2016年2月10日(水)
バンダイナムコエンターテインメントから、2月25日に発売予定のPS4/PS3/PS Vita用ソフト『仮面ライダー バトライド・ウォー 創生』。本作を徹底紹介する特集記事の第2回をお届けする。
本作は、多数の仮面ライダーを操作できる『仮面ライダー バトライド・ウォー』シリーズ最新作。テレビシリーズ全26作品の主人公の仮面ライダーと、平成のテレビシリーズ作品で活躍した仮面ライダーたちも数多く操作可能となり、プレイアブルライダーは前作比2倍を超える45人以上になる。物語では昭和から平成、仮面ライダーの起源に迫るオリジナルストーリーが展開される。
特集企画の2回目では、前作からの変更点を中心に、本作で展開するストーリーやバイク&カーアクションについて紹介する。前回掲載したゴーストとドライブの記事とあわせて確認してほしい。
なお、記事中のボタン表記はPS4版のもの。
無数の怪人と対峙する仮面ライダーたち。そのさなか、突如として歴代の仮面ライダーが消滅していく。
デンライナーに救われたゴーストと電王は、残されたライダーチケットを手掛かりに、仮面ライダー誕生の時に向かう。そこで見たのは、倒したはずの怪人が強力な力を得て復活し、仮面ライダーを追い詰めていく光景であった。
歴史がねじまがっていく裏で、一体何が起きているのか? ゴーストら仮面ライダーは正義の力を集結し、世界の平和を取り戻すことができるか!?
▲追い詰められたライダーを救うことで、歴史はもとに戻り、消滅から免れることができる。怪人を倒し、仲間のライダーを増やしていこう。 |
▲物語でカギになるのは、“仮面ライダー誕生の時”。名場面を自分で操作することを楽しめそうだ。 |
シリーズの特徴でもある、バイクに乗った疾走感のあるアクションは本作でさらにパワーアップ。さらに、本作では新アクションとして、“アタックブラスト”が追加された。
ジャンプアクション中に○ボタンを押すことで、着地時に衝撃波が生まれ、怪人を弾き飛ばすように。もちろん、ドライブが乗るトライドロン タイプスピードでも同様のアクションを楽しめる。
以下では、プレイ可能な仮面ライダーが乗るマシンを紹介していく。このように書くと、「あれ……“あのライダー”は専用の乗り物がないのでは!?」という考えに至る、コアなファンもいるのではないだろうか。
これまでのシリーズを例に出すと、ビーストはファルコマントを使った高速飛行で移動していた。また、自らがバイクになるアクセルは、バイクフォームとなりフィールドを移動していた。
まずはこれまでのシリーズでもバイクに乗っていなかったビーストをチェックしてみよう。
▲これまでのタイトル同様に、ファルコマントで飛行しているのを確認できる。高速状態になると、怪人にダメージを与えられる。 |
作中でバイクに乗るシーンが見られなかったディエンドはどうなのか?
▲バイクに乗車するL2ボタンを押すと、ステップを踏み始めるディエンド。 |
▲左スティックを傾けると、高速で移動し始めた。高速移動中は、怪人にダメージを与えられる。 |
▲再度ボタンを入力するか、吹き飛ぶような攻撃を受けると止まる。 |
大道克己らNEVERは、劇中では大型のジープのような車に搭乗していた。本作ではどうなるのか、確認してみた。
▲L2ボタンを押すと、アクセルのガイアメモリが現れ、ロストドライバーにささる。その後、エターナルは高速移動を行えるようになる。 |
▲ミッション中では、敵怪人がバイクにまたがり襲いかかってくることも! ぶつかられて地雷を踏んでしまわないように注意しよう。 |
▲新たなバイクサークルとして、緑のサークルが登場。バイクで通過すると爆発が起こるので利用していきたい。 |
▲バイクに加えて、車も操縦できる本作。トライドロンでスラロームすると写真のようにダイナミックな動きになる。 |
●超必殺技の変更点
超必殺ゲージが50%以上で“超必殺技”の仕様が可能。最強フォームになるか、最強状態へ変身して強力な攻撃を放ち、ゲージがなくなるまでライダーを操作することができる。
超必殺ゲージ100%で超必殺技を放った場合、再度ボタン入力することで、究極フォーム、もしくは究極状態に変身する。以下でその一例を見ていこう。
▲ゲージが十分にたまっていたため、究極状態に! さまざまなアームズウェポンを使える“極アームズ”となり劣勢を押し退けられるか!? |
●ライダーソウルでライダーをレベルアップ!
