2016年4月9日(土)
『ドラゴンクエストヒーローズII』のシングル&マルチプレイを遊んだ感想は? PS Vita版の操作も判明
本日4月9日、都内某所にてPS4/PS3/PS Vita用ソフト『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』のプレミアム体験会が行われた。
本作は、歴代『DQ』シリーズのキャラクターたちが登場する『ドラゴンクエストヒーローズ』シリーズの最新作。『DQ』シリーズ30周年を記念したタイトルとして5月27日に発売される。
本稿では、体験会でプレイできたPS4版のシングルプレイとマルチプレイの感想をお届けする。
初登場のマリベルやハッサンの使い心地は?
まずは操作方法だが、前作『DQH』をプレイした方なら特に混乱せずにそのまま遊べる。基本操作は以下の通り。
【PS4版の基本操作】
左スティック:移動
右スティック:カメラ操作
R3ボタン:ロックオン/オフ
□ボタン:こうげき1
△ボタン:こうげき2
○ボタン:ひっさつ、長押しでテンションゲージをためる
×ボタン:ジャンプ
R1ボタン+□・△・○・×ボタン:呪文/特技
R2ボタン:みかわし
L1ボタン:カメラリセット、ぼうぎょ、空中受け身
L2ボタン:キャラクターチェンジ
タッチパッドボタン:マップ切り替え
OPTIONSボタン:カメラ設定などのメニュー
最初にプレイしたのはシングルプレイだ。パーティの構成は、ラゼル、テレシア、マリベル、ハッサンの4人となっていた。各キャラクターを簡単に説明しよう。
ラゼル(男主人公)とテレシア(女主人公)は使いやすい戦士型のキャラクターで、前作で例えるならば、アクト(男主人公)とメーア(女主人公)という感じ。前作はアクトが炎系のとくぎを、メーアが氷系のとくぎを使えたが、今作ではラゼルが氷系でテレシアが炎系を使える。
▲モンスターを凍らせる氷系のとくぎは強力。 |
▲テレシアの“炎転斬”は、移動しながら攻撃できるため非常に使い勝手がよい。 |
マリベルは『DQVII』のキャラであり、『DQH』シリーズには初登場となる。武器はブーメランで、“メラ”(ためでメラゾーマに強化可能)や“バーニングバード”などの呪文も使用できる。彼女は前作で例えると、ジュリエッタと似たような操作感だった。
□ボタンと△ボタンで投げたブーメランをキャッチすると、手の辺りが光るので、光ったタイミングで再度ボタンを入力すればコンボがつながっていく。
遠距離からの呪文に加えて、空中でうまくブーメランをキャッチして投げ続けられれば非常に楽に戦えると感じた。
そして、こちらも本作から初登場となる『DQVI』のハッサン。彼は非常に優秀なアタッカーだ。通常攻撃も軽くためることができ、ダメージもかなり高め。
前作に例えるならばアリーナだが、彼女が身軽でトリッキーな武闘家だとすれば、ハッサンはかなりパワー重視で一撃が重い武闘家だと言える。
R1+△ボタンで放てる“せいけん突き”は、△ボタン長押しで強化でき、ヒットすれば見事な演出が入る。ハッサン好きの方は必見だ。
■回復が重要に?
シングルプレイで体験できたのは、おにこんぼうを倒すという場面まで。前作もプレイ済みの筆者が感じたのは、以前よりも回復が重要になったかもということ。
R1+L2+十字ボタン↑で簡単にホイミなどの回復呪文が唱えられるようになったため、楽に戦えるようになった。アクションゲームが初めてという方にはうれしいし、得意という方は少し無茶ができるので、遊びの幅が広がるのではないだろうか。
シリーズ初となるマルチプレイを体験!
本作から搭載されるマルチプレイは、オンライン上で仲間とともに冒険ができるというもの。プラットフォームの制限もなく一緒に遊べるそうなので、どのハードで買っても安心だ。
マルチプレイは、ホストが立てた部屋へ集合する形となっている。時空の狭間と呼ばれるロビーに到着した後は、ルイーダさんに話しかけて好きなキャラで仲間とプレイ可能。
▲とってもキュートなリッカさんに話しかけてオンラインプレイを開始。 |
体験会では一部のキャラが選択でき、4人でのマルチプレイを行った。筆者は大好きな『DQIV』のキャラであるトルネコを選択。シングルプレイでは使えなかったので、かなり興奮気味でプレイ開始……ではなく、その前にやはり仲間への挨拶を忘れてはいけない。
▲ルイーダさんの美しさに見とれていると、キャラを選ぶのが遅れるので注意。 |
▲こちらが体験会のマルチプレイで選択できたキャラクターたち。 |
マルチプレイ時はL2ボタンを押すことで、定型文チャットができるのだ。これから一緒に冒険をする仲間にしっかりと挨拶をしておこう!
