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2016年2月6日(土)

新生『ソードアート・オンライン プログレス・リンク』の魅力を実際に遊んで評価

文:城 イドム

 現在サービス中のMobage向けタイトル『ソードアート・オンライン プログレス・リンク』

 1周年を記念してタイトルを『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ(以下、『SAO PL インフィニティ』)』に改め、システムをリニューアル! より遊びやすく、より魅力的な作品に生まれ変わりました。

『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ』

 電撃オンラインでは、『SAO PL インフィニティ』がどんなパワーアップを遂げたのか、2回に渡って紹介していきます。今までプレイしていなかった人はもちろん、以前遊んだことがあったものの、しばらくゲームから離れていた人も必見ですよ!

 まずは『SAO PL インフィニティ』がどんなゲームなのか簡単に紹介しましょう。本作は、川原礫先生が執筆する電撃文庫『ソードアート・オンライン(SAO)』をベースにしたRPG。

 『SAO』の世界では、私たちがよく知るMMORPGがさらに発展し、ゲーム内の情報をプレイヤーの脳に直接送信して、あたかも参加者が仮想空間に実際に入り込んだような感覚で遊べる《VRMMORPG》が実用化。

 登場人物たちは、仮装空間でありながら現実世界のようなファンタジックなフィールドで、大冒険を繰り広げていくことになるのです。

『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ』

 この記事で紹介する『SAO PL インフィニティ』の舞台となるのは、『ソードアート・オンライン』の《フェアリィ・ダンス編》や《マザーズ・ロザリオ編》などのエピソードが繰り広げられたVRMMORPG《アルヴヘイム・オンライン(以下、ALO)》です。

 プレイヤーは自分自身のアバターを作成して《ALO》世界に降り立ち、キリトやアスナらシリーズのファンにはお馴染みのメンバーをはじめとした、さまざまな仲間たちと出会っていくことに。

 そして彼らと力を合わせながら、《ALO》に新規実装されたグランドクエスト《アナザー》のクリアを目指し、オリジナルストーリーを追っていくことになります。

『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ』
▲冒険には、プライベートピクシーのエリシュカが同行してくれます。彼女の助言は冒険の大切な指針になります。

新システムで生まれ変わった世界

 『SAO PL インフィニティ』はシステムが一新されたとはいえ、作品のベースとなるシステムは前のバージョンのものをそのまま継承していますし、以前のセーブデータをそのまま引き継いで冒険を再開することができます。

 ここしばらく本作から遠ざかっていたファンもスムーズにゲームに戻るチャンスですので、この機会を見逃さないようにしましょう!

 では、リニューアルされてどう新しく生まれ変わったのでしょうか。実際に遊んでみてすぐに気づかされるのが“直感的な分かりやすさ”と“ファンへのサービス精神”の2点です。

 この記事では、『SAO PL インフィニティ』が贈るシステムで広がっていく魅力について、基本システムと新設されたバトル《GvE》をクローズアップしてチェックしていきたいと思います。

『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ』
▲マイページのデザインも刷新されています。ちなみに、壁紙に表示されるキャラはパーティ内のメンバーから自由に選べます。

・好きなあのキャラやこのキャラがリーダーに!

 前のバージョンではプレイヤーのアバターがそのままリーダー役に収まっていました。それはごく自然ではありますが、「愛着のある、あのキャラにもっとスポットライトを当てたいなぁ」と、どこか満ち足りない気持ちを抱いていたファンもいたことでしょう。

 そんな人には嬉しいことに、『SAO PL インフィニティ』では“MAIN”と“SUB”を含む手持ちのキャラの中から好きな人物を選んで、リーダーを自由に任命できるようになりました。

『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ』
▲リーダーの指名は、編成コマンドでメンバー表示の先頭キャラを入れ替えることで、いつでも自由に行えます。

 リーダーに任命されたキャラは、このあと紹介する《GvE》で自分のパーティを示す“代表キャラ”として表示されたり、フレンドのサポートキャラとして派遣できたりと、演出面で大活躍。小説やアニメでシリーズのファンになった人には、より感情移入しやすくなっている点に注目です!

