DENGEKI ガルスタオンライン

総合 > ガルスタオンライン > ドラマCDシリーズ『ようこそ声優寮へ! Vol.6』八代拓さん&森久保祥太郎さんインタビュー完全版を公開!!

2016-01-15 18:00

ドラマCDシリーズ『ようこそ声優寮へ! Vol.6』八代拓さん&森久保祥太郎さんインタビュー完全版を公開!!

文:ガルスタオンライン

 avexが贈る女性向けドラマCDシリーズ『ようこそ声優寮へ!』。先輩声優と後輩声優がペアとなって一緒に暮らす声優寮を舞台に、新人声優たちの悩みや先輩との絆が描かれる。今回は、電撃Girl’sStyle2月号でお届けしたVol.6のキャストインタビュー完全版をお届け!! 同じ事務所の先輩後輩という間柄の森久保祥太郎さんと八代拓さんに、本作の魅力や聴きどころなどを聞いてみました!!

『ようこそ声優寮へ! Vol.6』八代拓さん&森久保祥太郎さんインタビュー完全版

――今回のお話をいただいたときのお気持ちを教えてください。

八代:「歌って踊れる声優」ということだったので、台本をいただくまでは僕らが歌って踊るのかな? ヤバイな、と思っていたんです(笑)。ですが、台本をいただいたらそうではなく、声優業界をとてもファンタジーに描いていた作品だったのでおもしろいなと思いました。

 波弥都は先輩を呼び捨てにしたり、タメ口を聞いたり、僕の感覚からしたら考えられない言動が多かったです。逆に、そういう積極的なところや向上心が高いところが彼の魅力なんじゃないかなと思います。

――なかなか現実では考えられない設定ですよね。森久保さんは、実際に後輩から呼び捨てにされた経験はありますか?

森久保:そうですね。呼び捨てにされたことはないですが、大先輩を呼び捨てしちゃったことはあります(笑)。

八代:ええ!!

森久保:とても可愛がってくれる大好きな先輩から、日本酒をすすめられて、うれしくなって飲みすぎてしまったんです。それで気付いたときには、自分の家で寝ていて……まったく記憶がなかったんですけれど、何かをやってしまったような気はしていました。それで先輩に謝りの連絡をしたら、「大丈夫大丈夫、ずっと俺のこと呼び捨てにしてただけだ」と言われて……。突然はしゃぎはじめて、呼び捨てしていたらしいです。

八代:その絵をすごく見てみたいです(笑)。

森久保:以来、その先輩と飲むと必ずそのとき飲んでいた〆張鶴という日本酒をすすめられて、僕は断れないんです(笑)。

――とても心の広い先輩なのですね。森久保さんは今回のお話をいただいたとき、どんなお気持ちでしたか?

森久保:実際に台本を読んだときは正直「なんじゃこりゃあ!?」と思いましたが、読んでいくうちに「これはこれで楽しいぞ!」となってきました。これを聴いたみなさんが「これが声優界なのかあ」と思ってしまったら、相当スゴイ世界に僕たちはいることになりますよ。僕たちの世界は、この500分の1くらい地味なものなんですけれど(笑)。

 それと、事務所の後輩でもある八代くんとは共演はしていても、今回のようにガッツリかけ合うのははじめてなので楽しみでしたね。

――シナリオも、かなりおもしろい展開をしていましたが……。

森久保:楽しかったですよ。真剣にやればやるほど、おもしろさが溢れてくるようなセンスのいい台本だなと思いました。もっとおもしろくできると思って、1回録ったものをまるっと全部録りなおしたシーンもあります。

八代:はい! お互いどんどんヒートアップしていきました。

森久保:キャラクター2人の個性がとくに出せるシーンだったので、もっとイケるなと思ったんです。お風呂のシーンなので、ぜひ聴いていただきたいなと思います。本当に楽しかったです。

――そこはとくに聴きどころですね。続いて演じられたキャラクターについてですが、ご自身との共通点や共感できるところはありましたか?

八代:形は違いますが、波弥都が先輩に対してリスペクトを感じているところは共感できました。

森久保:航史郎は、声優寮と後輩たちのことをもっと活性化したいという想いがあってイノベーションをはじめるんですけれど、僕もその気持ちには共感できますね。僕も、事務所(ヴィムス)の後輩たちには先輩という立場なので。芝居とか役者をやるうえで僕が先輩から教わってきたことを、後輩にも渡してあげたいです。航史郎のやり方は極端ですが(笑)。

八代:ヴィムスは年に1回か2回、森久保さんのスケジュールに合わせて会社で飲み会をしているんですよ。

森久保:そう。新しく入った子たちの顔と名前を覚えたくて、僕が率先してそういう機会を作っていました。ですが、あるときから後輩たちが自主的にみんなを集めてくれるようになったんです。本当にうれしかったです。

