2015年12月26日(土)

電撃文庫『アウトロー×レイヴン』は光刃使いのアウトローが銀河を救う、快刀乱麻のスペースオペラ!!

文:電撃オンライン

 長月渋一先生が執筆する電撃文庫『アウトロー×レイヴン』の紹介記事をお届けします。

『アウトロー×レイヴン』

 物語の見どころ

賞金稼ぎの少年が狙うのは、3億円のお姫様――!?
未知との出会いと冒険に胸躍るスペースオペラ、いよいよ開幕!!

 寒さが厳しくなり、夜空の星が美しさを増す季節になりました! 世間では油井宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終え、ソユーズ宇宙船で地球に帰還する一大イベントも……。

 高まる宇宙へのロマン!! こういう時だからこそ、私達を重力から解放してくれるような胸躍るスペースオペラを読んで、均分爽快になりましょう♪

 電撃文庫『アウトロー×レイヴン』は、宇宙で活躍する賞金稼ぎのお話。地球生まれの17歳、ジン・カツヒラとその師匠兼船長のヴォーガ・スターランナーは、スリーピース号に乗って賞金首を捕まえる日々を過ごしています。

『アウトロー×レイヴン』

 ある日、ジンは報奨金3億ダラス(日本円で3億円ぐらい)の誘拐事件に挑もうと、師匠に相談します。誘拐されたのはリィズ・シングマールという16歳の少女。彼女は惑星クワントールの姫君で、惑星創造学を専攻する優秀な研究者でもある有名人です。

 大学の研究室から“危険物”とともに消えたというリィズ。 師匠のヴォーガは高額=危険だからとこの仕事を拒否。一方、ジンは難病を患っている妹の入院費やリィズへの個人的な興味もあり、独断で調査を始めるのですが……。

 ただの誘拐事件と思いきや、宇宙の軍事バランスを左右する破壊兵器“ヴァーミリオン”の存在がからんできて、銀河を巻き込んだ大騒動へ発展していくのが最大の見せ場!

 苦境の中でも持ち前の明るさと不屈の精神を忘れない主人公・ジンの活躍が光ります!! 半人前の己と向き合う少年の成長譚、お姫様との恋の行方、師匠との熱い絆のドラマ、壮大な冒険劇などなど、エンターテイメントとしての魅力がぎゅっと詰まっているのが楽しい!!

 読み終わったころにはきっと、「オレもがんばるぞ!!」と前向きな気分になること請け合いです!

 登場人物の見どころ

かわいかったり、おもしろかったり、シブかったり……。
ジンを取り巻く人々はどれも魅力的なんです!!

 本作の登場人物たちは、それぞれに魅力的です。誰か1人を選ぶことができなかったので箇条書きにして紹介しますね!!

1:リィズ姫の聡明っぷりや愛らしさ。地球産のチョコ菓子・アポロンが好き♪

2:お兄ちゃんのことが大好きだけど、顔を合わせると素直になれず拗ねる妹・シイカ。

3:海兵でもないのに「金曜日にはカレーを食うんだ」と意固地になって主張する師匠。

4:女性型アンドロイドだけで構成される海賊団ソウ・ザ・シードのドSっぷり。

5:ジンとシイカを心から愛しながらも運命に打ち勝てなかった両親の想い……。

 ――スペースの関係でこれ以上は割愛しますが、とにかく印象的なエピソードがたくさん詰まっています!!

 本作は、人間ドラマが熱いので「スペースオペラ系は好きじゃないんだよな」という読者の方が読んでも、SF設定が難しいと感じることはないはずです!!

データ

▼『アウトロー×レイヴン』
■著者:長月渋一
■イラスト:Garuku
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:KADOKAWA
■発売日:2015年12月10日
■定価:630円+税
 
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