ミッションクリア時に貰える経験値以外でも、フィールドで手に入る“ライダーソウル”を消費することで、好きなライダーの育成が可能になった。レベルアップしたライダーはタッグパートナーとしても強くなるので、“ライダーソウル”をうまく振り分けて、本作で登場する多数の仮面ライダーを遊びつくそう。
●入手したフィギュアを装備して強化!
これまで特定のモードをクリアするか、レベルを上げることでショップに並んでいた“フィギュア”。装備させると、キャラの性能やパラメータが変化する要素だ。
本作では、フィールド中の特定の箱の中に隠されている。箱はわかりやすいところに配置されているものだけでなく、あえて回り道をしないと取れないものもある。
また、レベルがあがったフィギュアは、これまでのシリーズ同様にショップでお金を払うことで進化させることが可能。本作のショップには、おなじみのイマジンたちに加えて、仙人の使い魔であるユルセンとゼロノスのイマジン・デネブがいるようだ。セールをやっている時もあるので、小まめにのぞいてみては?
●ショッカー研究員を撃破すると……いいことが!?
ミッション中、マップのどこかに出現することがあるショッカー研究員。一定時間が経過すると逃げてしまううえに、ダメージが効きにくいが、見事撃破できるといいことがあるようだ。
出現のテキストが出た場合は、マップを確認して急行してみては?
仮面ライダー同様に、作品をより魅力的にする怪人。本作では、そのバリエーションがさらに増している。ボス怪人だけでなく、戦闘員も増えているので、楽しみにしておこう。
●蜘蛛男
すべての原点である『仮面ライダー』で最初に登場した怪人。強化された肉体を使った攻撃の他に、針を飛ばして攻撃してくる。
●カメバズーカ
カメバスーカは、『仮面ライダーV3』にて姿を見せた怪人。背中に背負った巨大バズーカから、大砲を発射して攻撃してくる。さらにその体を使った体当たりもしてくるが、甲羅と大砲を支えられないのか、体勢を崩してしまう。
●クモ怪人
『仮面ライダーBLACK』で、仮面ライダーBLACKを苦しめた。糸を飛ばしてくる以外に、ツルのようにした糸につかまり、体当たりしてくることも。複数体が同時に登場するので注意したい。
●ズ・ゴオマ・グ
『仮面ライダークウガ』に登場した、グロンギ。序盤だけでなく、物語にからみ、視聴者に鮮烈な印象を残したズ・ゴオマ・グが、『仮面ライダー バトライド・ウォー』シリーズに初登場。爪や飛行からの体当たりでライダーに襲いかかってくる。
●ジャガーロード
ヒョウのような姿をしたアンノウン。『仮面ライダーアギト』ではさまざまなタイプが登場した。第1話では仮面ライダーG3を追い詰めた。
●リブラ・ゾディアーツ
『仮面ライダーフォーゼ』の舞台・天ノ川学園高校校長である速水公平がゾディアーツスイッチで変身したてんびん(天秤)座のゾディアーツ。
空間を移動した後に錫杖・ディケで殴りつけてきたり、光弾を放ってきたりする。さらに、ホロスコープからダスタードを召喚して、攻撃させてくることもある。
●白い魔法使い
『仮面ライダーウィザード』に登場した人物で、主人公・操真晴人の前に現れて、ウィザードライバーとウィザードリングを託した。テレポートやエクスプロージョン、スペシャルなどさまざまな魔法を使いこなす強敵だ。
●戦闘員
シリーズからさまざまな戦闘員が新たに参戦。画像では、オーズ ガタギリバ コンボのブランチシェードで分身したと思われるものもあるが、これは一体……!?
