2016年3月9日(水)
PS Vita『グリザイアの果実』色合い調整機能の追加でPC版により近い発色で楽しめるように
プロトタイプは、発売中のPS Vita用ソフト『グリザイアの果実 -LE FRUIT DE LA GRISAIA-』に“色合い調整機能”を追加できるアップデートファイルを配信開始しました。
本作は、PCゲームメーカー・フロントウイングの10周年作品として制作され、2011年2月に発売された『グリザイアの果実』のPS Vita移植版で、新規イベントグラフィックが多数追加された内容になっています。
“色合い調整機能”は、発色が薄くやや黄色いPCH-2000シリーズでも、PC版に近い発色でゲームを楽しむことができるというもので、2014年8月以降に発売された同社のPS Vitaタイトルには標準搭載されています。
●“色合い調整機能”の詳細
原作がWindows用ソフトの作品のグラフィックは、一般的なPC用液晶モニターに合わせて彩色されています。
一方、PS Vitaは構造そのものが液晶モニターとは大きく異なる“有機EL”を搭載したPCH-1000シリーズと、構造はPC用液晶モニターに近いものの“黄色みがかった浅めの発色”になるPCH-2000シリーズがあり、どちらも一般的なPC用モニターとはかなり違った色味になっています。
そこで、代表的なPC用ディスプレイメーカー・EIZOのLEDバックライトディスプレイ『EV2736W-FS』を初期出荷状態で使用し、そこで表示される色合いとPS Vitaの色合いを比較。より近い印象になるように、PS Vitaで表示されるグラフィックの色変換を行う機能が“色合い調整機能”です。
“色合い調整機能”には2つのタイプが存在。“タイプ A”もしくは“タイプ B”に設定した際には、それぞれの色合い調整の“適用量”も調節でき、好みにあわせた色合い設定が可能です。詳しい情報は紹介サイトをご確認ください。
●“色合い調整機能”一覧
・調整なし
PS Vita TVでプレイする際や各々のPS Vita固有の発色で楽しみたい方用です。
・タイプ A
PCH-1000シリーズの有機EL表示のビビッドな発色をおさえPC版に近づけます。
・タイプ B
PCH-2000シリーズの液晶表示の色味を鮮やかにし、黄色みをおさえPC版に近づけます。
●PCH-2000シリーズでの比較画像
▲上が“調整なし”下が“タイプ B”のものです。 |
※ゲーム画面はPS Vita用ソフト『グリザイアの果実 -LE FRUIT DE LA GRISAIA-』のものです。
■“色合い調整機能”標準搭載タイトル一覧
・PS Vita版『三国恋戦記~オトメの兵法!~』:2013年4月25日発売(※)
・PS Vita版『蝶の毒 華の鎖~大正艶恋異聞~』:2014年2月20日発売(※)
・PS Vita版『CLANNAD』:2014年8月14日発売
・PS Vita版『Rewrite』:2014年8月28日発売
・PS Vita版『FLOWERS』:2014年10月9日発売
・PS Vita版『グリザイアの迷宮 -LE LABYRINTHE DE LA GRISAIA-』:2014年10月30日発売
・PS Vita版『グリザイアの楽園 -LE EDEN DE LA GRISAIA-』:2014年12月11日発売
・PS Vita版『学園ヘヴン BOY'S LOVE SCRAMBLE!』:2015年2月11日発売
・PS Vita版『学園ヘヴン2~DOUBLE SCRAMBLE!~』:2015年4月23日発売
・PS Vita版『グリザイアの果実スピンアウト!? アイドル魔法少女ちるちる☆みちる』:2015年6月25日発売
・PS Vita版『 ひまわり-Pebble in the Sky-』:2015年8月27日発売
・PS Vita版『あまつみそらに! 雲のはたてに』:2015年9月17日発売
・PS Vita版『FLOWERS夏篇』:2015年10月22日発売
・PS Vita版『ヴァルプルガの詩』:2015年12月23日発売
・PS Vita版『三国恋戦記~思いでがえし~CS Edition』:2016年2月4日発売
※『三国恋戦記~オトメの兵法!~』と『蝶の毒 華の鎖~大正艶恋異聞~』は、“色合い調整機能”を追加するためにアップデートを行う必要があります。
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