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2016-01-14 14:00

『もし、この世界に神様がいるとするならば。』来実マサト役・緑川光さんインタビュー完全版

文:ガルスタオンライン

 “もし神様がこの世界にいるとするならば。私の願いは、たった一つ。彼と一緒に、生まれ変わりたい。”――Rejetが贈る純愛乙女ゲーム『もし、この世界に神様がいるとするならば。』より、来実マサト役・緑川光さんの収録後インタビューが到着。電撃Girl’sStyle1月号に掲載されたインタビューの完全版をお届け!

『もし神』来実マサト役・緑川光さんインタビュー完全版 『もし神』来実マサト役・緑川光さんインタビュー完全版
▲通常版ジャケットイラスト▲来実マサト(声:緑川光)/物腰柔らかで人望があり、老若男女問わずモテる主人公の兄。過去に大きなトラウマを抱えているが、詳しくは話したがらない。
『もし神』来実マサト役・緑川光さんインタビュー完全版

――収録を終えての感想をお願いいたします。

 本作のワード数はかなり多かったので、ひと仕事を終えたなという感じがすごくしております。じつは、事務所から本作の話が来たとき、マサトは攻略キャラではないと言われたんですよ。最初はそんなに情報が入って来ないということもあり、わりとそういう間違いが起こることがあるんですけどね。なので、ワード数的にはけっこうなボリュームがあるけど、主人公のお兄さんだから優しく彼女をフォローする立場なのかなと思っていたんです。そしたら、「あれ? 攻略キャラ? しかも、わりとクセがある子だぞ」となって(笑)。でも、それは演じ手としてはとてもうれしい誤算でした。

――演じられたマサトはいかがでしたか?

 マサトは主人公の兄であり、彼女と同じ学校に通うほかの男の子たちとは立場が異なるわけですが、それ以外にも、さまざまな面からとても特殊なキャラクターなんです。その特殊な面から、本作の世界観にとても関わった感覚があります。

――優しくて人望もあるマサトは一見完ぺきに見えますが、どんなところが短所だと思いますか?

 短所といいますか、罪といいますか、かわいい妹が近くにいてしまったことじゃないかなと思いますね。けっこう甘やかしちゃってますから(笑)。

――マサトは大きなトラウマを抱えているということなのですが、ズバリ、眼帯とは関係ありますか?

 どうでしょう? そこは、プレイしてからのお楽しみということでお願いしたいです。本作には、周回プレイしてようやく真相にたどりつけたり、意味がわかるとゾクっとしたりする仕掛けが、そこかしこに散りばめられています。僕も台本を読んでいって、抱いていた違和感の理由に気がついて驚かされたりしました。そういう体験を、みなさんにもぜひ味わっていただきたいです。そのほうが、断然おもしろいと思いますから。

――「もし神」の公式サイトやガルスタ本誌で掲載された本作のショートストーリーでのマサトは、男の子たちが主人公にあまり近づいてほしくないような発言をしています。ゲームでは、彼女に近づけないように男の子たちをけん制したりする場面はありますか?

 かなりしてますよ。マサトはメインの男の子たちとも、九鬼兄弟たちとも仲は深めません。妹ラブです(笑)。

――主人公とはどんな恋愛が描かれていくのでしょうか? 

 恋愛では、マサトの特殊さが目立っていきます。彼の主人公への想いは、ときに切なく、ときに異常にしか見えないと思います。人間誰しも、心のなかに黒い部分というのはあると思うのですが、マサトはその部分が非常に複雑なんですよ。また、彼はかなり独占欲が強いです。あと、フェチです(笑)。そういうちょっと危ないシーンは、印象に残っています。また、ある人物との会話は演じていてとても楽しかったです。

――主人公はマサトを心の拠りどころにしているということですが、「依存」とは違うのでしょうか?

 依存ではないです。主人公は異性を引き寄せる特異な体質を持っているがゆえに、いじめられがちなところがあるんですよ。そんななかで、いつも自分に優しくしてくれるマサトの存在は、主人公にとって純粋に安心できる存在なんだと思います。

――本作には「もし神様がこの世界にいるとするならば。私の願いは、たった一つ。彼と一緒に、生まれ変わりたい。」というキャッチコピーがあります。もしご自身が何か1つ神様にお願いをするなら、どんなことを願いますか?

 ドラえもんの道具の1つである、「もしもボックス」が欲しいです。子どもの頃、ドラえもんの道具で何が欲しいかとみんなで話したことがあるんですよ。そこで、周りは「タケコプター」や「どこでもドア」などをあげていたのですが、僕からしたら何を言っているんだと! そこは、「もしもボックス」だろうと。だって、それを使って「もしもドラえもんがいたら」と言えば、あとは必要な道具をドラえもんに出してもらえばいいわけですからね。すべて解決です(笑)。

――「もしもボックス」一択なんですね(笑)。

 もちろんです。すべてお試しできますし、神になることも可能ですから。この質問の答えとして、すごくきれいにまとまった気がします。「もしもボックス」という名前も、本作のタイトルに少しかかってますし(笑)。

――最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。

 本作は、RejetさんのPS Vitaでの初のオリジナル作品ということで、ボリューム的にも、シナリオ的にも、とても気合が入っております。そんな作品に参加させていただけるだけでも本当にうれしいことなのですが、さらに、マサトという演じがいがあるキャラクターを任せていただけたことが大変光栄です。

 すべてのキャラのルートがかなり作り込んでありますので、みなさんにはぜひ全ルートをやっていただき、たっぷりと楽しんでいただきたいです。そして、どんなささいなことでも構いませんので、本作の感想を聞かせてください。とても励みになりますので、どうかよろしくお願いいたします。

データ

▼『もし、この世界に神様がいるとするならば。』通常版
■メーカー:Rejet
■対応機種:PS Vita
■発売日:2016年2月25日
■価格:5,800円+税
 
■『もし、この世界に神様がいるとするならば。』通常版の購入はこちら
Amazon.co.jp
▼『もし、この世界に神様がいるとするならば。』限定版
■メーカー:Rejet
■対応機種:PS Vita
■発売日:2016年2月25日
■価格:7,800円+税
 
■『もし、この世界に神様がいるとするならば。』限定版の購入はこちら
Amazon.co.jp
▼『もし、この世界に神様がいるとするならば。』ダウンロード版
■メーカー:Rejet
■対応機種:PS Vita
■発売日:2016年2月25日
■価格:5,023円+税

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