挨拶も終え、いざ冒険開始! 時空の迷宮と呼ばれる場所へ旅立つことになる。ここでは1ステージをクリアするごとに、旅の扉が出現し、次のステージに移動できる。
▲ラッキーフロアというステージもある模様。 |
▲メタルキング戦は本当に攻撃が当たらなくて少々焦った。 |
途中、危ない場面もありながら、いよいよ最終ステージに到着。待ち受けていたのは『DQVIII』などでもおなじみのデスプリーストさん。
毒や呪いなどの状態異常が強力で、小まめな回復や攻撃の回避に意識をとられ、かなり苦戦した。お恥ずかしながら、筆者は一度力尽きてしまったが、味方が世界樹の葉で復活してくれたのでひと安心。
マルチプレイ中は、力尽きた仲間の近くで○ボタンを押すと世界樹の葉を使って蘇生できる。また、時間経過による復活もあるそうだ。
戦いの中盤でヘルクラッシャーが出現した時には、本気でどうしようかと思ったが仲間の協力もあり、無事クリアできた。「おお、これが『DQHII』のマルチプレイか……!」と、一瞬だけ仕事を忘れて楽しんでしまった。
PS Vita版の操作やモンスターコインについての情報が公開
体験会の最後にはMCを女優の結さんが務め、スクウェア・エニックスの青海亮太さんとコーエーテクモゲームスの庄知彦さんが出演するステージイベントも行われた。
▲左から庄さん、青海さん、結さん。 |
最初のコーナーは、来場した一般のユーザーさんが強敵のウイングタイガーに挑戦するというもの。素早い突進や遠距離攻撃を持ち、バランスよく攻めてくるモンスターで、挑戦者の皆さんも一時は全滅寸前まで追い込まれたが、後半は動きを見切って勝利を収めた。
続いてのコーナーでは、モンスターコインについて紹介された。モンスターを倒すと、一定確率で入手できるモンスターコインを使用するとそのモンスターを仲間として呼び出せる。
というのが前作までのモンスターコインの効果だったが、本作からはモンスターに変身もできるのだ。ステージではキメラに変身した状態のプレイがお披露目となった。キメラは浮遊しているため、移動もスムーズで空中から繰り出す攻撃も強力だ。
また、モンスターへの変身は移動にも活用できるそうで、変身しないと移動が困難な場所があるとのこと。ちなみに、モンスターに変身しないと行けない場所はないそうだ。
最後は、来場者の質問に答えるコーナーが展開。1個目の質問は、“PS4/PS3と比べてPS Vitaはボタンが少ないけど、操作性は大丈夫なのか”というもの。これに対しては庄さんから回答があった。実際にPS Vita版の実機で解説が行われ、3種類の操作タイプがあることなどが語られた。
基本は画面右側をタッチすることでダッシュや回避、左側をタッチでキャラクターチェンジ、右下のマークを押すと敵をロックオンできるとのこと。
▲PS Vita版の画面。グラフィックも非常に綺麗だ。 |
2個目の質問は“ミナデインを使わせてほしい!”というもの。こちらに対しては、「発売後のアップデートで何とかできるように頑張ってみます」と庄さんからコメントがあった。もしかしたら、ミナデインが使えるようになるかも?
発売まで約1カ月! 早く『ドラゴンクエストヒーローズ』の世界に迷い込みたい
新たな登場キャラクターやマルチプレイの追加で、やり込み度も倍増した『ドラゴンクエストヒーローズII』。発売まで約1カ月と迫ってきたこともあり、“いよいよ”という気持ちも強くなってきた。早く『ドラゴンクエスト』の世界に迷いこみたい、そう思う体験会だった。
※画面は開発中のもの。
※画面はすべてPlayStation4版のもの。
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