている赤いマフラーでごわす。雪原に建てたから寒そうだったでごわす。

こむろっく:マフラーとかオシャレなものじゃなくて、機関銃や大砲とか、もっと攻撃的な兵器を作れでゲス!

あんまさ:ケンジの優しすぎる心が裏目に出ましたね。でも、胴体の下にミサイルみたいなものが付いています。

ケンジ:これはブースターでごわす。いざというときは飛行形態になって空中を飛ぶことができるでごわす。

電撃PS編集長:これで空中を飛ぶと、足がすごく邪魔にならない?

ケンジ:飛行形態のときは足を切り離すから大丈夫でごわす。

ophion:それだと最初から足がいらないような気が……。

電撃PS編集長:俺はけっこう好きかも。悪のロボットがやられたときって緊急脱出装置で逃げるのがお約束だし。

こむろっく:逃げられるなら今すぐ逃げたいでゲス(泣)。

【結果発表】
編集長を含めた3人の審査員が集う

【審査員】
『Minecraft(マインクラフト)』

電撃PS編集長:アイデアのBros&ハタハタチームの“ブロスライガー”。迫力のこむろっく&ケンジチームの“こむろっくウォーカー”だったなー。

ophion:どちらもコンセプトがわかりやすかったです。ただ、両チームともに大きな欠点が……。

あんまさ:“ブロスライガー”は股間。“こむろっくウォーカー”は胴体と足の一体感のなさですね。

ophion:それでも“こむろっくウォーカー”の細かな部分はよくできていますよ。ケンジの建設技術におどろきました。こむろっくが最後まで建設にかかわっていたら、もっといいものができたのに。

電撃PS編集長:ケンジがかわいそうになってきた……。

あんまさ:Brosはロボットにくわしくないわりに、うまく各パーツに『マイクラ』のスキンを組み込みましたね。これは、もともと建築センスがあるからでしょう。バランスがいいです。

ophion:でも、よくよく見るとあまりロボットっぽくないですよね。動物系のスキンを多く使っているのが原因だと思います。

電撃PS編集長:ちゃんと見比べてみると、それぞれ長所と短所がハッキリしているな。ただ、個人的にはもっとメカっぽい作品があってもよかった気がする。

< 運命の投票タイム >

電撃PS編集長:あまり悩んでいても結果が出ない。さっそく投票に移ろう。まずophion!

ophion:んー“ブロスライガー”に1票。造形は“こむろっくウォーカー”のほうが好みですが、ちゃんと“『マイクラ』らしいアイデア”で作ったのが決定的です。股間のハタハタはいらないけど(笑)。

電撃PS編集長:なるほどね。あんまさは?

あんまさ“こむろっくウォーカー”に1票です。関節部分など、リアルなこだわりを感じました。一方の“ブロスライガー”は、あまりロボットに見えないんですよね。どちらかというと怪獣かなあ。

電撃PS編集長:都合よく票が分かれたな。となると、勝敗を決めるのは俺の1票か!

ophion:どちらがよかったですか?

電撃PS編集長“ブロスライガー”に1票! 作品としてはどっちもよかったけど、ハタハタの股間とこむろっくのダメさを天秤にかけたとき、こむろっくが下回った。

あんまさ:作品のデキじゃなくて作った人間への評価が決め手ですか(笑)。

第1戦の勝者はBros&ハタハタチーム!
『Minecraft(マインクラフト)』
▲まずはBrosとハタハタが先勝。クリエイト勝負はオリジナリティが大事だった。

< 連載企画・第13回に続く! >

【番外編】ophionのポリタンランド建設への道
“ポリタン像のたいまつを改造”

 “クリエイティブモード”で制作中のポリタンランド建設の様子をお届けします。


ophion:今回は小さなところにこだわりを持ってポリタン像のたいまつを改築しました。

Bros:ポリタン像が持っているたいまつをオレンジのステンドグラスでおおったのか。

『Minecraft(マインクラフト)』
▲たいまつの先端部のガラスをオレンジのステンドグラスにチェンジしたことで、より炎の質感が再現された。

ハタハタ:普通のガラスよりも違和感がなく、溶岩との一体感が増したッスね。

こむろっく:すごく熱そうでゲス。でも、ステンドグラスに変えるとき、少しでもミスをしたら溶岩があふれていたでゲスね。

ophion:ガラスを壊したあと、すぐにオレンジのステンドグラスに変えないといけなかったので緊張しましたよ。

Bros:ちょっと待って! それってミスしたら溶岩があふれ出て、ポリタン像に引火していた可能性があるんじゃないの!?

ケンジ:ポリタン像はウール製なので、燃え移ったら消火するのはきついでごわす。

ophion:万が一燃え上がったときのため、写真を撮影する準備はしてましたよ。インパクトのある写真になりそうだったので。

Bros:そういう問題じゃない!

ophion:まあ実際は、まわりに土ブロックを敷いて防火対策をしておきましたけど。

こむろっく:なんかophionが電撃工務店で1番ゲスい気がするでゲス……。

“電撃工務店”のお仕事(ポリタンランドに建設してほしいもの)大募集!

 “電撃工務店”による連載は、12月10日(木)より発売中の『電撃PS Vol.604』でも、引き続き掲載中です。現在の活動の様子を知りたい方は、そちらもチェック!

 また“電撃工務店”は、ポリタンランドに作ってほしいものを募集中です。電撃PS付属のハガキやメールで募集を受け付けているので、ぜひご応募を!

【募集】
ポリタンランドに建設してほしいもの

 ポリタンランドに作ってほしいものを読者のみなさんから募集中です。自分では作れなさそうな難しいものでも、一風変わったものでもOK。採用されたアイデアは“電撃工務店”が、がんばって実現します!

 下記の例を参考に、ポリタンランドにこんなものがあったら楽しいと思うアイデアを送ってください。アイデアは具体的なものでも、こんな感じのものというようなイメージでもかまいません。

【応募例】
・“レッドストーン”を使った自動●●装置
・ダンジョンの難易度を一気に上げるワナ
・現実にあるあの建物を再現
・PvPをより楽しむためのギミックたっぷりのフィールド

【応募方法】
 電撃工務店に作ってほしいものを、本誌最新号に付属のアンケートハガキに書いて送るか、応募用のメールアドレス(dps-minecraft@ml.asciimw.jp)に送ってください。メールの場合は、氏名、ペンネーム、年齢、性別、マイクラ歴、電話番号もあわせてお送りください。

 ※アイデアの採用は、誌面での掲載を発表に代えさせていただきます。
  『マインクラフト』記事掲載号の誌面にて順次、ペンネームとあわせて掲載させていただく予定です。
 ※お客様の個人情報は、本企画の運営にのみ使用いたします。

'Minecraft' is a trademark of Notch Development AB

データ

▼『電撃PlayStation Vol.604』
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2015年12月10日
■定価:657円+税
 
■『電撃PlayStation Vol.604』の購入はこちら
Amazon.co.jp

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