・さらにダイナミックかつわかりやすくなったバトルシーン

 以前のバージョンでもリアルタイム制+コマンド式のバトルが楽しめましたが、『SAO PL インフィニティ』でも基本部分はそのまま。ただし、バージョンアップによってUI(ユーザーインターフェイス)周りはしっかりと進化を遂げており、戦闘中のキャラたちがよりアクティブに動き回る、見た目にも楽しいバトルにパワーアップしています。

『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ』

 まず最初に、縦に色分けされたフィールド(地面)に注目してください。中央には濃く赤みがかったエリア、その両サイドに薄く赤みがかったエリアがあり、一番外側は普通の色彩のエリアに描きわけられていることにお気づきでしょうか。

 バトルが開始されると、左右両ザイドに別れていた敵味方それぞれのパーティキャラは、画面中央方向に向かって走り始めます。この時、より足が速く、他より先に中央に着くキャラはすなわち“行動スピードの早いキャラ”ということになります。

 特定のキャラが薄く赤みがかったエリアまで進むと、その時点でコマンド入力画面に切り替わり、該当するキャラに任意の行動を命じることができます。コマンド選択が完了すると再び“駆けっこシーン”が再開され、さきほどのキャラが濃く赤みがかったエリアに到達するとコマンドが実行されるのです。

『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ』

 バージョンアップ後は、行動順をキャラ自身の動きで表現することによって画面の見やすさ・迫力が増しています。刻一刻と変化する戦局の流れが直感的にわかりやすく表現されています。ぜひ実際に手に取ってその違いを確かめてみましょう。

・一撃狙いもラクラクのオートバトル

 デフォルトの設定では、バトル中に特定のキャラの行動順序が回ってくるたびにコマンド入力画面になります。これはこれで便利なのですが、通常攻撃を繰り返したい場合には、いちいちコマンド入力する手間が煩わしく感じることもあるでしょう。

 そんな時に便利なのが、前のバージョンにも実装されていた“オートバトルモード”です。このモードを使えば、特定のキャラの行動順が巡ってくると自動的に通常攻撃が繰り出される、という訳です。

 『SAO PL インフィニティ』にも同様のシステムは実装されていますが、さらに一歩改良が加えられ、より使いやすくなっています。各キャラは通常攻撃の他に、“スキル”という強力な攻撃法(あるいは特殊なサポート)を身に付けています。このスキルをムダにしないようなシステムが採用されているのです。

『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ』

 この他にも、攻撃をヒットさせるごとに貯まる“バーストゲージ”を消費して使用する“バーストアタック”という強力な全体攻撃もあります。

 バーストアタックには3段階のLvがあり、Lvが高いほど高威力。ただし必要なゲージも多くなるため、ゲージを貯めるまでに時間がかかるので、その点には注意したいところです。

 “バーストアタック”には、特定のキャラや種族を同一パーティに編成するなど、さまざまな条件で解放されるものもあります。興味がある人は、いろいろと試してみるといいでしょう。

 バトルシーンの画面下側のコマンド群に注目してください。“AUTO BATTLE”のコマンドの横に新規で追加された“SKILL”というコマンドがあることにお気づきでしょうか。このコマンドをオンにしておくと、オートモード実行中にスキルを実行可能な状態になった時に、優先してスキルを使用してくれるのです。

 前のバージョンでは、オートモードを時々解除し、スキルに必要なゲージの貯まり具合を確認し直す必要があったのですが、そんな面倒な操作はもう必要ありません。細かい改良点ですが、ユーザーフレンドリーな作りになっています。

・「決めたのは私!」と言わんばかりのカットイン

 『SAO PL インフィニティ』では、バトル中に特定の敵キャラを仕留めた時、その手柄を挙げたキャラのカットインが挿入される演出が追加されました。

 戦局の中で1つの山場となるシーンがクローズアップされ、展開にメリハリが出ています。特に、とどめをお気に入りのキャラがタイミングよく決めた時には、一種独特の達成感を味わうことができるでしょう。

『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ』

ギルドの仲間とともに強敵に挑め!!

