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2016-01-13 22:04

『もし、この世界に神様がいるとするならば。』九鬼シズカ役・保志総一朗さんインタビュー完全版

文:ガルスタオンライン

 “もし神様がこの世界にいるとするならば。私の願いは、たった一つ。彼と一緒に、生まれ変わりたい。”――Rejetが贈る純愛乙女ゲーム『もし、この世界に神様がいるとするならば。』より、九鬼シズカ役・保志総一朗さんの収録後インタビューが到着。電撃Girl’sStyle1月号に掲載されたインタビューの完全版をお届け!

『もし神』九鬼シズカ役・保志総一朗さんインタビュー完全版 『もし神』九鬼シズカ役・保志総一朗さんインタビュー完全版
▲通常版ジャケットイラスト▲九鬼シズカ(声:保志総一朗)/七科高校に転校してくる、九鬼兄弟の次男で、ヒカルとは双子。非常にあざとい性格で女好き。兄のヒカルにコンプレックスを感じ反発している面も。

――収録を終えての感想をお願いいたします。

 ボリュームのあるシナリオで、セリフもたくさん録りましたので、無事に終わってほっとはしているんですけれども、終わってしまってさみしい気持ちのほうが大きいです。といいますのも、シズカがおもしろいキャラクターだったんです。九鬼三兄弟たちのなかでも、かなりクセが強いタイプの子でしたので、楽しく演じさせていただきました。できることなら、もっとしゃべりたかったです。

 また、本作にはダミーヘッドマイクで話す部分もあるんですね。普通のマイクではできないアプローチの芝居の仕方などがあって、難しい部分はあるんですけれども、シズカのあやしさをよりいっそう表現することができたのが印象的でした。

――シズカの人との接し方や話し方から、自ら敵を作るタイプに見えるのですが……。

 あまり人に好かれるタイプではないし、シズカ自身も周りを気にしない子なので、周りにいたらやっかいなタイプだと思います(笑)。あと、もし実際にいたら、周囲の目にはかなり変わっている子に映るんじゃないかな。

 彼はライブハウスといったにぎやかなところが好きという今風な子の部分もあるのですが、どこか浮世離れしている空気を持っているんですよ。そんなシズカに寄ってくる女の子もけっこういる感じでしたね。彼も女の子が大好きなのですが、彼女たちに対しては優しくするというよりも、オレ様な感じだと思います。

――来る者拒まず、去る者追わず的な感じでしょうか。

 拒んでないですね。かなりオープンでしたよ。シズカのような外見の子に対しては、仲よくなりたいと思っても手が届かさなそうなイメージがありますけど、彼はその点、意外とハードルが低いのかなと思いました(笑)。

――シズカが集めているブラビディというグッズがあるのですが、保志さんはかわいいと思いますか?

 僕は好きですよ。こういったグッズを制服に身につけているあたりが、「若いな」って思います。高校生だから、当たり前なんですけどね(笑)。自分のなかでは、ブラビディの姿はどこかなつかしい感覚を覚えます。

――シズカは双子なのに自分よりも能力があるヒカルに対して、コンプレックスを抱いていますよね?

 そうですね。でも、僕には彼らが双子という感じがあまりしないんですよ。ヒカルがとてもしっかりしているのもあり、年の近いお兄ちゃんに見えるんです。シズカは多少、ヒカルを憎く思う部分もあったかもしれませんが、一緒に話しているときなどは、なんだかんだいっても家族だなって感じました。

 例えば兄弟同士で確執があったりしても、結局家族だから本気で憎しみ合えない場合もあると思うんです。彼らの関係も、そういう複雑な部分があるように見えました。ただ、ルートによってはシズカの立ち位置が異なるため、ヒカルへの態度も変わったりしますので、各ルートでさまざまなやりとりを楽しんでいただけるかと思います。

――アキラに対してはいかがですか?

 アキラに対しては、自分の知らないところで動いているのを知りつつ、放っておいている感じです。なので、とくに憎んでいるというのはないですね。

――シズカは戦いではどんな感じなのでしょうか?

 シズカは普段、感情の起伏が激しいわけではないので、基本的には余裕を持って相手をしている感じです。ただ、けっこうエキセントリックな子なので、狂気的になるときもありました。そういうときの彼の姿を見たら、かなりヤバイと感じるんじゃないかなと思います。

――主人公やメインの男の子たちとはどう関わっていくのでしょうか?

