2016年2月25日(木)
バンダイナムコエンターテインメントから、本日2月25日に発売されたPS4/PS3/PS Vita用ソフト『仮面ライダー バトライド・ウォー 創生』、ならびに3月26日に公開される『仮面ライダー1号』のプレミアム発表会が行われた。
発表会が始まると、『仮面ライダー1号』のPVが流れる。PVが盛り上がり始めた途端、スクリーンには「本日の発表会はショッカーのものとなりました」というメッセージが。どういうことかと戸惑う司会のお姉さんをよそに、壇上にはショッカー戦闘員が現れ、イベントを占拠してしまった。
今回の映画の目玉は仮面ライダー1号の復活ではなく、ショッカーの大幹部である地獄大使の復活であると、ショッカー戦闘員は宣言。「その恐怖には仮面ライダーも茫然とするしかない!」と続けていたことからかなりの強敵のようだ。
映画にはショッカーを裏切り、新たな組織を立ち上げたノバショッカーも登場する。こちらもかなりの強敵のようだが、「復活した地獄大使さまの前では敵ではない!」と豪語していた。
▲占拠されたことにおびえる女性スタッフと、リーダーのプレゼンを見守るショッカー戦闘員。行儀イー! |
ショッカー戦闘員は社長室に突入するため、ステージをあとにした。司会のお姉さんはこのスキに発表会を再開しようとしたが、社長がいなかったということで戻ってきたショッカーに、またしてもイベントを乗っ取られてしまう。
さらにショッカー戦闘員は本日発売されるゲームも、ショッカーを操作して遊ぶ『ショッカー バトライド・ウォー 創生』であることを説明。な、なんだってーーー!
驚きを隠せない報道陣に対して、突如暴力をふるい始めるショッカー。これは危険だ。誰か、誰か助けてくれー!
その時、『レッツゴー!!ライダーキック』のテーマに乗せて、仮面ライダー1号、仮面ライダー響鬼、仮面ライダーゴーストが登場。ショッカー戦闘員に襲われていた報道陣を助けると、そのまま他のショッカー戦闘員と戦い始める。
マイクを持っていたショッカー戦闘員のリーダーは最後まで抵抗したが、3人のライダーに囲まれ、一斉に攻撃されるとたまらず「覚えていろ~!」という捨てゼリフとともに逃げだした。こうして発表会は守られた。ありがとう、仮面ライダー!
平穏が戻ったステージに、バンダイナムコエンターテインメントの佐藤プロデューサー、仮面ライダー1号役・藤岡弘、さん、仮面ライダー響鬼役・細川茂樹さん、仮面ライダーゴースト役の西銘駿さんが登壇。藤岡さんが「1号が来るゲームの発表会ということで楽しみにしていました」と語ると、西銘さんは「大先輩ライダーに挟まれて緊張しています」と続けた。
▲左から佐藤プロデューサー、藤岡さん、西銘さん、細川さん。 |
スタッフの熱いリクエストでイベントに参加したという細川さん。「このような場に立たせていただき、光栄です」と笑顔であいさつした。
映画『仮面ライダー1号』を含め、約45年ぶりに仮面ライダー1号・本郷猛を演じた藤岡さん。ゲームのPVを見て、「1号はショッカーに改造されて、2度と人間に戻れない孤独な戦士。風車ダイナモ・タイフーンで変身し、バッタの力が込められたキックが武器でした。45年でライダーも変化し、時代の流れを感じます!」と笑いながら、感想を述べた。
31歳にして仮面ライダーになった細川さんは、“おっさんライダー”という当時の記事の見出しに「まだおっさんじゃないよ!」と突っ込んでいたとのこと。昨年2015年には細川さんが当時のキャストやスタッフに声をかけて同窓会を主催。当時若かった子が立派になっているのを見て、親のような気持ちを味わったことを告白した。
今でも細川さんを見かけると「ヒビキさんだ!」と声をかけてくれる人が多く、10年たった今だからこそ、仮面ライダーだったことを感じているという。「ヒーローだった気持ちを大事にして、恥じない男でいたい」と宣言した。
現在放送中の『仮面ライダーゴースト』が初主演の西銘さん。天空寺タケルを演じることが決まった時はうれしさもあったが、緊張で身が引き締まったとのこと。死んで生き返るキャラのために、撮影当初はクロマキー撮影で演技したことが思い出だという。
佐藤プロデューサーから『仮面ライダー バトライド・ウォー 創生』の魅力が改めて解説された。1つ目は『バトライド・ウォー 創生』では昭和の仮面ライダーが参戦していること。TVシリーズ全26作品の主役ライダーを含む、45人以上のライダーを操作できる。
これについて藤岡さんは、「45人もライダーがいるのがすごい。私の時はCGもなく、バイクも自分で運転していました。ここまで続いているのは多くのファンの方のおかげなので、責任を強く感じますね」と語った。
2つ目は歴代のキャストが多数参加していること。ゲストに来ていた3人をはじめ、さまざまな歴代キャストが再び熱演している。10年振りに響鬼を演じた細川さんは、スタジオに入った当初はスイッチが入らなかったという。スタッフの中にいた詳しいメンバーとの会話から、飄々(ひょうひょう)としている口調や当時の様子などを思い出して、声を当てたことを明かした。
3つ目は重厚なオリジナルストーリー。消滅する仮面ライダーの歴史を取り戻すために、ライダー誕生の時へと向かう。起源をめぐる旅の中で、重厚なストーリーが展開する。
4つ目の魅力は好きなライダーをタッグパートナーに設定できるダブルライダーシステム。オリジナルのタッグでもよし、自分の好きな2人を組ませるでもよし。プレイヤーに応じた遊びを楽しめる。
最後は本郷猛の参戦。シリーズで初となる素顔から仮面ライダーに変身できる。これにより、子どものころに皆がマネした“ごっこ遊び”を実現しているという。
ここで実際のゲーム画面を見てみることに。本郷猛からライダー1号に変身し、響鬼と一緒に怪人を撃破していく様子がお披露目された。藤岡さんの演技を見た西銘さんは「仮面ライダーを名乗るには早いと思いました」と語ると、細川さんは「(ヒビキさんは)ゆるすぎるというのが反省点です。ただ、忠実にやったつもりです」と笑いながら続けた。
さらに細川さんは「藤岡さんの演技がすばらしいうえに強いので、ライダーに変身する必要がないんじゃないですかね。プレイする時はそのままで遊びたいですね」とゲームへの想いを述べた。
今度は西銘さんが実際のゲームをプレイすることに。小さい時に見ていた龍騎をタッグパートナーに選び、ゴーストを操作した。遊び終えた西銘さんは「何百体という敵をなぎ倒していくのが爽快で気持ちイイ! ゴーストチェンジをしていたことにも感動しました」と遊んだ感想を語った。
▲初回特典として、ショッカー戦闘員に扮した本郷猛で遊べるプロダクトコードが封入される。 |
▲通常版に加えて、TVシリーズの主題歌を含む全45曲を収録した『メモリアルTVサウンドエディション』が同時発売。こちらは期間限定生産となっている。 |
最後に藤岡さんは、映画とゲームで演技の際に意識したことを語り始めた。演じる際に、仮面ライダーにこれまでかかわってきた人の想いを背負っていることを感じたという。さらに、100カ国以上旅をしてきて感じた想い、45年たっても変わらない愛と勇気と希望を込めて演じたことを熱弁。「45年振りの映画を見て、さらにゲームを楽しんでいただければと思います」とあいさつして、イベントは終了となった。
(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
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※画面はPlayStation4版の開発中のもの。
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