 他のプレイヤーと力を合わせて戦う興奮と達成度は、新しくなった本作の大きな華といえるでしょう。

 そんな共闘のキーポイントとなるのが“ギルド”システムです。ギルドとは、複数のプレイヤー同士で作るグループのことで、同じギルド内の面々とは共闘関係が結ばれ、ともにパーティを組んでバトルに臨むことができます。

 なお、1つのギルドにつき最大で20名まで所属できますが、ギルドで挑むバトルで実際に画面に表示されるのは自分(中央)に加えてアクティブ(プレイ状況)が近いキャラ4名となります。

 そんな心躍るバトルが繰り広げられる場所、それが2015年1月19日から2016年2月9日(予定)まで実施される完全新規のギルドバトルイベント《浮遊城塞アスガルド》です。ここでは“レイドボス”と呼ばれる敵とのバトル(ソロで挑戦できます)が常時開催されており、この敵を倒すと後述する《GvE》での戦いで有利になるアイテムを入手することができます。

『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ』

 そして《浮遊城塞アスガルド》で最大の目玉となるのがボス級キャラ“ビッグレイド”とのバトルでしょう。ビッグレイドとの戦いは《GvE》――すなわち“ギルド バーサス エネミー(敵)”として繰り広げられます。

 しかも、それは各ギルドメンバーのリーダーキャラたちとリアルタイムで共闘するという、新型の戦闘スタイルがとられているのです。

 《GvE》はビッグイベントなだけに、“いつでも気軽に挑戦”というわけにはいきません。このバトルは、決められたイベント期間中の決められた時間にのみチャレンジ可能になります。

 また、その激闘で戦果を上げるためには、上で紹介したレイドボスのドロップアイテムを集めておくことも重要で。つまり、通常の期間はレイドボスを狩って回復アイテムなどを収集し、《GvE》発生時間になったら満を持して討伐戦に参加する……というのが《浮遊城塞アスガルド》の基本的なプレイサイクルになる訳です。

『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ』
▲《GvE》のバトルシーン。亜空間を想起させる背景と荘厳な音楽をバックに激しいバトルが繰り広げられます。ギルドパーティの中央にいるのがプレイヤーパーティです。

 《GvE》では、自分のプレイヤーが敵にどのくらいダメージを与えたかといった貢献度が総合的に判断され、バトル終了後に活躍に応じて報酬の“ポイント”が支給されます。

 バトル中の働きがそのまま戦果へ反映されるだけに、戦いが白熱すること必至でしょう。また、このボス級キャラは1カ月ごとに新顔が次々と現れるので、1度倒してもまた何度でも挑戦したくなれるのも嬉しいところです。

 ちなみに、レイドボスやビッグレイドとの戦闘で得られるポイントで「個人ランキング」を、ビッグレイドの討伐数で“ギルドランキング”を競い合います。毎回のGvEイベントでギルドランキング1位に輝いたギルドは、TVアニメ《マザーズ・ロザリオ編》でもお馴染みの“剣士の碑”にメンバー全員の名前とともにその功績が刻まれるのです。。

 ランキング上位者には、“SSRサクヤ”のイベント限定衣装バージョンなどが贈られるだけに、これはファンならずともチャレンジ精神に火が付くというものでしょう。ぜひ皆さんもがんばってチャレンジしてくださいね!

『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ』
『ソードアート・オンライン プログレス・リンク インフィニティ』

(C)2014 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAOII Project
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
※ゲーム画面、画像は開発中のものです。

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