八代:僕が入ったときには、もうそうなっていました。今年度は僕たちが、次は後輩によろしくね、と先輩たちから受け継がれているんです。

森久保:前までは、僕が唯一先輩風を吹かせる日だったんですよ。後輩を集めて、最近どうだ? とか聞いていたんですけれど、最近は呼ばれる側なので、おじいちゃんのようにちょんっと座って、みんなが騒いでいるのを見てニコニコしながらお酒を飲んでいます(笑)。

 これは事務所の自慢なんですけれど、ヴィムスはファミリー感というのを大事にしているんです。役者はライバルでもあるけれど、みんなで刺激し合っていい表現者になっていけるホームになればいいなあと思っています。

――まるで声優寮みたいですね。

八代:声優寮に入っている人たちは声優寮が好きじゃないですか。その気持ちが僕たちも本当にわかるんです。そういう気持ちが芽生えます。

森久保:役者は、いつまでやっていけるんだろうとか、なんだかんだ不安な職業なんです。1人だと余計に不安が大きくなって、あまりいい空気も生まれないと思うので、みんなで成長していくような空気が必要だと思います。声優寮もそういうことを考えて、作られたんじゃないかな?

――シナリオのなかで、航史郎は声優寮を聖地にする計画をたてました。森久保さんにとっての聖地はありますか? もしありましたら、理由もお聞かせください。

森久保:小学校から20歳頃まで住んでいた東京の八王子ですね。中学の同窓会で久しぶりに帰ってみたら、雰囲気も当時とは全然違うのに駅に降りた瞬間にわくわくしてきて、25年ぶりに友人とも会えましたし、たっぷりエネルギーをもらってきました。

 あと、下北沢ですね。劇団を立ち上げた街なので、そこでやってきたものが今の自分につながっていると思います。自分のキャリアがスタートした場所ですね。

八代:父親の実家です。福島なんですが、マッチでつけるストーブとか、においとか、おじいちゃんおばあちゃんの家の空気感が大好きでした。今は正月くらいしか行けていないんですけれど、そこで補充するものがとても多いんです。1番安心して休めます。

――波弥都は、航史郎に追いつこうとがんばってきました。八代さんご自身はどんな役者を目指していらっしゃいますか? 

八代:漠然としか言えないんですけれど、芝居をしているので、この人の表現がおもしろいと思われるような役者になりたいです。みんなに楽しんでもらえるような人間になりたいと思っているので、いろんなことを経験して、少しでも身にしたいと思っています。今はとにかくなんでも挑戦して、勉強したいです。

――波弥都と航史郎は武道館ライブの夢を叶えましたが、お2人が叶えたいと思っている夢はありますか?

森久保:1年ぐらい休みをとって、いろんなことを経験したり、世界中に行ったりして役者としての引き出しを増やしたいです。もっとギターもうまくなりたいですし、ほかにも習いたいことはいっぱいあります。興味がたくさんあるので手は出すんですが、それを突き詰めることがないので、思い切って1年くらい何かを突き詰めてみたいんです。この業界で生きていくために、そのくらい大胆なことをしてもいいんじゃないかなと。ただ、それはとても勇気のいることなんですよね。

――壮大な夢ですね……!! 八代さんはいかがですか?

八代:運転免許をとるという壮大な目標があります!

森久保:そうだよ。八代くんは自分のやっている番組で、髪の毛かけちゃったからね(笑)。

八代:そうなんですよ。年内に免許がとれなかったら、坊主にするということになっています。

森久保:今のスケジュールを全部NGにして免許を取ろう。1カ月くらい食べれなくてもいいんだ。僕はご飯を食わせることはできても、毛を増やすことはできないぞ。

八代:(笑)。

――掲載される頃には結果は出ていますね。では、最後にメッセージをお願いします。

八代:声優界としても、先輩と後輩の関係にしても、笑える部分もあったり、共感できる部分もあったり、聴きどころたっぷりなドラマCDなので、ぜひ聴いていただきたいです。よろしくお願いします。

森久保:ストーリーも跳ねた作品なので、楽しく聴いていただけると思います。根底に流れているものは、あながちこの業界にもちゃんとあると思うので、そのあたりも聴いていただきたいです。それと、チヒロくんの正体も今回のお話で明らかになりますので、楽しみにしていただければと思います。

――ありがとうございました!!

データ

▼『ようこそ声優寮へ!302号室 ~歌って踊れる声優~』春咲 波弥都/夏目 航史郎(cv.八代 拓&森久保 祥太郎)
■メーカー:avex
■発売日:2016年1月27日
■希望小売価格:2,500円+税

関連サイト