任天堂の経営方針を説明する第3四半期決算説明会で、新会員サービス“マイニンテンドー（My Nintendo）”と同時にサービス開始予定のスマホ向けコミュニケーションアプリ『Miitomo（ミートモ）』が、3月中旬に配信開始されることが発表されました。

　発表の全容は、公式サイトの“社長説明”の5～6ページに掲載されています。

　なお、あわせて説明会の“概要資料”、“決算参考資料”も公開されています。

※記事中の画像は公式サイトをキャプチャしたものです。

『Miitomo（ミートモ）』とは？

　『Miitomo』は、フレンド間のコミュニケーションを遊びにした、ありそうでなかった、エンターテインメントアプリです。

　任天堂の似顔絵キャラクター“Mii”がスマートデバイスの中に“もう一人の自分”として登場。普段なら言わないようなことなどを、Miiたちが積極的に行ってくれるのが、『Miitomo』の遊びの基本的な構造です。

　一般的なコミュニケーションアプリのように、自分から能動的に情報を発信しなくても、おしゃべりなMiiたちが勝手にコミュニケーションをしてくれるとのこと。

　“Miiフォト”という機能があり、Miiを使って、さまざまな画像を作成することができます。Miiフォトで作成した画像は、スマートデバイスに保存したり、各種SNS（ソーシャルネットワークサービス）にシェアしたりすることが可能です。

▲8言語に対応し、16か国で配信をスタート。

　配信開始に先立ち、2月17日より事前登録が受付開始されます。事前登録には“ニンテンドーアカウント”が必要です。登録をすると、配信開始のお知らせをいち早く知ることができる他、“マイニンテンドー”のプラチナポイントが入手できるとのこと。

マイニンテンドー

　3月より、マイニンテンドーのサービスが、グローバルで正式に開始されます。先行してニンテンドーアカウントを登録済みのユーザーは、この時点から、マイニンテンドーの会員となります。

　新しいポイントプログラムは、ゲーム専用機でも、スマートデバイスでも、デバイスをまたいで利用できます。ゲーム専用機事業と、スマートデバイス事業の両方を展開する、任天堂ならではのサービスです。

　ポイントは、スマートデバイスアプリを遊んだり、ニンテンドーeショップにログインしたり、その他、特定の条件を満たした時などにもらえる“プラチナポイント”と、Wii Uやニンテンドー3DSで、ダウンロード購入するともらえる“ゴールドポイント”の2種類。

　クラブニンテンドーでは、商品の購入に対してポイントが発生しましたが、マイニンテンドーでは、商品のお買い上げに加えて、ゲームを遊んだり、任天堂から配信するおすすめ情報に触れたりといった、ユーザーのアクションに対してポイントが発生します。

▲39か国からサービス開始。段階的に対象地域を増やしていくとのこと。

■プラチナポイント

　プラチナポイントは、ユーザーが価値を感じるような、任天堂ならではのデジタルコンテンツやオリジナルグッズと交換することができます。なお、Wii Uとニンテンドー3DSに関しては、現時点ではゲームを遊んでもポイントはもらえませんが、ニンテンドーeショップにログインすることで、ポイントがたまるとのこと。

■ゴールドポイント

　ゴールドポイントは、Wii Uとニンテンドー3DSのダウンロードソフトの割引クーポンと、交換することができます。プラチナとゴールド、2種類のポイントがあることで、楽しさとお得、双方の価値を提供していくとのこと。

(C)2016 Nintendo

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