2016年2月19日(金)
2月11日にアクセスサッポロで開催されたイベント“ファンタシースター感謝祭2016 札幌会場”の模様をレポートする。
本イベントは、PS Vita/PC用オンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』のファン感謝祭。1月27日より開始された“EPISODE4”の新クラス・サモナーやロードマップ、アプリ『ファンタシースターオンライン2 es』などが公開されている。
札幌会場のステージには、『PSO2』シリーズプロデューサー・酒井智史さんに続いて、エピソード4チーフディレクターは中村圭介さん、ディレクターは濱崎大輝さんが登壇。さらに、桃井はるこさんや会一太郎さん、榎本温子さん、アークス広報隊の齊藤夢愛さんが出演し、会場を盛り上げた。なお、DFガールズの小原莉子さんは悪天候による飛行機の遅れで、到着が遅れていた。
以下では札幌会場の模様を掲載する。明日20日には、インテックス大阪にて“大阪会場”が行われるので足を運ぶ予定の人は参考にしてほしい。
2月下旬には、ストーリーボードに新ピースが追加される。ストーリーボードは横に長い巻物のようなイメージで、右側にピースが追加されていく。ストーリークエストはなく、イベントのみの追加だ。
物語で描かれているのは現実の地球と異なり、次世代の通信技術・エーテル通信が普及した世界だ。
新スクラッチ“TOKYOヒロインセレクション”では、ヒツギやコオリなどのレイヤリングウェアが配信される。なお、“ぶかぶかTシャツ”はインナーが見えやすいとのこと。
アップデート2弾の“暴食と指輪”では新ペットのマロンとメロンが登場。このペットは投げることができる。敵からダメージを受けると巨大化し、爆発するという特徴を持つため、タイミングよく投げられるかがキモになりそうだ。
マロンは一撃のダメージが大きく、メロンはタイミングで連撃可能という違いがある。投げるとクールタイムのような気絶が発生し、マロンのほうが気絶時間は長い。なお、大きくなった状態はペットを変えるとリセットされてしまう。
ギャザリングは“物を集める”という意味。マップからアイテムを集める要素で、採取と釣りが存在する。初期段階はフリーフィールドの森林、遺跡、海岸、東京の4フィールドのみに用意される。
ギャザリング中でも敵から攻撃されてしまうので、エネミーを倒してから行うのがオススメとのこと。採取のスポットは個人ごとに異なり、採取する道具はいくつか用意されている。
釣りはうまくタイミングをあわせるとレアな魚がとれる。魚のサイズなどは運に左右される。採取や釣りで集めた素材をカフェに持ち込むことで“料理”や“スキルリング”を作れる。
料理ではギャザリングに効果があるものやバトルに影響するような、特殊な効果が発生するという。その場で使える料理があり、こちらはサブパレットに入れられる。ノーモーションで回復するので、使いやすいようだ。PP回復の料理などもあるが、バランスを考えて持てる数の上限は低め。これまでにあった食べ物アイテムによる効果は、料理と同時の乗る。
新装備“スキルリング”は左右別に装備できる。左がアクションが変化するリングで、右がスキルについてのリングだ。リングは付け外しが可能なので、クエストや武器にあわせて付け替えていこう。可能。なお、チャットコマンドには非対応。
“フランカ’s カフェ”はショップエリアのフランカのいる場所の奥に入り口が設置される。中では『ファンタシースター ノヴァ』に登場したコックのヒュペリオンのようなキャラが見られたが、こちらは同型機の別人でキュレイオンという名前だ。
カフェのイスでは、PAボタンを押すと料理が出てくるが、こちらは雰囲気つくりの演出のようだ。他にもカフェではギャザリング関連のクライアントオーダーが登場。フランカの衣装は、いつか配信予定とのこと。
実機を使ったプレイでは、ギャザリングを体験。釣りと採掘のスタミナは別々で100/100と表示されていた。
ギャザリングの素材は難度で変わらないため、ノーマルでも問題なく楽しめる。そのため、初心者アークスでもすぐに体験できる要素になっている。