大きな変更点として、前作『仮面ライダー バトライド・ウォーII』では無料ダウンロードコンテンツとして配信されていた極アームズが鎧武に吸収され、いちキャラクターとなっている。極アームズはカチドキアームズの究極フォームとなっている。
さらに超必殺技の最強フォームに“スイカアームズ”が加わり、カチドキアームズと選択できるように。
また、ジンバーレモンアームズのアクションにも手が加えられている。前作においてジンバーアームズは、遠距離まで届く強力な“ソニックボレー”を備えていた反面、使えるアクションが限られていた。本作では派生する技が加わることで、動きのあるアクションが展開する。
加わったのは、△ボタンで発動するコンビネーションアタックと、○ボタンで発動する回転ジャンプ。
コンビネーションアタックは横に体を倒しつつ、前方に回転しながら斬りつける。そこから、△ボタンもしくは○ボタンに派生する。△ボタンはさらに前方に回転しつつ攻撃した後、横にソニックアローを薙ぎ払うとエネルギーが放出される技だ。○ボタンの場合、前方上方にジャンプした後にソニックアローによる攻撃を行う。
○ボタンの回転ジャンプは、その後□ボタン、△ボタン、○ボタンという3種類の技に派生。□ボタンは真下に落下して叩きつけ攻撃を、△ボタンは斜め下に射撃攻撃を、○ボタンはオレンジとレモンの輪切り型エネルギーを出した後、通り抜けつつジャンプキックを放つ。
遠くにいる敵の集団に攻撃する時に使うのではなく、前作にもあった□ボタン連打で出る、後ろにステップしながらソニックアローで攻撃した後に、コンビネーションアタックや回転ジャンプで距離をつめて、さらに攻撃するのが非常に爽快であった。
どちらの攻撃も攻撃範囲に優れているだけでなく、移動しながらや高所からの攻撃であるため、ややクセはあるが、相手から攻撃を受けにくいのも便利なポイントだ。
先ほど記載したように、スイカアームズの追加も外せないポイント。こちらは最強フォームに属し、必殺ゲージが100%で発動した場合は、究極状態へ移行できる。
△ボタンでは大玉モードが発動し、変形して回転攻撃を行う。長押しすると、移動距離が長くなるうえに、多少の方向転換が可能だ。○ボタンの攻撃は、正面に突進しつつ斬撃を行う“スイカ双刃刀”。ボタン長押しで移動距離が長くなるうえに、わずかだが方向転換ができる。
△+○ボタンのスイカスカッシュは、巨大なスイカ型のエネルギーを発射して斬りつける技。ボタンを長押しして攻撃がヒットすると、エネルギーを斬る方法が横一文字から滅多斬りに替わる。
超必殺技を使うと、スイカアームズをまとい、前方に突進しつつ、スイカ双刃刀で何度も斬りつけていく。なお、変身するとジャンプができなくなる。
その規格外の大きさからわかるようにバイクに乗ることはできないようで、バイク呼出を行うと、オレンジアームズに変身したあとで、サクラハリケーンに乗り込む。
▲ステージクリア時の一枚絵でも、カチドキロックシードと極ロックシードがなくなり、スイカロックシードが描かれている。 |
バロンも前作『仮面ライダー バトライド・ウォーII』から大きく変更されている。
まずは、アームズについて。前作で超必殺技であった、マンゴーアームズを通常状態から自由に使えるようになっている。特にメイスのマンゴパニッシャーを回転させてから、エネルギー弾を飛ばすパニッシュマッシュは大量の怪人に大ダメージを与えられ、強力だ。
バナナアームズにも新技が追加されている。□ボタン長押しをすると、スピアビクトリーによる攻撃が発動。地面からバナナがエネルギーが突き出てくる。
超必殺技では、戦極ドライバーからゲネシスドライバーに切り替えて変身するレモンエナジーアームズに。ソニックアローによる攻撃以外にも、バナナのオーラを飛ばし、相手を拘束するバナナチャージや、マンゴー型のエネルギーを蹴り飛ばして攻撃するマンゴーチャージを使用可能だ。マンゴーチャージはボタン長押しで蹴るタイミングが変化し、ジャストタイミングで離すとオーバーヘッドキックになる。
▲通常時は、着地した状態からエネルギーを真横にボレーで蹴りだす。ただ、ジャストタイミングで離すと、大きく蹴り上がり、オーバーヘッドキックから技を繰り出すように! |
『仮面ライダーウィザード』にて、絶望を希望に変えてきたウィザードのアクションにも手が加わっている。これまでは、必殺技でドラゴンスタイルへ変身した後、もとに戻っていたが、本作ではドラゴンスタイルで行動が可能に。
ドラゴンスタイルになると、通常攻撃の6、7回目が一部変化する。
さらに必殺技も変化し、ドラゴンスタイル独自のものを使えるように。このまま超必殺技でオールドラゴンに進化すれば、より番組のような雰囲気を味わえそうだ。
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※画面はPlayStation4版の開発中のもの。
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