 主人公がモテる子なんですけれども、シズカにとっても彼女は自分の周りにはいない特別な存在なんです。なので、いつもは自分から女の子に言い寄るなんてことはしないのですが、主人公に対しては自分から迫っていきますね。ただ、彼女の扱い方が乱暴な部分もあるため、ひどいやつだなと思いました(笑)。

 主人公たちと敵対する相手として登場する悪役なポジションでも、本当はそこまで悪くない一面があったりするじゃないですか。でも、シズカの主人公に対する最初の接し方を見たときは、「あれ? 本当にただの悪いやつじゃないか?」って思ってしまいましたからね(笑)。彼は目的のためには手段を選ばないところもあるので、ちょっとびっくりしました。

――主人公にとって、シズカはかなり危険な存在ということでしょうか。

 危険ですよ、男の子にとっても。かなり危険な相手になるかと思います。

――主人公と出会ったことで、シズカのなかで変化していくものとかはあるのでしょうか?

 さまざまな状況などから主人公に対する理解はあるのですが、いろいろなルートで複雑にからんでいくので、ストーリーごとにシズカのなかに起きる変化も変わっていきます。彼女に惹かれていく部分もあると思うのですが、残念なことに攻略対象ではないので(笑)。もし、本作が展開して、彼が攻略できるなんてことになったら、そのときはもう少し救われてほしいなと思います。

――本作には「もし神様がこの世界にいるとするならば。私の願いは、たった一つ。彼と一緒に、生まれ変わりたい。」というキャッチコピーがあります。もしご自身が何か1つ神様にお願いをするなら、どんなことを願いますか? 

 1つって、難しいですよね。5つぐらいあったらなんとなく絞れるんですけど、1つとなるとどれを重視するか……。こういった願いで、昔に戻ってやり直すとか、生まれ変わるとかありますけど、けっこう賭けだなって思うんですよ。やり直して今よりうまくいかなくなったら怖いですし、生まれ変わるにしても、どんな境遇のもとで生まれ変わるのかわからないじゃないですか。だから、神様へのお願いは……どうしようかな……今後の生活を保障してもらいたいです!

――現実的な願いに(笑)。

 一番リスクが少ないかなって(笑)。この願いなら、過去に戻るリスクもなく、今のままの状態で先の心配もいらなくなりますからね。でも、こういうのを考えているときはすごくわくわくするんですけど、別に叶うわけではないじゃないですか。なので、パッと我に返って冷静になると、すごくむなしくなっちゃいますね(笑)。

――最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。

 キャラクターごとにストーリーがあり、全体的にとても凝った内容になっています。なので、プレイするたびに気になる要素が次々に出てきて、どんどんハマっていくゲームになっているかと思いますので、僕も収録しながらプレイしたいなと感じました。でも、僕がプレイしたら自分のキャラ的に、メインキャラたちと主人公との恋愛を見せつけられる感じがして、はがゆい思いをしてしまうかもという思いもあったり(笑)。

 ただ、プレイしてくれるみなさまには、本作の恋愛はもちろんのこと、大ボリュームのシナリオと複雑なストーリー展開を楽しんでいただきたいです。そのなかで、僕が演じたシズカがおもしろいポジションで主人公に迫っていくと思いますので、そこにも注目していただけたらうれしいなと思います。発売されたら、ぜひ遊び尽くしてください! 『もし神』が今後も展開していったらいいなと思いますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします。

データ

▼『もし、この世界に神様がいるとするならば。』通常版
■メーカー:Rejet
■対応機種:PS Vita
■発売日:2016年2月25日
■価格:5,800円+税
 
■『もし、この世界に神様がいるとするならば。』通常版の購入はこちら
Amazon.co.jp
▼『もし、この世界に神様がいるとするならば。』限定版
■メーカー:Rejet
■対応機種:PS Vita
■発売日:2016年2月25日
■価格:7,800円+税
 
■『もし、この世界に神様がいるとするならば。』限定版の購入はこちら
Amazon.co.jp
▼『もし、この世界に神様がいるとするならば。』ダウンロード版
■メーカー:Rejet
■対応機種:PS Vita
■発売日:2016年2月25日
■価格:5,023円+税

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