ギャザリングスポットには回数制限があり、満たすと消滅。実行するとコンボが増えていき、一定数でフィーバーに達成する。フィーバは確率でも発生し、フィーバー時にはレア素材が出やすくなる。そのため、フィーバー時は効果の高い釣り竿などを使うのがオススメだ。コンボやフィーバーは時間経過で終了するとのこと。
デモプレイでの消費スタミナは1であったが、実装される時には多くなるという。ギャザリングの実績解除で料理のレシピが増える。素材は“海岸オリーブ”というように、どこで取れるかがわかりやすい名称になっている。
このシステムが実装されることに際して、通常のフランカも衣装が変更となる。会場ではアンリの会話が映し出されると、福岡会場と同様に大盛りあがりであった。
会場ではどこよりも早く新オープニングが公開された。SOROはいなくなり、アイカのバイザーが外されていた。なお、酒井さんは「SOROは今後出てくる可能性もある」と発言していた。また、以前にも語られていたように、作中のランダムクリエイトは伏線だという。
4話でのオフラインイベントを公式ではないイベントにした理由については、運営しているのが誰かわからない設定であるため、運営を出すわけにはいかなかったとのことだ。
アニメの副監督・花井宏和さんは現役アークス。ロビーで踊っていたりゲートの内に立っていたりするのは、副監督の指示で再現されているようだ。
アイカはラッピーを使うサモナー。ゲーム内で実装されるかは明言されなかったが酒井さんは「2月20日を待て!」と発言していたので期待しておこう。
クーナのセリフはゲームと同じセリフでもきちんと収録し直しているようだ。榎本さんはアフレコ秘話として、ラッピーのセリフは某モンスターアニメを参考に演じたことを告白。イツキを呼ぶ時のセリフが台本では「きゅきゅ」だったものを「きゅきゅきゅ」と3文字にしたという。
ちなみにアニメは2027年夏が舞台で、EP4は2028年3月の話だ。アニメのなかでのSEはゲームの音を再現したもの。そのままだとアニメの演出的にあわないものもあるので、聞こえやすいようにアレンジしているようだ。
Q:北海道にある“アークス”というスーパーは知っていますか?
酒井:会場の皆さんは知っていますか?
(会場の大多数が挙手)
桃井:おおおー!? 全員!?
会:今日一番の盛り上がりココ!?
桃井:コラボするしかないんじゃないですか?
酒井:実は僕は知っていたのですが、つづりが違うんですよ。ARKSではなくて、ARCSなんですよ。
桃井:惜しい、“K”じゃないんですね。アークスダンスフェスを店内でやりたかった!
中村:地図を見ていたら、“スーパーアークス”と書いてあったんですが、それが“スーパー(マーケット)アークス”ではなくて“スーパー(な)アークス”に見えて、「すごいアークス? これなんだろう」って。
桃井:アークス(ARKS)がアークス(ARCS)に行くんだね。おもしろいね!
濱崎:モノメイトとか売りましょうよ。
Q:エンペ・ラッピーがカワイイです。ルームグッズなどを作ってもらえませんか?
濱崎:いいですね。僕らの想像以上に、エンペ・ラッピーの人気が高いんです。ツイッターでもにぎわっていて、うれしく思っています。
酒井:ギュッギュッされたいって。
桃井:「ルームグッズを作ってくれませんか?」って書いてありますよ?
(一同拍手)
中村:……考えたいと思います。
榎本:エンペ・ラッピーが出てくる時は操作が忙しくって、写真を撮るのすごくたいへんですよね。
濱崎:サモナーで行くとペットが勝手に倒してしまうこともあるので、そういうときはガンスラッシュに持ち替えるとペットがいなくなって便利ですよ。
Q:最近パルチザンがあまり実装されませんが、忘れてませんよね?
会:忘れているんじゃないですか?
濱崎:忘れてません! ☆13のパルチザンが少ないのは僕らも理解しているので、直に……そう遠くない未来に! パルチザン使っている方はぜひ楽しみにしていただければと。
酒井:ご期待ください。
Q:ペットを属性分育てているのですが、登録数が10しかなく育てきれません。登録枠を増やす予定はありませんか?
濱崎:いい質問ですね。
榎本:だってそこにマロンとメロンも入るじゃん?
会:ペットが増えるっていうことは枠も足りなくなるってことで。
桃井:あと「ペットに迷彩は可能ですか?」という質問もありますね。
濱崎:ペットの種類はどんどん増えていきますよね。枠が問題になりますが……そこもちょっとずつ? ちょっとずつ……?
