2016年1月26日(火)
1月23日・24日に幕張メッセで開催された東京大会を皮切りに、全国で順次開催中のイベント“次世代ワールドホビーフェア '16 Winter”。そのレベルファイブブースで、4月2日に発売の3DS用ソフト『妖怪三国志』が初プレイアブル出展されました。本記事では、試遊した感想をお届けします。
『妖怪三国志』は、コーエーテクモゲームスの人気タイトル『三國志』と、レベルファイブの『妖怪ウォッチ』のコラボレーションタイトル。ジバニャンをはじめとするおなじみの妖怪たちが、“武将妖怪”として登場します。
■注目記事
・『妖怪三国志』は本日発売! レア武将妖怪などが入手できる“週配信コイン”や“どきどきコイン”の情報をお届け
・『妖怪三国志』での戦い方ややり込み要素を紹介。武将妖怪2体による“コンビわざ”などが登場!
・『妖怪三国志』は4月2日に発売。『妖怪ウォッチ2』や『バスターズ』との連動で手に入る妖怪も判明
ストーリー
いつもの平和な毎日を過ごしていたジバニャン、コマさん、USAピョン。しかし、ひょんなことから“妖怪三国志”という不思議な本の中に吸い込まれてしまった!
本の中の世界は不思議だらけ! 謎の力で離れ離れになってしまった3体は、元の世界に戻るため旅に出ることに!
ヨロイ姿の妖怪たちの全く新しい冒険が今始まる!
今回の試遊版では主人公を選ぶことができませんでしたが、製品版ではジバニャン、コマさん、USAピョンの3体の中から主人公を選んで冒険することになります。
会場でプレイできるのはバトル部分がメインとなっており、通常妖怪で一通りの操作を体験したあとに、『妖怪ウォッチ』シリーズではおなじみの“ビッグボス”と戦うことができました。
ゲームを開始すると『妖怪ウォッチ』の人気キャラクターが、『三國志』で蜀と呉が同盟を組んで魏と戦う有名な“赤壁の戦い”を再現した舞台で、楽しい劇を披露。それが終わるとウィスパー孔明が登場し、ゲームの遊び方をわかりやすく説明してくれました。
▲ウィスパー孔明 |
『妖怪ウォッチ』ナンバリングタイトルはRPG、『妖怪ウォッチバスターズ』はアクションRPGというジャンルでしたが、本作のジャンルはシミュレーション。そのため、今までのシリーズとはまったく異なるシステムである、ターン制のバトルが展開していきます。
マップはマス状になっており、そのターンに操作できる妖怪が移動可能な部分が青く表示されます。赤いマスにいるのが敵の妖怪となっており、プレイヤーは各ターンに1度だけ、移動可能なマスの中から好きな場所に移動できるわけです。
▲ちなみに、自分が“とくい”とする妖怪、“ニガテ”とする妖怪がわかりやすく表示されるようになっています。ニガテな妖怪には近づかないようにしましょう! |
ところで、シミュレーションゲームを遊んだことがある人は経験したことがあると思いますが、マス状マップでは、次のターンには敵が周囲に集まってきて囲まれてしまった、ということがよくあります。戦略性の高いSLGが苦手な人や本作のようなマップのゲームを遊んだことがない……という人も、中にはいると思います。
しかし安心してください。本作では、移動先の候補として“おすすめ”が表示されるようになっています。移動先に迷ったりどう作戦を練ればいいかわからなくなったりした時は、おすすめのマスに移動してみましょう。SLGが初めての人も存分に楽しめます。
なお、移動後にコマンドで“めくる”を選ぶと、さまざまな効果(体力回復など)があるパネルをめくって効果を得ることができます。状況によってはマップ内を歩き回ってパネルの効果を得てからのほうが、敵妖怪とのバトルを有利に進められそうですね。
自分のターンでは、マスの移動以外に、敵を“こうげき”したり妖怪それぞれが持つ“ようじゅつ”や“とりつく”を使用したりできます。“ようじゅつ”と“とりつく”は使用回数に限りがあるので、ここぞという時に使うのがおすすめです。
▲こうげき。 |
▲ようじゅつ。2体同時攻撃ができるなど強力なわざです。 |
▲とりつく。味方を手助けするものと、敵を妨害するものがあります。 |
マップ内にある“妖気玉”を拾うことで、“妖気ゲージ”をためることができます。妖気ゲージを満タンにすると“ひっさつわざ”が使えます。ひっさつわざといえば、『妖怪ウォッチ』ナンバリングタイトルでは、発動にミニゲームのようなものをクリアする必要がありましたが、本作にもそれは健在。
3つのドラに向かって玉が飛んでくるので、ドラに重なるタイミングに合わせてボタンを押すかドラをタッチしてポイントがたまると、ひっさつわざが発動できます。
▲この画像だと、ウィスパー孔明の近くにある青いひとだまのようなものが“妖気玉”です。 |
一通りの操作を覚えたところで、いよいよ本番のビッグボス“赤鬼呂布”との戦いへ。通常の妖怪よりもはるかに大きなサイズのビッグボス。通常サイズなら1マスにつき1妖怪ですが、ビッグボスはサイズが大きいので数マス使用しており、非常に存在感がありました。
負けられない戦い! 妖怪たちを自分の思うとおりに配置して戦いを進めていき、妖気玉を狙います。しかし、狙っていた妖気玉を、目の前でビッグボスに取られるという展開に……。策士でした。
これだけならよいのですが、ビッグボスももちろん“ひっさつわざ”を使います。巨大な体で広範囲にわたる破壊力の高い攻撃を繰り出してくるので、みんな大ピンチに。ですが、ここは“次世代ワールドホビーフェア '16 Winter”という特別な場。ウィスパー孔明が体力を回復してくれました。ナイス!
いろいろと策をこうじつつ、ウィスパー孔明の援護を受けながらビッグボスを追い詰めましたが、あと1歩のところで終了の時間となってしまいました……。一緒に試遊した“たけのこ”は倒せたみたいです。悔しい。
●SLGならではの醍醐味を感じられる
『妖怪三国志』試遊を終えて一番に感じたのは、従来のシリーズとは違う戦略性の高さがとても楽しいということでした。特に、ビッグボスとの戦いは敵との距離感などの位置取りに頭を捻らされる場面が多々ありました。
筆者は初め、味方の妖怪で取り囲んで攻撃しまくっていましたが、ビッグボスの強力な攻撃に味方がダメージを受けてしまい、闇雲に戦うだけではだめだ! と思いました。
どこに味方の妖怪を移動させるかがその都度重要になってくるので、毎ターンとても考えさせられます。どの場所に移動させるのがよいのか、妖怪玉を相手に取らせずに自分が入手するにはどうすればよいのか。詰将棋をやっている感覚になり、SLGならでのは醍醐味とも言えます。
4月2日発売の『妖怪三国志』。バトルは一通り体験できましたが、ストーリーはまだまだ謎に包まれています。妖怪たちが『三國志』の登場人物とどのようにコラボしているのかが、とても気になります。
▲ふぶき姫小喬 | ▲ロボニャン趙雲 |
▲キュウビ荀彧 | ▲オロチ周瑜 |
本レポートを読んで気になった人は、ぜひ会場に足を運んでプレイしてみてください。
ちなみに、ブースには『妖怪三国志』のメダルや早期購入特典なども展示されていました。また、おなじみの妖怪の巨大バルーンがブースの頭上に浮いていました。近くまで見ると迫力満点でしたよ。
※画像はすべて開発中のものです。
(C)LEVEL-5 Inc./コーエーテクモゲームス
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