会:濱崎さん、まばたきが多いですね(笑)。
濱崎:アハハ。そう遠くない未来に? これは先ほどのパルチザンよりかは、近いタイミングであるんじゃないかなと思います。
Q:リアルグッズコンテストの優秀賞に選んでいただいたのですが、これは実際に作成されるのでしょうか? 作成されるならいつごろになるのでしょうか?
酒井:どれかちょっとわからなんですけど……。
会:スマホケースはありましたよね。
酒井:あとはキートップシールとか……Tシャツはもう出しましたよね。あと、付箋シールとかも作っています。全部ではないけれども、いくつか作っているので……次回!
榎本:お、次回!?
酒井:2月20日を待て! ということですね。
濱崎:これは一番近い未来かもしれませんね。
酒井:決勝決勝で売れるように、頑張って制作中です。この方のグッズが実装されるかわからないですけど、いくつか作ってますので楽しみにしていてください。
Q:デフォルトでのレイヤリングウェアの実装はあるのでしょうか? 何着かあると新参アークスにもやさしいんじゃないでしょうか? 菅沼様。
酒井:デフォルトではないんですけど、わりと安価に手に入れる方法が今後出るかもしれません。“安価”っていうのはリアルマネーで安価ってことね。
会:メセタじゃなくて円のほうね。
酒井:その辺に“セガラッキーくじ”的なものがあると思うんですけど……とかね。あれは4月発売ですけど、そう遠くない未来ですね。
会:狙い撃ち系のスクラッチが出るということ……?
酒井:セガラッキーくじは皆さん見てもらえましたかね? セブン‐イレブンさんで発売されるセガラッキーくじの“マトイちゃん編”という第3弾のものが飾られていますのでぜひ! すごく今回出来いいので! もし欲しいと思った方はお近くのセブンに行って「セガラッキーくじやらないんですか? やってください!!」って言ってみてください。
桃井:そういうのって大事ですよね。言うとそのお店にちゃんと入れてくれるものだから。
酒井:お店の人が知らないと入れてくれないんですよ。買う人がいるってわかると入れてくれるみたいなので、言ってください!
Q:今日は北海道までわざわざお疲れ様です。ずっと前から気になっていたのですが、玩具系ダーカーのネーミングが、心なしか『PSU』時代を思い出させる名前なのは意図したものなのですか? よかったら教えてください。ちなみに一番好きな玩具系ダーカーはオロタ・ビケッタです。
酒井:実は『PSU』のエネミーは全部僕が名前を付けたんですよ。
榎本:全部!?
酒井:ほぼ全部。『PSO2』のエネミーもほぼ全部名前を付けているんです。
榎本:ガロンゴも付けたんですか?
会:なんでガロンゴだけ?
酒井:ガロンゴもつけました。なので、そういう意味では僕の趣味というか……この響きが好きっていうものになっているのではないかと。
榎本:僕らしさなんですね。
酒井:特に玩具系ダーカーの発音の感じは、モトゥブのエネミーにちょっと似てるので、それが少し反映されているのではないかなって思います。マニアックな話ですね。
桃井:おもしろい質問いただきましたね。
このタイミングで小原莉子さんが到着! 会場から大きな拍手と歓声があがり、小原さんを出迎えていた。
PS Vita部門の決勝はBo、Raの“Cutlass”とBr、Brの“Antenna Circleが激突。勝利を収めたCutlassのタイムは2:31:03で、PS Vita部門の記録としては大会最速であった。
PC部門の決勝は、“ギョーフの森の妖精たち”対“札幌当日P-A 改め 札幌当日OPSF”。チーム構成はどちらもBr×3、Raだ。
ボス戦はほぼ横並びで突入したこの試合。討伐のタイム差が1.5秒という接戦を制したのは“ギョーフの森の妖精たち”であった。
■“ファンタシースター感謝祭2016”概要
【開催スケジュール】
【来場、入場】来場自由、入場無料
●2015年12月23日 東京会場(幕張メッセ)
●2016年1月10日 名古屋会場(ポートメッセなごや)
●2016年1月17日 福岡会場(西日本総合展示場)
●2016年2月11日 札幌会場(アクセスサッポロ)
●2016年2月20日 大阪会場(インテックス大阪)
●2016年3月21日 決勝会場(有明コロシアム)
【開催時間】10:00~18:00(決勝会場を除く)
(C)SEGA
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